オーストリアとドロミテと 2014 11~14日目 ツェル・アム・ゼー滞在
7/11(金) ツェル・アム・ゼーへ移動
6:30起床で荷造り。今日はオーバートラウンからツェル・アム・ゼーへ移動だ。
8:00朝食へ。今朝もチャイニーズの一団でにぎやか。クルマに分乗してやってきているようで、若い人とくに女子が多い。
8:50チェックアウト。48€×3泊と夕食2日分が31.2€とまあまあ納得の値段だ。
オーバートラウンは駅や船着き場付近(自販機の飲み物はあった)に店が無く、ゼーカフェも休業日があり、不便かも。私はハルシュタットのスーパーを利用したが。
その分静かな滞在ができる。クルマがあれば問題はない。
カートを引いて駅へ。今朝も雲が垂れ込めている。
9:28のStainach-Irdnig行は数分遅れでやってきた。乗る人は私以外に2人。
のどかな車窓だ。右には山が見え、左には緑の草原、牛もいる。2hに1本のダイヤで乗降客はちらほら。10:15すぎにStainach-Irdning着。
きれいな無料トイレを借り、ホームにあるカフェで紅茶。2.3€。カップが大きくて普通の2.5倍くらいありそう。クッキーも付いた。通り雨。
11:37のチューリヒ行きECは10分遅れでやってきた。検札はプリント提示だけでよかった。
13:41に少し遅れてZell am See着。
カートを引いてメインストリートを歩く。観光客がたくさん。レストランも多くて(ホテル付属が主?)よさげな町だ。
徒歩5分で予約しているGruner Baum着。
ここはデポジット引き落とし済みで、そのバウチャーもメール送付してくれていた。残りもチェックイン時に支払ってしまおう。
部屋はガストホフ上の4F。森の中の雰囲気の落ちついたシングル、バスタブ付だった。ベッドは広く、収納や棚もたくさんあって、使いやすそうだ。
15:00ころ外出。ただ雲が多いし肌寒いので、街中と湖沿いを少し歩くだけだ。
教会にはフレスコ画が残っていた。英語の説明パンフ購入。
シュタット広場 教区教会 内部のフレスコ画
ラーツハウス(左)など魅力的な建物がたくさん
町には見とれる建物がいくつもあった。
ツェラー湖に出てグランドホテルの庭をうろついた。さすがにリッチな雰囲気だ。とても場違いな私。
ツェラー湖 グランドホテル ホテルの庭
またもどってラ-ツハウス近くのスーパーで水など購入。ポケットティッシュも買ったのだが、とても厚手でしっかりしている。
ホテルにもどり18:00再び外出。
すぐ近くのRistrante Giuseppeへ。(kirchgasse1)
赤ワイン2.3€、生ハムメロン8.9€、ムール貝10.9€に白ワイン2.3€。味はもひとつ。イタリアではないのでこんなものかも。
ゴッホ「夜のカフェテラス」模様のグリッシーニ0.5€もいただく。これは美味。
7/12(土) シュミッテンヘーエでハイキング
今朝も曇り空。
7:40朝食へ。ここは欧系客が多く年齢も様々だ。ホットものはスクランブルエッグとベーコンソテーがあり、セルフカットのパンが3種類、チーズハムは普通だが、4回飽きずに食べれそう。
8:50トレッキング仕様で出かける。
ポストプラッツのバス乗り場へ。シュミッテンヘーエバーン乗り場へ行く71番バスは乗客が多かった。
バスに乗っているうちに曇りから小雨になった。
ロープウェイ乗り場のチケット売り場で空を眺めてしばらく思案。上方には雲が・・・・・。
だが行くしかないとの判断に至る。ダッハシュタインの二の舞かもしれないが、エリザベート礼拝堂を見てくるだけでも良しとしよう。
シニア割引はないというので、ホテルのゲストカードを提示すると、24€が21.5€となった。
10:00のゴンドラには20人ほどの乗客。ガスがすぐに濃くなりツェラー湖は見えなくなった。
シュミッテンヘーエから
だが上でゴンドラを下りると、反対側はまだガスが少なくて、礼拝堂もはっきり見えるではないか。緑の山肌も美しい。氷河をいただく山も見える。
しばらくあたりをうろつき、礼拝堂の中に入った。エリザベートとフランツ・ヨーゼフの絵もあった。
エリザベート礼拝堂 黒衣の貴婦人て感じ
10:30Sisi Rundwegを歩き始める。
黄色い花その他の花がきれいだ。ぐるっと歩いて30分。歩きやすそうなブーツ(今でも十分ファッショナブル)の写真をパネルにしてあった。
Sisi Rundweg
すぐのHochzelleralmヒュッテでスープ3.6€で休憩。塩が強いけどビーフのダシがよく効いて美味。
またガスが流れてくる気配もするが、せっかく来たのだから68番を歩いてSonnkogelへ行こう。40分とある。
視界は10mという雰囲気で遠方はさっぱりだ。これは晴れていたら素晴らしいパノラマコースだと思われる。Hohenpromenade。
高山植物と木彫りのモニュメントが慰めだね。アルペンローゼは終わっているけど。
Hohenpromenade
12:25スキーリフトのSonnkogelbahnへ到着。
乗るのは10分間くらいだが、とちゅう雨が当たってきてあまり楽しくはない。徒歩で下山する年配者を見かけた。紫の花の群落がきれい。
Sonnenalmでこんどはゴンドラに乗ってロープウェイ乗り場にもどってきた。ここは晴れている。
山を見ながら逡巡する人たち・・・そりゃそうだ。山はガスに覆われているのだから。
13:10のバスでZell am See町中へもどった。大粒の雨が降り出した。
傘をさしてホテルのレセプションへ。明日のGlocknerbusの予約を入れてもらおうとしたが、電話が通じないようだ。土曜日だから?
