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不定期日記

栽培中に気づいたメモみたいなものです。申し訳ありませんが不確実な内容もありますのでご了承下さい。

久々の近況報告 09.7.6

相変わらず、なかなか更新できていませんが、今年も収穫は順調です。

我が家の庭では全て鉢栽培で、ほとんどがスリット鉢による栽培なのですが、スリット鉢は水捌けが良い分、旺盛に発育する
ラビットアイ系では、40センチ角ポットでも直ぐに水切れが起きてしまいます。一昨年から通常の果樹栽培用の40センチ丸型
ポットをラビットアイ系にだけ使用してみましたが、こちらの方が水切れし難く、結果的に栽培しやすいようです。スリット鉢は
ハイブッシュ系では非常に良好な結果で、根腐れもほとんど起こさないのですが、ラビットアイ系には不向きかもしれません。

また用土では、一昨年から本格的に使い始めているラトビア産ピートモスが、単用(100%)で使用するには最も優れていると
思います。目の細かいカナダ産等と違い、2年程度では腐食し難く、鉢栽培での根腐れはほぼ解消される結果になりました。
いろいろと試行錯誤してきましたが、8年経ってようやく自分に合った栽培法が見つかり、落ち着いて栽培を楽しむことができ
ています。

散々あれこれと導入してみた品種も、当地で育てやすく美味しい品種が分かってきましたので、最近は以前ほどの関心は
薄れています。が、そう書きながら、しっかりと新品種は栽培を試みています。最近では特にサンプソンあたりが育てやすく、
果実も大きく美味しい品種と思います。こちらの方はじっくりと時間をかけて吟味していきたいと思います。

近況報告 08.6.29

本業の方で忙しいため、なかなかブルーベリーと向き合う時間が限られてしまっていますが、HPの更新程は滞っておらず、
今年も順調に収穫できています。

今年驚いているのは、なんとネットを張らなくても鳥にほとんどやられず、収穫を楽しめていることです。それは隣の家で
飼われているネコのおかげ・・・。2匹いるネコが我が家に到来するスズメやヒヨドリ達からブルーベリーを守ってくれている
ようです。多少シュート(新芽)を折られたりということはありますが、ネットが不要になるのは助かるので大目に見ています。
ヒヨドリは人間など怖がりませんが、俊敏に飛びかかるネコには、かなり警戒するようですね。

今年は忙しいこともあり、昨年までのようにデータを取らずに収穫をしています。大体美味しい品種は分かっていますので、
大粒で食味の良い品種は近所にあげたり、毎日のデザートになったり。ジャムに向く風味の良い品種を集めて煮込んだり
しています。サンプソンが摘み取り園向きとして、かなり有望であることが分かったり、ミレニアは去年より美味しくなったり、
いろいろなことに気づきながら、楽しんで世話ができています。以前より少し落ち着いて、永く楽しめる趣味になりそうです。

当地の北部ハイブッシュ系とピートモスの話 07.11.16

久しぶりに今年の北部ハイブッシュ系の栽培記録を更新してみましたが、既に全品種の半数以上が枯れ死していたことに
気づきました。デュークやブリジッタ、レカ等、かなり暖地適性の高い品種もありますが、年々夏場の気温が高くなっている
当地は、鉢植え遮光無しという環境では、多くの品種が耐えられないということがよく分かります。既に概ね半数の品種が
枯れ死し、残りの半数も調子を崩しており、毎年の収穫に耐えられる品種は、かなり限られています。気候や栽培法が
少し違えば大丈夫な品種もあるのでしょうが、当地以上の暖地で基本的に北部ハイブッシュ系を順調に育てるのは、
簡単ではないと思います。

私の栽培歴は丸6年で、それなりの対策は取ってきましたが、よほどの手間をかけない限り、難しいことが分かりました。
ネガティブな意見ですが、ハイブッシュ系全般に、かなり品種を選ぶ必要がありますので、接ぎ木かラビットアイ系を中心に
した方が無難と思います。


今年植え替えに使っている用土は、Berry's Lifeさんのラトビア産ピートモス(10-30)です。昨年から試用し始めてましたが
1年で泥状になるカナダ産に比べて腐植し難く、やや水切れの多くなりがちなサハリン産よりも水持ちが良く、比較的
長期間に渡って気層や排水性を保てます。水を弾くこともなく作業性も抜群なので、ピートモスのみの用土とするなら最適と
思います。同じく試験的にサンプソンに使ってみたココピートオールド100%でも、ピートモス無しで成長は良好でした。
サンプソンの実験結果については、できれば近い内に公表できたらと思っています。(ベリー公さん、遅くなって済みません)

停滞 07.10.14

今年も順調に栽培していたのですが、夏頃から本業の方が忙しくなって、ラビットアイ系の収穫をせず放置する事態...。
庭の方は水やりだけはできていたのですが、畑は放置ということで、今日半年ぶりくらいに草取りをしてきました。
最低限の管理だけはしてきましたが、ブルーベリーも生き物ですから可哀想なことをしてしまいました。仕事が忙しくなると
さすがに「増やしすぎたかな」と感じます。勝手なものです。

ようやく本業も落ち着き始めたので、こちらも復活ということで、少しずつ更新していくつもりです。
「増やしすぎたかな」と言っておきながら、もう少しすると注文済みの新品種が届く予定です。懲りないですね。
昨年から栽培を始めた中ではサンプソン、ミレニア、じんば青あたりの成長がよさそうです。大粒ですが味はまだまだです。

間もなく収穫 07.5.15

あと2週間程で収穫が始まりそうですが、この時期注意していることは、水切れと摘果です。花芽を十分に減らせておらず、
樹に負担がかかっている場合には、幼果が着いていても新葉の展開が少ないという現象が起きます。このまま成らすと
果実が小さくなるだけでなく、樹勢にも影響を及ぼしますので、新葉の出が悪い苗木は思い切った摘果をしています。

また液肥と共に害虫の忌避を目的としてWRC等のヒノキチオール成分を散布していますが、シートがけの効果があるのか、
今年は害虫をあまり見かけません。雑草が減り害虫の隠れ家も減ったのしょうか。時々毛虫が迷い込んでいるくらいです。

水やり開始 07.4.12

昨年11月半ばから灌水を控え、今日約5ヶ月ぶりに水やりをしました。冬場は自然の雨水だけにして、灌水しないことで
根を大きく育てることができます。4号ポット辺りから6号ポットへ植え替えた苗の多くはポットに根が一杯になりました。
7.5pポットからの植え替えでは、さすがに一杯にはならないものの、今年中に地上部は1m以上まで伸びるはずです。
かなりのスパルタ方式ですが、市販されている苗木に比べても、丈夫で大きく育てることができます。

防草シート 07.2.25

 
今年は庭全面に張ってみました。鈍い銀色で緑のラインが入った厚手のシートです。透水性があり耐久性も抜群。

畑(小さなブルーベリー園)で1年使ってみて効果的だった国華園の強力防草シートを、今年は庭でも全面的に使って
みることにしました。我が家の庭は他の果樹も含めて全て鉢植え栽培なので、こういう無茶ができてしまいます。
防草シートの狙いは草避けだけでは無く、泥はねを防ぎ病気を予防、銀色で虫の飛来を減らす効果、不完全ですが
ミミズが入ることを防ぐこと、苗木全体に光(反射光)が当たることで樹勢の強化を狙っています。夏の暑さは心配・・・。
2月はこの作業でほとんど終わってしまいました。やっと休眠挿し木と肥料に取り掛かれます。
 

強力防草シートは楽天の国華園ショップにはなく、カタログ上のみでの販売で1m幅×50mで9.000円です。

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近況報告A 06.11.2    追記 06.11.19 

この秋は何本かの接木苗を購入しました。チャンドラー2本、スパルタン2本、エリザベス、ボーナスが各1本です。
接木苗は初めて栽培するので、分からない部分もいろいろあります。成長後に接いだ部分はどうなってしまうのか、
開花時期や結実時期に変化があるのか、自根を超える果実が収穫できるのか等、興味深々です。 ところで、
この秋の苗木の流通を眺めてみると、当地ではJA等も接木苗の販売を開始していて、ハイブッシュ系は接木苗が
主流になる勢いさえ感じられます。価格が3.000円前後と高いのが難点ですが、徐々に安くなっていくと思われます。
数年前のチャンドラーに代表される新品種ブームから、ハイブッシュ系の育て易さを重視した接木ブームへと、変化
してきているのかも知れません。(ハイブッシュ系挿木苗は多く売られているものの、成木クラスを栽培している話は
ほとんど聞きません=大抵の方が失敗してきたという裏返しなのでしょう) 柑橘類くらいに育ち易くなると良いですね。
追記...ブルーインパルスシリーズは愛知県産らしいです。この理由から当地のJA等に大量に出荷されていた模様。
JAで並んでいたのを見た時には驚きました。ただ私が通販で購入した苗木は初期出荷分の様子で、苗木の状態も
JA店頭の苗木より良かったので、結局JAでは買いませんでした。でも接木アーリーブルーには未練が・・・(笑)


