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PAT MARTINO
BLUE NOTE TOKYO
2004.10.13 21:30 (2nd set)

Pat Martino : g
Joel Frahm : t.sax
John DiMartino : p
Mark Egan : b (5弦、フレット付)
Scott Robinson : ds

◆ 2月に引き続き、年内に2回も来日した Pat Martino 。初来日の時には、ひょっとして最初にして最後の来日かもしれないと思い2日間分見たのだが、幸いにも杞憂なのであった。この調子だと、来日回数はまだまだ増加しそうである。前回に続いて、編成はクインテット。前回と同じメンバーは、ドラムスの Scott Robinson のみ。目玉は、かつて Pat Metheny Group で重要メンバーであった、ベーシストの Mark Egan 。ベース・プレイは全体的には地味で堅実なものであったが、アンコールの "SUNNY" でのプレイでは、 Pat Metheny Group でのかつての強烈なドライブ感を蘇らせていた。テナー・サックスの Joel Frahm は知らないプレーヤーであったが、Martino の難曲にも対応出来る高いレベルの技術を持っていた。John DiMartino は、今まで Martino と共に来日したピアニストの中で最も地味であった。
◆ 演奏した "THE GREAT STREAM" と "SUNNY" は、"LIVE!" での名演で有名。非常に盛り上がったが、個人的には、過去の公演で目の当たりにしたので別の曲を聴きたかった、というのは贅沢だろうか。"THE GREAT STREAM" では Joel Frahm のプレイも強烈だった。"SUNNY" では、Martino が "LIVE!" での全くそのままのフレーズを連発。バラードの "BLUE IN GREEN" のソリストは Martino のみだったが、相変わらず素晴らしい。"EARTHLINGS" という早いテンポの難曲でも、Martino のプレイが冴えていた。Scott Robinson のドラミングはパワフルでテクニカルだが、このバンドにはフィットしている。Martino がいつまでこのレベルをキープ出来るかは分からないが、まだまだやって欲しいものである。

★ set list
◆ #1 (FAST)
◆ INPRESSIONS (Dm , BOSSA)
◆ EARTHLINGS
◆ BLUE IN GREEN
◆ #2 (SAMBA)
◆ CRESCENT
◆ THE GREAT STREAM
(EC)
◆ SUNNY
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(参考)
2004.10.11 set list
1st
DEAD CENTER
IMPRESSIONS
EARTHLINGS
BLUE IN GREEN
SAMADHI
S.K.J.
MAC TOUGH
PORTRAIT
2nd
TURNPIKE
MIDNIGHT VOYAGE
OLEO
CRESCENT
EL HOMBRE
THE PHINEAS TRANE
SUNNY