ウエダ45,回るには回ったのですが・・・・やっぱり「飢え駄」か!?

期待通り?

 カニです。ガスケットは作り直したもので、シリンダーはOS49よろしくクランクケース下部まで到達していますので、どこから漏れているやら。でも、しばらくしたら泡は消えましたけどね。「そのうち消える」って方がこわいな。

特に目新しくもなく。

 前後2個入りのボールベアリングではありますが、前記のようにフロントボールベアリングのアウター固定がずさんなので、プロップは「嫌な方向」にカッタカッタ言います。こちらはウエダ09や19と同様ですね。この際、フロントボールベアリングはエポキシ付けにしてやります。
 今回、初お目見えは「スロットルのかったん」です。このエンジン、スロットルの固定には取り付け部の左右からビスで締め付けるのですが、このビスの先端は尖っており、ちょうどスロットルのシャンクにマークをつけます。しかもクランクケースの取り付け部内径がやや太いので、そのガタの範囲で首振り運動をいたします。実際使用して、大きな問題はありませんけどね。なんか、怖いな。


(2007年3月21日)

そう言えば・・・

 飛行結果をUPしていませんでしたね。去る09年9月のD−DAYで、初飛行してます。雨天の間隙をぬっての飛行でしたが、その時間天気は持ちこたえてくれました。

 機体は、60年代の雰囲気をモチーフにした「ハーバルノート」号。空飛ぶテストベンチですので、被覆はフィルムですが、一応まじめに造ってあります。タネを明かせば、タイのミニクラフトから来たサンプル品を改造した物でして。まあ、毎度のことながら、改造って言っても作り直した方が早いくらいの内容ですけどね。

 春のD−DAYは燃料系のトラブルのために初飛行を断念しましたが、今回はノントラブル。エンジンの慣らしも完璧?ですからね。

 なんか、遠目に見てもマフラー、でっかいです。

 手始動でOKとは「飢え駄」らしからぬ高性能。現上田専務に失礼かな。

 主翼面積36平方dmをあっさりと引き上げてくれます。スポーツマンクラスの演技なら、問題なくこなしてくれますね。60年代モチーフのくせに。

 定番の「やや濃いめ」のニードルで飛行しましたが、スローも吹け上がりも問題なし。もう少し小柄で軽量な低翼機に載せたら、スタントエンジンって言っても平気くらいに元気でした。でも、こうなると普通で「つまらない」ですね。

 昔のエンジンって、エンジンストールはもちろん、急にパワーダウンしたり息つきしたり。とにかく何が原因だか分からないような不調になることが多かったと記憶しています。燃料の質やプロップバランスにはじまり、燃料パイプに穴が開いていたってこともありましたね。こうなると一体だれの責任やら。

 そんな苦労をしてきたからこそ、現在様々な対処が分かるのかもしれません。まあ、いいか。

(2009年12月27日)