新発売の品種も含めて、注文していた苗木が続々と到着しています。今まで到着した中ではミレニアが苗木の状態も
良く、期待できそうな予感がします。栽培が難しい品種はプロでもアマチュアでも、二年生の秋まで順調に育てるのは
簡単ではありませんので・・・。最近では到着した時点で、当地でよく育つ品種かどうか、なんとなく掴めるようになって
きました。たくさん枯らしてきた経験からです。(笑) 到着した苗木は、私は全て6号CSポットに植えつける予定です。
これまでカナダ産ピートモスのみ(下層は硬質鹿沼土)で植え付けていましたが、根の張りは良好なものの乾燥した
時にカラカラになって水分を弾いてしまうのが難点でした。今年は朝日園さんの用土で植えつけていくのですが、
どうなるか楽しみです。
追記...物忘れが激しくなったのか、栽培中の品種があまりに多すぎるためか、既に枯れ死していた品種や、栽培して
いたのに記載を忘れていた品種が見つかりました。見つけて気が付いたときにUPしますが、大きなタイムラグがある
品種もありますので、ご容赦下さい。いつの間にか私の管理能力も落ちていたようです。反省・・・。


8号以上の鉢植えについてはカナダ産ピートモスを用土に使う場合、一年ごとに植替えは必須のようです。やや過湿に
なり易い我が家の場合、カナダ産ピートモスは一年で泥状になってしまい、ハイブッシュ系では根腐れを起こし易くなり
ます。鉢がなかなか軽くならない場合には要注意。また鉢にミミズに入り込まれると、糞で泥状にされてしまいます。
ミミズが良い土を作るというのは地植えはともかく、鉢植えの環境では水捌け第一のブルーベリーは当てはまらない
と思います。対策は鉢を地面から浮かすことです。 今後8号や10号といった成長過程で使用したい大きさでは、
できれば2年位は水捌けを維持して欲しいので、サハリン産等の長繊維系に切り替えてみたいと思っています。今年
初めて使う40cmCSポットでは、下層に針葉樹の樹皮・小枝チップ、マルチはインテリアバーグ(米松)、用土はサハリン
産ピートモスとしました。長期に渡って樹勢を維持できると良いですね。
追記...http://berryslife.shop-pro.jp/?mode=f6 で、ベリー公さんの用土に対しての考えが書かれたページがあります。
とても勉強になりますので、関心のある方は読んでみて下さい。(コピー&ペーストでお願いします)


今年はなんと、初めてコガネムシの幼虫を発見、レカの細根が見事にやられてしまいました。この鉢はマルチが薄く
なっていた鉢で、用土が剥き出しになっていた部分から成虫に潜り込まれたようです。5年間の栽培歴で初めて遭遇
しました。他の鉢では今年も見かけませんでしたので、やはりインテリアバーグ(米松)のマルチはコガネムシが忌避
する一定の効果がありそうです。我が家で愛用しているのは、WATAHAN INTERNATIONALのデコレーションバーグ
20リットル入りのSサイズ(6号用)、Mサイズ(8号以上用)です。何年も経って古くなったチップは他の果樹に使ったり、
気層の高さを生かした用土として活用しています。価格が高いのが難点ですが、見た目の良さと農薬を減らせるので
今のところ変更するつもりはありません。
追記...インテリアバーグの種類によっては、コガネムシにやられたという情報もあります。インテリアバーグは薬剤では
ありませんので、完全な忌避効果が保証されている訳ではありません。ご自身で試した上で判断して下さい。


当地では11月〜12月は気候が穏やかなため、地上部は成長が止まり紅葉を始めるものの、根の張りを促す絶好の
機会になります。この期間はとにかく水遣りを控えて乾燥気味を保つのがコツ。昨年は11月〜4月頃まで水遣りを
全くせずに根を成長させたことから、ハイブッシュ系(含むサザン)2年生苗木の殆どが1m以上という業者さん以上の
良苗ができました。初秋に7.5cmから18cmに植え替えた苗は、上手くいけば春には鉢が根で一杯になり、ラビット
アイ系顔負けの爆発的な成長が楽しめます。 余程乾燥しない限り、冬場は水遣りをしないことをお勧めします。

追記...鉢が軽くなっていたら冬場でも水を遣りましょう。当然ですが完全に乾燥してしまうと枯れ死してしまいますよ。

近況報告 06.9.18

鉢植え、畑の露地植えも共に旺盛に秋の生長を続けています。今年は特に昨冬〜春にかけて鉢に灌水を全く
しなかったため、二年生の6号CSポットに植え付けたハイブッシュ系苗木の根の張りが良く、抜群の生長でした。
サザンハイブッシュ系二年生の多くが軽く1mを超えてしまっています。肥料のやり過ぎで徒長している訳ではなく、
小町園産の苗木のように茎も太くガッチリとした1m越えです。しっかりと根を育てることの大切さが良く分かりました。
なお密集させて栽培すると、自然に上へ伸びる(直立)ことも良く分かりました。業者の苗木が何故横に伸びないかの
答えはこの辺りにありそうです。

今年も新品種が続々と売り出されています。既に売り切れた品種もあるようですが、今年は大関ナーセリー発売の
ミレニアに期待しています。他には久しぶりに小町園からも苗木を取り寄せる予定です。今年発売される「うつぎ青」
「じんば青」は小町園が15年以上というUSDA並みの試作・観察を続けて、親のスパータン超えを狙って育種・品種
登録(出願中)しようとする自信作。少なくとも育て易さは改良されている模様なので、大いに期待している品種です。
他にはサンプソン。あまり知られていませんが評価の高いサファイアやエメラルドの宝石シリーズに匹敵すると聞いて
います。耐寒性も併せ持つサザンハイブッシュ系です。待っていれば来年以降に日本緑産から入手できますが、
一足先に試作する予定です。

私も様々な品種を栽培していますが、最終的には当地で美味しく育て易い品種に絞込み、収穫期別に主力品種と
受粉用の数品種を設定したいと思っています。ハイブッシュ系主力品種としては極早生のスターと最晩生のカロライン
ブルーは決定的。間を埋める品種の候補を探しているのですが、来年はチャンドラーを10本程試作して、当地での
適性に注目していきます。果実の大きさや美味しさは言うまでもありませんが、夏負けしない暖地適性が本当にある
のかが微妙なところです。早生品種ではミレニアかサンプソンのどちらかあたり、あるいは今年かなり良くなってきた
デュークや既に実績のあるレカが候補。果実の大きさ・美味しさに加えて、栽培のし易さも重視しているため、選定は
難しいです。(でも楽しんでます・笑) ラビットアイ系は基本的に栽培し易いため、美味しい品種なら数本ずつでOK。

今年は植え替えに現在セール中の朝日園さんの用土を使ってみています。ピートモスと鹿沼土、緩効性肥料、水に
馴染み易くするための界面活性剤という構成です。これが使ってみて便利で、ピートモスをこねて水を含ませたり、
鹿沼土や元肥を混ぜる手間も無く、植え替えにかかる時間が通常の半分以下で済むようになりました。価格は計算
すると通常の資材(6キュービックのピートモスとか)を揃えるのに比べて数倍しますが、時間が無い方や少量の栽培
にはとても重宝します。妙な喩えですが、一般道路と高速道路のような感じです。今年の私は近年になく忙しいので
頼ってしまいそうな・・・。数十袋は必要になりそうなので怖いです。

夏の仕事といろいろ 06.8.16

夏場は@に水遣り、Aに収穫、Bに草取り、と大変忙しい時期ですが、お盆頃になると、ようやく落ち着いてきます。
お盆休みの仕事は、休眠挿し木の鉢上げ開始と、秋の成長に向けて全ての果樹に肥料をたっぷり投入すること。
鉢上げは7.5pポットから18pポットへが定番になりました。以前は途中の12pへ移していましたが、昨年のテストで
有意差が見られなかったためです。1回分の植え替えの手間が減るのがメリットかと。 肥料は全ての果樹に一度
投入するのに約20キロも使います。年に数回は投入する必要があるため、あまり高価な専用肥料は使えませんが、
大袋入りや売り出しを見つけた際に買い込むようにしています。

