台湾・陳澄波2014 後半

     1/24(金)  嘉義に寄り、嘉義市立博物館での陳澄波展
          6:00起床。パンとゼリーとコーヒーで手早く朝食をすませ、荷造り。
          8:00すぎにチェックアウト。難点もあったがなんといっても台南駅前でこのスペースで780元は格安。
          駅窓口で嘉義までの自強号チケット139元を購入。昨朝と同じ時間だ。
          列車はほとんど満員。台鉄は混むね。
          9:13嘉義着。行李房はなんと30元に値上がりしていた。(昨年は17元だった)それでも安い。タクシーで嘉義市立博物館へ。110元(初乗り100元)


嘉義市立博物館3Fの展示                       嘉義文化中心庭にある陳澄波像

          ここでも1Fと3Fで光影旅行者と題した展覧会が開催されていた。陳澄波ゆかりのイベントだ。
          といってもオリジナルの絵画があるわけではなく、模写やフィルムなどで構成されていた。まあこれはこれで楽しめるかも。写真撮影可がうれしい。


嘉義の町を描いた1930年以降の絵                               我的家庭


遺書と銃殺された時の着衣

          ここにも遺書が展示されていたが、新営のものとはちがった内容だった。シャツもあった・・・。
          絵の修復の様子を記録したものもあった。10:30くらいまでいた。
          隣りの文化中心の庭にある座像は澄波らしいポーズで、台座には〈我は油彩の化身〉と彫られている。ほんと澄波の絵は色がすてきなのだ。

          北門駅へ歩いてカメラにおさめる。なにやら前面は正月の準備なのか作業をしていた。
          少し歩いて新栄路315号の慶昇小館へ。
          炒飯40元、青菜茹で30元、蛤スープ30元で計100元のランチだ。蛤がとても美味。

          12:30陳澄波の旧居との看板がある蘭井街と国華街の交差点に来る。デザートでもと思ったが営業は13:30からとのこと。ちょっと待てない。
          前に行ったことのある甘味屋を探すが見つからない。暑さで頭がボーッとしてきた。
          駅へ引き返し、行李房でカートを受け出し、陸橋を渡って西口へ出た。
          13:20の嘉義客運バスで高鐵嘉義駅へ。バスはなぜか無料だった。
          窓口で台北までの普通車指定席1180元をクレカ購入。
          14:09嘉義発で15:36台北着。
          中山地下街の店でパジャマを購入。200元。
          MRTで雙連へ。駅上の公園で木登り猫さんたちと遭遇して和む。

          16:30ころ予約している緑峯大飯店へ。駅から徒歩5分強だ。
          シングルの予約だったが、7Fのダブルルーム。そう広くはないが必要なものは揃っている。シャワートイレで温便座がうれしい。
          TVはブラウン管だ。ポットやコンプリメントも揃っていた。


台北で3泊したホテル緑峯大飯店

          18:00すぎに外出。西へ15分くらい歩いて寧夏観光夜市へ。
          けっこうな人出で店の数も多い。馥陽鍋貼水餃専売店へ。焼き餃子50元と魚丸湯30元。ボリュームがある。
          日本人夫婦と同席し、旅行話に花が咲く。ネパールに8回とはすごいですね。インドの宿は安いとか、私にはちょっと手が出ません。

          19:00すぎに双連○仔湯に寄って、冷たい汁粉(きくらげや豆類)70元を食べた。

     1/25(土)  烏来へ日帰り
          私的冬の台北には珍しく快晴! 今日は烏来へ行ってみよう。
          7:15朝食へ。和食にする。セットされたトレイが運ばれてきた。白身魚の煮付けなどとても美味しかった。日本人ビジネス客が多いこと。

          9:00ころ外出。空港バスの下見をしたり、MRTで別方向へ行ったりで、新店に着いたのが10:00ころだ。
          駅構内のインフォメーションで烏来へのバスを聞くと、パンフレットに849番で15元と書いてくれた。親切。
          外は暑いくらいだ。20分くらい待ってバスが来た。
          車内は満員で烏来に着くまでずっと立ちっぱなしだった。ウネる山道をスピードを出して走る。還暦過ぎのおばさんにはキツい30分だった。


烏来

          コンビニで飲み物を買い、うろうろと烏来の観光開始。土曜日だし人出は多い。若い人から年配者まで。
          団体バスがすでに5台は駐車していた。
          老街の店を眺めながら覧勝橋を渡る。桜がきれいだ。色が紅っぽい種類、彼岸桜か。あちらこちらで咲いていた。


