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2003版

最終更新日 2003.10.27          ホークス応援ページ2000-2001

☆日本シリーズ第7戦 ダイエー 6×−2 阪神 で日本一へ !!  03.10.27

☆日本シリーズ第6戦 ダイエー 5×−1 阪神 と完勝 !!  03.10.26

日本シリーズ第5戦 ダイエー 2−3 阪神 と完敗 !!  03.10.24

日本シリーズ第4戦 ダイエー 5−6× 阪神 とサヨナラ負け !!  03.10.23

☆日本シリーズ第3戦 ダイエー 1−2× 阪神 と惜敗 !!  03.10.22

☆雨で順延、先発投手の登板日に変更  03.10.21

日本シリーズ第2戦 ダイエー 13-0 阪神 と圧勝 !!  03.10.19

☆日本シリーズ第1戦 ダイエー 5×-4 阪神 とサヨナラ勝ち!! 03.10.18

☆故障選手の復帰と最新情報より 03.10.16

☆日本シリーズでの両チームの攻略法 03.10.10

☆日本シリーズに向けて恒例の戦力分析 03.10.7

日本シリーズ第7戦 ダイエー 6×−2 阪神 で日本一へ !! 03.10.27

本当に最後になった第7戦は、ダイエー和田、阪神は大方の予想と異なり、勝てる可能性の高いムーアの
先発でした。昨日の話でダイエーはリードを許したら終わりという中で、和田が初回の無死1・2塁を無失点に
抑えた後、その裏に松中がタイムリー2塁打を放って先制点をあげたところで流れに乗れました。途中関本、
広沢と一発を食らいましたが、この緊張感の中で完投勝ちした和田投手は素晴らしいですね。
ダイエーの4年ぶりの日本一で、「内弁慶シリーズ」は完結しました。

ダイエーはMVPの杉内の他、和田、川崎ら新しい選手が大活躍したシリーズでした。このシリーズで大きく
成長して、来年以降も大活躍できると思います。特に私は第5戦に負傷した川崎が、シーズン終盤にプレッ
シャーのかかる試合で不振だったのが、負傷後の6戦、7戦で力を出せたのは大きな収穫です。
今年のダイエーは主砲小久保をはじめ、投手でも田之上、星野ら昨年までの主力投手が皆、怪我で活躍
できませんでした。来年は彼らも加わって、本当にプロ野球史上最強のチームができそうで楽しみです。

阪神はシリーズ前の勇退報道で揺れましたが、甲子園では無類の強さでした。選手に力もある上、ファンの
後押しもあり、本当に強いチームでした。ベテランと若手のバランスが取れていて、来年以降も井川、安藤、
吉野、赤星、藤本ら若手は力を付けてきそうです。また今年の阪神のリリーフ陣の充実は、来期ダイエーも
見習って欲しいと思います。阪神は監督は替わっても来年もシリーズで会えそうな気がしています。

7試合通して観て、本当に素晴らしい日本シリーズでした。両チーム共に投球、打撃、走塁、守備の全てで
ハイレベルな試合を見せてくれました。きっと来年もまた、最高の試合を見せてくれると思います。
両チームの選手の皆様お疲れ様、激闘の疲れや怪我を癒して下さい。そしてありがとう。   それではまた。

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日本シリーズ第6戦 ダイエー 5×−1 阪神 と完勝 !! 03.10.26

後が無いダイエーは第2戦好投の杉内が再び好投。檜山のHRによる1点に抑え、岡本も鬼気迫る投球で
阪神打線を抑え込みました。打線も井口の先制2ラン、中押し、バルデスのソロHRでダメ押しと、シーズン
中と同じ典型的な勝ちパターンで、シリーズを3勝3敗のタイとしました。甲子園の3連敗が嘘のような勝ち方
でした。今年は他HPで書いていた人がいましたが「内弁慶シリーズ」ですね。最後まで行ってしまいましょう。

川崎のプレーは凄かったです。ヘッドスライディングに2盗塁、試合で仕返しできたのは見事と思います。
ダイエーは和田を出さずに勝てたことが明日の試合で重みを持ちます。中4日なので前回に近い投球の
期待が持てます。甲子園で抑えられた井口にHRが出たこと、川崎のファイト溢れるプレーが明日に繋がる
ことに期待しましょう。それにしても福岡ドームは最高です。

阪神は星野監督がちょっと伊良部への温情先発が裏目でした。中3日でもムーアなら今日の様な負け方は
しなかったはずです。檜山に当たりは出ましたが、打線は杉内・岡本に分断されて押さえ込まれました。
守りのミスも出たりと甲子園との違いに戸惑っているようにも見えました。明日は井川-ムーア-リリーフ陣の
豪華リレーになると思います。先制点を奪って必勝リレーに持ち込みたいところです。

オマケ
私のシリーズで一度打ち込まれた投手は通用しない説で見た投手陣の状態です。
◎は次回登板も脅威、○は次回も安心して観れる、△は掴まった為不安有り、×は通用しない投手です。
ダイエー 吉田×、新垣×、ナイト×、渡辺×、斉藤△、篠原○、佐藤○、杉内◎、和田◎、岡本◎
阪神 伊良部×、金沢×、井川×、リガン△、安藤△、石毛△、下柳○、福原○、吉野◎、ムーア◎、
    ウィリアムス◎ 

18日 第1戦 井川 ×斉藤       ●阪神 4-5  ○ダイエー
19日 第2戦 伊良部×杉内       ●阪神 0-13 ○ダイエー
20日 移動日
21日 雨で順延 1日繰り延べ
22日 第3戦
 ムーア×和田       ○阪神 2-1  ●ダイエー
23日 第4戦 井川×ナイト        ○阪神 6-5  ●ダイエー
24日 第5戦 下柳×斉藤        ○阪神 3-2  ●ダイエー
25日 移動日
26日 第6戦
 伊良部×杉内       ●阪神 1-5   ○ダイエー
27日 第7戦 井川〔6〕かムーア〔7〕×和田〔7〕  リリーフ 阪神〔8〕×ダイエー〔6〕

