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旅のエッセイ |
赤いお札に、要注意!? [2005.2.26/002&012]
〜[002]&[012]から、みなさまに報告〜
2/25〜28の香港旅行、楽しく過ごしてきた002と012ですが、2日目に遭遇した変な事件を報告します。
夕食を佐敦の海鮮料理屋で済ませ、勘定は700ドルぐらいだったか……4人で食べていたので割り勘にして銘々が100ドル札を出したものをまとめ、伝票の上に載せて店の人に渡した。すると間もなく店員が戻ってきて、1枚の赤い札を私たちに差し出した。
「お客さん、これは使えませんよ……」
見るとそれは、100ドル札ではなく、毛沢東の顔が描かれた中国の100元札!形も色も100HK$にそっくりなのだ。
メンバーの中の、7年ぶりに香港に来た友人が「わーっ、どこかで釣り銭に交ぜられたのを気が付いてなかったのかなあ?俺かなあ?」と言ったため、「こんな事もあるんだねえ」と言いながら元札を引き取り、改めて100ドル札を1枚店員に渡しなおして勘定を終えた。この話がここで終われば、教訓は一つ。
「街で買い物をしてお釣りをもらったら、中国元が紛れ込んでいないか気を付けよう」。
でもこの話には続きがある。
さて海鮮料理を出て、もう少し飲もうと言うことで向かった次の店はナッツフォードテラスのバー。そこで勘定したとき、またも事件は起こった。
「お客さん、これは使えませんよ……」いったん金を預かって奥に入った店員が戻ってきて毛沢東を振りかざす。さっきの店の件がなければ、われわれは気が付かずに払ったかもしれないが、これはさすがにおかしい。裏ですり替えてる!
「そんなわけは絶対にない!一体どういうことだ!?」012のご亭主の怒りが爆発した。ちゃんと確かめて払っているのだ、絶対に中国元では払っていないぞ!と大クレームをつけたところ、「そこまで言うなら今回はあなたの言い分を信じよう」的な折れ方をして先方は引き下がった。変だ。自分が正しければ、香港人が金のことでこのように折れるなんて絶対ありえない。
これは一日の中で偶然に起こったことなのか、それともいま香港で日本人に対してこういう手口が「流行っている」のか。本当のところはわからないけど、取り急ぎ体験者から、会員の皆さんに忠告するとすれば、
●買い物のとき、100ドル札で釣銭をもらったら毛沢東がいないか確かめて。現在香港は新札と旧券が交じり合い、 100ドルも6種類の赤い札があるけど、香港ドルに毛沢東は、いません!それは中国元だから、店の人に言って取 り替えてもらう。
●飲食店の勘定で、テーブルで勘定書にお金をはさんで帳場に持っていかれるタイプの店では、渡す前に「全部香 港ドルであること」を確認する。割り勘でみんなが出したお札を急いでまとめて渡してしまうと確認を怠りがち になるので注意!2人以上で確認しておけば、なにか言われたときにも自信をもって言い返せる。
しかしこれ、わざとやってるとしても、かなり小銭しか稼げない騙しの手口。なんでこんなことしてるんだろう?
【写真のアップロードは少し後になります】
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