風鈴屋本舗









このサイトは素人が作ったものです。

という事でかなり滅茶苦茶です。

そこら辺は許してください。

いや、本当に。


『抱擁』へのリンク、ミスっておりました。
すいません。










ふと思ったことを書いてみた。


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とんとんとんと誰かが二階から降りてくる音が聞こえた。
誰かと思い祐一がそちらを見るとひょっこり出てきたのは真琴だった。
「どうしたんだ、漫画を読んでくるんじゃなかったのか?」
真琴は夕食の後にそう言って二階に上がっていったのを祐一は覚えていたので疑問に思い尋ねてみた。
「漫画は読み終わって暇なのよぅ」
「ん、そうか」
まぁ、真琴らしい理由だなどと思いながら祐一は真琴が座れるように少し左に寄る。
そして真琴は空いた場所に当然のように座った。
「あぅ、ニュースなんて見てるの?」
「まぁ、偶にはな」
真琴が言ったように祐一はそれまでニュースを見ていた。
具体的に言えばN○Kである。
「祐一がニュースを見るなんて明日は雪が降るわよぉ」
「何ふざけた事を言ってるんだ、お前は」
即座に真琴の頭を掴みヘッドロックをかます。
ただ、その顔は二人とも笑っていて傍から見ればじゃれ付いているようにしか見えない。
ふと祐一の動きが止まる。
それを怪訝に思った真琴は祐一を見る。
「どうかしたの?」
「ん……いや、さっきニュースでエキノコックスについて報道しててな」
「エキノコックス?」
聞きなれない名前に真琴は眉間にしわを寄せる。
だが、祐一はそれを無視して逆に真琴に問い掛けた。
「お前って狐だったよな?」
「違うわよぅ! 妖狐よぉ!」
「ああ、悪かった悪かった。でも……体は狐と同じだよな?」
「多分そうだと思うけど………」
いつもより真面目な祐一にあまり反抗せずに真琴は素直にそう答えた。
それを聞いた祐一は考え込む。
「それがどうしたのよぅ?」
「ん〜、エキノコックスってのは狐の寄生虫かなんからしいんだ」
「あぅ?」
いきなり話を戻され真琴ははてな顔である。
しかし、またもや祐一はそれを無視して話し続ける。
「で、エキノコックスに入り込まれた狐以外の動物は血を噴出して死ぬらしいんだ」
「あ、あぅ〜〜」
想像したらしく真琴の顔は真っ青だ。
「それで、だ。真琴、お前の体にエキノコックスは居ないよな?」
「あ、あぅ! そ、そんなの居るわけないわよぅ!」
「……けど、狐は大丈夫って言うし……よし! 俺が調べてやる!」
「あぅ?」
言うや否や祐一は立ち上がり真琴の体を抱きかかえた。
「秋子さん。ちょっと上が騒がしくなるかもしれないですけど良いですか?」
「了承」
いつもどうりの返事ににんまりと笑い、祐一は真琴はだきかかえたまま二階へとあがっていった。
「あ、あぅ〜〜〜」
そんな真琴の悲鳴を残しながら。


それから少しした後、二階から声が聞こえてきた。
『な、何するのよ、祐一!』
『だ、駄目ぇ!』
『こんな格好嫌ぁ!』
『ど、どこ触ってるのよ!』
『や! あぅ!』
『あ、あ、あぅ〜!』
『ら、らめぇ!』
『あぅぅぅぅ!』
聞こえ始めてから数十分経っただろうか?
ようやく真琴の声(悲鳴?)は聞こえなくなった。
そして下でそれを聞いていた秋子は声が聞こえた方向を向いたかと思うとこう呟いた。
「あらあら、祐一さんも真琴も元気ね」


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苦情は一切受け付けません(笑




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