Blue Berrys roomに戻る

品種別の特徴と観察 ハーフハイブッシュ系ブルーベリー / ローブッシュブルーベリー

ハーフハイブッシュ系ブルーベリー

野生種のローブッシュ系とハイブッシュ系を交配して開発された品種群。豪雪地帯での雪による枝折れ等に
対応するために、耐寒性が強く樹高が低いのが特徴です。あまり一般情報がありませんが、個人的に
気候さえ合えば鉢植えに最も向きそうな品種と思っています。

暖地適性はハイブッシュ系に準じると思いますが、栽培してみると意外なことに背丈が小さいことから他の樹の
陰に入ることが多く、当地でも生き残る確率が高いようです。ただし大きくなり果実を着ける頃からは夏負けする
傾向もはっきりしています。果実はやはりハイブッシュ系には及びませんので、家庭での鉢栽培用途になるでしょう。
暖地でも夏越しの対策をしっかり行えば、30センチ鉢(尺鉢)で楽しめる品種群として価値はあると思います。

Chippewa (チッぺワ) Friendship (フレンドシップ) Northblue (ノースブルー) Northland (ノースランド)
Northsky (ノーススカイ) Polaris (ポラリス) St. Cloud (セント・クラウド) Top Hat (トップハット)

☆1960年代頃から極寒地での栽培に耐え得る品種として、開発が始められた品種群です。
 全般に寒さには特に強いですが、暑さや乾燥に弱い傾向があります。樹勢は弱めで樹高は1m前後まで、
 pH4.3〜4.8の有機物に富んだ土壌を好みます。
☆果実は大きさや品質はハイブッシュ系に近く優良です。風味良く甘味酸味のバランスに優れています。
 自家受粉は行われますが、2品種以上を揃えると大粒の実が成りやすく熟期も早まります。

ローブッシュブルーベリー 
(ワイルドブルーベリー)

米国北部からカナダにかけて自生している主に野生種から選抜した品種群。実は小さく加工向きなのですが、
野生種の風味を強く残すのが魅力です。樹はとても小さく鉢植え向きですが、当地の気候に適応できるかが課題。

暖地適性はハイブッシュ系に比べて弱く、品種によっては夏越しの対策が不十分な場合には、果実を着けなくても
枯れ死してしまいます。全般に暑さは苦手のようなので、基本的に当地には不向きの品種群です。

Brunswick (ブルンズウィック) Chignecto (シグネクト) Aino(アイノ) Alvar(アルバー)
N-B-3

☆栽培の特徴はハーフハイブッシュ系に準じていると思われます。果実他のサイズは更にミニチュアになります。

☆入手難易度...ホームセンターで普通に見かける品種から営利農家向けの特許品種まで、入手性を分類。☆☆☆で通販のみクラス。
☆栽培難易度...当地での栽培状況。☆☆☆以上の品種は普通に育ちます。☆☆でも寒冷紗等を工夫すれば大丈夫。
☆果実肥大度...☆☆☆で中〜大粒。なんとか食べ応えがあるサイズと思います。☆☆以下はちょっと...という感じです。
☆完熟時味覚...Brix値や食味、私の好みも反映されています。☆☆☆以上なら良好です。栽培条件や樹齢で変化しそうです。
☆総合推奨度...これまでの観察からの総合評価です。☆☆☆☆以上なら特にお薦め。それ以下でも条件が合えばお薦めできます。


英文の表記は海外での呼称・登録名称です。( )内は日本語読みです。一部登録商標の場合もあります。
○年生は本年到達する予定の樹齢を表しています。休眠挿しを基準にしていますので、緑枝挿しは1年差し引いています。
樹勢の基準はラビットアイ系ホームベルを最大〔10〕とした当地の観察による相対評価です。ある程度感覚的な評価です。
〔 〕内は入手先です。ホームセンター等で入手の場合でもタグに生産者が明記されたものは生産者名となります。
品種名と同色の説明は一般情報です。日米のHP等で公開されている情報をまとめたものです。可能な限り複数筋からの情報です。
成長には様々な要因が絡んできますので、長い間にはコメントを訂正する場合もあります。