13:30Steinerwirtのテント席で日替わり定食(シュパイゼハクセ)12.5€と赤ワインとエスプレッソで18.9€。
老舗ホテルのレストランだけあって、味もサービスもよかった。だが、ボリュームがありすぎて、肉は少し残した。
再びGruner Baumへ行き電話してもらうが、ダメのよう。明朝直接でも大丈夫だと思う、と言われた。
うーん、でもやっぱり気になる。今日中に予約を入れたい。
ダメモトでインフォメーションへ行った。ここでも先方に電話は通じなく、メールを打ってくれた。なんとかブッキング成功。よかった。
午後はのんびり遊覧船ででも、と湖畔エリアへ入ろうとするが、ゲートが作られていて6€の入場料がかかるという。
別の二か所も同様だった。お祭りかなにかイベントがあるようだ。
駅を通り越して湖沿いを歩くが、ベンチは満員だしいいかげん疲れてきた。
ホテルへもどろう。タオル交換が完璧だ。
7/13(日) グロックナーバスでフランツ・ヨーゼフ・ヘーエへ
昨夜は近所のディスコの振動が明け方まで響いた。
今日も曇り。7:35朝食へ。パンは軽め、カステラもいただいた。スイカが美味。
8:45外出。スポーツセンター前のバス停へ。
グロックナーバスはHPの写真にあった二階建てではなくて、普通の路線バスと変わらない仕様だった。
運転手に29€を払って乗り込んだ。乗客は15人くらいか。9:00発車。
途中の停留所で8人くらい乗車した。
9:30に有料道路のゲートをくぐるころには雨が降り始めていてせっかくの景色もサッパリ望めない。ガイドの人も乗って来たようで、時折なにやら説明があった。
フリースを着込んだ。
9:55Haus Alpine Naturschauに着き、ここでしばらく休憩なのだが、山の名前もぜんぜんわからない。
高山植物と十字架だけ鮮明。センター内を見学し、10:40再び出発。
Haus Alpine Naturschau
ヘアピンカーブが続き、山肌には白い雪が残っている。深い谷。雄大な風景だ。
自転車でがんばる人たちやバイクも多かった。
11:30フランツ・ヨーゼフ・ヘーエのパノラマレストラン前に着いた。2h30のフリータイム。
雨上がりのグロースグロックナーは上が見えない。パステルツェ氷河とJohannisbergの白さははっきりしている。
エレベーターで上に上がり人のいる方向へ行くと、マーモットがたくさんいて、エサをもらっていた。とても人慣れしている。
フランツ・ヨーゼフ・ヘーエ展望レストランへ上がり、右方向にマーモットがたくさん
パノラマヴェーク・カイザーシュタインを歩く。
すぐにカイザー・フランツ・ヨーゼフ・ハウスがあり、レストランの中を見学。エリザベートの乗馬姿、写真パネルがたくさんあった。見学者は無し。
カイザー・フランツ・ヨーゼフ・ハウス内部 夫妻は1856年に来訪
雨がパラつく中、フランツ・ヨーゼフ像をカメラにおさめて、スワロフスキー展望台へ。
上の階に上がって山を眺めるが、グロースグロックナーの雲はどうしても動かない。
左がグロースグロックナーらしいが、頂上は? Johannisbergとパステルツェ氷河
スワロフスキー展望台からの雄大な眺め フランツ・ヨーゼフ像
12:30にグレッチャーレストランでランチ。
セルフなのだが、ソーセージ&ラザニア(これが18€!!!)とビールが4.5€。多すぎて半分残した。
トイレで日本語を耳にし、ハイリゲンブルートから路線バスでやってきた3人女性だった。うち一人は3度目のグロックナーだというが、まだ一度もその全体像を見ていない、とのこと。
自然はやはり厳しいんだなあ。彼女たちはチロルが好み、という感じだった。
ガムスグルーベンヴェークのトンネルを歩き、4つ目手前で引き返した。時間切れ。ツアーバス利用の哀しさよ。
ビジターセンター前はさすがに観光客であふれかえっていた。なにやら催し物があるようだ。音楽がにぎやか、日曜だしね。
13:50土産物店を物色した。絵ハガキくらいかな。