打撃については総合評価は阪神〔9〕、ダイエー〔10〕です。
阪神は第7戦井川としました。中3日なので評価はかなり厳しくなっています。
阪神のリリーフはムーアが温存されている為、評価を上げています。
また、先発が中4日で投げる場合とリリーフ陣の連投については評価を下げています。

何を言っても明日が最後です。両チームともに先制点を奪って、全投手で守り切れば勝ちです。恐らく
1点を争う、シリーズ史上稀な豪華リレーになると予測します。打撃は完全にダイエーが上、先発は
前回2試合共に打たれた中3日の井川よりは、中4日で打たれていない和田の方に安定感があります。
リリーフはムーアとリリーフ陣を休ませてある阪神がかなり有利です。ダイエーは絶対に先制すること。
一度でもリードを許すと負けです。阪神も意表をついてムーア先発の方が勝利確率は高いと思います。

明日どちらが勝つにしても、こんな最高のシリーズが観れることに感謝したいと思っています。選手の全力
プレーは、こんなにも素晴らしい試合になるんですね。そして結果としてダイエーが勝てたら文句なしです。

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日本シリーズ第5戦 ダイエー 2−3 阪神 と完敗 !! 03.10.24

ダイエーはエースの斉藤を立てて第5戦を必勝で臨み、一時はバルデスの2ランHRでリードしましたが
逆転され、阪神のリリーフ陣に押さえ込まれました。今日の試合が初めて完敗したという感じです。
下柳を早い回で攻略できなかった時点で、今日は阪神の勝ちパターンでした。当たっていた打撃陣も
元気無く、リガン、安藤を立ち直らせてしまいました。異常な雰囲気の甲子園から福岡に戻って、
力を出して欲しいですね。

8回の阪神秀太のフォースプレイで川崎に体当たりは退場に値する危険行為と思われます。ラジオNHK
解説の武田も「プロとして恥かしいプレー」、「こんなにいいゲームなのに。見ていて気分が悪くなった」と
話していました。今日はあのプレーが無くても阪神の勝ちでしたが、試合がつまらなくなってしまいました。
あのプレーの後、篠原、岡本が抑えきったことが救いでしたが...。川崎は大丈夫かな。〔軽い脳しんとう
だったそうです〕

ダイエーは斉藤で勝てる計算が狂ってしまいました。一昨日打たれた篠原が復活したのは救いです。
打撃陣は調子が落ちてきている上、川崎の回復が気がかりですが、移動日で休んで本拠地に戻って
気分一新したいところです。第6戦は前回好投の杉内でなんとか3勝3敗に持ち込みたいところ。
倒れた川崎のためにも投手陣、打撃陣ともに奮起してもらいたいです。

阪神は今日勝って王手をかけていますが、第6戦はムーアは中3日でスタミナに不安があり、伊良部なら
通用せず、その他の投手はダイエー打線にはやや力不足でしょう。よって、復活した中継ぎ、抑え陣で
勝ちパターンの継投に持ち込みたいところです。打線は全開ではありませんが、中軸に当たりが戻って
来ています。先発投手が踏ん張れるかどうか、杉内を掴まえられるかどうかがポイントになります。

オマケ
私のシリーズで一度打ち込まれた投手は通用しない説で見た投手陣の状態です。
◎は次回登板も脅威、○は次回も安心して観れる、△は掴まった為不安有り、×は通用しない投手です。
ダイエー 吉田×、新垣×、ナイト×、渡辺×、斉藤△、篠原○、佐藤○、杉内◎、和田◎、岡本◎
阪神 伊良部×、金沢×、井川×、リガン△、安藤△、下柳○、石毛○、吉野◎、ムーア◎、ウィリアムス◎ 
ダイエー、阪神ともに中継ぎが良かった為、評価を一段上げています。〔通用しない説は少し曲げました...〕

18日 第1戦 井川 ×斉藤       ●阪神 4×5  ○ダイエー
19日 第2戦 伊良部×杉内       ●阪神 0×13 ○ダイエー
20日 移動日
21日 雨で順延 1日繰り延べ
22日 第3戦
 ムーア×和田       ○阪神 2×1  ●ダイエー
23日 第4戦 井川×ナイト        ○阪神 6×5  ●ダイエー
24日 第5戦 下柳×斉藤        ○阪神 3×2  ●ダイエー
25日 移動日
26日 第6戦
 ムーア〔7〕か伊良部〔5〕×杉内〔8〕  リリーフ 阪神〔8〕×ダイエー〔7〕
27日 第7戦 井川〔6〕×和田〔7〕  リリーフ 阪神〔7〕×ダイエー〔6〕

打撃については総合評価は阪神〔9〕、ダイエー〔10〕です。阪神の打撃陣は上向きです。
阪神は第6戦ムーア、第7戦井川としました。中3日なので評価はかなり厳しくなっています。
また、先発が中4日で投げる場合とリリーフ陣の連投については評価を下げています。

斉藤で勝ちを落としたダイエーは厳しくなりました。現在流れは阪神にあると思います。ダイエーの
救いは杉内、和田を残して福岡に戻れることです。阪神は王手をかけていますが、先発投手に関しては
誰が投げても不安が残る状態です。ダイエーとしては阪神の先発投手を早い回で掴まえることが、
唯一の勝機となります。倒された川崎の仇討ちを打撃でと祈るばかりです。

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日本シリーズ第4戦 ダイエー 5−6× 阪神 とサヨナラ負け !!  03.10.23

接戦になりましたが、最後は昨日からの流れで金本に打たれてしまいました。ナイトは予想どうりの
出来で初回から3点を失い、最初から追いかける展開となりました。途中井川と安藤を掴まえて逆転
しましたが、新垣の3イニングは厳しいものがありました。途中のズレータの使い方や、8回2死満塁で
吉野に稲嶺を使った場面など、明らかに采配ミスと思われる部分が裏目に出ました。今日は結果だけ
見ると予測どうりの敗戦でしたが、今回のシリーズは日本シリーズ史に残る名勝負になると思います。