★My Report★について
当地での栽培情報です。実際の観察に基づいていますが、栽培条件の違いによって異なる場合があります。
果実の大きさは直径21o以上を極大粒、17o以上を大粒、13o以上を中粒、13o未満を小粒としています。扁平・球形は考慮しません。
比較の参考として直径は、1円玉は20mm、50円玉は21mm、100円玉は22.6mm、500円玉は26.5mmです。コインサイズは難しいですね。

Brix値はアタゴ製PAL-1を用いて品種ごとの中心値を表記しています。なおBrix値は甘さよりは、味の濃さに相当します。

Chippewa (チッぺワ)  7年生 樹勢〔確認中〕 04.12.9 〔大関ナーセリー〕

入手難易度 ☆☆☆
栽培難易度 ☆☆...やや夏負けしやすいようです
果実肥大度 ☆☆☆
完熟時味覚 ☆☆☆
総合推奨度 ☆☆☆

 
花は純白で中サイズ                    中〜大粒で明青色〜青色

鮮紅色で美しい紅葉です。花芽も見えています。

1996年発表 B18A (G65 x Ashworth) x U53 (Dixi x Michigan lowbush No 1)
中生種 樹高は120cm程度 直立性 
果実は中〜大粒で明青色 果柄痕は小さい 非常に甘い風味を持つ 果実は堅い
自家受粉性がある
ハーフハイブッシュ系の中では最も優れた果実品質を持つ
成木1本あたりの収穫量は3キロ前後

★My Report★
芽の動き始めは3月中旬頃。
開花時期は4月上旬頃から。
収穫は6月初旬から6月中旬頃まで。
果実は中〜大粒(約15o〜17o)で明青色〜青色 最大果は17.5o〔2004〕 果柄痕は大きめ
Brix値 12.9 (2004) 甘味強く非常に美味しい 香りも良い
一週間程樹上で完熟させた場合はBrix値 13.9を記録 意外にも酸味が出てバランスのとれた味になりました。

開花しました。ハーフハイ系やハイブッシュ系に多い純白の花です。

果実はBrix値が示すように非常に甘く濃く美味しいです。果柄痕はデータと異なり意外にも大きめ。

追熟時は意外にも酸味が増してバランス良い味に変わりました。果実の個体差かも知れないと思いましたが、
同じ日に収穫した果実はやはり同じ傾向でした。早採りの方が良好な品種かも知れません。今後とも要観察です。

結構夏負けしています。調子を取り戻して来年に期待したいのですが...。

夏負けも克服して、なんとか綺麗に紅葉しました。花芽も付いています。

ページのトップへ戻る

Friendship (フレンドシップ)  6年生 樹勢〔確認中〕 06.11.19 〔大関ナーセリー〕

 
やや小さめで白色の花です。                   小〜中粒で暗青色、果実は粒ぞろい良く美しい

ウィスコンシン大学から発表された実生選抜
中生種
豊産性 樹高は0.9m程度
果実は小粒 風味優良 
土壌適応性に富む

★My Report★
開花は4月下旬頃から。
収穫は6月中旬頃から(2005)
果実は小〜中粒(約12o〜14o) 暗青色 最大果は14.5o〔2005〕
Brix値 Ave.13.8 Max.14.6 (2005) 甘味酸味のバランスがとれたコクのある味 香りは濃厚で優良

開花しました。やや小さめな花です。

小粒という情報から、あまり期待していなかった品種ですが、果実は美しく、味も濃厚で美味しいです。

2006
ハーフハイ系で暑さは苦手かと思っていましたが、夏負けもほぼ無く好調です。果実は小粒ですが、風味も
良く美味しいです。10号鉢に植え替えましたので、来年は沢山成ってくれると思います。

ページのトップへ戻る

Northblue (ノースブルー)  7年生 樹勢〔5〕 やや開帳する 06.10.15 〔BlueBerryHouse〕

入手難易度 ☆☆☆...通信販売で入手できます。
栽培難易度 ☆☆...当地では夏負けしてしまいますので、栽培難易度は高め。
果実肥大度 ☆☆☆☆...ハーフハイ系としては驚くほど大きくなります。
完熟時味覚 ☆☆☆...好みもありますが、風味も良い甘味系。
総合推奨度 ☆☆☆...上手く育てられれば果実の大きさ・甘さは推奨に値すると思います。夏負けに注意

