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最終更新日 2006.2.19    1.005 

弥生会計の紹介

弥生会計は開業以来、経理に使用している会計ソフトです。様々な会計ソフトがありますが、初心者でも使い易く、
個人治療院から何件かの治療院を持つ規模の大きい法人(会社)組織まで、対応できるソフトとしてお薦めします。


やよいの青色申告は、個人経営の針灸治療院向け(治療院向け専用ソフトではありません)で、青色・白色申告に
対応しています。規模の大きい治療院には向きませんが、価格が安く、弥生会計スタンダード版にデータを引き継ぐ
ことが出来るため、初めて会計ソフトを使う方に良いと思います。(何年も前の古いデータは直接引き継ぐことは、
難しいかも知れません)

弥生会計スタンダード版は個人経営の針灸治療院から、規模の大きい法人(会社)組織まで使うことができます。
青色・白色申告にも対応しています。旧バージョンのデータを引き継ぐことができる(直接引き継ぐことが出来るのは
2003版以降です。)ので、毎年買い直す必要はあまりありません。千秋針灸院で使っているバージョンです。
今年は買い換える予定ですが、PCの環境変化(OSとか)により、あまりに古くなるとデータが引き継げなくなる
可能性もあるので注意が必要です。会計ソフトは便利ですが歴史は浅いので、こうした問題は付きものですね。

弥生会計プロ版は、スタンダード版にデータ解析等が付いたものです。針灸治療院では特に必要は無いでしょう。

↓下のリンクから製品情報や、体験版などのダウンロード(事業所の登録等が必要になります)もできますし、
登録するとソフトを市価より安く購入できます。購入前相談も可能です。(私も古いデータの引継ぎを相談しました。) 

弥生会計の会社は、現在お騒がせ中のライブドア傘下にあります。お薦めするにはやや勇気が要りますが、弥生会計自体はこの分野で最も
定評のあるソフトであり、千秋針灸院でも企業買収される以前から採用し、私自身も扱い易く感じていることからお薦めしているものです。

DKシステムの紹介

日本鍼灸師会が開発・販売したレセプト対応電子カルテ(以下DKシステム)を入手しましたので、実際に使えるか
という点からレポートしてみます。なお、今後のバージョンアップで現在の機能他は改良される可能性があります。

V.1.62では、かなり安定感が増しています。ただ相変わらず住所が全角20文字を超えていると、エラーが出て
ソフトが落ちたり、施術日を入力しないと印刷やデータ更新が出来ない等、使い辛い部分は残っています。
個人的には、あと一歩という感想です。今後は特定地域専用バージョンや、インターフェイスを変えたバージョンも
出てくるそうなので期待しています。
 2006.2.19

これまでレセコンの使用は見送ってきましたが、今回一年ぶりに最新のV.1.4を送っていただいたので、早速
使ってみました。私としてもこれで使えなければ、当分手書きを覚悟ということで背水の陣(笑)です。

使用システムは、自作でCPU650MHz、メモリーは384M、OSはWin2000、プリンターはHP製PSC2450です。

相変わらず師会で頒布されている用紙は使えませんが、先に白紙にプリンターで用紙を印刷、患者さんから
サインと印鑑をいただいた後、必要項目を再び印刷という使い方では、V.1.0と比較して精度は高くなりました。
この部分は変わっていないという話でしたが、私の環境でV.1.0はこうした使い方ができなかったので、精度も
どこかの部分で改善されたのでしょう。推奨プリンターのエプソン製なら、より問題は少なくなるものと思います。

使い勝手の自由度については大きな変更はありませんが、基本的にレセコンを使って保険請求を行うように
なれば、使い勝手の自由度は問題にならないようです。つまり慣れることが大切ということです。マニュアルも
かなり立派なものになりましたので、じっくり読みながら使ってみましょう。

改善点については施術録の印刷に対応したことや、各種の修正が加えられていることで、V.1.0で「おやっ」と
思ったことがきっちりと修正されており、今回のバージョンから業務用として使える安心感(失礼 !!)が出てきた
感じがします。私としても徐々に手書きからレセコンに切り替えていく予定です。
 2005.8.17

2004.7.25

今回はV.1.0のレポートです。

使用システムは、自作でCPU500MHz、メモリーは256M、OSはWin2000、プリンターはHP製PSC2450です。

インストールはスムーズに進みます。インストール後に最初の起動で付属の随分長いキーを入力します。
なおキーの有効期限は1年間ということです。

初期設定の入力を済ますと、各患者さんの電子カルテの管理画面で必要項目を入力していきます。
付属のマニュアルを読めば誰でもレセコンとして利用できる段階まで進むことが出来ます。

ここまでは順調に進むのですが、問題はやはり印刷にありました。まず、各師会で頒布されている用紙は
規格が微妙に異なり、まず使えないと思ってよいでしょう。師会の用紙に患者さんから印鑑をいただいて
必要項目を印刷といった使い方はできないということです。多くの部分で印刷のズレが出てしまいました。

そこで、先に白紙にプリンターで用紙を印刷、患者さんから印鑑をいただいた後、必要項目を再び印刷という
使い方も試しました。この場合は各行の規格が合っている為、比較的まともな印刷が可能でした。ただし、
それでも印字がはみ出したり、別の枠に飛び出してしまったりと、正確に印字するのはかなりの困難が
伴います。うまくいくのは数枚に1枚程度です。推奨プリンターのエプソン製ならもう少し良好かもしれません。

一番確実なのは、先に白紙に鉛筆等で印鑑とサインをいただく場所にチェックを入れておき、印鑑等を
いただいた後で、一気に印刷することでしょう。この方法が一番失敗が少なくなります。現在の私の環境では
これ以外の方法は使えないと思えます。

また思った以上に使いにくかったことは、例えば患者さんの住所、氏名のみ、とかの印刷しておきたい部分
のみを印刷することが出来ないことです。私は毎月先に書類の定型部分(毎月不変の部分)を記入しておいて
月の最後に毎月の請求額や受診日を記入する方法を取っていたのですが、これが使えません。もう少し
自由度が高ければと思いました。

結論から言えば、ソフトは買ってしまったものの、私的には実用的ではありませんでした。当面手書きの
レセプトを継続することになります。今後バージョンアップして私に合った使い方が可能になれば、導入する
つもりです。このレセコンは試用が出来ない為、導入を考えられている方はよく考えた方がよさそうです。

DKシステムに自分の保険請求のやり方を合わせるということであれば、導入する価値はあると思います。

日本鍼灸師会HP http://www.harikyu.or.jp/