ドイツからイタリアへ2013 2~4日目 デュッセルドルフ滞在
6/26(水) ドルトムントとエッセンへ出かける
1:00、4:00と目が覚める。
6:40半地下の朝食室へ。広くて採光がデザインされ、感じのよい空間だ。内容はまあまあかな。野菜がないが、カマンベールが美味。
客層はいろいろで、観光、ビジネス、老いも若きもいる。
TVの天気予報によると、ドイツ全体に曇りが多い。デュッセルドルフもそうとう雲が厚い。
降らないだけマシ。で、今日のうちにドルトムントの薔薇園に行ってしまうことにした。ついではゾーストを予定していたが、エッセンのヴィラ・ヒューゲルに興味がわいて、そちらを選択。
8:40外出。気温が低い。涼しいというより寒い、たぶん10℃ちょっとくらいかな。厚手のジャケットの人も多い。
フィールドジャケットを着てしのぐが、フリースやセーターがほしい感じ。
駅前のインフォメーションは9:30からで、まだ閉まっていた。
券売機と格闘し、州チケットSchoner Tag Ticket NRW Singleをクレジットカードで購入。28.5€。この州は高い。
9:22のHamm行に乗る。通勤客で混雑している。
検札が来た時にドルトムントの地下鉄で州チケットが使用可か聞いてみた。OKとのこと。
10:15にドルトムント着。10:30くらいのU49で5つ目のWestfalenparkで下車。
徒歩数分でRuhralleeの入り口に着いた。3€を支払入園。もらったパンフレットの番号順に広い園内を巡る。
それぞれの薔薇のグループに説明板があるのだが、ドイツ語なのでさっぱりだ。まあ、薔薇そのものを楽しめばそれでよい。
終わっている薔薇もあった。あちこちで手入れをしている。こうして美しく保たれているのね。
薔薇はそれぞれに個性があるし、他の花も交えて植え方がデザインされている。
園内は広く鳥やリス、蜂もいっぱい飛んでいた。
30番のRosengarten im Kaiserhaim付近は圧巻の光景だった。華やか~!
1h以上いてまたU49でドルトムント中央駅へもどる。
レストランをさがすが、目を付けていた2軒に出会えず、妥協してカレーヴルストの店に入った。けっこうにぎわっている。
ヴルスト5€にビールが2.2€。美味しかった。
ドルトムント旧市街は平日だというのに人がいっぱい出ていた。広場では市がたっていた。
13:45のDBでエッセン下車。Sバーンのケルン行に乗りかえて、3つ目のEssen-Hugelで下車。14:28.。
10人くらいの年配女性たちもいっしょだ。
少し歩くと趣のあるチケット売り場があり、5€だった。
ヴィラ・ヒューゲルのチケット売り場とあたりの風景
坂道をのぼり塀に沿って少し行くと、Villa Hugelが現れた。ヴィスコンティ「地獄に堕ちた勇者ども」のモデルとなったクルップ一族の屋敷だ。
内部は写真も撮影も大丈夫で、なかなかすばらしい。
世紀末的な装飾、木彫りの重厚な広間、家族の肖像が掲げられている。
階段がこれまた凝った彫刻で飾られていた。
ここはいくつものガイドツアーが実施されていた。ドイツ語が多いように感じた。
庭は工事中で入れなく残念だった。
16:16のSバーンでデュッセルドルフへ。16:50着。
構内の店で飲み物とサラダを購入。
寒い中けっこう歩いて疲れた。到着翌日としてはハリキリすぎたかも。
6/27(木) デュッセルドルフ旧市街とクンストパラスト・ミュージアム
6:30起床。腰も痛いし風邪気味だし・・・。TVの予報はルール地方には雨雲が覆いかぶさり、10~15℃とのこと。昨日のうちに薔薇を見ておいてよかった。
今日はデュッセルドルフ市内でのんびりしよう。
9:20外出。雨は上がっているが雲が多くて不安定さにかわりはない。
インフォメーション隣の衣料雑貨店で黒のスパッツを購入。4.99€。寒さしのぎに間に合わせ。
インフォメーションでクンストパラストへの行き方を聞き、1日乗車券5.9€を購入。ヴッパータールはダメだがベンラートへは使えるとのこと。トラムのマップももらった。
地下鉄でハインリヒハイネアレーへ。旧市街をぶらぶらして時間をつぶす。
スペイン料理店かいわいは開店準備で忙しそう。活気のある町だ。
ラートハウスは趣のある大きな建物で、あたりには観光客がたくさん説明を聞いていた。
デュッセルドルフ旧市街
川沿いを北上して、なんとかクンストパラストミュージアムにたどりついた。11:17。5€払って入場。フラッシュなしで撮影可はうれしい。
クンストパラスト・ミュージアム スルバランの繊細な絵 アンゲリカ・カウフマン
ルーベンスの部屋にはスルバランの渋い修道士が光っていた。破れた布の描き方がすばらしい。
アンゲリカ・カウフマンの見たかった絵(青い服の肖像画)は展示されていなかった。が、別の絵も憂いがあってよかった。
隣にはベックリンの絵があったし、キルヒナーやモーターゾーンの一角・・・・・なかなか充実している。
1h30くらいいて出ようとしたら雨が降っていた。
小降りになったのを見計らって、トーンハレの駅に向かう。小学生の団体で混雑している。一駅乗り、ハイネで下車。
ラートハウス近くのユーリゲに入る。雰囲気のあるビアハウスだ。地元の人や観光客で人気。
ビール2杯と日替わりのグラーシュを頼んだ。アルトビアは飲みやすい。お肉も美味しくて完食。10.55€と値段も安い。
ユーリゲは一人でも落ち着ける老舗のビアーホール もちろんビールはウマい!