大きく甘い果実が収穫できますが、当地での栽培はやや難しいと思います。夏越しの対策は必須かと。
 
花は純白で丸く中〜やや大きめサイズでした。    暗青色で扁平の強い大粒。強い香りを持ちます。

赤銅色の紅葉 沢山の花芽も見えます。         

1983年発表
中生種 樹高は90cm程 豊産性
果実は大粒で暗青色 独特の野性味の有る風味
寒地向きの品種だが暖地でも比較的生育良好

★My Report★
芽の動き始めは2月下旬頃。
2004年はハーフハイ系中最も早い開花でした。3月下旬頃から。
2004年は全品種中最も早く収穫できました。収穫は5月下旬頃から、6月上旬まで。
収穫は6月中旬頃から(2005)

果実は大粒(約17o〜20o)で扁平が強く青色〜暗青色 最大果は20.5o〔2004〕
Brix値 11.9 (2004) 甘味強くジューシーな味わい 香りも強い
一週間程樹上で完熟させた場合はBrix値 13.8を記録 ねっとりと甘く濃い味になりました。
10日程完熟させた果実では、Brix値 16.2を記録。数字は良いが果汁が少なく粉っぽくなります。

今年ウチの庭に仲間入りした2年生。ハーフハイ系は樹高が1メートル前後までしか伸びない為、
他の品種群に比べると成長が遅く感じられます。7月末現在で早くも来年の花芽を付け始めて
おり、来年が楽しみです。一般情報ではノースブルーはハーフハイ系中でも甘く、最も大きな実を
付けるそうで期待大。

9月に入って直立のサッカーが50cm程伸びてきました。将来の主軸枝になる枝なので大切に
しないといけません。

開花が始まりました。本格的になるのは4月に入ってからでしょう。

室内で開花させた品種を除いて、なんと5月21日と今年一番早く収穫できました。ホントはもう1日
早かったはずですが、今年の第一果はナメクジに舐められてしまったようです。勿体無い...。
当地で毎年5月下旬から収穫可能なら、梅雨前に収穫可能な貴重な品種になりそうです。
情報どうり果実は甘味が強く、香りも良いです。完熟果ではさらに濃く美味しくなります。
樹が小さく収量はやや少なめですが、家庭栽培や摘み取り園なら食味良くお薦めできる品種。

樹上で1週間程置いた完熟果は、ねっとりと甘くコクがあり美味しいです。さらに数日置いた10日目では
Brix値は高いのですが、過熟になると果汁が減って肉質が粉っぽくなります。過熟には注意しましょう。

梅雨前に収穫を完了できました。当地ではハーフハイ系は全般に熟期が早いようで、来年以降も
観察していきたいと思います。

かなり夏負けしています。調子を取り戻して来年に期待したいのですが...。

4年生になった今年は、収穫期は6月中旬から(6月8日に果実が青くなった)でした。昨年は5月21日だったので
随分遅れましたが、一般情報でも中生種ということなので今年が本来の時期かもしれません。

2006
当地の暑さが効いているのか、年々弱っていく傾向です。今年は花・果実を全く着けませんでしたが枯れ死寸前。
ハーフハイ系は全般に年々弱っていく傾向が見えてきたので、当地以上の暖地での栽培は厳しいと思われます。
丈夫とされるノースランドさえ数本枯れており、残った苗木も夏負けしてしまうことからも明らかです。

ページのトップへ戻る

Northland (ノースランド) 7年生 樹勢〔6〕 06.10.15 〔大関ナーセリー〕

入手難易度 ☆☆☆☆...ホームセンター等でも時々見かける、入手し易い品種。
栽培難易度 ☆☆☆...暖地適性は高いという話ですが、当地では夏負けしてしまうようです。
果実肥大度 ☆☆☆...摘花が十分ならば、なんとか楽しめる大きさに肥大します。
完熟時味覚 ☆☆☆...甘味・酸味のバランスのとれた味ですが、やや印象に残りにくい味。
総合推奨度 ☆☆☆...当地では思った以上に苦戦します。育てたい品種かと問われれば微妙なところ。


 
やや小さめでくっきりとリブの目立つ緑色を帯びた花    小〜中粒で青〜暗青色

鮮やかな朱色の紅葉で大変綺麗です。

1967年発表 Berkeley x 19-H (lowbush x Pioneer seedling)
早生種 樹高は120cm程度 直立性 極豊産性 
果実は中粒で青色 非常に甘い風味を持つ
気候適応性に優れ比較的暖地でも栽培可能
土壌適応性も高い 

