ウエダ45も、「飢え駄」でしたあ!
「毒を食らわば皿まで」という文部科学省の推薦もありますから、ちょっと高額でしたがウエダ45を仕入れちゃいました。出どころはもちろんネットオークション。
昔、同エンジンを使用したという方は、「ちょっとダイブさせたらクランクシャフトが折れ飛んだ。」と言います。本当でしょうか。そういえばその方、以前も「キョウワ45」で同様のコメントを頂戴いたしましたね。
上写真右側が落札時のもの、左は当然リビルト後のものです。なにをやったかは以下の文をお読みください。
純正とおぼしきグロープラグは、なんとバー付きでした。しかもややえぐってありまして、結構な手間をかけています。
ピストン・シリンダーはラップ仕上げです。しかしピストンには切削仕上げ時のバイトの後がくっきり!精密測定しないとわからないほどの寸法差ではありますが、見ると不安になりますね。動かすとやたらしぶいです。「飢え駄!」
ウエダ45って、クランクシャフトのネジはM8!とーっても太いです。今なら90サイズでしょうか。ですので、左写真の中央のように、スピナーナットでスマートさをかもし出しています。たんなる「おしゃれ」なのですが、「飢え駄」とつき合うときは形から入ったりして遊ばないとイライラします。
で、今回の問題点の一つはこのクランクシャフト。直径はφ12.7mmのインチサイズで、特に細いってわけではございません。ドライブワッシャも「飢え駄らしからぬ」ていねいな造りで精度もまあまあ。しかし、肝心なところの平面は出ていないし吸気口は角張って加工されている始末。
でも油断は禁物。いままでつき合った4台のウエダエンジンには、全て反則技をかけられてきましたからね。用心用心。
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