今年初めてBT剤(デルフィン顆粒水和剤)を使いました。隣からアメリカシロヒトリが侵入し、手が付けられない状態に
なったためです。BT剤の効果は素晴らしく、数日で全ての毛虫・青虫類は姿を消しました。新梢を酷く食害してしまう
シャシャンボツバメスガもいなくなり、新梢の枯れ込みは一時的に止まりました。 しかし忙しさにWRC等の散布を
サボって2週間ほどすると、また新梢の枯れ込みが始まってしまいました。BT剤は基本的に現在食害している毛虫や
青虫類を殺す効果はあります。しかしオルトラン等と異なり、成分が樹に留まらないので効果の持続はありません。
2週間ごとにBT剤を散布するのは現実的ではありませんので、やはり害虫の忌避効果を狙うのにWRC等の散布は
必須で、万一被害が拡大してしまった場合に対してはBT剤の使用も検討するという使用法になると思われます。

ハーフハイ系は比較的当地の暑さにも強いようですが、ローブッシュブルーベリーについては概ね暑さに弱い傾向が
はっきりしてきました。シグネクトはまずまずですが、ブルンズウックやOSLシリーズは連日35℃を超える当地の夏は
厳しいようです。特にブルンズウックは直ぐに葉が焼けてしまうため、来年には枯れ死してしまいそうな感じです。
やっぱり品種によって適地がありますね。適地適作を無視して育てても、手間や費用がかかるだけで良い果実の
収穫は望めそうにありません。既に興味本位から適地でない品種を育てて多くの苗木を枯らしてきたので、そろそろ
無理な品種は避けて、これ以上枯れ死させないような栽培を心がけたいと思っています。

昨年までは大きくなると畑に植えつけていましたが、今年は畑が一杯になってしまいましたので、いよいよ大型の
ポットが必要になってきました。大型のポットはスリット鉢だと1個2.000円以上はします。数十個は必要になると
思われるため、今から悩み種です。大型のポリポットは13号で1個1.000円以下のため、こちらで妥協しようか等と
思案中。園芸は苗木が少なく樹も小さい間は費用もかかりませんが、樹が大きく数も多くなると、かなりの費用が
かかります。苗木代、肥料、薬、ポット、用土、鳥避けネット、その他、書き出してみると凄いです。(汗)
 06.8.16

開花時期の差 06.4.16

今年、当地では例年にない寒さが続いていて、ブルーベリーの開花も全般に遅れているですが、品種ごとや
品種群によって、かなり面白い現象が見られます。例えば毎年3月中・下旬までには多くの品種で開花が始まる
サザンハイブッシュ系は、4月上旬に開花したオニールとジュエルを除いて、4月中旬以降へと遅れています。
その差はなんと三週間以上です。一方でハーフハイ系・ローブッシュ系は例年と同じか、やや早いくらいの開花、
ハイブッシュ系・ラビットアイ系は例年どうりか、やや遅い開花という感じです。

サザンハイブッシュ系の遅れが非常に目立つのが特徴的なのですが、これだけ遅いと家庭栽培はともかく、営利の
栽培では果実の出荷の遅れが懸念されるのではないでしょうか。果実の肥大速度は品種ごとに概ね一定と思って
いますが、今年の収穫時期が気になるところです。気候に関わらず他の系統は概ね一週間程度の差ですから、
サザンハイブッシュ系統の特長と言っても良いのかもしれませんね。


一方で毎年沢山やってくるミツバチが、今年はほとんど飛んでいません。気温が低く風が強いためなのでしょうが、
ブルーベリーはかなり咲いてきているので、ちょっと不安です。開花時期ばかりでなく、ミツバチの心配も必要という
ことで、難しいものですね。サザンハイブッシュ系の開花は遅れて正解かも。

ブルーベリー大図鑑 06.2.26

ブルーベリーの品種読本 『ブルーベリー大図鑑』 が、ついに発売されました。私も品種には関心のある方なので
待ちに待った発売でした。私の育てている品種の九割以上が掲載されている品種と重なり、品種ごとの特長など
気づかされたり納得できたり共感したりと期待に違わず、この書籍があれば最初から目的とする品種を選ぶことが
できるといっても過言ではありません。もう少し早く『ブルーベリー大図鑑』があったのなら、私も現在ほど多くの
品種を育てる必要はありませんでした。ブルーベリーの品種に関心のある方に広くお薦めできる書籍と思います。

特に共感できたことに、最近2年あまりで感じていたこと・・・水はけの重要性やサザンハイブッシュ系の弱さが
あります。水はけについて、当初はCSポットにピートモス100%の用土で生育は良好でした。しかし二年目になると
植え替えをしていても根腐れを起こす品種が出てきました。当地ではピートモス100%の用土はひと夏で腐熟して
二年目には逆に水はけを悪くしていたのでした。これを解消するためには腐りにくい長繊維のピートモスを用土に
したり、水やりを控える等の対策が必要になりました。この冬(12月〜2月)は鉢が軽くなっていないことを確認し
ながらですが、庭の鉢植えへの水やりは全く無しで済みました。結果として2月下旬現在で、鉢から苗を上げると
真っ白な根がビッシリと張っています。やっと栽培5年目にして「根を育てる」ことが出来るようになった気がします。

サザンハイブッシュ系の弱さについては、本当に暖地に向く品種かどうかという点で、これまで書いてきた通りです。
個人的に、樹勢にもう一つ問題のある品種が多いわりに、大粒で豊産という都合の良い品種が揃っているので
結果として私のHPで「枯れ死」等と紹介した状態になっています。休眠要求時間の短さよりも、高温多湿地域への
適応性が本当の暖地向きの品種と思います。苗木業者や発表元からの宣伝・情報に踊らされることなく、地域に
適応した品種選びができることが願いです。『ブルーベリー大図鑑』では、このあたりの部分まで踏み込んだ内容で
書かれており、私としても非常に共感できる部分です。

私のように趣味で栽培する場合に気づいたことがあります。例えば着花数・収量が少ないのがデメリットとされる
スターは、逆の見方をすれば剪定の必要が少ない省力品種であり、着果の影響を受けにくいというメリットになり、
枯れ死するリスクが少なく、栽培し易い品種ということになります。このあたりは営利栽培と家庭栽培という立場の
違いで、異なる意見となる部分かもしれません。

ともあれ、これだけ多くの品種を一度で詳細に解説された書籍は国内にはありません。ネット上の情報を探しても
ここまでの内容は集まりません。執筆された渡辺氏に感謝したいと思います。私はもう一冊買おうかな(笑)。

2006年の栽培 06.1.16

色々なことが起きてドタバタしている間に早くも1月も後半に入ってしまいました。今年の予定を少し・・・。

小さなブルーベリー園が大雪で大破してしまいました。再度補強して復活させますが、フェンス設備だけでなく
苗木の損傷も酷いので、今年の畑は花芽を全て摘み取って、苗木を成長させる一年にしたいと思います。
露地植えで大きく成長させるのは、やや難しいサザンハイブッシュ系等がどのくらい成長するかが楽しみです。

やっと念願の0.1o単位のデジタルノギスと0.1g単位の秤を手に入れました。これまではBrix糖度のみしか、精密な
測定精度が出せませんでしたが、今年の収穫からは果実の大きさ、重さも詳細に比較していけると思います。

鉢植えの200本程を剪定しました。この時期(2月末まで)の剪定が果実品質を決定するといっても良いと思います。
今年は特にハイブッシュ系の枯れ死を防ぎ、樹勢を維持するために、6号鉢までの鉢植えは全ての花芽を取り去って
います。8号鉢で3分の1、10号鉢以上で半分程度の花芽数まで落としています。美味しく大きい果実を狙うには、
品種や系統にもよりますが概ね半分までの剪定が適当と思います。今年は測定器が揃ったので最高値を狙います。

注・苗木の管理や果実の摘み取りへの労力を減らす意味合いも大きいですので、一般の方はここまでする必要はありません。

ブルーベリー全書(日本ブルーベリー協会編)を購入しました。かなり多くの新品種が既に導入されているようです。
近々一般販売される品種も多くあるようですので、私も昨年秋からは導入品種を絞り込んでいます。特許品種も
多いようで、こうした品種は10本単位以上でしか購入できないものも結構ありそうです。私のような個人栽培では
10本というと、かなりの賭けになるので慎重になりますが、結局買ってしまうかもしれません。(笑) Starのような
優れた品種ならどうしても欲しいのですが・・・。あと、今年春に出版予定の「ブルーベリー大図鑑」は楽しみです。

