2014年の夏は、やはり名古屋の酷暑を逃れて、ヨーロッパの山に滞在したい。
オーストリアのチロル地方とザルツカンマーグート、それにドロミテ(3回目)にねらいを定めた。
歩き方オーストリアを新調し、オーストリア国鉄のサイトで移動をざっくり検討する。
そして、まずは航空券の確保だ。
2月初めに、フィンランド航空で名古屋とミュンヘンの往復(ヘルシンキ経由)が58000円で出ていたので即購入。サーチャージや座席指定も含めると、総計で約125000円。7月ほぼ一か月だ。
スケジュールは、
名古屋→(ヘルシンキ)→ミュンヘン1泊→ザンクト・ギルゲン3泊→バート・イシュル3泊→オーバートラウン3泊→ツェル・アム・ゼー4泊→
コルヴァラ6泊→イェンバッハ1泊→ゼルデン3泊→ゼーフェルト2泊→ミュンヘン1泊→(ヘルシンキ)→名古屋 という27泊29日の旅。
オーストリアでは山と湖を訪ね、ドロミテでは昨年ガルデナ峠から垣間見たコルフォストやらコルヴァラあたりを散策したい。
次に、ホテルの予約。
いつものように、Bookingと楽天の予約サイトでてきとうなホテルを検討。バス(シャワー)付朝食付シングルで、35~60€。60€はイタくて、快適さを求めるにもこれが限度かも。2月上旬に予約完了。
図書館を利用して、オーストリアやチロルについて読書。
現地サイトなどで、ハイキングコース、リフトの情報、レストランなどを調べる。と、いつもの旅行までの行動パターンだ。
2014年が例年とちがうのは、4月から消費税が8%になること。で、3月中に旅行関係品を購入した。
トレッキングシューズはサロモンのミドルタイプを購入。ソックスと防水スプレーも買った。 3月末に金華山、4月に入り飯盛山(香嵐渓)や東谷山で花見がてら足慣らし。
薬、湿布、化粧品なども購入。
マダニのことが気になっていた。輸入ワクチンも考えたが(日本未承認)だし、リスクも不安。 5月末にスコーロンのトレッキングパンツを購入して、なんとか安心できるかな。
【交通チケット】
4月初めに、DBのサイトから2日目のミュンヘン→ザルツブルクのチケットを購入。2等で19€、座席指定が4.5€!で計23.5€だった。
4月末に、ÖBBのサイトから11日目のObertraun→Stainach-Irdning→Zell am Seeのチケット9€、指定が3€で計12€を購入。
6月に入って、DBのサイトから21日目のFortezza→Jenbachのチケット26.8€を購入。 5月末にドロミテのバス夏ダイヤがようやく表示された。毎度ながらのんびりしているわ。
〃 27日目のミュンヘンへのチケットはバイエルン・チケット23€として、購入した。
その他の移動は現地で決めようと思う。山歩き里歩きが主な旅なので、お天気次第になるから。
6月も下旬になり、具体的な旅行準備。某金券ショップでユーロを購入。1€は約141円だった。去年より厳しいレートだ。
手持ちと合わせると1000€以上になり、不足すれば現地でキャッシングだ。クレジットカードもあるし。
今回はほとんどが自然を楽しむ旅。資料のプリントがけっこう多くなった。衣類もフリースなどかさばり、キャリーカートが重くなりそう。リフトなしのホテルはきついかも。
最近の傾向としてシップや薬類も増えがち。
あまり無理をせずにのんびり山や湖を巡りたい。
※ 7/29(火)午前に無事に帰国。名古屋の気温と湿度にもうろうとする。
オーストリアはまるで梅雨時という印象だった。晴れの日は少なく、空はほとんどどんより状態。雨にもよく降られた。今回ほど傘が役だった旅もない。
一方ドロミテでは晴天続きで、山の眺望や軽いハイキングを楽しめた。
航空券など 124890円(航空券58000円、サーチャージ税金など63490円、座席指定3400円)
名古屋で 2402円 現金は1€≒140円で計算
宿泊費 | 交通費 | 食費 | 観光バス 船・鉄道 |
リフト | 観光 | 土産 | ロッカー | トイレ | チップ | 計 |
198305円 | 41518円 | 91599円 | 20274円 | 33745円 | 10816円 | 8330円 | 840円 | 770円 | 2142円 | 408339円 |
昨夏と同じ日数だが、4.5万円ばかり高くなった。1€につき10円ほどのレートの差が大きい。ホテル代やリフトの利用も多かったので、まあこんなものだろう。
ザルツカンマーグート地方では、リフトや入場料にシニア割引があり、1割程度だが、けっこうメリットがあった。
航空券 中部発ヘルシンキ経由のミュンヘン往復でダイヤは順調だった。サービスもまずまずよかったと思う。
往きは座席指定したにもかかわらず、別の席へ案内された。安全のためと協力したが、返金は?