初回の赤星のスチールは審判のジャッジが間違いなのは誰の目にも明らかでした。その他にも沢山の
ミスジャッジがあり、観ている側は双方のファン共に納得いかないと思います。最高の試合なのですから
審判のレベルも最高にして欲しいですね。

ダイエーは阪神を上回る安打で健闘しましたが、あと一本が出ませんでした。井口の調子が落ちて
いますね。このシリーズ頑張った岡本は明日は無理です。替わりに和田が1イニング限定で登場する
可能性があります。連日のサヨナラ負けでショックもあると思いますが、明日は中5日の斉藤で勝ちに
行きます。

阪神は金本に当たりが出てきたのは大きいです。ただ打線は依然として低調ですね。ダイエーの拙攻に
助けられている部分もあっての2勝です。勢いは阪神にあるのですが井川、安藤が掴まり、明日吉野は
投げられません。明日の先発は下柳ということで、今後はまだまだ厳しい闘いが続きます。チームの
雰囲気が良いのと、ウィリアムスが通用したことが評価できます。

オマケ
私のシリーズで一度打ち込まれた投手は通用しない説で見た投手陣の状態です。
◎は次回登板も脅威、○は次回も安心して観れる、△は掴まった為不安有り、×は通用しない投手です。
ダイエー投手 吉田×、新垣×、ナイト×、渡辺×、篠原△、佐藤○、斉藤○、杉内◎、和田◎、岡本◎
阪神投手 伊良部×、金沢×、リガン×、安藤×、井川×、石毛○、吉野◎、ムーア◎、ウィリアムス◎ 
ダイエーでは中継ぎが、阪神では先発が打ち込まれ、通用する投手が少なくなっています。

18日 第1戦 井川 ×斉藤       ●阪神 4×5  ○ダイエー
19日 第2戦 伊良部×杉内       ●阪神 0×13 ○ダイエー
20日 移動日
21日 雨で順延 1日繰り延べ
22日 第3戦
 ムーア×和田       ○阪神 2×1  ●ダイエー
23日 第4戦 井川×ナイト        ○阪神 6×5  ●ダイエー
24日 第5戦 下柳〔6〕×斉藤〔8〕  リリーフ 阪神〔7〕×ダイエー〔6〕
25日 移動日
26日 第6戦
 ムーア〔7〕×杉内〔8〕  リリーフ 阪神〔8〕×ダイエー〔7〕
27日 第7戦 井川〔6〕×和田〔7〕  リリーフ 阪神〔7〕×ダイエー〔6〕

打撃については総合評価は阪神〔9〕、ダイエー〔10〕です。阪神の打撃陣は上向きです。
阪神は第6戦ムーア、第7戦井川としました。中3日なので評価はかなり厳しくなっています。
また、先発が中4日で投げる場合〔斉藤は中5日〕とリリーフ陣の連投については評価を下げています。

結果2勝2敗となりましたが、5戦目以降は斉藤、杉内、和田をほぼ万全な状態で使えること、打撃は
全体にダイエーの各打者の方が振れていることで、まだ若干ダイエー有利と思われます。阪神は
ムードは良いですが先発投手が残っていません。順当ならダイエーは3勝2敗で福岡に戻ると思います。

先発が斉藤でなかった場合や、今日のようにもつれた試合になってダイエーが負けた場合は、流れは
阪神の方へ行きそうです。明日からが本当の日本シリーズかもしれません。

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日本シリーズ第3戦 ダイエー 1−2× 阪神 と惜敗 !!  03.10.22

和田、ムーア共に好投して見応えのある投手戦でした。甲子園の声援は凄かったですね。ダイエーは
勝てる見込みで和田を送り出し、和田は期待に応えましたが延長戦10回裏に篠原が掴まりました。
ダイエーの選手にダメージは少ないと思いますが、シリーズの勝敗としては実質タイに持ち込まれたと
思います。明日の先発はナイト×井川の予想ですが、井川は前回打ち込んだとはいえ好投手に変わり
なく、苦戦する可能性は高いと考えられます。ナイトはシーズン中は5-6回程度が限界の投手で、継投が
必至です。


ダイエーは明日、今日打たれた篠原は今後厳しく、好投した岡本も連投は辛いところ、好材料は和田が
通用した上、76球と肩を消耗させずに済んだこと、松中に当たりが出たところでしょうか。

阪神は今日の勝ちで気分一新、明日はここまで押さえ込まれている打撃陣にも当たりが出る予感が
します。金本に1発が出たこと、ムーア、吉野が通用したこと等が好材料です。明日は井川が来るはず、
実質勝敗はタイに持ち込めると踏んでいるでしょう。

オマケ
私のシリーズで一度打ち込まれた投手は通用しない説で見た投手陣の状態です。
◎は次回登板も脅威、○は次回も安心して観れる、△は掴まった為不安有り、×は通用しない投手です。
ダイエー投手 吉田×、篠原△、斉藤○、新垣○、杉内◎、和田◎、岡本◎
阪神投手 伊良部×、金沢×、リガン△、安藤△、井川△、石毛○、吉野◎、ムーア◎ 

18日 第1戦 井川 ×斉藤       ●阪神 4×5  ○ダイエー
19日 第2戦 伊良部×杉内       ●阪神 0×13 ○ダイエー
20日 移動日
21日 雨で順延 1日繰り延べ
22日 第3戦
 ムーア×和田       ○阪神 2×1  ●ダイエー
23日 第4戦 井川〔7〕×ナイト〔5〕  リリーフ 阪神〔8〕×ダイエー〔7〕
24日 第5戦 下柳〔6〕×斉藤〔8〕  リリーフ 阪神〔7〕×ダイエー〔6〕
25日 移動日
26日 第6戦
 伊良部〔5〕か福原〔5〕か藪〔6〕×杉内〔8〕  リリーフ 阪神〔8〕×ダイエー〔7〕
27日 第7戦 井川〔6〕×和田〔7〕  リリーフ 阪神〔7〕×ダイエー〔6〕

打撃については総合評価は阪神〔8〕、ダイエー〔10〕です。
ムーアはシーズン前半並みに好投出来た為、評価を上げています。
また、先発が中4日で投げる場合〔斉藤は中5日〕とリリーフ陣の連投については評価を下げています。