植え替え雑感 05.11.10

鉢植えの植え替え時期なのですが、今年は昨年に比較して根の張り方が違います。昨年からの課題「根を育てる」は
ある程度達成されたと思います。今年に関しては古い用土から腐敗臭を伴った過湿気味のピートモスは皆無でした。
根を育てるポイントは@鉢が軽くなってからの水まきを徹底する、A鉢を地面から浮かして風通しを良くする、B植え
替え時の用土はピートモスに水を含ませる際に沈む泥状の沈殿物を除く、が正解のようです。根腐れ撲滅を宣言(笑)

瀕死状態だったオザークブルー等も一部の苗木は復活してきました。

自画自賛はこれくらいにしておいて、植え替え時に気が付いたことですが、ブルーベリーは用土の変化を嫌う傾向を
強く感じます。特に苗木購入時の用土が悪い場合にはピートモス主体の用土で良好な成長をしてくれますが、用土の
質が良い場合には案外、根が新しい用土に伸びにくいケースがあるようです。それまで育った用土以上の魅力が
新しい用土には必要なようです。またピートモス主体の用土でも、カナダ産とロシア産では注意が必要です。用土の
質が良い場合には、根鉢を崩して新しい用土との活着を促す方が良いと思います。

ところで今年もコガネムシの幼虫は出ていません。インテリアバークのマルチを行っていない柑橘類や、ラベンダーの
鉢は高確率で根をかじられています。今年は試しに柑橘類の鉢の一部にもマルチをしてみましたが、やはり幼虫は
みかけませんでした。根拠は無いのですが、どう考えてもインテリアバーグマルチがコガネムシの侵入を阻んでいると
しか思えません。理由は分かりませんが、4年間で一度も出会っていないことは事実です。

来年への課題は「枯れ死防止」です。この目標には充分な樹勢の維持と最低限の薬剤の使用が必要と思います。
鉢植えに対しては、これまで2〜3センチだったマルチを5〜6センチへと倍増させています。このためには用土を減らす
必要がありますが、大きめの鉢に少ない用土、厚めのマルチというスタイルで使います。浅根性のブルーベリーには
合っているのではないでしょうか。薬剤については開花〜結実期を除いて、オーソサイドやベノミル剤を最小限度に
散布していこうと思っています。主にハイブッシュ系の生存率を上げるのが狙いです。

ブルーベリーの病気と害虫 05.10.23  05.10.27追記  06.1.2訂正

訂正 ブルーベリー栽培で認可されている農薬として、キャプタン・有機銅水和剤が認可済みですが、キャプタン水和剤=オーソサイド水和剤と
    いうことから許可されているものと混同していたようです。キャプタン・有機銅水和剤で認可されている農薬は、オキシラン水和剤です。

多くのブルーベリーの品種を栽培してみて、あまりに枯れ死をはじめ不明なトラブルが多いため、最近作成をはじめた、
害虫と病気というページでは、病気に関しては『A Pocket Guide to IPM Scouting in Highbush Blueberris』 他を
参考に家中の参考書を集めて情報の整合を目指しました。この本は洋書ですが、写真付きで病害虫が細かく掲載
されているので、庭に出て同じ症状の苗木を探したりと大活躍しています。紹介&送付していただいたDAIさんに感謝。

ブルーベリーの害虫は基本的によく観察して、見つけ次第捕殺する等で対処することが可能です。ところが病気に
ついては発症してからは手遅れの場合も多く、病気を発症・蔓延させないよう防ぐしかありません。苗木の枯れ死する
原因の多くは何らかの理由で弱っている状態で病気に罹ったか、水切れ、根の食害(コガネムシ幼虫等)です。
またすぐに枯れ死しないまでも著しい生育不良や、苗木が徐々に弱り数年で枯れ死していく原因の多くは病気が
関係します。このことから病気を積極的に予防することは、最重要課題の一つと思います。

最近特にブルーベリーの病気について調べていますが、我が家のブルーベリーが枯れ死する直接原因は枝枯れ病と
判明しました。この病気は細菌類によりおこるのですが、枝枯れ病も含めて病気の発生する原因は、@この細菌に
感染しやすい品種、A結実して弱っている、B暑さに弱い品種(系統)、C樹勢が弱い品種、D苗木の密集した
風通しの悪さや水はけの悪い環境、等がいくつか重なると、多発するようです。しかしDの環境は狭い場所に密集
させていることから防ぎようがありません。可能な対策は適度に剪定することと、水はけを良くする程度です。さらに、
@BCも品種に依存するため、どうしてもその品種を栽培したい場合は防ぎようがありません。Aに関しては結実を
極力少なくしたり、3〜4年生程度の幼木期は結実させないことで対策が立てられると思います。

今年から畑での栽培を始めていて、特に丈夫な品種を選んだこともありますが、多少の枯れ込みは見られるものの
同じような枯れ死した例はありません。苗木同士の間隔が充分にあり、風通しが良いからなのでしょうね。また、
ラビットアイ系は@については不明ですが、BCに元々問題が無いため育て易いとも推測できます。ハイブッシュ系は
やはり病気には不利です。ともかく原因ははっきりしましたので対処法を見つけていきたいと思っています。これまで
色々と書いてきてまとまりがつかなかった事が、やっと整理できました。
                05.10.23

我が家で多発した枝枯れ病ですが、オキシラン水和剤(キャプタン・有機銅水和剤)という薬剤が農薬取締法で認可
されていることが判りました。枝枯れ病は夏以降多発するので、収穫直後に散布するのが果実への影響も心配なく、
かつ効果的と思われます。来年から過密環境となっている庭の鉢植えについては収穫後に使ってみたいと思います。
他にも様々な病気の原因となる糸状菌についても都道府県によってはベンレート水和剤(ベノミル剤)が許可されて
いるので、必要ならば時期を選んで使用してみるのも手です。農薬に関しては様々な考え方がありますが、過剰に
使うべきではないですが、個人的にはどうしても使いたくないからといって蔓延させるのはいかがなものかと思います。

この二剤については、まだ許可されていないと思っていましたが、オキシラン水和剤(キャプタン・有機銅水和剤)に
ついては既に許可され、ベンレート水和剤(ベノミル剤)については都道府県により許可されているようです。情報を
いただきありがとうございました。 
05.10.27

オーソサイド(キャプタン)と記載した部分は、全てオキシラン(キャプタン・有機銅水和剤)へと書き換えました。06.1.2

鉢植えと露地植え 05.10.8

今年から露地植えを始めましたが、これまでの鉢植え栽培と大きな違いを感じています。特に夏越しについてです。

当地の夏は非常に暑さが厳しいためか、これまで鉢植えの苗木は遮光をしない場合には、ハイブッシュ系(サザン系を
含む)は、かなり多くの品種で着果後に葉焼けが生じていました。再三ハイブッシュ系は難しいと書いてきた理由です。
ところが今年から露地植えを始めたところ、適性の高い品種を集めたことはありますが、露地植えでは一本も葉焼けが
生じませんでした。そこで鉢植えと露地植えの違いを考えてみました。

鉢植えは毎日水やりをし、遮光はしないものの様々な暑さや風通しを良くする対策をしています。露地植えは水やりは
雨水のみに頼っていて、一週間に一度見て回る程度です。鉢植えの方が余程手をかけているのですが、苗木同士の
間隔は露地植えが広く、マルチも樹冠内で15センチ以上は確保されています。鉢植えは苗木が密集している上、
マルチは数センチ程度です。こうして考えてみると条件的にやはり露地植えの環境は安定しており、地温・水分量の
変化も鉢植えほど激しくなく、安定した生育環境であることが分かります。

このことから葉焼けは夏場の不安定な生育環境と、着果による疲労から苗木が弱っているものと分かりました。
鉢植えを順調に育てるために必要な条件に、来年からは@大きめの鉢、A水はけの良い用土、B厚めのマルチ
(可能なら10センチ程)、C着果を半分以下に制限したり、四年生くらいまでは着果させない、としたいと思います。
出来る限り露地植えの安定した環境に近づけることが、夏バテや夏枯れを防ぐことにつながるように思います。

@の大きめの鉢については、Aの水はけの良い用土と関係しますが、十分な気層が確保されるという条件があれば、
大きい鉢の方が成長は早いことを確認しています。植え替え回数も少なくて済み、苗木の管理が楽になります。
気層の確保という点ではピートモス100%では不安が残ります。樹皮チップ等の混入で気層を確保したいと思います。
Bについても、マルチのインテリアバーグの量を厚くすることで環境の変化を受けにくくしてみるつもりです。
Cについては既に果実の生産量は家庭用としては充分な域に達したので、果実生産用とした樹の他は可能な限り
花芽の段階で取り除いて、樹(幼木)に負担をかけないようにしたいと思います。ただし当地への適応が難しい品種は
既に今年までに枯れているのかもしれません。