★My Report★
休眠枝挿しは非常に容易。
芽の動き始めは3月下旬頃。
開花は4月上旬頃。
収穫は6月中旬頃から(2005)
果実は小〜中粒(約12o〜14o) 青色〜暗青色 最大果は14.5o〔2005〕
Brix値 Ave.12.7 Max.13.8 (2005) 甘味酸味のバランスがとれた味 香りは良好
枯れ込みやすい傾向

梱包に問題があり送ってきた際の枝折れが激しく、速攻で休眠枝挿しをしました。1月下旬の為、
休眠要求時間が満たされず失敗するかもしれません。

芽の動きは遅く3月末になってやっとという感じです。

葉焼けが酷く、かなり夏負けしています。今年は実を付けなかったにも関わらずなので心配です。
気候適応性に富んでいる感じではありません。調子を取り戻して来年に期待したいのですが...。

紅葉は鮮やかな朱色で大変綺麗です。写真は今年2月に挿し木をした1年生。

休眠挿しの1年後生存率は、ハイブッシュ系としてはブリジッタと並んで100%を達成しました。非常に丈夫な品種。

栽培2年目で4年生になって、やっと開花しました。くっきりとした形の良い花です。

栽培し易い品種ですが、果実は小さく生食にはもう一つです。

2006
樹勢は強く小苗の頃は調子も良いのですが、樹が大きくなり果実を着ける頃になると、夏負けも目立ってきます。
当地以上の暖地ならば寒冷紗等の夏越し対策が必要と思われます。枯れ込みし易い傾向もあります。

ページのトップへ戻る

Northsky (ノーススカイ)   6年生 樹勢〔評価できず〕 05.1.5 〔BlueBerryHouse〕

1983年発表
中生種 開帳性 樹高は50cm程度 
果実は小〜中粒で明青色 甘く野性味のある風味
自家受粉性が高い
ブルーベリーで最も耐寒性の高い品種

寒地向きの品種だが暖地でも比較的生育良好

★My Report★
芽の動き始めは3月上旬頃。

たった数センチの大きさなのですが、すぐに花芽を付けて開花→花の摘み取りを繰り返した為、
なかなか大きくならない苗です。

ようやく18cm鉢に移すことが出来ました。今年は全て花芽を摘んで、なんとか来年の収穫を目指したいと
思っています。

ページのトップへ戻る

Polaris (ポラリス) 7年生 樹勢〔確認中〕 05.10.16 〔大関ナーセリー〕

入手難易度 ☆☆☆
栽培難易度 ☆☆...やはり夏負けが辛いところです
果実肥大度 ☆☆
完熟時味覚 ☆☆☆
総合推奨度 ☆☆☆

 
純白で中サイズ、やや丸みの強い花です。      中粒で青色

1996年発表 ブルータ x B15 (G65 x Ashworth)
早生種 樹高は120cm程度 直立性でやや開帳する 
果実は中粒で明青色 果柄痕は小さい スパータンに似た優良な風味
自家受粉はあまり期待できない品種
ハーフハイブッシュ系の中では最も優れた風味を持つ

★My Report★
芽の動き始めは3月上旬頃。
開花は4月中旬頃から。
収穫は6月初旬から6月中旬頃まで。
果実は中粒(約15o〜16o)で青色 最大果は16o〔2004〕 果柄痕は小さい
Brix値 12.7 (2004) 甘味酸味のバランス良く、コクのある味わい 香りも良好
一週間程樹上で完熟させた場合はBrix値 13.2を記録 バランスの良さは変わらずです。

開花が始まりました。丸みが目立つ純白の花です。サイズは標準的。

収穫開始です。チッペワと同時に収穫しましたが、甘味の強いチッペワに対して、バランス良くコクのある
味わいです。

完熟果はBrix13.2ということで、変化は少ないようです。相変わらずバランスの良い美味しさです。
もうひと化けする感じがしますので、要注意かも。

結構夏負けしています。調子を取り戻して来年に期待したいのですが...。

果実を付けた一本が枯れ死してしまいました。コピーが残っているので大切に育てたいと思います。

ページのトップへ戻る

St. Cloud (セント・クラウド)  6年生 樹勢〔確認中〕 06.12.10 〔ニッポン緑産〕

 
やや小さめで、やや緑色がかった花              扁平が強く暗青色で中〜大粒

鮮紅色の見事な紅葉です。

1990年発表
中生種
開帳性 豊産性 樹高は1.2m程度
果実は中〜大粒で青色 甘く風味良好 果柄痕は小さい
収穫時期は集中する傾向
隔年結果は少なく収量は安定している


