Saturday, November 4, 2000 update


ニホンヤモリさま捕獲!

●7/18 やもりほし〜、やもりどこだ〜、と一人で大騒ぎしていましたが、とうとう捕まえることが出来ました。人に捕まえてもらった物なので少し反則ですが、それはまあ良いとして、どのようにしてやろうかと思案中です。人を恐がってばたばた暴れるのでまず慣れて貰わないと駄目でしょう。写真は色が黒っぽく写って気味悪く見えますが、朝見たらほとんど肌色でかわいくなっていました。保護色で色が変わるようです。

●7/21 やもりがどんな餌を好むのかテスト中です。今のところ、いなごは食べました。こおろぎはまだ食べてくれません。住んでいた環境で好みがあるのかも知れません。飲み水が必要だということで、日本酒のおちょこに水を入れてやりました。大きな糞を一回しました。だいぶ慣れたのか落ち着いてきました。暇になったら木で家を作ってやろうと思っています。

●7/26 上の写真は、前回のが黒くて不気味だったので、もうすこしかわいく見えるように、肌色に変わったものを撮影しました。まだ木のおうちは出来ていなくて、プラスチックのケースに入れてあるので見栄えが悪く、切り抜きにしました。上に張り付いていた時の写真なので、角度的には違和感があるでしょうが、まあ良しとしましょう。
 うちのやもりは、どうもこおろぎは食べないようです。前回入れたこおろぎはまだやもりと一緒に暮らしていて、少し大きくなりました。こおろぎの餌は入れていないのに何を食って生きているのでしょうか。昨日、カゲロウを2匹入れたのですが、それは食べたのかいなくなっていました。思ったより、餌を必要としないようです。

ゲッコーハウス完成。

●8/7 昨日、ヤモリを屋外に放し飼いにするための巣箱を制作しました。形はBE-PALで紹介されていたものとほとんど同じなのですが、少しだけ大きくした事と観察のための扉を屋根に設けた所が違います。材質は本体が北山杉、屋根はウエスタンレッドシーダー、底はヒバです。ストックしている材料の端材ばかり使ったのでバラバラの樹種になってしまいました。ペイントはしていませんが、名前ぐらいは入れた方が面白いかなと思っています。所要時間は約1時間です。ヤモリは正面と側板の下部にある8mmの隙間から出入りします。作りはしたものの、うちの家は外灯付近に広い壁面が無いのでヤモリを入れてもどこかへ行ってしまいそうです。この巣箱が自分の家であるとヤモリに認識させる必要があります。
 現在のヤモリの状況ですが、最初の頃にくらべると好き嫌いせず色んな昆虫を食べるようになってきました。今までに食べた昆虫は、イナゴ、カゲロウ、トビケラ、正体不明の小さな蛾です。イナゴを除いて、全て夜外灯の下に集まってきた昆虫です。

野生のヤモリ

●8/23 飼育しているヤモリが初めて目の前で餌を食べました。好物のカゲロウを入れてやると、しばらくはじっと見つめながらうろうろしていましたが、舌をチョロチョロと出し入れして近づいたかと思うとぱくっとくわえました。そして口と舌を動かしながらさも旨そうに飲み込みました。虫の近くまではじわりじわりと気配を消して近づくようです。まるで私が虫の写真を撮るときのようでした(笑)。

 電柱のてっぺんにある外灯にヤモリがたかっているのを見つけました。残念なことに私が住んでいるまちではないのですが、ここだけで3匹いました。このそばの民家の網戸には8匹もたかっていました。人の気配ですぐ逃げるので素手で捕まえるのは不可能です。局所的にかたまっているようで、道に50mおきぐらいにある他の外灯や自動販売機にはいませんでした。場所によっては田舎にも結構いることを確認してほっとしました。そこで思いついたのが、例の巣箱をここに設置すれば勝手に住み着くやつが出てこないかということです。こんなにうじゃうじゃいるんだから、一匹ぐらい入ってくれそうな気がするのですが。

●11/4 さよならヤモリ。