明日で2勝2敗となりそうですが、5戦目以降は斉藤、杉内、和田を万全な状態で使えること、打撃は
全体にダイエーの各打者の方が振れていることで、まだダイエー有利です。可能性は低いのですが、
明日ナイトで勝てた場合は確実にダイエーの勝ちと思われます。阪神は明日も勝つ以外にありません。

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雨で順延、先発投手の登板日に変更   03.10.21

雨で1日遅れたため、先発投手の登板予定が変化しそうです。両軍共に水入りで、どちらかに有利と
いうことは特にありませんが、5番手の先発投手は不要になりました。また、阪神の井川は3回登板の
可能性が出てきました。

順延で先発投手の予想が変化しています。

18日 第1戦 井川 ×斉藤       ●阪神 4×5  ○ダイエー
19日 第2戦 伊良部×杉内       ●阪神 0×13 ○ダイエー
20日 移動日
21日 雨で順延 1日繰り延べ
22日 第3戦
 ムーア〔6〕×和田〔8〕   リリーフ 阪神〔9〕×ダイエー〔8〕
23日 第4戦 下柳〔6〕か負け数により井川〔7〕×ナイト〔5〕  リリーフ 阪神〔8〕×ダイエー〔7〕
24日 第5戦 井川〔8〕×斉藤〔8〕  リリーフ 阪神〔7〕×ダイエー〔6〕
25日 移動日
26日 第6戦
 伊良部〔5〕か福原〔5〕か藪〔6〕×杉内〔8〕  リリーフ 阪神〔8〕×ダイエー〔7〕
27日 第7戦 ムーア〔5〕か第4戦井川の場合は井川〔6〕×和田〔7〕  リリーフ 阪神〔7〕×ダイエー〔6〕

打撃については総合評価は阪神〔8〕、ダイエー〔10〕です。
阪神のリリーフ陣は2日間の休養で回復を見込んでいます。
ダイエーのリリーフ陣から和田を外しました。第7戦に備えるためです。
また、先発が中4日で投げる場合〔斉藤は中5日〕とリリーフ陣の連投については評価を下げています。
現在までのところ、第3戦も勝てる見込みが高いためダイエーが圧倒的に有利です。

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日本シリーズ第2戦 ダイエー 13-0 阪神 と圧勝 !!  03.10.19

昨日のサヨナラ勝ちの勢いを持ち込んだダイエーは2回、伊良部に対してシリーズタイ記録となる6連打を
浴びせて4点を奪い、城島、ズレータ、バルデスと3HRで追加点をあげて圧勝しました。先発の杉内は立ち
上がりに球が高めに浮いていたものの、先制点を貰ってからは落ち着いた投球で無四球、8回まで完封と
文句無しの出来でした。阪神は杉内を掴まえられず、次回の対戦でも苦戦しそうです。

先発の杉内はどうなることかと思いましたが、中盤からは安心して見ていることができました。掴まらずに
8回で降板したことで、万一第7戦の登板でも相手に対して有利に戦えます。新垣も実戦経験が出来て、
投手陣は万全です。打撃陣は井口を除き全員安打と好調です。この2試合で阪神のマークは中軸の3人と
読めましたが、やはり予想どうり押さえ込むことは難しいようですね。反って中軸以外の打者に打ち込まれて
しまっています。ただし、今日投げた吉野と石毛は打てていないので、今後要注意です。

阪神は好材料が少ないのですが、金本と浜中に安打が出たことは今後に繋がります。また吉野と石毛は
通用したこと。安藤を休ませれ、ウィリアムスを残していることで中継ぎ・抑えは健在といえます。

第3戦はダイエー和田、阪神は下柳〔ムーア〕となります。和田は球数が多めですが120球以上は安定して
投げられる投手です。連打は難しく、大量失点はありません。下柳は元ダイエーの上に、日本ハム時代は
ほとんど抑えられたことはありませんので心配はしていません。〔1度だけ完封されましたが...〕 ムーアが
来た場合の方が打ちにくい感じがします。甲子園の声援に圧倒されないかが不安材料かな。

オマケ
私のシリーズで一度打ち込まれた投手は通用しない説で見た投手陣の状態です。
◎は次回登板も脅威、○は次回も安心して観れる、△は掴まった為不安有り、×は通用しない投手です。
ダイエー投手 吉田×、斉藤○、岡本○、篠原○、新垣○、杉内◎
阪神投手 伊良部×、金沢×、リガン△、安藤△、井川△、吉野○、石毛○ 
短期決戦の為、シーズン中の成績は当てにならない部分もありますね。

第1戦 井川 ×斉藤       ●阪神 4×5  ○ダイエー
第2戦 伊良部×杉内       ●阪神 0×13 ○ダイエー

第3戦
 下柳〔6〕×和田〔8〕   リリーフ 阪神〔8〕×ダイエー〔8〕
第4戦 ムーア〔6〕か福原〔5〕か藪〔6〕×ナイト〔5〕  リリーフ 阪神〔7〕×ダイエー〔7〕
第5戦 井川〔7〕×田之上〔5〕 負け数により、斉藤〔7〕  リリーフ 阪神〔6〕×ダイエー〔7〕

第6戦
 伊良部〔5〕か第4戦先発候補×斉藤〔9〕  リリーフ 阪神〔7〕×ダイエー〔9〕
第7戦 下柳〔5〕×杉内〔8〕  リリーフ 阪神〔6〕×ダイエー〔8〕

打撃については総合評価は阪神〔8〕、ダイエー〔10〕です。
リリーフ陣はダイエーは4戦以降に和田が回ることを考慮しています。
杉内は掴まらず完封〔8回〕しているため評価を上げています。
また、先発が中4日で投げる場合とリリーフ陣の連投については評価を下げています。
伊良部が完全にKOされたことから修正しています。伊良部の先発はもうないかも知れません。
現在までのところ、第3戦も勝てる見込みがあるためダイエーが圧倒的に有利です。

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日本シリーズ第1戦 ダイエー 5×-4 阪神 とサヨナラ勝ち!!  03.10.18