サザンハイブシュ系品種の耐暑性 05.8.11 9.16追記

サザンハイブッシュ系は一般に、休眠要求時間が少なく暖地に向くとされています。確かにブルーベリーにとって休眠
要求時間は最も重要な条件なのですが、7℃程度以下の休眠要求時間の累積時間ということでなら、沖縄等を除いて
すべての品種で条件はクリアされています。暖地でブルーベリーを栽培する場合に、本当に問題になるのは耐乾性や
耐暑性なのではないかと思うようになりました。

対処法ですが、対乾性は水遣りとマルチング。対暑性は寒冷紗や日陰に移動ということになります。水遣りやマルチは
条件を満たしてやればよいのですが、寒冷紗は栽培規模によっては難しくなり、日陰は立地条件に左右されます。
栽培適地かどうかの判断も他の果樹(たとえば柑橘類)とは異なり、年平均気温ではなく7・8月の平均気温や降水量、
最高気温や例えば35度以上を観測した日数等で判断するべきかと思います。名古屋の2004年7月の観測データでは
平均気温28.6度、最高37.5度、総降水量64ミリ、35度以上を記録した日数は13日となります。同じく高知市のデータは
平均気温28.5度、最高37.5度、総降水量218.5ミリ、35度以上を記録した日数は5日となっていますので、当地の夏は
昨年7月の例では高知市以上に厳しいということになります。最近数年の比較では、ほぼ同じ結果が出ていますので、
夏に関しては名古屋市は高知市並か、それ以上に暑い地域ということになりそうです。

本題のサザンハイブシュ系品種の耐暑性ですが、3年ほどの夏の観察に過ぎませんが、ハイブッシュ系(ノース・ハーフ)
よりは全般に強い傾向はあるものの、案外弱い品種もあるというのが実感です。果実を成らした場合に夏越しが難しい
のはどの品種も同じ傾向なのですが、果実を成らさなかった場合でもオザークブルーは枯れ死してしまいました。また、
リベイルやエイボンブルーでも果実を成らした場合は枯れ死する苗木が出ました。ダブリンやサミット、パールリバーや
ミスティー、ジョージアジェム、ヒトミ等もかなり弱っている苗木があります。オザークブルーは20本の内半数が枯れ死、
生き残っている苗木も瀕死に近い状態。他の品種も挿し木等による複数本の観察からですので、個体差という話では
ありません。ラビットアイ系はほぼ問題ないので、やはりサザンハイブシュ系品種の耐暑性は高くはないものと思います。

全ての品種にいえる事ですが、対暑性の問題に関しては、ひと夏だけでは判断がつきません。前年に果実を成らさない
場合等には夏越しのスタミナ(養分)があるためか、着果一年目は大丈夫に見えることも多いようです。しかし二年目は
前年からの十分なスタミナが残っていないと夏を乗り切ることができません。栽培が難しいスパータン(自根)について
暖地での栽培は数年が限度という話を時々耳にしますが、私のところでも今年は順調に生育していましたが着果後に
枯れ死しました。実際、当地以上の暖地で自根のスパータンが順調に成木まで育ったという話は、まず聞きません。
近年極大粒等として様々な新品種が出回っていますが、よほど手をかけることができる方でなければ順調に育てていく
ことが難しい品種も多いということを考慮しておくべきかもしれません。確実に育てたいのであれば、その地域で成木が
育っているような実績のある品種を選ぶべきでしょう。少々ネガティブな話になってしまいましたが、初めて育てる方の
参考になればという話です。ベテランの方は経験上、分かった上で挑戦されているので問題にはならないと思います。

耐暑性については単に暑さ(気温)というだけでなく、高い気温が及ぼす様々な影響(蒸散量増大、有機物腐食促進、
病害虫の増加等)から樹が弱り、紅葉・落葉したり枝の枯れこみや根が腐ったり、最悪枯れ死するという複合的な
暖地での育て難さを指しています。現在当地で育て易い品種を絞り込むと同時に対策を練っているところです。
05.9.16

品種本来の性質 05.7.18

品種本来の性質は、成木に近づかないと出て来ないと聞いていましたが、今年は隣同士で育てているダローの3年生と
4年生で面白い結果が出ました。ダローに関しては明らかに4年生の方がBrix値も高く実際の味も美味しくなっています。
具体的には完熟果のBrix値、Ave.で3年生は11.8、4年生は13.8と明らかな違いが出ています。実際にスパータンや
チャンドラーあたりも昨年に比較して食味は改善しています。やはり2〜3年生程度では本当の美味しさは出てこないかも
しれません。このあたりも品種によって差があるようですが、概ねどの品種も5年生あたりからは安定してくるようです。
先日Sevenさんとお会いした時も、「本来の性質は成木に近づかないと...」と、同じ話をされていました。

こういう話になると、2〜3年生あたりから評価対象にしている私は困ってしまうのですが、どの品種がいつ頃から本格化
するのかという目安としてもBrix値や評価を見ていただけたらと思います。個体差もありますが、当地に合わず枯れ死して
しまった品種も含めて実際に栽培した結果です。実際の話として個体差もあるのですが、たいていの場合挿し木も行って
いるため、枯れ死と書いている品種は挿し木も含めて全滅しているので、やはり当地に合わないものと思います。

品種ごとの違いがはっきり 05.5.29

○ハイブッシュ系に枯れ死続出
品種別の特徴と観察にも書きましたが、昨年から今年にかけて特にハイブッシュ系で枯れ死してしまう苗木が続出して
います。原因はいろいろ考えられますが、3年生と幼木の内に実を着けたことや、適地適作にこだわり寒冷紗等の暑さ
対策をしなかったことが主な原因と思われます。ハイブッシュ系の品種にもよりますが、当地より暑い地域では例えば
ブルータ等は育ちにくいと思います。無理に育てても今度は果実本来の美味しさが出にくい(Brix値や感覚的にも)ので
私としては実際に育ててみた上で、気候に合わない品種は栽培しない方向でいこうと思います。

○病気に弱いかもしれない品種
挿し木からの観察で、ある品種だけが全滅することを時々目にします。具体的にはミスティーやサミットで発根していた
苗が、ある日から突然枯れていきます。一緒に育てている他の品種では見られないことから、品種特有の病気への
弱さかもしれないと思っています。また母樹の病気も疑っていて、当地はサザンハイブッシュ系の多くの品種で冬期に
落葉しないことから、病気が葉で冬を越してしまうのかもしれません。今年の冬は殺菌剤でも撒こうか等と考えている
ところです。

○サザンハイブッシュ系の花芽の剪定
サザンハイブッシュ系は比較的大粒で、かつ豊産性の品種が多いのですが、樹勢はハイブッシュ系に比べて弱い傾向
があります。幼木の内から剪定せずに実を着けてしまうと、実がかなり小さくなってしまいます。これにも品種間で差が
あり、オニールやスターでは影響は少ないのですが、ミスティーやジョージアジェム等では、二回りくらい小粒の実に
なってしまいました。成木になれば大丈夫かもしれませんが、少なくとも3〜4年生あたりでは花芽を半数程度に
落とした方が良いと思います。果実も大きくなる上、今後の成長も順調になるはずです。またハイブッシュ系や
ラビットアイ系でも品種により同じ傾向で、ハイブッシュ系のプルやラビットアイ系のキャラウェイ等、樹勢が比較的弱く
豊産性の品種では、果実がかなり小さくなってしまう傾向が見られます。

○耐乾性にも差がある
昨年まではほぼ鉢植えばかりで、水やりが出来ていれば考える必要はなかったのですが、露地植えで原則水やりを
しない(設備が無くできない)ということで、品種ごとの耐乾性が浮き彫りになってきました。品種ごとに観察していると
@とにかく乾燥に強い品種、A乾燥すると新葉から萎れていく品種、B乾燥すると実から水分を奪う傾向が強い品種、
があるようです。観察している中では@はスターが挙げられ、少々の乾燥では影響を受けにくいようです。Aはラビット
アイ系全般(これも品種ごとに異なる様子)やシャープブルー等、樹勢の強い品種がこの傾向です。Bはサンシャイン
ブルーやガルフコーストで見られ、実が着いていれば新稍は萎れにくいのですが、実から水分を奪い実はシワシワに
なり易いです。程度の差こそあれブルーベリーは水切れに弱いのですが、品種間の差は結構ある印象です。水やりの
難しい環境で雨とマルチに頼る栽培では、耐乾性のある品種の方が安心感があります。