ホテル
宿泊地 | ホテル名 | 泊数 | 形態 | 予約金額 | 市税 | 実払い金額 | 感想 |
Munchen | Winters | 1 | Sシャワー | 7200円 | 込 | 7200円 | 駅前 |
St.Gilgen | Pension Ferstl | 3 | Sバスタブ | 55€ | 1.6€ | 8007円 | 市税トラブル |
Bad Ischl | Stad Salzburg | 3 | S、Wシャワー | 60€ | 2€ | 8741円 | 停電トラブル |
Obertraun | Seehotel am Halstattersee | 3 | Sバスタブ | 48€ | 込 | 6739円 | 夕食可能 ゆとりの水回り リフトなし |
Zell am See | Gruner Baum | 4 | Sバスタブ | 59€ | 込 | 8386円 | 毎日タオル交換あり |
Corvara | Garni Ciasa de Munt | 6 | Wバスタブ | 50€(平日) 55€(週末) |
1€ | 7120円 7679円 |
自家製フルーツ漬 シャッター付窓 テラスに洗濯物を干せる |
Jenbach | Jenbacherhof | 1 | Sバスタブ | 59€ | 込 | 8234円 | 駅から徒歩12分 寝具に問題 |
Solden | Garni Maria Theresia | 3 | Sシャワー | 35€ | 1.3€ | 5116円 | コンパクト部屋 リフトなし |
Seefeld | Olympia&Harbs | 2 | Sシャワー | 44€ | 込 | 6160円 | ポプリなど個性的 リフトなし |
Munchen | Winters | 1 | Sシャワー | 7100円 | 込 | 7100円 | Wベッド |
1泊平均7345円。バス付朝食付シングルで予約したが、バスタブが付いたりスペースも広いホテルが多かった。全体的にはよかったと思う。
デポジット オースリアのホテル7軒中3軒はBookingでの予約の際にデポジットが必要と明記されていた。
1軒は4月に引き落とされ、1軒は6月に引き落としとバウチャー付メール連絡有り、1軒はデポジット無しだった。煩雑。
市税トラブルや停電トラブルもあったし、脂臭寝具のホテルもあったが、これも旅のうち。
食事
実質27日とすると、1日平均3393円となる。レストランは1日1回の利用で魚(湖や川)も食べる機会があり、味もよかった。
ほとんど山を巡る旅で、食材が限られるのは仕方がない。1か月近くだと飽きがきたかも。中華やケバブには行き当たらなかったし。
山小屋・ヒュッテは意外とメニューの種類があり、値段もそう高くなくて利用価値があると思った。
ハウスワインは飲みやすく、ビールもまあ手ごろだった。
クヌードル入り、パンケーキ入りのスープはどこもダシが効いて美味しかった。(ちょっと塩辛いが)
観光
全体的にオーストリアはまるで梅雨のような天気が続き、眺望が残念な山が多かった。
ドロミテは晴天に恵まれ、山や花を楽しむことができた。コルヴァラではマウンテンパス5日用(7日中)Mobilcard付を活用できた。69€だが、108.6€分使用した(リフト分で)。
ゼルデンではエッツタールカード3日用50€を使って、オーバーグルグルその他のリフトやバスを楽しめた。
チロルやドロミテは日本人中年層のリピーターが多い印象。3~6人のグループによく遭遇したが、ほとんどがシニア層だ。若い人は?
オーストリア各地でエリザベートの足跡に出会った。バート・イシュル、シュミッテンヘーエ、フランツ・ヨーゼフ・ヘーエ、ツェラー湖、ポッセンホーフェンなど。人気、人徳かな。
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