昨日の阪神星野監督の勇退報道で世論は阪神応援となってしまった中での第1戦。予想どうりの阪神が
井川、ダイエー斉藤で始まりました。井川、斉藤とも硬かったですね。どちらも持ち味を出せなかったように
思います。ダイエーとしては井川を打ち崩すことができた上、鳥越以外の先発全員安打で打撃陣は今後の
見通しがついてきました。ガップリと四つに組んだ、追いつ追われつで観ている側を本当にワクワクさせた
名勝負でした。シリーズの戦術的には、結果を出せた選手の多いダイエーに収穫の多いゲーム。

王監督の村松、ズレータのスタメン起用が吉と出たゲームでした。投手陣は斉藤の四球は多すぎましたが
後の投手を含めて、金本、広沢を封じて中軸の繋がりを断てたことで大量失点を免れることができました。
シリーズでは一度打たれた投手は大事な場面で通用しないのですが、中継ぎで出た吉田は厳しいと思い
ます。逆に阪神のリガンも通用しないと思われます。井川、安藤についても苦手意識は無く、今後を有利に
戦えると思います。岡本、篠原は踏ん張りましたね。これで両投手共に乗っていけます。

阪神は斉藤を捉まえたとはいえない上、ダイエーの各打者の攻略にも失敗しているようです。明日以降は
伊良部、下柳ということで、かなり打ち込まれる可能性が高いと思われます。今回の第1戦で両チーム共に
シーズン中のエースやリリーフで抑えきれない程の打線を持つことが証明されてしまったので、シリーズを
通して打撃戦となる予感です。ゲームセットの瞬間まで気が抜けない好ゲームが続きそう。

第1戦 井川 ×斉藤       ●阪神 4×5 ○ダイエー
第2戦 伊良部〔7〕×杉内〔7〕  リリーフ 阪神〔8〕×ダイエー〔8〕

第3戦
 下柳〔6〕×和田〔8〕   リリーフ 阪神〔8〕×ダイエー〔8〕
第4戦 藪〔6〕×ナイト〔5〕 リリーフ 阪神〔7〕×ダイエー〔7〕
第5戦 井川〔7〕×田之上〔5〕 負け数により、斉藤〔7〕  リリーフ 阪神〔6〕×ダイエー〔7〕

第6戦
 伊良部〔7〕×斉藤〔9〕  リリーフ 阪神〔7〕×ダイエー〔9〕
第7戦 下柳〔5〕×杉内〔7〕  リリーフ 阪神〔6〕×ダイエー〔8〕

打撃については総合評価は阪神〔8〕、ダイエー〔10〕です。阪神は金本、広沢の中軸打者が無安打です。
リリーフ陣はダイエーは新垣と4戦以降の和田が回ることを考慮しています。
また、先発が中4日で投げる場合とリリーフ陣の連投については評価を下げています。
井川が打たれた上に第5戦に中4日で回ること、リガン、安藤が打たれたことで修正しています。
現在までのところ、対戦成績だけでなく戦力的にも勢いのついたダイエー有利です。

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故障選手の復帰と最新情報より 03.10.16

両軍の戦力はこれまで書いてきたとおりですが、ここにきて故障選手の復帰が伝えられています。
シリーズ直前の情報です。復帰選手は両チーム共にデータが不足している為、シリーズのカギを握る
選手となる可能性もあります。

ダイエーは8月に鎖骨骨折した村松が帰ってきます。得意のヘッドスライディング等は避けるようですが、
走塁とバッティングはほぼ全開の模様。打率、走塁は阪神の赤星に匹敵する上、外野守備力が格段に
向上する〔中堅〕という点でも頼もしい限りです。王監督は9番として使うことを明言しているようで、阪神の
藤本以上のラストバッターが誕生しそうです。故障前の80%くらいの力は出せそうな予感。

もうひとり新垣も戻って来れそうです。新垣の方はまだ投げ始めたばかりで、自慢の速球もMax146キロと
まだまだですが、日毎に調子を上げているようです。初戦に間に合わなくても第3戦以降には間に合うかも
しれません。ほぼ完調でショートリリーフに使えれば、阪神の中継ぎ・抑えに引けを取らないリリーフ陣と
なりそうです。現在は故障前の60%くらいと予想。

阪神は本来の4番、浜中が戻ってきます。55試合で.273、11本、48打点と勝負強い打撃は実戦感覚さえ
取り戻せばダイエー投手陣にとっては脅威の存在になりそうです。故障前の90%の力は出せるでしょう。

両チーム共に中心選手が復帰する為、このシリーズますます分からなくなりました。ダイエー、阪神共に
弱い部分が克服できる選手の復帰です。その他、阪神のDHは広沢、ダイエーの先発投手は斉藤、杉内、
和田、ナイト、田之上ということも伝わってきたので、状況は少し変わってきそうです。

10点満点で投手陣の能力を採点してみました。

第1戦 井川〔10〕×斉藤〔9〕  リリーフ 阪神〔10〕×ダイエー〔8〕
第2戦 伊良部〔7〕×杉内〔7〕  リリーフ 阪神〔10〕×ダイエー〔8〕

第3戦
 下柳〔6〕×和田〔8〕   リリーフ 阪神〔10〕×ダイエー〔8〕
第4戦 ムーア〔6〕×ナイト〔5〕 リリーフ 阪神〔9〕×ダイエー〔7〕
第5戦 藪〔6〕×田之上〔5〕 負け数により、井川〔9〕、斉藤〔7〕  リリーフ 阪神〔8〕×ダイエー〔7〕

第6戦
 井川〔10〕×斉藤〔9〕  リリーフ 阪神〔9〕×ダイエー〔9〕
第7戦 伊良部〔7〕×杉内〔7〕  リリーフ 阪神〔8〕×ダイエー〔8〕

打撃については総合力は阪神〔9〕、ダイエー〔10〕です。併せて見ると微妙なバランスで互角です。
リリーフ陣はダイエーは新垣と4戦以降の和田が回ることを考慮しています。
また、先発が中4日で投げる場合とリリーフ陣の連投については評価を下げています。
どちらも初戦を落とした場合に苦しくなりそうなのがよく分かりますね。

