2006・5・16(火)〜18(木)
1日目 名古屋→長野 善光寺をふらふら
2日目 奥裾花自然園へ →別所温泉
3日目 塩田平、別所温泉観光 信濃国分寺でカバンの藤 長野→名古屋
鬼無里村 奥裾花自然園
旅日記
5/16(火)
名鉄バスセンター9:20発の長野行高速バスはけっこう混雑していた。
片道2000円のキャンペーン価格(2006年5月末まで)のためかも。
中央道は新緑が美しく、道路の両側に緑が迫っている。なかなかなごめる車窓だ。
駒ヶ根パーキングエリアで休憩し、予定より早く13:30長野駅に到着した。
ホテルにチェックインし、リュックを部屋に置いて14:00観光に出発!
長野といえば善光寺だ。
たぶん10年以上来ていないので、参道の両側は新しく建て替えられた店が目立った。
記憶にない北野文芸座 藤屋旅館は健在
仁王門に近づくにつれ、観光客の姿が増えてくる。
善光寺 仁王門
参道右手に気になる建物発見。世尊院釈迦堂。
どうもこういう金ぴかカラフルものに弱い
山門は工事中ですっぽりと覆いがかかっていた。
本堂前に出た。
善光寺本堂 さすがの国宝だ
明治時代に寄進された陶器の灯篭 香炉もでっかくてご利益ありそう
本堂に参拝した。
胎内めぐりは以前にもやったので省略した。
境内をうろつく。
本堂の東側
本堂の北側に行ってみると、
百姓一揆の犠牲者のための千人塚 苔や欠けた庇に年月を感じる
千人塚の石塔の佇まいはとても凄みがあった。
中央部分に彫られているのが犠牲者の名前だろうか?
赤く鋭い文字に感じられた。しばし眺める。
真田家の家臣たちの石塔もすさまじい感じだった。
数が多いので迫力がある。
大奥関係のモニュメントもあった。
さすがに善光寺は国宝というだけでなく、信仰を集める寺らしく史跡が多く多彩だ。
東から本堂を眺める
本堂からさらに東北部分の庭園には、ぼたんだか芍薬だかがきれいだった。
そして、道路を渡って城山公園へ。
東山魁夷美術館で絵画鑑賞。
なかなかスッキリした展示で、ゆっくり観賞できた。
京都の民家の壁や、べんがら壁を描いたスケッチは小品だが、趣があってよかった。
北欧の絵はブルーや緑の詩情あふれるロマンチックなもの。
唐招提寺関連の絵もあった。
東山魁夷の絵は”静寂”という形容詞がぴったりの風景画だ。
東山魁夷美術館
5/17(水)
今日は一日鬼無里村の奥裾花自然園で水芭蕉を見る予定。
天気予報は曇り、午後から雨のようだ。
2006月5月は風薫るというより、まるで梅雨時のような天候が続く。
往復3000円のチケットを購入し、奥裾花自然園入口行のバスに乗った。
シーズンだが平日のためか乗客は8人くらいだった。
1時間ほどで休憩し、渓谷沿いの道は絶景だった。
岩壁の断層も凄い。
鬼無里村は田植えの真っ最中で、作業する人がたくさん見かけられた。
手作業で植えている人もいた。活気のある村のようだ。
400円の入場料を払った。
観光センターの駐車場には観光バスの姿が多い。
10:25奥裾花自然園入口に到着。
ここからウォーキングを開始する。
湿原入口あたりは雪で地面がぐちゃぐちゃだ。
トレッキングシューズをはいてきて大正解だった。長靴の人もいる。(観光センターで借りれるようだ)
今池湿原を目にすると水芭蕉が姿が視界に入った。
まだ咲いていない部分もある。が、けっこう咲いている。
今池湿原の水芭蕉たち
今池湿原をぐるっと回って写真を撮った。
弁天島へも渡った。
弁天島
このあたりは奥裾花自然園のハイライトなのでカメラを構える人も多い。
野生の猿が遊んでいた
天候は曇りだが、山は雪を残して木立も凛凛しい。
今池から登ると道は雪だらけだ。
ロープは張ってあるものの、登ったり下ったりなので足元がおぼつかない。
この先こういうシャーベットロード この辺りが限界かも
11:20こうみ平湿原が見えたあたりで小休止。
こうみ平湿原は雪に覆われていて、水芭蕉はぜんぜん見えない。
また歩き出した。
シャーベットロードが続く。
風景も飽きてきた。