14:00バスは出発。雄大な景色を左右に眺めて、14:30Fuscher Lackeで45分の休憩。
このあたりの景色もすばらしい。
緑の深い谷には牛が放牧され、崖の形も芸術的だ。池側の風景もよい。万年雪。
16:20ころZell am Seeスポーツセンターにもどってきた。
ガソリンスタンドのスーパーが日曜でも営業していたので、すかさず入って飲み物サンドイッチ果物を購入。
お天気はもひとつだったが、今日はフランツ・ヨーゼフ・ヘーエへ行けてよかった。
雄大な風景の一端でも体感できた。
7/14(月) 池一周とエリザベート号でツェラー湖遊覧
予報では曇りと雨。カプルン行きは中止だ。
7:40ゆっくり朝食をすませ、9:30外出。
トレッキング仕様でシティエクスプレスの乗り場へ。窓口は閉まっていてスポーツ店でチケットを買うようになっていた。
ゲストカードで1割引き、14.4€(16€のところ)。私が今日の初乗り人みたい。
シュミッテンヘーエ2000mあたりはガスがかかっているが、ミッテルステーション1400mくらいは大丈夫そうだ。9:48着。
CityXpressのロープウェイを上がって無名の池へ
10:00、53番の方向へ向かい、花の咲き乱れる草原を抜けて森に入り、とぎれて左の坂を上がると、そこに小さな池があった。
灌漑用の人工池みたいだ。お子様用のカッパ?の像などがある。休憩できる椅子やテーブルもある。
一周すると、ところどころに山の案内図があった。ツェラー湖は半分くらい見えるが山はガスがかかっている。
Schafelkopf2266mがなんとか見える。晴れていればグロースグロックナーやキッツシュタインホルンも見えるらしいが・・・・・。
長椅子に寝転んで11:00まで朝寝でのんびりした。
誰もいない池 ツェラー湖 カプルンの町
そろそろ上がってくる人が増え、ワンコの姿もあった。オーストリアではハスキーを時々見かけた。元気な子たち。
12時前にグランドホテル手前のVilla Crazy Daisyに入り、ビール1.9€と本日の定食8.5€とエスプレッソ2.2€で12.6€のランチだ。
ポタージュスープ、メインは平パスタにチキンときのこが乗っかっていて、なかなかイケた。パンも付いた。
サービスもきびきびしていて感じのよいレストランだった。
いったんホテルにもどってちょっと洗濯。
すぐに外出し、湖の船着き場へ。13:30のエリザベート号、これもゲストカードで10.8€。 (ツェラー湖遊覧船にはシュミッテンヘーエ号もあり、こちらの方が大きい)
エリザベート号はマホガニー材のテーブル&椅子、ステンレスの手すりなど、ウィーン様式とか。
エリザベート号でツェラー湖遊覧
天気も良くなり風が爽やかだ。緑が多い。と思っていたが、写真で見るととても雲が多い。
Zell am Seeの町まわりにはクレーンがたくさん立っていて、建設中のものが目に付いた。
50分ほどで船着き場へもどった。
湖畔のパネルにはエリザベートは、1885・8・7Zell am SeeのホテルKaiserin Elisabethに滞在。深夜にシュミッテンヘーエへ2h26で登頂した、とのこと。
当時は普通馬車で上るらしく、ガイドUllmann氏を伴ったとはいえ、徒歩で上るとは、ほんとうに健脚だ。当時47歳。
ツェラー湖のまわりを1hほどぶらぶらして、16:00ころホテルにもどった。
Zeller Kalvarienberg すぐベンチで休憩
18:00にホテルのレストランGruner Baumで夕食。赤ワイン4.6€、サラダ3.5€、グヤーシュ10.2€、アップルパイ(アイスクリーム付)3.9€で計22.2€だった。割安だと思う。
味やサービスもよかった。スタッフは民族衣装で雰囲気出てたわ。
今日も雲の多い一日だった。ツェル・アム・ゼーの池と湖でのんびりできてよかった。
Zell am Seeで4泊したホテルGruner Baum 毎日清潔なタオルを使用でき、快適だった