SLAPCAT

Section: Maintenance Commands (8C)
Updated: 2004-01-22
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名前

slapcat - SLAPD データベースからの LDIF の生成

書式

/usr/local/sbin/slapcat [-v] [-c] [-d level] [-b suffix] [-n dbnum] [-f slapd.conf] [-l ldif-file]

説明

slapcat は、 slapd(8) データベースの内容を基に LDAP データ交換フォーマット(LDAP Directory Interchange Format: LDIF)の出力を生成するために使われます。 slapcat は、データベース番号あるいは接尾辞によって決まるデータベースをオープンし、対応する LDIF を標準入力あるいは指定のファイルに書き出します。

このツールで生成した LDIF は slapadd(8) で利用できるようになっています。この LDIF のエントリはデータベース内の順序で出力されており、上位エントリから先に出力されるわけではないので、整列しなければ ldapadd(1) でロードできません。

オプション

-v: 冗長モードにします。
-c: 継続(エラー無視)モードにします。
-d level: 指定のレベル level のデバッグメッセージを出力するようにします。
-b suffix: 生成する出力に対応するデータベース決定するための接尾辞 suffix を指定します。この -b オプションは -n オプションと一緒に使えません。
-n dbnum: 設定ファイルに定義されている dbnum 番目のデータベースから出力を生成します。この -n オプションは -b オプションと一緒に使えません。
-f slapd.conf: 代替の slapd.conf(5) ファイルを指定します。
-l ldif-file: LDIF を標準出力にではなく指定したファイルに書き出します。

制限

データベースの一貫性を保証したいのであれば、 slapcat を実行している間は slapd(8) の実行を中断してください。

使用例

SLAPD データベースのテキスト形式のバックアップを ldif というファイルに作成するには、次のようにコマンドを実行します。

        /usr/local/sbin/slapcat -l ldif

謝辞

OpenLDAP は OpenLDAP プロジェクト (http://www.openldap.org/) が開発/管理しています。 OpenLDAP はミシガン大学の LDAP 3.3 リリースより派生しました。

和訳

稲地稔 <inachi@kkd.biglobe.ne.jp>

SLAPCAT

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オプション

制限

使用例

関連項目

謝辞

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