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○用土比較実験レポート

以前から気になっていた、「ブルーベリー栽培に適した用土は何だろう?」という問いを、自分で確かめる機会が
できました。サンプル数は少なすぎるのですが、私なりの結論と見て頂ける方の参考になればと思っています。
ピートモス単用、ブレンド、ココナッツ繊維(ココピート)、一般の専用土での生育状況の比較を公開していきます。

○実験に使う品種はサザンハイブッシュ系のサンプソン(小町園産)で3年生(2007年)、各用土に1本ずつです。
 (生育状況の差を見るために、今年は全ての花芽を取り除いています。マルチはいつものインテリアバーグです。)

○元の4号ポットから8号ポットへの植え替えに各用土を使いました。念のため下層には硬質鹿沼土を敷いています。
 (いきなり8号ポットにしたのは、生育状況の差を確認しやすくするためです。本来は6〜7号あたりが適当です。)

○今回の実験はBerry's Life ベリー公さんにご協力いただきました。実験・栽培方法や内容は私が独自に行いました。
 (栽培後の結果に関しても、全て事実と私自身の判断によります。)

---お品書き---

@ラトビア産ピートモス(10〜30) 100% 分解されにくく、単用でも長期間の栽培に適していると考えられるピートモス

 
栽培用土としての適性が良さそうな感じです。水捌け、腐り難さ、水持ちの全てで優等生。大きい鉢で威力を発揮か。

A北海道産ピートモス・特号 100% 一般的な水苔ではないピートモス。寒地での栽培に多用されているようです。 

 
やや泥の量が多いので、暖地での栽培にはどうでしょうか。でもココピート・オールドと混ぜるととても良い感じでした。

Bデネブスペシャルブレンド ベリー公さんがブレンドした専用土。ピートモス単用等に比較して有利かどうか興味深々。

 
水捌けは抜群ですが、水につける際に鹿沼土等が少し沈んでしまいます。腐り難さの点でもラトビア産以上と思います。

CデネブエクストラO2 ベリー公さんがブレンドした専用土。水捌けに加え気層の確保を特に配慮した改良版です。

 
水につける際の鹿沼土等の沈みは同じですが、Bよりも更に柔かく良い感じです。用土としての特性は最高かと。

Dココピート・オールド 100% ピートモスを使わない栽培は可能か、興味があるところです。気になるpHは4.7〜5.5。

 
実は一番楽しみな用土です。単用ではなく、他の用土と混ぜることで、水捌けや腐り難さが大幅アップしそうな予感。

Eブルーベリー専用土 一般的なカナダ産ピートモス+鹿沼土というオーソドックスなBB栽培専用土です。

 
定評のある専用土です。カナダ産ピートモス単用に比べて、水捌けの点でやや良好と思います。今回の基本形。

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