烏来老街

          階段を上がってトロッコ乗り場へ。片道50元。
          乗るのは5分くらいだが、けっこうスリルがあった。
          着いたあたりは川向うに白糸の滝がよく見える。逆光でカメラ撮影はもひとつかも。滝を眺めながらしばらく休憩。


トロッコに乗って白糸の滝へ

          12:00すぎに歩いて引き返す。シャツブラウス1枚でちょうどよい陽気だ、風が爽やかで気持ちがよい。
          道路脇に寝そべっている猫に遭遇。しばらく相手をする。どこから遊びに来たのだろう。
          
          12:30烏来老街へ。過猫という山草?が並んでいる店に入り昼食。
          竹筒飯70元と明日葉系菜と過猫とエビ・小魚のから揚げとビールで405元。観光地価格だな。

          吊り橋へ行ったり土産物屋を冷やかしたりし、14:00くらいのバスに乗り新店へ。MRTで雙連へもどり、猫たちと遊ぶ。みんなフレンドリーだね。
          16:00ホテルにもどりちょっと休憩。

          17:40出かける。
          昨日に引き続き、寧夏夜市へ。今日もまたすごい人人・・・。
          あまりおなかはすいていないので、とりあえず目に付いた甘記へ入り仙草ゼリーに豆などが乗ったデザート45元を食べた。とても美味しい。やっぱり仙草は好き。
          中央の屋台ストリートはとんでもない混みよう、でも入ってみる。
          広東粥が目に入ったので海鮮粥60元を頼んだ。イカ・エビ・タコなどが入り、トロトロで美味しかった。
          近くで青草茶20元も購入。ミントが効いてサッパリ味だ。

          19:30にはホテルにもどるという真面目な旅!

     1/26(日)  林安泰古厝と台北故事館と客家文化主題公園
          6:40起床。予報は曇りで15~18℃。
          7:30朝食へ。洋食にしてみた。まあふつうかな。

          9:00ころ外出。MRTで圓山下車。市立美術館へ向かうが、カン違いで陳澄波展は来月だった。失敗!
          うろうろ探し回り、10:30にようやく林安泰古厝にたどりついた。無料で見学できるのだが、立派なパンフレット(日本語)もあり、ありがたい。
          けっこう広くて趣のある建物や庭園、のんびり観光できた。11:40くらいまでいた。


台北 林安泰古厝 入口と全景


正丁(メインホール)内部


映月大池の向こうに雨前樓と随月閣                    右にある玉帯橋から眺める随月閣

          美術館横の台北故事館へ。イギリスチューダー様式の建物とのこと。50元。
          中では占い展をやっていて若い人でにぎわっていたが、関心が無いとちょっとな・・。家具などはなくて期待外れだった。庭はよかった。


台北故事館

          MRTで中山下車。ところがチェックしていた店は休みでガックリ。
          またMRTで西門下車。西へ歩いて康定路2号の正老牌魷魚平へ。
          ビーフンと40元イカスープ60元。とても美味しかった。相席も気にならない。みんなサッと食べてサッと去る感じ。

          MRTで忠孝復興下車、前に来たことのある鮮芋仙へ。
          鮮芋仙招聘55元は仙草シャーベットが下に入り、仙草ゼリーともとても美味。

          MRTで台電大樓下車。徒歩5分の客家文化主題公園へ。
          文化中心ひは客家についてのいろんな展示、風俗文化が興味深い。


台北 客家文化主題公園 文化センターの展示                           敬字亭

          外には棚田や橋が作られていて自然がいっぱいだ。なかなか落ち着ける場所だった。
          高い橋で古亭河渓公園へも通じている。サイクリングロードも併殺され、自転車を走らせる人たちも多かった。
          16:00すぎまでいた。


客家文化公園内                    生態用水路                    茶山水田


Hakka Cross-Dike Plat formからの眺め

          MRTで雙連へもどり、また猫たちと遊ぶ。
          エサやりのお姉さんも2人来ていた。スリスリしてくる白黒ちゃんはトモちゃんというそうだ。

          17:00すぎに圓環蚵仔煎へ。
          牡蠣オムレツ65元と蛤スープ65元。牡蠣がそうとうな数入っていて(30個以上あったか)、タレも美味だった。
          出るころには10人以上が並んでいた。
          焼き芋20元を買い、ホテルにもどった。