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日本シリーズでの両チームの攻略法  03.10.10

打撃篇

上位から中軸までの6人の内、誰か1人を徹底的にマークして打線のつながりを断ち切るのことが、
日本シリーズではポイントです。2002年は西武和田、2001年には近鉄磯部、2000年にはダイエーの
まだ実績の少なかった松中、1999年は中日関川がターゲットとなりました。これらの打者に共通する
のは、それ以前の実績が少ない、打撃が比較的粗い〔パワーヒッター〕というところで共通しています。

打撃陣の攻略〔ダイエー篇〕

ダイエーの打線は出塁率の高い1・2番に、自慢の100打点カルテッドが続きます。マスコミからの
情報の多くは井口、松中、城島といった中軸打者を封じ込めるということですが、先にも書いた通り
過去2回のリーグ優勝で活躍している上、3割30本〔井口は27本〕100打点以上をマークしている、この
3人については、ある程度抑えられても完全に封じ込むことは不可能と思います。ただ城島については
今年については左投手に.230台、0本と苦戦しているので、左投手の井川、ムーア、下柳は城島を
徹底マークすることがポイントになりそうです。

私が阪神側なら基本的に川崎を徹底的に封じる作戦に出ます。川崎はまだ実績がなく、リーグ優勝
前には負傷もありましたがプレッシャーの中でプレーするには不慣れです。左投手なら城島マークで
しょう。川崎もしくは城島で流れを切れれば大量点に結びつくことは難しくなります。

打撃陣の攻略〔阪神篇〕

阪神の各打者はダイエー以上に攻略しやすいと思います。まずポイントは赤星を出塁させないことです。
城島のリードで若い投手陣は持っていますが、赤星を出塁させると動揺が広がる恐れがあります。次に
和田、杉内は左投手に.220と不振な金本、右投手は.230台のアリアスを押さえ込みたいところです。
もっともアリアスは右投手でもコースが甘くなると1発がありますので要注意です。

ダイエー側なら川崎と同じく、打撃に実績の少ない赤星を徹底マークするべきです。さらに左投手なら
金本、右投手ならアリアスを押さえ込むことができれば大量失点は防げます。両チームを比較した場合
阪神側よりもダイエー側の方が、打者への攻略ポイントが明確で容易と思われます。

投手篇

シーズン中に比べてトーナメントに近い緊張感の中で行われるシリーズでは、一度KOされた投手が
後の試合で通用することは難しくなります。またセ・リーグ主催ゲームではDHが使えない為、DH制の
パ・リーグのチームは不慣れな為若干の不利となります。投手交代の機会も増えるので、完投よりは
継投が中心の試合が多くなります。この2点からシリーズでは質の高い投手の頭数が多いほど有利
です。また若く経験の少ない投手はコントロールに苦しむ傾向もあります。

投手陣の攻略〔ダイエー篇〕

シリーズ中のダイエーの先発は、斉藤、和田、杉内、ナイトあたりと思われます。斉藤、和田に関しては
打ち崩すことは難しい為、はや打ちを避けて球数を多く投げさすことくらいしかありません。両投手とも
城島がリードしている限りピンチでも動揺は無く、大量得点は難しいです。なんとか先発を降板させて
やや弱い中継ぎ・抑えを攻めるべきです。杉内に関しては揺さぶりをかけていく、ナイトは完投能力が
ありませんので必ず継投になります。中継ぎ・抑えで通用しそうな好投手は、佐藤誠〔右〕、星野〔右〕、
篠原〔左〕です。阪神側から見ると中継ぎ・抑えは組し易いですが、新垣が全力で投げられる場合は
苦戦しそうです。左の吉田、渡辺には前回優勝時の投球内容は望めません。

投手陣の攻略〔阪神篇〕

シリーズ中の阪神の先発は、井川、伊良部、下柳、ムーアと思われます。左投手で城島を押さえ込み
たいからです。井川についてはダイエーの斉藤を上回る豪腕のため、攻略法は見当たりません。
伊良部、下柳に関しては足で揺さぶりをかけることができます。また下柳は日本ハム時代から苦手
意識はほとんどありません。ムーアに関しては好不調の波が大きい為、とにかくよく見極めることで
しょうか。中継ぎ・抑えは全体にレベルが高く、安藤、リガン、ウィリアムスに関しては打ち込むことは
非常に難しいと思われます。井川を除いては試合の前半で試合を決めるくらいの積極性が欲しい
ところ。井川に対してはダイエーも好投手をぶつけて、少ない得点機に確実にリードするくらいしか
できることはありません。

守備について〔両チーム〕

両チームとも守備力はかなり高いです。数字上はダイエーが多いですが、井口や鳥越のエラーは
積極的に捕りにいっての失策ですので、逆に守備力は非常に高いものがあります。ダイエーは
村松が出場できない為、外野の守備力〔メンバーによるが〕にやや不安がある上、甲子園の土の
グラウンドも不安があります。

機動力について〔両チーム〕

両チームの赤星、金本、井口、川崎についてはそれぞれ城島と矢野がポイントになりますが、赤星に
ついては塁に出してしまうと城島でも苦戦必死です。今年の赤星は往年の福本を彷彿とさせます。
井口、川崎に関しては、矢野の肩で押さえ込むことは難しいと思われます。城島の肩を含めた能力に
ついては全盛時の古田に匹敵しており、パ・リーグの他球団は盗塁の企図数が減ってしまったくらい
高いものがあります。赤星以外は機動力は使えないでしょう。

監督の采配について〔両チーム〕

両チーム共に選手起用はオーソドックスです。どちらも中3日等の無理なローテーションは組まないと
思われます。ただ王監督については、特定選手を多用する傾向は昔と変わりません。調子や力が
落ちている選手を出してしまうこともあり、観る側はハラハラさせられることがあります。星野監督の
采配の方が選手の力を引き出す起用法と思います。

球場の違いについて〔両チーム〕

甲子園球場については、両翼96m、センター120mと比較的狭い球場です。ダイエー打撃陣はHRを
狙える打者が揃っているために、かなり有利な面があります。ただしダイエーはビジターで満員の
観客を経験しておらず、甲子園の応援の凄さは未経験なのが不安となります。天然芝にも不慣れな
面があります。