○幼木(2〜3年生クラス)の内に実を着けると...(おまけ)
この質問はよく受けます。早速実を楽しみたい気持ちは分かりますが、今後の成長に影響がある場合があります。
特に影響が大きいのはハイブッシュ系で、暖地では夏越しが難しくなり最悪枯れ死する場合があります。夏越しが楽な
サザンハイブッシュ系でも翌年の成長がかなり悪くなり、いわゆる「落ち着いた樹」になって、生育や実成りが停滞して
しまいます。これには品種ごとの樹勢や耐暑性、どの程度実を成らせたかで大きく変わってきます。実を着けると必ず
ダメということではありませんが、トラブルの可能性が高まるという意味合いです。1本の樹と長い付き合いになるの
ですから、今後の健全な成長を考えれば他の樹で収穫できるなら成らさないか、成らせてもできるだけ少量を
お薦めします。経験上、ラビットアイ系なら成らせ過ぎで枯れ死したケースはありませんし、成長への影響も軽微です。
ハイブッシュ系ではほんの一房、花が咲いて数粒の実が着きかけた2年生のブルーへブン(後に枯れ死)、おおつぶ星
(成長が止まったまま停滞)が、実が成る前に摘み取ったにも関わらず大きな影響を受けました。逆に1年間我慢した
あまつぶ星(今年3年生)は他の4年生クラス以上に大きくなり、今年は素晴らしい果実を着ける予定(剪定済み)です。

2005年型栽培法(こんなこと試しています、というだけの話) 05.5.4

○根を育てるという話
昨年からの課題ですが、今年は水やりも変えています。ブルーベリーは根・葉がバランス良く充実し、水捌けが良い
土壌であれば、水やりは多いほど良く成長します。しかし実際は理想の土壌条件を保つのは難しく、ピートモス主体の
土壌も一年も経つと腐植して通気性が悪くなってしまいます。通気性が悪くなり常に過湿の状態が続くと、根が育たず
地上部も伸びずに、最悪の場合は根腐れが起こって枯れてしまいます。また水やりを極端に減らしてしまうと新稍が
萎れたり成長が悪くなります。よく言われているように鉢が軽くなったら水を与えるのが理想ですが、200鉢近い鉢を
全て持ち上げながら毎日チェックすることは無理なので、受粉が終わった鉢を@半日で軽くなる鉢 A1日で軽くなる
鉢 B2日以上軽くならない鉢 に分けてみました。そして、@には毎日、Aには隔日程度、Bには雨水だけ、という
感じの水やりにしてみました。もちろん新稍が萎れかけた場合は随時水やりを行います。結果は後日のお楽しみ。

○ニームペレット
昨年からWRC等のヒノキチオール成分を樹勢強化や害虫等の忌避資材として使ってきました。結果は害虫も減り良好
なのですが、今年は更にヨトウムシ、コガネムシの幼虫、ダンゴムシ、ハサミムシ等の土壌中にいる害虫対策として
ニームペレットを試しています。この資材は特有の香りが強いのが欠点ですが、有機追肥としても使えることから
一石二鳥を狙っています。撒いてから二週間程の状態は特有の香りも残っており、出始めたヨトウムシ等の被害も
落ち着いています。水やりのできない(WRCが使えない)畑では、決定打になることを期待しています。結果は後日。
今年はブルーベリー以外にもサクランボ、プルーン、アンズ、ブドウ他、害虫の付きやすい果樹を育て始めているので
どうしても強力な忌避資材を見つけておきたいと思っている次第です。

○休眠挿し木
一般に夏の緑枝挿しが難しく、春の休眠挿し木の方が初心者向けと言われていますが、昨年初めての休眠挿し木は
失敗が多く、成功確率は約5割程と散々でした。緑枝挿しは7割以上の成功率でしたので、なんとかしようと今年は
室外でプチ温室を使って本気でやっています。これまでのところ96本中93本が生き残って葉を展開中で、恐らく発根
しています。気温が高くなるこれからが勝負どころです。水やりは1日1〜2回程。この結果も後日のお楽しみ。


花の着き方にヒントがあるかも 05.4.17

ここ数年多くの品種の花を観察してきて判ってきたことをまとめてみました。

○花の赤みは寒さに当たると出やすい
ほぼ確実と思います。今年は昨年より寒い傾向ですので、昨年全く赤みの無かった品種も赤みを帯びているものが
あります。赤花に関してはサンシャインブルー等、一部に出やすい品種もありますが、基本的に白色です。寒さに
当たった時に出やすいかどうかは品種間で差があります。また、暖かくなると白色に変わってきます。

○同じ品種でも花の大きさは変わる
花の大きさは品種間で異なりますが、樹体に対して花芽が多すぎると小さくなるようです。特にハイブッシュ系で本来
大きい花が着くものが小さい場合は花芽が多すぎるようで、更に2〜3年生程度で葉芽の展開が不十分な場合には、
直ちに花を摘み取った方が安心です。このまま成らせても本来の大きさや味にならないばかりか、暖地では夏越しが
難しくなってしまい、実際に昨年は著しい生育不良になったり、枯れ死した樹もありました。どの品種がどの程度の
花を着けるのかは実際に育ててみないと判りません。鉢植えで普通に育てる場合、剪定で3割〜5割程度の花芽を
減らすのが無難な様です。

○花の形は品種を特定する材料に成り得る
花の形は品種によって異なります。1つずつの花だけでは結論づけられないのですが、例えば今回情報としてあった
シエラ=ボインブルーかどうか、は大関ナーセリーの品種の信頼性から考えて、シエラ=ボインブルーではないと
判断することができます。似たような花の場合もありますが、樹全体の花をパーツごとに観察していくと結構違いらしき
ものが見えてきます。私のHP内なら例えば2本のクライマックスを比較しています。秋にマルモ出版から出版予定の
「決定版ブルーベリー・ブルーベリー大図鑑」には、多くの正確な品種ごとの特徴や観察のヒントがありそうで、大いに
期待しています。

○大果の品種ほど花が大きめ
例外もあるのですが、一般に大果の品種は花も大きい場合が多いようです。ただしスパルタンの様に中サイズでも
大きな果実を着ける品種もあり、絶対的なモノサシではありません。

○自家結実性は少しはある
どの系統でも一本で実を着けることは可能なようです。ただし自家結実した実は小さくなったり(本来の径の7割前後)
結果率が低かったりします。昨年挿し木に成功したシャープブルーやオニール、サンシャインブルー、ティフブルー等を
集めて置いておいた結果です。自家結実性があるとされるサンシャインブルーは元々実着きはあまり良くない品種。

やはりどの系統でも複数の品種を育てるべきと思います。

○地面に近い花は摘みましょう(おまけ)
鉢植えでマルチ表面近くに垂れ下がって着いている花は摘みましょう。果実が成ると重みで垂れ下がり汚れます。
私は地表から20p以下にある花は優先して摘み取ってしまいます。収穫は若干減りますが、養分が他の果実や樹体に
まわり、本来の大きな果実と夏越しの体力を付けてくれます。1本の樹で欲張らないことです。(特にハイブッシュ系)

初めての露地植え栽培 05.1.13  更新 05.2.20

今年で私のブルーベリー栽培も4年目に入るのですが、栽培を始めた頃に庭に植え付けた数本を除けば、規模は小さい
ですが本格的な露地植え栽培の機会が予定外に巡ってきました。そこで大雑把で面倒くさがりの私に合った方法で
露地植え栽培を楽しもうと思っています。詳細は別ページで紹介していく予定ですので、ここではポイントだけを紹介。

 水やりは雨水に頼るつもり
自宅から離れているので、もちろん水道は引いていませんし、自分で水やりをしようとすると大変な手間がかかります。
そこで潅水は雨水に頼り、株元には針葉樹チップを厚く敷いてマルチング。

針葉樹チップがコスト的に厳しいので厚く敷けません。ワラ等は手軽ですがコガネムシが入りそうで怖いです。
とりあえず1樹あたり針葉樹チップを25リットル程は使えますが、充分に厚くできるまで数年かかりそうな感じです。

 全面草避けシート張り
透水性のある草避けシートをブルーベリーエリア全面に張って、草取りの手間を軽減するつもりです。株元のマルチと
合わせて、エリア内は全く土が露出しない状態にする予定。1m×100mのシートを入手して使うつもり。

既に入手しているのですが、スペース的に耕運機で除草した方が簡単な気がしているので、今年は様子を見ています。
手に負えなくなりそうになったら敷くつもりでいます。

 全面メッシュフェンス
元は農村地帯でしたが宅地が増えつつあり、農家の方に聞くとハウス内の野菜まで盗難に遭っているとのこと。ちょっと
晩のおかずに失敬という者から換金目的の大量の盗難まで無法地帯になっているようです。隣町では苗木ごと抜いて
持ち去られた話も聞いているため、費用はかかりますが本格的なスチールメッシュで高さ2mのフェンスを業者に作って
もらいます。これから30年以上、安心して好きな作物が作れるならと思い切った投資です。これを破られたら...諦めます。
このフェンスは支柱が頑丈なため台風等での倒壊の心配が無く、そのまま鳥避けネットを簡単に張れるのもメリットです。