吉池への道標が見えたところで引き返すことにした。
先へ行きたいんだけどね・・・。
もう少し雪が融けていないと、先には進めないと思った。
また今池湿原にもどった。
12:00弁天島でランチにした。
水芭蕉をおかずにおにぎりを食した。
ひょうたん池
帰りは観光センターまで歩いた。
ネコヤナギの写真を撮った。
元池のほとりには山桜が1本、満開だった。
観光センターに着く頃には、雨がポツポツ降り始めた。
帰りのバスまで1時間くらいある。
売店が2つばかりあるが、なんとなく入りたくなかった。
キャンプ場の水場で雨宿りした。
バスは5分ほど遅れてきた。
乗客は10人以上いた。
また途中で5分休憩。
ダッシュでいろは堂へ。野菜ミックスのおやきを買い、キャラブキと蕗味噌なども購入した。
16:22長野駅に到着。
しなの鉄道に乗り、上田で下車。通勤通学で混雑していた。
上田17:36→別所温泉18:07。
雨だ。
歩いて別所温泉の某旅館へ。
5/18(木)
今日は曇り。
8:50に旅館をチェックアウトし、別所温泉駅のロッカーへ荷物を入れた。
9:15駅発のシャトルバスに乗り、9:29前山寺に到着。
100円の入山料を箱に入れる。
未完だという三重塔は完成しているように見えた。
終わりかけの藤も咲いている。
撮影者の多い寺だった。
東側から遊歩道へ降りて緑の道をウォーキング。
森林浴だ
塩田城跡の碑を眺め、龍光院を通り過ぎる。
塩田城跡の碑 花に囲まれた野仏
ため池の向こうからまた木々の中の道を進むと、塩野神社へ出た。
塩野神社は人影がなくて、霊気漂う感じだった。
塩野神社
明るい中善寺はすぐだった。
受付で100円を払って境内に入った。
茅葺の薬師堂はよい姿だ。
中善寺 薬師堂
庭もしつらえてあったので、ベンチで休んだ。
花も多い。
11:42のシャトルバスで別所温泉へもどった。
常楽寺は奥に石造多宝塔が苔むしていた。
大島屋の南から発掘された塔もたくさんあった。
常楽寺 石造多宝塔 大正時代に発見された
次に安楽寺へ。
ここには国宝の八角三重塔がある。
300円を支払って階段を昇った。下からの眺めもなかなかだ。
安楽寺 八角三重塔
どうも四重塔に見えるのだが・・・。
中国的雰囲気の塔だった。
黒門をぬけて、北向観音へ。
黒門 北向観音
石湯の隣りに大島館があった。
以前は大島屋という旅館だった
ここは大正時代に葛西善蔵が宿泊し、「不能者」などを執筆したところ。
今は食事どころになっている。六文銭そばを注文した。
大きなガラス張りの窓にはツツジのきれいな庭が広がっている。
大島屋の庭は大正時代のまま
店の人に聞くと、当時の建物はも少し道路側にあったようだ。
善蔵さんもこの庭の築山を歩いたのかしら?
大正8年(1919年)5月末〜9月初めまで滞在したらしい。
たぬきの短冊についても聞いてみた。
先日は上田の池波正太郎館へ貸し出したようだ。常時公開はしていない。
別所温泉駅13:51の電車で上田に14:21。
観光案内所でシティマップをもらった。わかりやすい地図だった。
上田城跡をざっと歩いた。
上田城跡も緑いっぱい
上田15:22→信濃国分寺15:26。
国分寺跡を通り抜けて、カバンの藤へ向かった。
このカバンの藤はすばらしかった。
たぶん満開状態。
見物人も多い。
風が吹くとゆらめき、なんとも風雅。
ぐるぐるまわりながらじっくり観賞した。
16:20の電車で長野駅へ向かった。17:05到着。
17:40の名古屋行高速バスに乗車。
わりとすいていた。60%くらいか。
定刻22:07の前に名鉄バスセンターに着いた。
あっというまの長野3DAYSだった。
旅行費用
交通費 | 高速バス 名古屋⇔長野 |
4000円 | 10070円 |
JR・路線バスetc | 6070円 | ||
宿泊費 | 2泊 | 11300円 | |
食費 | 4486円 | ||
観光費 | 1400円 | ||
ロッカー | 300円 | ||
みやげ | 580円 |