まずは「オリバーカブ」!
有名な割にはあまりよく回らないらしい「オリバータイガー」の小型版です。中国のCSが、イングランドから型ごと版権を購入したそうで、したがってこのエンジンは「CSカブ」なんでしょうね。
同じイングランドのPAWエンジン同様全面排気のタイプですから、それらを全て覆う形式のマフラーが必要になります。
COXのそれのような「ヘッド回りを外してとも締めするタイプ」のマフラーでも良かったのですが、排気口の高さは約5mmしかありません。こうなると排気の通路は狭くなりますので、シリンダーフィンの下から1段までを覆うことにしました。
消音室側のマニホールドはフライス加工品ではありますが、内部の加工などは半分以上ヤスリがけになります。エンジン関連の逃げなどは大きくしすぎるとガタや排気漏れにつながります。結構慎重さが要求されますので、まあ、疲れましたわい。
膨張室はディーゼルなので小さめ。固定は自作スプリングで行っています。このため、完全な気密は得られませんが、ビス止めを考えると、非常にコンパクトでキュートです。
この構造形式はENYA10系用マフラーのパクリです。複雑な鋳物形状であったとしても、ていねいなヤスリがけで回避することができますので、お勧めの工法ですね。そうそう、ENYA10のシリンダーって結構細いから、いろいろ応用できそう。だれか、10マフラーで改造、やってみない?
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