 ラビットアイ系ブルーベリーが中心
植え付ける品種はラビットアイ系ブルーベリーが中心になります。ハイブッシュ系等に比較して土壌適応性が高く、丈夫な
品種が多いこと。成熟期が梅雨時期と重ならず、雨避けが必要ないこと。当地ではハイブュシュ系に比較して糖度計で
数度(3〜5度)は高くなり、美味しさの点でも全く引けをとらない品種がいくつもあることも判りました。美味しさの点で評価
されているハイブッシュ系ですが、仮に成熟期がラビットアイ系が先であったなら、現在ほどは評価されないと思います。
涼しい地域ならハイブッシュ系も良いのでしょうが、少なくとも当地ではラビットアイ系が有利なのは間違いないでしょう。
サザン系の露地植えは土壌適応性、収穫量、耐病性等、クリアすべき課題も多く、一部の品種を除けば難しいようです。

と、書きましたが、スペースの都合でサザンハイブッシュ系と混植になりました。サンシャインブルーやシャープブルー等、
露地植えに耐えられそうな品種から試してみたいと思います。気候的にはサザンハイ系も適地なので、品種を選べば
なんとかなるのではと思っています。BlueBerryHouseさんのBBSで皆様の意見をいただいたことが役立ちそうです。

私の露地植えのテーマは、メンテナンスフリー(笑)です。とはいっても剪定、肥料、病害虫防除や若干の草取りは必要で
案外手間がかかるはずです。ブルーベリー栽培は本職ではないので使える時間や労力には限界があり、その限られた
中で、美味しいブルーベリーを沢山収穫できたらと思います。 20本以上で年間100キロ超えが目標。(鬼が笑ってる)

2004年を振り返って 04.12.28

早いもので、気づけばブルーベリーの栽培を始めて丸3年が過ぎました。今年の収穫は合計で10キロを超えて、収穫を
存分に楽しむことができるようになりました。いよいよ来年からはラビットアイ系を数年かけて地植えにしていきます。
ラビットアイ系のみを地植えにする理由は、収穫期をハイブッシュ系等の鉢植えに対して遅くし、収穫期を伸ばしたいと
いうことと、期待していたサザンハイブッシュ系は観察の結果、充分な樹勢や土壌適応性に乏しい品種が多く、地植えで
上手く育てようとするとコストや手間がかかり過ぎると予測しているからです。もちろん鉢植えでは問題が少ないので
今後も栽培していきます。ハイブッシュ系やハーフハイ系については育たないことはないのですが、当地の気候に
基本的に合わない品種も多いようなので、やはり鉢植えに留めて置きます。 

今年は多くの方に助けていただき、また夏の暑さで何本も挿し木や苗木を枯らした失敗から学び、用土・施肥・潅水・
収穫・病害虫防除等、昨年までと比較して栽培方法の面で大きく進歩し様々なトラブルに対応できるものと考えています。
来年はサクランボ、プルーン、ブドウ等の他の様々な果樹栽培に挑戦するので、ブルーベリーの栽培に応用できるものも
あるかと思います。来年以降も当地で実際に栽培しているブルーベリーの情報を可能な限り発信していきたいと思い
ますので、今後ともよろしくお願いいたします。

品種の正確さ 04.12.19

軽く100品種を超える様々な品種が通信販売や店頭でも購入できるようになり、今後も様々な新品種が登場してくるよう
ですが、ブルーベリーの品種の正確さについては一部の業者は力をいれているものの、他の果樹全般に比べても、いい
加減に扱われてきた現実があります。例えばホームセンター等で販売されている品種は、経験の浅い私が見ただけでも
明らかに間違った名前で売られていることが多々あります。大手の業者でも過去に間違った品種を販売した例も多くあり、
そこから更に増殖された品種違いの苗木が大量に流通しているのが実情です。私の育てている全品種を含めて、確かな
業者から購入していない苗木の何割かは品種違いと思われます。

来年6月にマルモ出版から出版予定の「決定版ブルーベリー・ブルーベリー大図鑑」は、差異が少ないとされるブルー
ベリーを詳細に観察してカラー写真付きで品種解説をされるものです。消費者には苗木を購入・栽培する際の観察を
促し、苗木を扱う業者には正確な品種販売への一層の努力を暗に求める内容と言えます。今後栽培を新しく始める方や
新しい品種を購入していく方にとっても有用な内容と思われますので、このHPでも全面的に応援していきたいと思います。
私のHPもどちらかというと「品種系」と思いますが、この方には遠く足元にも及ばないです。(笑)

通気性の確保の大切さ 04.11.23

前回から続くのですが今年の夏はブルーベリーにとって過酷な条件でした。暑いので葉から水分の蒸散量が増え、
水を補給しなければならないのですが、少しでも余計に水を与えてしまうとピートモスや肥料が腐食して通気性を悪くし
根腐れが起こって地上部へ水分を供給できずに、地上部を維持できなくなるという厳しいものでした。来年以降も今年に
匹敵する夏はやってきますし、本気で夏場の対策をする必要を感じています。 
    

CSポットに関して
軽く水捌けも考えられた良いポット(しかも安い!!)のですが、プラスチックが薄く熱を持ちやすい傾向があり、通気性も良くは
ありません。これを解決する為に、18cm(6寸)までは園芸店等で流通用に使われている穴トレー2枚を逆さにしてみました。
これまでも1枚で使っていたのですが、ポットの大部分がトレーに収まり鉢の温度が上がりにくいこと、倒れにくくなること、
に加えて、15cm前後地上から浮かすことができるため通気性が充分確保され、雑草や泥跳ねから遠ざけられ病害虫が
少なくなることが期待されます。1ヶ月前に調子の悪いオザークブルーの根を確認しておいたのですが、1ヶ月経った現在、
白い根が元気に発根を始めていました。昨年鉢増しした部分に根が全く回っていなかったので劇的な回復と思います。 
  

用土に関して
これまで鉢の下部に鹿沼土を使い、上・中部にはピートモス100%という用土でした。この方法はプラスチック鉢の欠点から
用土が空気に触れる部分を増やして水捌けを確保、そのまま鉢増しした時の水捌けも確保できるという理由からでした。
一昨年は非常にうまくいったのですが、今年はもう1つでピートモスが腐食して根腐れが起こってしまいました。原因を追求
していくと、腐食しやすいピートモスの質に問題があるように思っています。一般に繊維の細かいピートモスが上質とされて
きましたが、人間の考える上質がブルーベリーに適した用土とは限りません。有機質を好むのでピートモスの使用が推奨
されているのですが、私の観察ではマルチに使う、ほとんど腐食しないインテリアバークこそビッシリと根が入り込みます。
これは有機質と同時に多くの酸素を要求していることを証明しています。つまりブルーベリーに適した用土は有機質であり
ながら腐食が遅く、通気性が長期間確保されやすいものが良いということになりそうです。このことから現在長繊維ピート
モスの導入を考えているところです。ある方からサンプルをいただきましたが非常に通気性に富み、時間をかけて分解され
そうな感じで良さそうです。まずはスパルタン、オザークブルー等の過湿に特に注意を要する品種に使ってみます。 

肥料に関して
ブルーベリーは有機肥料を使うことで味も良くなり、微生物も増えることで良好な栽培環境ができると考えられています。
しかし当地のような暖地では有機肥料も夏場は用土の腐食に荷担してしまいます。春先の元肥には油粕や有機ペレットも
良いと思いますが、気温が高くなってからは液肥程度にした方が良さそうです。収穫が終わって秋に入る前の追肥は緩効
性の化成肥料とした方が用土の腐食を防ぐと思われます。肥料に関しては昨年気づいていたので、今年から実行して
良好な結果でした。

エキス剤や農薬に関して
関係無いように見えますが、通気性が悪いと根が弱り健全に成長できなくなることから病害虫が発生しやすくなります。
今年の6月から導入したWRC(ウエスタンレッドシダー)等のヒノキチオールエキスは、害虫の忌避に対して大きな効果が
ありました。もともと使っていたインテリアバーク(効果不明)と相まって、栽培を始めてから今日までコガネムシの幼虫は
発見されていません。インテリアバークでマルチをしない他の植物には多く見つかりますので、効果は確かにあります。
ですが、病気に対しては1.000倍程度の定期散布では炭疽病や糸状菌によるスス病、菌類による枝枯れを防ぐことは
できませんでした。来年も殺菌効果のある成分を農薬を含めて探していこうと考えています。趣味栽培では農薬は
避けたい気持ちもありますが、指定農薬以外の例えば木酢液でも摂取量によっては発癌性が指摘されています。
調べられていないだけで、つまり無農薬栽培とはそういうものでもあります。

