付録

東京での道草

せっかくなので、ベトナム旅行の前後に東京に立ち寄り、美術館を訪問した。

ベトナム旅行の前日は・・・・

9/14(水)新幹線で名古屋から東京へ。上野へ移動し京成上野駅のロッカーにカートを入れた。
とても暑い日だ。
山手線で渋谷に移動。
109右を通って東急方向へ。
Bunkamuraのモロー展はあまり点数が多くないので、1時間くらいで観賞終了。
再び、山手線で恵比寿に移動。暑くて頭がくらくらする。
ガーデンプレイスは初めて来たが、動く歩道も熱帯の温室状態。
ブラッサイ展はけっこうよかった。初めて見る写真家だったが、とても楽しめた。普段はパリのポンピドーセンターにあるようだ。


ギュスターヴ・モロー



9/14(水) 渋谷 Bunkamura


習作やデッサンが多かった。


「一角獣」は色といい構図といいGOOD! 

「旅する人」もよかった。詩人のメランコリックなポーズや、表情がいい。
詩人を見守るペガサスに励まされているように感じられた。ブルーぽい色がきれい。

「出現」はパリで見たときの方がショッキングだったかも。
 

ブラッサイ


9/14(水) 恵比寿 東京都写真美術館


すべてモノクロの写真。

1930年代のパリ。夜の風景など。
詩情あふれてなかなかよかった。

1932「ボンヌフ」は木のシルットが美しい。
1930「スージィーの館」の数枚は売春婦と客のやりとりなど、よく撮れたと思われる作品だ。
ラップ通りのダンスホール〈カトル・セゾン〉、アルベール一家のならず者など、とても興味深かった。
1932バードゥ・ラ・リェンヌの「宝石の女」は凄みがあった。目が怖いし、目の下の隈も人生を語っている。

1946「管理人」は和める。猫3匹と窓から通りを見るおばあさん。いいねー。

ベトナムから帰って・・・・・

9/22(木)京成モーニングライナーで成田から上野へ。山手線で東京駅へ。
東京駅のロッカーとは相性が悪く、もう少しのところで入らない。
ブリジストン美術館へは八重洲中央口から歩いても5分ちょっとくらいだ。カートを引いていく。
九州へ行った際に久留米に2度立ち寄り、2度とも特別展開催のため青木繁を見れなかったのだ。
ほんとに念願の再会なのです。

青木繁は美術の教科書で印象が強かったし、30年くらい前に同じブリジストン美術館で見ていた。
その後彼の一生について書かれた本などを読んだりで、是非再見したいと思っていた。

青木繁


9/22(木) 日本橋 ブリジストン美術館


30年ぶりに念願の青木繁の作品に会えた。

「自画像」なんか圧倒される絵だ。

「海の幸」は昔見たより色が明るく感じた。
当時にしては斬新な絵だったろう。

「わだつみのいろこの宮」この絵はボッティチェリを連想させる。色が美しい。

その他、青木繁の遺書が展示されていて、なんか切なくなった。でも、好きなように生きて幸せな人生だったのでは?

※ 入場料はなんと800円というチーププライス。
  丁寧な解説パンフも付いている。
  常設展も質が高い。
  絵葉書は50円という、ほんとにうれしい美術館です。
  大型のロッカーも完備(もちろん後でコインは返却される)


青木繁展を堪能した後、東名ハイウェイバスで名古屋へ向かった。







←ハノイ&サパへもどる                  
                              ホームページへもどる