福岡ドームについては両翼100m、センター122mと広い上に外野の塀の高さが5.8mもあり、国内で
もっともHRが出にくい球場です。阪神ではHRを狙えるのはアリアスくらいでしょう。阪神の守備陣は
高いフェンス際でのクッションボールの処理に不安があるはずです。もっとも2000年の巨人投手陣は
広い球場を生かして思い切った投球をして、ダイエー打線を抑え込みました。今年のシリーズは福岡
ドームが初戦となる為、落ち着いて思い切った投球をしたいところです。福岡ドームの応援についても
甲子園に全く引けを取りません。芝は人工芝です。

日本シリーズの先発予想と勝敗

シリーズ初出場の阪神は経験不足を補うためにも、初戦を絶対に勝ちに行きます。先発は間違いなく
井川でしょう。第2戦は伊良部が順当ですが、唯一右の先発である伊良部を使うよりは、左腕の下柳と
した方が後の試合でダイエー側を撹乱させることができます。仮に下柳とすると第3戦伊良部〔下柳〕、
第4戦はムーアでしょうか。5、6、7戦はそれぞれ中4日、中5日で順番通りと予測します。

ダイエー側は王監督ならばエース斉藤を井川に当てたいところですが、井川以外に当てれば斉藤は
確実に計算ができることに気づいて欲しいところです。私なら第1戦に和田、第2戦に斉藤をぶつけて
確実に1勝を計算したいところです。第3戦杉内、第4戦ナイト、第5戦和田、第6戦星野〔3敗なら斉藤〕
とするのはどうでしょうか。斉藤で確実に2勝を挙げるべきと思いますが、王監督は斉藤を初戦と
第6戦の中6日で使い、2戦、7戦を和田、3戦杉内、4戦ナイト、5戦星野〔もしくは寺原〕とする感じが
します。2戦杉内、3戦和田という報道もありますが、和田を1度しか登板させられなくなり不利です。

斉藤を初戦で投げさせる場合、もし井川に投げ負けると5戦目で勝敗がついてしまう可能性が高くなり
大変なリスクを負います。3戦から5戦目までの先発投手の質を上げるには第1戦和田が必要です。

気になる勝敗の行方ですが、ダイエーは初戦を斉藤で負けた場合は4-1で阪神、初戦で井川に投げ
勝った場合には逆にダイエーが有利、勢いで4-0とダイエーの可能性さえあります。ダイエーは初戦を
斉藤以外でなら井川に負けても最低6戦目までは持ちます。良くも悪くも初戦で井川が誰に勝つか
〔負けるか〕にかかっているようです。両チームとも実力は接近していますので、どのような形で
どちらが勝っても不思議ではありません。あくまでも予想に過ぎませんが...。

総合的、客観的に見ると阪神が微妙に有利と思いますが、4-2でダイエー○が私の希望的観測です。

ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。実際シリーズは少しのキッカケや小さなミス、
チームの勢いで結果が決まってしまう短期決戦です。予想通りにいかないところも楽しみなのですが
私達観る側は少し予備知識があった方が楽しめるという趣旨で、ここまで書いてみました。特に
ダイエーに関してはTV中継も少なく、評論家も含めて実際を知らない方も多いので、私の見方には
過ぎませんが、少しでも実際のホークスを知っていただけたら幸いです。
後は日本シリーズが始まったら、またお会いしましょう。

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日本シリーズに向けて恒例の戦力分析   2003.10.7

3年ぶりのリーグ優勝を果たしたホークスは、10.18よりセ・リーグの覇者タイガースと日本シリーズを
戦います。そこで私の恒例の戦力分析を行ってみます。阪神については、実はあまり分かりません。
セ・リーグの試合はほとんど観ませんので...。ホークスの試合はほとんど〔といっても7回くらいから〕
観戦しています。したがってホークスについてはほぼ妥当な見方になると思いますが、タイガースに
ついては、数字や印象、ネット上の様々な情報源に頼っています。的外れだったらゴメンなさーい。

はじめに両軍のデータです。10.7現在までのもの

 


 

 



 

 
残り
 
試合
ホーム
 
勝敗
ビジター
 
勝敗
連続
 
勝敗
最近
10試合
成績

 

 



 


1
ダイエー . .
140 82 55 3 .599   0 40-29 42-26 勝2 5-5 822 588 154 .297 3.94
2
西武 . .
140 77 61 2 .558 5.5 0 35-33 42-28 敗2 2-7 692 660 191 .271 4.42
3
近鉄 . .
140 74 64 2 .536 3.0 0 38-31 36-33 敗2 5-5 718 632 187 .274 4.29
4
ロッテ . .
136 65 68 3 .489 6.5 4 35-31 30-37 敗1 6-3 626 655 140 .271 4.45
5
日本ハム . .
138 61 73 4 .455 4.5 2 32-35 29-38 敗5 3-7 668 723 148 .269 4.84
6
オリックス . .
138 48 86 4 .358 13.0 2 26-42 22-44 勝2 7-3 649 917 174 .276 5.96
 


 

 



 

 
残り
 
試合
ホーム
 
勝敗
ビジター
 
勝敗
連続
 
勝敗
最近
10試合
成績

 

 



 


1
阪神 . .
139 86 51 2 .628   1 49-20 37-31 敗1 4-6 717 535 141 .286 3.54
2
中日 . .
139 73 65 1 .529 13.5 1 38-32 35-33 勝3 7-2 614 571 137 .267 3.76
3
ヤクルト . .
134 68 63 3 .519 1.5 6 38-27 30-36 勝1 3-7 656 605 153 .284 4.14
4
巨人 . .
140 71 66 3 .518 0.0 0 37-31 34-35 勝2 7-2 654 681 205 .262 4.42
5
広島 . .
133 63 68 2 .481 5.0 7 31-35 32-33 敗3 1-8 532 620 148 .260 4.24
6
横浜 . .
139 45 93 1 .326 21.5 1 23-45 22-48 敗3 4-6 561 722 192 .259 4.81

