FUJI29です!

 名機「赤わし」の標準エンジンでしょうか、35かって気もしますけどね。発売元は富士物産。たしか流体容器やフタの製造メーカーになっているはずですが・・・・どうでも良いか。

 とにかくFUJIっていうエンジンは安価でしたから、新規購入時に候補にのぼることしばしば。しかしライフの短さやアンダーパワーのうわさが耐えず、結局ENYAとOSに後れをとることになります。

 この後にシニューレの35や40をリリースするのですが、その間隔が長かったような気がしますね。35クラスはOSのMAX−S35、最上級クラスはENYA45Sが定番だったころです。

 実はこのエンジン、むかし赤わしを製作した時の候補エンジンだったんです。赤わしって小さめだし、軽量に製作できれば問題は少ないと踏んだのです。当然、不調だった場合のバックアップとしてOSのMAX−S35を用意しておいたのですが、ここで問題発見。ニードルバルブの高さが3mmほども異なるので、タンク位置からエンジンの回転差がでてしまいます。現在なら燃料タンクなど脱着式ですから問題にもなりませんが、当時燃料タンクっていうものはしっかりと接着するものでした。

 そんなこんなでFUJI29計画は消えました。余談ですが、結局赤わしにはENYA35を載せたんでした。35クラスはOS−MAX−S35一色だったので、ちょっとひねくれましたか。

 写真のスロットルは、OSのMAX35−3型用です。入手したのはエンジン単体だったので、とりあえずつけてみました。その後純正品やニードルアッシーも入手できましたけどね。

 29〜35クラスのエンジンって、他にもたくさんあるので使い道を考えあぐねています。機体もRCなら高翼トレーナーかなあ。このクラスの機体、RCに少ないんですよ。すると、やっぱCLか。

 海外製やカスタムエンジンではないので、現代の燃料やプロップを使用してていねいに扱えば、おそらく好調だと思います。私にとっては、このエンジンに思い入れがあるのですから、機体は自設計でもかまいませんね。

 その前に、Bマフラーが振動で外れないよう合わせ面の加工をしなくっちゃ。

 でも、いったいいつになることやら。

(2009年3月7日)

続く