■#1■ (#1-MUSIC) ■#2■ ■HOME■
JAN MENU'S "Mulligan Moods"
featuring JESSE VAN RULLER
ヤン・メヌー "マリガン・ムード"
フィーチャリング・ジェシ・ヴァン・ルーラー
COTTON CLUB
2009.2.22 17:00 (1st set)
Jan Menu ヤン・メヌー : bs
Jesse Van Ruller ジェシ・ヴァン・ルーラー : g
Clemens van der Feen クレメンス・ヴァン・デル・フィーン : b
Joost van Schaik ユースト・ヴァン・シャイク : ds
◆ このところは毎年のように来日している Jesse Van Ruller 。今回は、バリトン・サックス奏者 Jan Menu のリーダー作、"Mulligan Moods" のレコーディング・メンバーによるツアー。Jan Menu はクールなサックスのサウンドで Gerry Mulligan の線を狙っていて、特にサウンド面でそれは成功していると言える。メカニカルでモダンなフレーズも交えていて、現代的な素晴らしいプレーヤーである。バリトン・サックスのリーダー・バンドはほとんど見る機会がないので、筆者にとっては貴重な経験であるとも言える。
◆ 今回は、Jesse Van Ruller のホーン奏者に対するバッキングというのを見る事が出来た。フロントのソフトな奏法に合わせているというのもあるだろうが、強烈にバリトンのフレーズに絡もうとはせず、ギターでトップのメロディーを作って2〜3音で軽くボイシングして浮遊させている感じ。センスで音の空間を埋めている。それにしても、相変わらず低音弦の使い方が本当にウマい。ギター・ソロになれば、Jesse Van Ruller の世界。
◆ 年季の入ったコントラバスを使っている Clemens van der Feen 、深みのある音で勝負している。アルコでのアドリブも素晴らしい。Joost van Schaik も素晴らしくスイングするドラマーだが、余りにも渋い2人のプレーヤーのバックで、ほんの少しだけ役不足のような気がした。
◆ このセットでは、My Fanny Valentine 以外は "Mulligan Moods" からの曲。各曲のソロも短くまとめられて、8曲を聴く事ができた。先日見た Chick Corea と John McLaughlin のバンドの合計4曲でアンコール無しのセットとはエラい違いだ・・・。
★ set list
◆ Festive Minor
◆ Night Lights
◆ Flash
◆ My Fanny Valentine
◆ Bernie's Tune
◆ Tell Me When
◆ Motel
(EC)
◆ Walkin' Shoes
■#1■ (#1-MUSIC) ■#2■ ■HOME■