他を圧倒して優勝した阪神と混戦から頭1つ抜け出したダイエー、似たチームと言われますが、両チームの
勝ち方はかなり異なっています。阪神はホームで.710と圧倒的な勝率です。ダイエーは.580です。しかし
ビジターになると阪神.544、ダイエー.628と逆転します。ホームでやたら強い阪神と、ロードでも負けない
ダイエー。捻れ現象があります。

次にDH制を採用するパ・リーグは数字を比較する際に修正が必要です。両リーグ全体の得失点等を参考に
割り出してみると両リーグを公平に見るには、パ・リーグは得失点で10パーセント減、打率で.010減、防御率で
0.50減程度の修正が必要です。〔投手が打つセと打撃専門の野手がいるパの違いを概算で計算しました〕
すると、ダイエーは打率で.297→.287、防御率で3.94→3.44のチームとなり、阪神との違いがほとんど無い事に
気づきます。数字上は酷似したチームといえるでしょう。

選手のデータです。

阪神の野手のオーダーは
今岡〔.342、12本、72点〕、赤星〔.312、35点、60盗塁〕、金本〔.286、19本、89点、18盗塁〕、
檜山〔.277、16本、63点〕、片岡〔.297、12本、55点〕、アリアス〔.265、38本、105点〕、
矢野〔.328、14本、72点〕、藤本〔.298、35点〕にDH有りなら広沢が入るという感じです。

ダイエーの野手のオーダーは
柴原〔.333、52点、11盗塁〕、川崎〔.294、51点、30盗塁〕、井口〔.339、27本、109点、42盗塁〕、
松中〔.323、30本、123点〕、城島〔.330、34本、119点〕、バルデス〔.311、26本、104点〕、
大道〔.280、51点〕、鳥越〔.212、25点〕にDH有りなら大道から外野守備が変わります。

どちらも強力な打線なのですが、阪神は巧打者が揃い切れ目の無い打線です。しかし中軸は
少し頼りない印象です。対するダイエーは中軸は圧倒的に強力ですが、下位では見劣りします。

私の独断ですがダイエーのウィークポイントは2番です。史上初の100打点カルテッドに関しては、
過去2回の優勝経験もある、これだけの実績と経験がある打者を封じ込めるのは難しいと思います。
この中から、たとえ誰か1人をある程度抑えられたとしても、他の打者がノーマークとなり結果として
打たれてしまいます。日本シリーズでは完全に押さえ込むことできなければ失敗します。
阪神では赤星を絶対に出塁させないことやアリアスを完全に押さえ込むことでしょうか。ダイエーの
阪神各打者の集中攻略はかなり成果が上がると思います。打線はダイエー有利でしょう。

阪神の投手の日本シリーズ用オーダーは
先発 井川〔19-5、2.79〕、伊良部〔13-8、3.84〕、下柳〔10-5、3.72〕、ムーア〔10-6、4.35〕
中継ぎ 藪〔8-3、3.96〕、安藤〔5-2-5S、1.62〕、金沢〔0-1、2.74〕、吉野〔1-1、3.26〕
    久保田〔5-5、3.12〕、リガン〔3-0、1.60〕、谷中〔3-3、5.88〕
抑え ウィリアムス〔1-1-25S、1.56〕

ダイエーの投手の日本シリーズ用オーダーは
先発 斎藤〔20-3、2.82〕、和田〔14-5、3.38〕、杉内〔10-8、3.37〕、ナイト〔6-4、4.86〕
中継ぎ 岡本〔2-3-2S、4.05〕、吉田〔2-1-3S、5.02〕、星野〔0-1、6.96〕、寺原〔7-5、5.47〕
     吉武〔1-3-1S、4.43〕、佐藤〔3-3、2.97〕、渡辺〔0-1、4.95〕
抑え 篠原〔1-4-10S、2.32〕

ダイエーは計算できる先発投手が3人あるところは有利です。阪神は井川だけです。しかし
中継ぎ・抑えとなると、阪神投手陣の層の厚みが感じられます。対照的にダイエーは厳しい
ものがあります。

私独断の予想ですが両軍の先発投手の内、井川、和田、斎藤は打てないと思います。
同時に阪神の中継ぎ・抑えの安藤、リガン、ウィリアムスも打てないはずです。逆に杉内は
未知数ですが、他の両軍の先発投手とダイエーの中継ぎ投手陣は通用しないと思われます。
それぞれのリーグ内における相手チームの打撃力と比べて圧倒的な差があるためです。
ダイエーの篠原が阪神打線を抑え込めるかどうかは微妙なところです。投手は阪神有利です。

日本シリーズにおける試合展開予想

まず短期決戦の上、甲子園ではDH制が使えないので先発投手の完投は少なくなり、基本的に
先発-中継ぎ-抑えという投手の継投が多くなるはずです。ただ肩を考慮して中6日を厳守している
ダイエーの斎藤は、福岡での1戦・6戦〔もしくは2戦・7戦〕を投げる為、完投させるかと思います。
中6日の斎藤は井川以外に投げ負ける可能性はまずありませんので2戦、7戦の可能性も高いです。
和田は中6日で2戦・7戦が順当ですが、斎藤と入れ替えて中4日の1戦・5戦になるかもしれません。
阪神の井川は中4日で1戦・5戦の可能性が高く、その他の試合でも豊富な中継ぎ陣を注ぎ込む
余裕があります。試合の後半は追加点を与えず逆転勝ちや逃げ切りを目指す展開となります。

ダイエーとしては試合後半の追加点は厳しいと思いますので、先発投手を早い回に打ち崩して
1点でも多く大量得点する必要があります。ダイエーの中継ぎは辛いものがありますので、先発
投手をどの時点で交代させるかがポイントの1つです。

阪神は試合後半は追加点を取られにくいので、ダイエーの先発を早い回に掴まえて試合をリードし
たいところです。ダイエーの強力打線にビッグイニングを作らせないよう早めの投手交代が必要です。

なんだか2000年のダイエーVs巨人の日本シリーズに似ていますね。立場は逆になるのですが...。

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