★My Report★
芽の動き始めは3月上旬頃。
開花は4月上旬頃から
収穫は6月中旬頃から

果実は中〜大粒(約16o〜18o)で扁平が強く暗青色〜青色 最大果は19o〔2005〕
Brix値 12.3 (2005) 甘味強くジューシーな味わい 香りも強い

4月中旬頃から開花しました。やや小さめの花です。

果実はノースブルーに似ています。香りも強く、ローブッシュ系の血なのでしょうか。

2006
ハーフハイ系・ローブッシュ系の一番手として、シグネクトやOSL101と同時に4月6日に開花しました。
今年が本来の開花時期と思います。

見事な鮮紅色の紅葉を見せてくれました。

ページのトップへ戻る

Top Hat (トップハット)  6年生 樹勢〔5〕 矮性で綺麗に山型にまとまる 06.4.16 〔BlueBerryHouse〕

入手難易度 ☆☆...苗木はアルビックから購入できます
栽培難易度 ☆☆
果実肥大度 ☆☆☆...樹の大きさに比較すると極大粒といえるのかもしれません。
完熟時味覚 ☆☆☆...意外(失礼 !!)にもまずまずです。
総合推奨度 ☆☆☆...比較してしまうと果実はもうひとつなのですが、観賞用などの用途によっては生きる品種

 
花はつぼ型で純白、やや小さいサイズです。      中粒で明青色、樹の大きさの割に大きめの果実。

ブルーベリーのミニチュアといった感じの紅葉

1977年発表 MI 19-H x MI 36-HMI 19-H
= Mich. HBS 120 x Mich. wild LBS 1MI 36-H = Mich. 19-H x Berkeley

中生種 矮性の品種 樹高は30cm前後
果実は中〜小粒で明青色 甘い風味を持つ

★My Report★
芽の動き始めは2月下旬頃。
開花は4月上旬頃から
収穫は6月中旬頃から7月下旬頃まで。
果実は中粒(約13o〜16o)で明青色 最大果は16.5o〔2004〕
果実は中〜大粒(約15o〜18o)で明青色 最大果は19o〔2005〕 
Brix値 9.2 (2004) やや酸味の効いたバランスのとれた食味 風味は良い
Brix値 Ave.11.2 Max.12.5 (2005) 甘味もあるバランスのとれた味 風味良好
一週間程樹上で完熟させた場合はBrix値 12.1を記録 やや甘味が勝ってバランスの良い味。

昨年ウチの庭に仲間入りした、たぶん1年生。葉は小さくブルーベリーのミニチュアといった感じです。
鑑賞向けや盆栽にも良いかもしれません。成木でも30cm程度までということなので、この品種に
関しては他品種とは大きさが全く異なり比較が出来ません。実もミニかと思いきや、15ミリ程まで
大きくなり甘く美味しいそうですが、木が小さい為多収は望めないようです。可愛さはNo1。

9月に入って、この品種としては旺盛な成長を見せています。葉もやや大きくなって、サンシャイン
ブルーの小さめの葉に近いくらいの大きさです。最近ローブッシュブルーベリーのカタログをもらった
のですが、実が余りにも小さく摘み取りが嫌になりそうです。そのでも点トップハットは優秀と思います。

待望の開花が始まりました。小さめの花ですが葉の大きさの割には大きめです。ハーフハイ系の
開花はハイブッシュ系よりも早いものが多い気がしています。

やや酸味がきいたバランスの良い食味です。完熟果は逆に甘味が増してマイルドな味に変わります。

本年は気候なのか、品種の特性なのか、果実がなかなか青くならないという現象も見られました。
品種としてやや形質が不安定な感じが見受けられます。7月末まで青くならない果実が付いていましたが
来年以降を見越して、全て剪定しました。

小さいためか他品種の日陰に入っていたようで、うまく夏を越しました。意外なことですがハーフハイ系中
最も状態が良いようです。一部の枝が急激に伸びたり枯れこんだりと、やや不安定さを感じさせますが、
来年も期待できそうです。

