ED1.5CC、直しました。

あの「油もれもれ事件」から3ヶ月あまり、やっと問題のリヤ回りを作りました!
 と言うわけで、樹脂製のためか歪みまくったあげくに燃料が漏れまくったバックプレートを作り直しました。材質は7075ジュラルミン。ずいぶんと高価な材料を仕入れたな・・・・ではなく、たまたま7075の切れ端があって、ちょうど良い寸法だったってだけの話。
 元々のパーツはスロットルの無いタイプなので、この際汎用型にしてどちらにでもコンバージョン出来るようにしておきました。
 ほんとうはディスクだけでもオリジナルを流用できれば助かったのですが、なんと軸は3.17mm!そのあたりの精度は命なのですが、同サイズのリーマなんて持っていませんから、結局全て作りなおしでした。
 しかし、寸法が小さい上に形状は複雑。旋盤とフライス盤で結構苦労しました。

 ディスクには軽量化の穴も開けておきましたが、軸受けを入れる関係上摩耗を考慮し、寸法はやや厚めにします。その軸にはステンレスのSUS303を加工し、頭はφ6、軸はφ3にしてあります。オリジナルはディスクに軸が圧入されたタイプなのですが、圧入って精度が出ませんからね。
 しかし、本体に組み付けてからよく見ると、どうも頑丈そう。ニードル付近が太いせいでしょうね、作り直そうかなあ。


(2007年2月6日)




 やっぱり作り直してしまいました。やることはたくさんあるのですが、どうも最近は機械加工に固執しているみたい。
 変更点はスロットルレバーとニードル回り。レバーは以前製作したものを曲げなおし、ニードルはラチェットストッパーの板バネ以外を新造となりました。ものが細かいくせに、さらに小型化したのですから、作業は結構たいへん。

(2007年2月8日)

 苦労した割には、スロットルの内径が大きすぎたみたい。フルスロットルでは回転が持続しませんね。また、燃料も吸っているのだかいないのだかって感じです。たまに元気になりますのでタイミングや諸機構には問題なさそうなのですが、分解して見直しですね。スロットルとニードルのサイズから確認です。


(2007年2月10日)


 なんか、よく考えたらディスクの吸気回りのクリアランスというか、縁取りがありませんので、圧もれはあるでしょうね。気密を前提にしないといけないのに、吸気面積しか頭になかったみたい。ハイネス09のせいかなあ?そうなると、ディスク以外全部作り直しじゃん!


(2007年2月11日)

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