ベンラートをめざそうと701のトラムをつかまえたかったが、逆方向の電車しか出会えず、イェーガー城の停留所で降りたがイェーガー城がわからない。
結局逆701で終点まで行ってそのまま乗っていようとしたが、降ろされた。
ならばDBで行こうとホームでSバーンを待つが、ダイヤが乱れているのか30分も電車が来ない。そのうち行く気が失せてベンラート城は中止することにした。
ようやくやってきた電車で中央駅下車。
夕食用にプレッツェルや野菜のパイなどを買ってホテルにもどった。
6/28(金) アーヘンとボンとベンラートへ 駆け足観光
今朝も雨だ。いざベンラートと思ったがこれではなあ・・・。
当初の予定どおりにアーヘンとボンへ行くことにする。気温は11~16℃とのこと。
8:50外出。傘をさしている人もいる。
駅の券売機で州チケット28.5€を購入。
9:22のアーヘン行で10:45着。雨は降ったりやんだりだ。
地図のとおりに旧市街に向かい、大聖堂へ。迫力のある外観。
モザイクがきれいで大理石のアーチも美しい。さすがの世界遺産だわ。撮影料1€払うとカメラにOKの紙タグをつけてくれる。
内部はあまり広くなくて観光客で混雑していた。
アーヘン大聖堂
近くの宝物館へ。向かいのインフォメーションで5€のチケットを買った。
カール大帝の胸像は金ぴか、腕カバー?もピカピカだった。
大聖堂の宝物館
12:18の電車でケルン乗り換え、13:55にボン着。
まずは腹ごしらえ。ブラウハウスボンシュをさがして入店。14:30近くて客は引きつつある時間だが、一人客のためか扱いがぞんざいだ。
オーダーをなかなか取りに来ない。ボンシュは白ビールの感じでもひとつだった。
オリジナルのザワープラーテンは14.9€。トータル17.45€はきっちりお釣りももらい、サッサと店を後にした。
目的のベートーベンの家へ。観光客でにぎわっている。東洋系も多いわ。
ピアノが興味深い。補聴器が哀しいね。
西ドイツの首都だったボンは歴史的なみどころがあると思うが(美術館とか)今回はここだけだ。
ベートーベンの家
16:01の電車に乗る。とても混雑。なんとか座ることができたが、たくさんの人が立っていた。
16:53ベンラートで降りた。701のトラムで2駅乗り、17:00すぎにシュロス・ベンラートへ。
池越しにピンクの建物が可愛らしい。デュッセルドルフのインフォメーションのお兄さんのおススメだけある。
だが、中央棟の居室ツアーは17:00で終わっていた。残念。
庭、カナルのまわりを散歩する。時おり雨も降る。林も広がっているのだが、こんな空模様の日はちょっとおっかない。
ジョギングする人や散策の人はちらほらいた。
ベンラート城
18:06のトラムでデュッセルドルフ市内へもどる。701はやっぱり路線図どおりに走らない。Koningsalleeへ行きたかったが、手前のBerlineralleeの次であわてて降りた。
このまま乗っていくとまた昨日の二の舞、Rathまで行くハメになってしまう。
ガイドブックの地図を頼りに駅まで歩いた。そう距離はないが、知らない道は不安だ。
駅で食料を買い、19:30にホテルにもどった。
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