     1/27(月)  故宮博物院そして帰国
          今日は曇りっぽい雰囲気。
          6:00起床でコーヒーを飲む。7:15朝食へ。
          和食を頼むと、魚フライ、炒り卵、青菜のお浸しに味噌汁。ごはんは半分にしてもらう。けっこうなお味、さすがに日本人御用達のホテルだ。

          7:50チェックアウト。現金で1950元を3泊分支払う。
          空港へのバスについて聞いてみると、近くのアンバサダーH前からは30分にい1本だが、あまりあてにならない。台北駅からの国光バスがよいとのことだった。やっぱりね。
          50元をくずしてもらい、5元硬貨を手に入れる。カートは預かってもらった。
          MRTで士林下車。すぐに815番バスが来た。
          ところが3つ目くらいの停留所で他のバスと接触事故を起こし、停車したままだ。
          後からの紅30番に乗り込み、8:40ころ故宮博物院に着いた。なんともうすでにたくさんの団体が来ている。
          160元を支払い、リュックは預けて3Fへ。白菜や衝立まわりは次々とグループが入れ替わり、日本人の多いこと!
          以前にあった皇帝のおもちゃ箱の展示は無くてつまらない。
          303室で鼻煙壺文化特展があり、これはよかった。
          10:30には4Fの喫茶三希堂へ。冰紅茶80元と紅豆養生緑豆皇65元で休憩。11:00には故宮博物院を出る。


国立故宮博物院

          MRTで雙連下車し、ホテルでカートを受け取って、またMRTで台北駅へ。
          いつも台北では台北駅付近に宿泊するが、今回の雙連では毎日夜市で美食を楽しめたし、猫たちとも遊べた。緑峯大飯店は快適な楽々ステイでよかったと思う。
          国光バス125元で12:20ころ台北駅を出発し、13:00に桃園空港へ着いた。
          チェックインもすぐにでき、地下のフードコートの呉記台湾小吃で客家の定食150元のランチ。
          きしめんに茶碗蒸し、煮豚に酸っぱいお茶。満腹。

          手荷物検査と出国もすんなり通過し、免税店でキプリングのショルダー2380元を購入。

          JL822は15:50定刻離陸、混んでいた。すぐに食事が出た。チーズケーキが美味。白ワインも。
          少し揺れたが、19:20中部国際空港に着陸。
          7日間はあっという間だ。名古屋は寒い!!

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     旅行費用          121770円 (6泊7日∔前泊)

                   航空券 34000円 サーチャージその他6170円   計 50170円
                   名古屋で        前泊ホテル5480円を含み 10019円                                             現金は1元≒3.5円として計算

 宿泊費(6泊) 食費  交通費  観光  土産  行李房  計 
 28704円  8970円  12577円  1365円  9860円  105円  61581円

               通貨レートでの予想通りに従来よりは費用がかさんだ。でもまあ快適な旅をするにはこんなものだろう。
     ■ 航空会社
          ここ数年のの台湾行はJALばかり利用している。名古屋からはLCCがまだ就航していないので選択肢が少ないのだ。ダイヤもサービスも満足している。
     ■ ホテル

 宿泊地 ホテル名   泊数 形態  1泊の金額  予約  評価  感想 
 セントレア 東横イン中部国際空港   1泊 S朝食付      5480円   楽天  〇   前泊には最適
 台南  鉄道大飯店  3泊  W素泊まり   780元  2743円  Booking  〇  駅前で広い
 台北  緑峯大飯店  3泊  W朝食付  1950元  6825円  楽天  ◎  快適トイレに朝食も◎

          1か所に3泊でとてもゆとりのある滞在ができた。
          台南の鉄道大飯店は、ルームメイクなど一切なし、暗い浴室と難点もあったが、なんといっても23㎡というスペースで駅前でこの値段だ。許せる!  
          台北の緑峯大飯店は、広さと景観は臨めなかったが、完璧ルームメイクと朝食、トイレは満点だ。日本語も通じて心強い。
     ■ 交通
          高鉄を2回利用し、普通車指定席で、これで9000円ほどかかっている。あとはバスもタクシーも安い。
     ■ 食事
          7日間で8970円! 1日平均1281円というお安さ! 先月の某国とは大違いだ。
          台南はどの店もハズレがなく、美味しい旅ができた。
          台北でも毎夜、寧夏夜市に通い、牡蠣オムレツなど美食を楽しめた。大大満足!
     ■ 観光
          今回の台湾行きは陳澄波の絵が目的だったので、十分満足できた。オリジナル絵画の色彩を目にし、また彼の生涯も感じることができてよかった。          スケジュールへ          ホームへ