今年は果実の大きさが一回り大きくなり、ハイブッシュ系に近い大きさになりました。また食味も良くなり、
結構美味しくなっています。樹の大きさに対して、これだけの実を着けるのは凄いことと思います。
実物の観賞用としても見事な品種と思います。

2006
セントクラウド他に一日遅れの4月7日に開花しました。今年は寒かったためかハーフハイ・ローブッシュ系の
開花の早さが目立ちます。寒さの影響を受け難いのでしょうか。

ページのトップへ戻る

Aino(アイノ)  2年生  8.1.8  (ニッポン緑産)

詳細は調査中

2008
当地での栽培は困難な上に、果実も小さく期待できないのですが、新品種ということで買ってしまいました。

ページのトップへ戻る

Alvar(アルバー)  2年生  8.1.8  (ニッポン緑産)

詳細は調査中

2008
当地での栽培は困難な上に、果実も小さく期待できないのですが、新品種ということで買ってしまいました。

ページのトップへ戻る

Brunswick (ブルンズウィック)  3年生 樹勢〔確認中〕 06.11.19 〔大関ナーセリー〕 2006.10に枯れ死を確認。観察を終了しました。

 
純白で小さな花 形は普通

1965年選抜 野生種からの選抜種
中生種 樹勢は比較的強く強健 樹高は0.3m程度
果実は極小〜小粒(最大約1.3cm)で青色 ローブッシュ特有の風味を持つ 

2005年11月に入手、詳細な観察はこれからです。

シグネクトが比較的良好だったことから、こちらも栽培をしてみることにしました。改良種にはない、野性味あふれる
風味を期待しています。

2006
今年は全ての花芽を取り去って、成長させる一年になります。昨年のシグネクトは若干の実を着けたものの、
なんとか夏越しができましたので、ブルンズウィックも上手く生き残るよう願っています。

全ての花芽を取り去って・・・と書きましたが、なぜか見落としがあって一房だけ咲いていました。折角ですから
この房だけ残す方向で、開花は4月11日でした。

当地の夏を越せず、葉焼けも酷くなり秋口から枯れ込んで結局枯れ死してしまいました。結実をさせず、西日も避けた
場所で栽培していましたが枯れ死しましたので、暖地での栽培は難しい品種と思います。

ページのトップへ戻る

Chignecto (シグネクト)  6年生 樹勢〔確認中〕 06.4.16 〔ニッポン緑産〕

 
壺型で小さめ、やや緑を帯びた白色の花            暗青色で小粒

鮮やかな赤色で見事な紅葉です。

1964年選抜 野生種からの選抜種
早生種 やや開帳性 樹勢は比較的強い 樹高は0.8m程度
果実は極小〜小粒で明青色 ローブッシュ特有の風味を持つ 
収穫時期は長期間に渡る傾向

★My Report★
芽の動き始めは3月上旬頃。
開花は4月上旬頃から
収穫は6月中旬頃から

果実は小粒(約10o〜13o)で暗青色 最大果は13.5o〔2005〕
Brix値 Ave.15.2 Max.16.4 (2005) 甘味酸味ともに強く濃厚で美味しい 野性味があり強い香り

試しに入手しましたが夏を越すことができるか心配です。

紅葉は非常に綺麗な赤色です。書籍には国内でローブッシュは寒地や高地以外では栽培困難とされていますが
どうでしょうか。

開花しました。開花している一方で硬い蕾もあり、かなりの長期間にわたって順番に咲いていくようです。
他系統では、こうした開花は見たことがないので興味深いところです。

果実は当然小粒なのですが、素晴らしく濃厚でコクのある味わいです。ルーベル等と共通する野性味ある香りと
濃厚な味は、改良種ではちょっと近づけないものと思います。当地の夏越しができることを願っています。
今年大関ナーセリーから発売されるブルウンズウィックにも期待しています。

2006
ハーフハイ・ローブッシュ系の一番手として4月6日に開花しました。今年当地は数十年来の寒さだったのですが、
昨年よりも早く開花しました。当地では二年目の冬越しの為、今年が本来の開花時期と思います。

ページのトップへ戻る

N-B-3  3年生  8.1.8  (ニッポン緑産)

詳細は調査中

2008
当地での栽培は困難な上に、果実も小さく期待できないのですが、未栽培の品種ということで買ってしまいました。

ページのトップへ戻る