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１５万円ポッキリ
高校３年の時、免許を取ってすぐ購入した車です。
金が無いので安い車を探していたのですが、友人のバイト先に
「セドリックを１５万で」という人がいると聞いて飛びつきました。
当時、何も収入が無い自分にとって１５万は大金です。
でも、中古車屋で買うと５０万位する車だったので無理して購入しました。
かなりお買い得だったと思う。
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走り屋デビュー
アホと思うかも知れないけど、この車で箱根を毎週のように走っていました。
走るといっても有名どころの峠じゃなくて、すごいマイナーな道なんだけどね。
もちろん、走り屋なんて走っていません。
そこはアップダウンが無いからパワーの無い車でも結構楽しめたのだよ。
もちろん、峠を走る為に４３０を買ったわけじゃないです。
そもそも免許を取ったばかりの頃は走り屋になろうなんて考えてもいなかった。
（そんな奴が４３０を買うわけ無いでしょ（＾＾？）
はじめのうちは走り屋のギャラリーをする為に箱根に毎週通っていたけど、
帰り道で仲間の車（スポーツカーではない）とふざけて競走しているうちに、
いつのまにか走るのを目的に箱根に通うようになってたんだよね。
その頃から４３０にはアルミホイール＆ハイグリップタイヤが付き、
さらにサス・ショック・ブレーキも強化品に交換されて、
立派な走り屋仕様（どう見てもヤンキー仕様だ・・・）に変身してました。
今考えると（当時も少し考えたケド）、こんな車でよくもまぁ毎週のように箱根を走ってたもんだ。
しかし、これがきっかけで車で峠を走る楽しみを知った訳だし、俺にとっては貴重な経験でした。
江ノ島でフィーバー（今でもやってるのかな？）
４３０で忘れられないのが、正月に江ノ島でフィーバー（死語）したこと。
大晦日の夜から、元旦の早朝にかけて、Ｒ１３４で暴走族が大騒ぎするんだけど、
歩道にはすごい数のギャラリーがいて、通りかかる全ての車に「吹かせ吹かせ」と手を振ってくる。
俺はと言うと、ギャラリーのリクエストに応えるべく、調子に乗って吹かしまくってた。（恥ずかしい・・・）
で、さらに調子に乗って「爆音にしよう」と、触媒を外すそうとしたらボルトは折るし、
トランクにビニールテープで「賀正」の字を書いてギャラリーに笑われたり、
今思い出すと恥ずかしいことをやっていたもんだ。
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ビンボー人はつらいっす
箱根で２回事故を起こした。
古い車だし車両保険にも入っていなかったので修理代に苦労しました。
解体屋でバンパーとフェンダーを買ってきて自分で交換したこともあったっけ。
あの頃はハングリーだった。
セロリ
故障と言えば、この４３０は買ったときからヒーターコアからラジエター液が漏れていて、
常に車内はラジエター液のにおいがしていた。
ある時、友人の○木が言った「これはセロリのにおいだ！この車をセロリックと呼ぼう」
・・・俺は悲しかった。
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逃げられない
それは地元の峠に友人のＳ１３シルビアと遊びに行ったときのこと。
その日、俺は友人が走っているのを車内からギャラリーしていました。
そして何回目かにＳ１３シルビアがギャラリーコーナーに現れた時でした、
カーブ出口でタイヤを滑らせたシルビアが、車体を大きく左右に振りながら、
だんだん自分の方に迫ってきたのだある。
俺は４３０の車内にいたので、突進してくるシルビアから逃げることが出来ない、
しかも俺が座っている運転席は道路に面しているし・・・（ＴoＴ
ぶ・ぶつかる！
衝撃と共に割れた窓ガラスが頭から降ってきた。
・・・オレは数秒間動けませんでした、本気で死ぬかと思ったもの（−−；；
その後すぐに気を取り直して、
何がどうなったのか外に出て確認しようとしたけど・・・
ドアが開きません。
しかたなく助手席のドアから出ました。
そこには無残な姿になったＳ１３シルビアと４３０が・・・（ＴoＴ
当たりどころが良かった
４３０は運転席側のドアとその後部座席のドアとの間が
大きくえぐられたように凹んでいた。（ここにシルビアがぶつかった）
また、ぶつかった衝撃で車が移動したらしく、
駐車位置の斜め後ろに立っていたはずのポールが
いつの間にか４３０のリアフェンダーにめり込んでいました。
ちなみに移動した距離はおよそ１ｍ！
くそ重たい４３０をサイドブレーキが効いた状態で１ｍ動かすとは・・・（＠＠；；
そうとうな力が加わったのでしょう、当たり所があと数１０センチずれていたら、
Ｓ１３シルビアは運転席に命中していた、ということを考えると恐ろしい。
この事故の後、俺は約１年の間、不運に見まわれることになります。