香港巴士鐵路旅遊協會 HONG KONG PUBLIC TRANSPORT TOURISM ASSOCIATION
お気に入りのバス路線へ トップページへ
お気に入りのバス路線 15
お気に入りのバス路線へ 山頂車站〜金鐘 〜(中環交易廣場)
乗車日:2006.4.17
記 者:[001]

香港の夜景2006.4.17 香港の夜景を見下ろすピーク(山頂)展望台へはピークトラムで登ってゆくのが普通だし、楽しい。昇りながら、高層ビルが徐々に下に行き首が痛くなるほど急坂が続く。

 でも、帰りはバスがいい。

1.急坂、急カーブの連続でジェットコースター気分が味わえる。
2.香港島南側の景色も楽しむことができる。木々の間から見える海も素敵です。
3.バスルートは香港島を南北に結ぶ峠道を通るので、かなり違った車窓風景が見られる。
4.往復は別の経路の方が面白い。

 このような理由で帰路はバス、が好きです。山頂発のバスは路線バスが15が中環、15Bが銅鑼湾の天后駅行き(このほか週末運行の315)。緑のミニバスが中環行きの1番。

 久しぶりのピーク眺望を楽しんで、映画「金枝玉葉(君さえいれば)」でレスリー・チャンがエリック・ツァンとが話し合っていたガラス張りのCafe Decoでビール。カールスバーグ1/2パイント、HK$29。高いけど展望費込み15番バスの急降下ならヨシ。隣のフランス人の呑み助がウルサイなぁ。

 バスはこのCafe Decoのあるピークギャレリアの南側1階。23時を過ぎているのに、バス便の心配がないのが香港のいいところ。15番かミニバスの早い方に乗ろうとターミナルに出て行ったら、大型二階建に乗りたくなり、15番のバス停で待つ。さすがに深夜だけあって乗客はまばら。当然二階最前列に陣取る。昔は窓ガラスガタついていたりして、最前列は結構危ない感じがしたものだが、今は昔の話。

 発車するとすぐにぐんぐんスピードアップ。ちょっと今日はスピードが速い気がする。山道だからバスがやっとすれ違える程度の狭い道で、木の枝がときどきバリバリバリッと前面窓と車体に当る音がする。はじめの内は緩いカーブの連続だったが、徐々に急カーブばかりとなる。しかも左右いずれかは、崖。ストン、と落ちてゆく空間を見ながら、高い二階席で急カーブを切ってゆくのは、どこか車体が浮いているような感じさえする。これは、かなり怖いピークへの交通図、15番バス。心臓の弱い人や、多少酔った人はバスはやめにしたほうがいいかもしれない。

 司徒拔道をかなり進むと、ハッピーバレーの谷間がかなり昇って狭くなったところに出る。ここを南に進めば黄泥涌峡の峠だ。1941年12月に日本軍が侵攻して英軍と激戦になったところでもある。このバスはここで左に急角度で曲がり湾仔に向かって降りて行く。ハッピーバレーの谷間に林立する高層住宅が段々高く見えるように、バスは急降下を続ける。そして、クイーンズロード(皇后大道)に出ると突如として香港の市街地を走る普通のバスのフリをして、セントラル見向かって疾走するのだった。私は金鐘で下車。20分ほどの目の回るような旅だった。




★2006.11.12にスターフェリー中環のりばが移転。それに伴い、15番バスの中環側始発場所も移転しました。上の路線図は移転を反映してあります。
写真上左:ビクトリアピークからの香港の夜景。何回見ても飽きない。
写真右下:15番バスはピークから急降下。
登りのピークトラム15Cバスもどうぞ

トップページへ お気に入りのバス路線へ 巴士 バスへ サイトマップへ  Links リンクへ

当協会ホームページの文章、データ、写真、地図、イラストなどすべての内容は当協会もしくは内容提供者の権利に帰属します。いかなる方法であっても無許可の転用、利用、引用を禁止します。 All parts of this website may NOT be reproduced in any form without written permission of HKPTA.
Copyright(C)Hong Kong Public Transport Tourism Association
香港巴士鐵路旅遊協會
All rights reserved. 版權所有