今回書いていることは、必ずしもブルーベリー栽培の常識ではないかもしれません。しかし栽培する環境によっては
問題解決の決定打になる可能性があり、私もいろいろと愛好家の方々の意見を参考にしながら試しているところです。
NHKの「よくわかる栽培12ヶ月」で書かれている環境と当地では状況が大きくかけ離れています。収穫は5月下旬から
できますし、真夏は連日35℃以上が続き、紅葉の多くは12月に入ってから、ラビットアイ系はまず落葉しません。サザン
ハイブッシュ系では半分程度の品種は若干葉色が変わる程度で落葉しません。こういう環境ですからマニュアルどうり
では、たくさんの大切な樹を守れないんです。(笑)
 来年の課題は「根を育てる」で決まりました。

夏季の苗木購入や鉢増し、ポット上げには要注意  04.10.24

インターネット通販や園芸店、ホームセンター等、ブルーベリーの苗は年中購入できます。また書籍にも鉢植えなら
「植え替えはいつでも可」とあるのですが、どうも違うらしいということに気づきました。

宍戸園より6月上旬に購入して直ぐに18cmポットに植え替えた5本の苗木は、購入時は葉色や根張りも良く、1年生と
しては完璧な良苗だったのですが、9月に入って5本全てで調子を崩し始め、内2本が枯れ死、2本が落葉、1本のみが
なんとか葉を残している〔秋の成長は無し〕という悲惨な状態になってしまっています。枯れ死した2本を調べてみると
コガネムシ等は全くいないのですが、ピートモス中心の用土なのに鉢増しした部分に根が伸びていないことが判ります。
また今年は休眠挿し木を順次ポット上げ(7.5cm→12cm)していったのですが、6月〜8月にポット上げした挿し木が
結構多くの確率でポット上げ後に枯れ死しています。

ブルーベリーの植え替え時に感じるのですが根も伸びやすい時期や伸びない時期があるようで、当地では冬の休眠期
(12月〜2月)の内のいくらかと夏の暑い時期(7月〜8月)は根の成長が止まっている様子です。そして特に葉からの
蒸散が活発になる夏は、成長が停滞している根から成長した地上部が大量の水分を要求し続ける為、夏が終わる
頃には耐え切れなくなり、落葉や最悪の場合は枯れ死に至るのではないかと推測しています。なおラビットアイ系の
方が丈夫なようで、生き残っている1本と落葉した1本はラビットアイ系です。ハイブッシュ系は厳しい様子です。

当地の初夏〜真夏(6月〜8月)はどんな良苗でも苗木の購入や鉢増し、挿し木のポット上げは避けた方が良いように
思います。休眠挿し木のポット上げは5月中までに済まし、未発根の挿し木は捨てるか日陰で続けて夏越しというのが
良い感じがします。この時期は必ず失敗するわけではありませんが、リスクが高まるという意味に捉えて下さい。


他所のBBSでも話題になっていますが、苗木の弱る夏季でも充分な通気性の確保に気を配ることで大丈夫では、との
指摘がありました。ピートモスに水を含ませる際の沈殿物等を除いて、良質な部分のみを使用することで根の状態を
健全に保てるのでは、という話です。 私も今後観察していきたいと思います。ご指摘ありがとうございました。

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暑い夏が過ぎて 04.9.9

記録的に暑かった夏が過ぎて、ブルーベリーは秋の成長期を迎えています。葉が黄変・紅葉したり、枯れ込んで
しまった品種もありました。夏バテした品種の特徴はハイブッシュ系・ハーフハイ系と一部のサザンハイ系に見られ
実を付けた品種(樹)に多く出たのが特徴でした。実の大きさや樹勢は関係無い印象です。軽症の樹は回復する
兆しもありますが、重症の樹は来年まで影響しそうな感じです。

夏バテ対策を考慮した実付きと樹の大きさなのですが、6〜8号鉢程度では無剪定で大量に実を付けてしまうと、
当地ではハイブッシュ系は結構高い確率で夏負けしてしまいます。耐暑性のあるとされるブルーレイでも8号鉢では
夏バテしています。ここで何号と言っているのは根張りを伴った鉢の大きさなので、3〜4年生クラスまでと読み替える
こともできます。10号鉢の4〜5年生になると調子を崩す心配は少なくなるように思いますので来年観察してみます。
ちなみにラビットアイ系は影響がほとんどありません。2〜3年生で6号鉢なら成っただけ実を付けても平気な様子。

植え替え時に気づいたのですが、アザミウマの被害に遭い易い品種と付きにくい品種があるようです。遭い易い品種は
シャープブルーやサウスムーン、付き難い品種はオニール、スター、レガシー辺りなのですが、今のところ法則は
判りません。品種によって耐性があるのでしょうか。単にアザミウマの好みの問題なのかもしれませんが...(笑)。

挿し木の吸水についての訂正 04.8.19

先日緑枝挿しの吸水に関して誤りでは、という指摘をいただいたので正確なところを調べてみました。

植物は通常、水分のほとんど根から吸収しているのですが、挿し木には当然ですが根がありません。挿し木の吸水量は
根に比べると著しく劣るものの、主として切口から行われ、その他の部分からも僅かながら吸収されるということです。
緑枝挿しの場合、吸水の効率が低下しているのに比較して、葉からの蒸散は普通に行われる為、発根して吸水量が
増えるまでは密閉状態か、それに近い状態にして葉からの蒸散を制限する必要があるようです。これをしない場合は
吸水と蒸散のバランスが崩れて枯れこむということです。

なお葉面からの吸水が実際にあるかですが、私が実験したわけではありませんが、サクランボの話で切り口を水に
付けないように逆さにして葉を水に10分も浸しておくと、萎れた葉がピンとしてくるそうです。このことから葉面から
吸収している事が証明できるそうで、葉面への水やりや液肥の散布は有効ということです。ともあれ緑枝挿しの際の
吸水は、大部分が切口から行われていることが判明しましたので訂正します。

挿し木に関して別の話ですが、挿し穂を取った直後に、たっぷりと吸水させるのが通例ですが、これも限度があり、
あまりに長時間水に浸けておくと、発根を促すホルモン他の重要な物質が水に溶けてしまうため、まずいようです。
趣味で栽培していると、なんとなく思い込みや、どこかから得た情報に頼ってしまいがち(私だけ?)なのですが、時には
きちっと調べると思わぬ発見やアイディアがありそうですね。今回は岐阜大学農学部の資料他にお世話になりました。
ご指摘ありがとうございました。

収穫完了と来年のこと 04.8.12

本当はガーデンブルーとデライトが少し残っていますが、今年の収穫がほぼ終了しました。Brixの値で優良な品種は
品種別果実データのページそのままです。今年は多くの品種で結実1年目、多くは2〜4年生ということで、まだまだ
実力が発揮されていない品種も多かったようでした。しかし3ヶ月近くに渡って80品種以上を食べ比べることができて
どの品種が美味しいのか、どのくらいの糖度が出ているのかを知ることが出来ました。多くの品種を実際に育てたことで
ここに書いていること以上に多くの経験を積むことが出来ました。 

今年は客観的な指標としてBrix値を計ってみました。糖度計というよりは味の濃さに一致するそうで、絶対的な信頼は
置けませんが、それでも概ね美味しさに比例していることが分かりました。去年までは品種ごとに収穫時期も異なり、
美味しさも全く感覚のみに過ぎなかったものが、数字で表われるようになったため全品種の貴重なデータが残りました。
収穫の適期も熟果の観察に加えて数字で分かるため、常に最適な状態で収穫できるというメリットもあります。
できれば多くの方に導入してもらって結果を報告し合えれば、最初から美味しい品種を育てることができると思います。
価格の高い新品種や人気のある大粒種以上に、素晴らしい品種がたくさんあることを思い知らされる結果になりました。


来年は今年結実しなかった品種も収穫できるはずです。ハイブッシュ系のハリソン、おおつぶ星、あまつぶ星。ラビット
アイ系のブライトウェル、フェスティバル、バルドウィン。サザンハイ系のマグノリア、パールリバーあたりはとても楽しみ
です。また今年収穫した品種も成木に近づき果実品質も上がるはず。チャンドラー、スパルタン等、美味しさの点で
物足りなさを感じた大粒種の巻き返しはあるのでしょうか。興味は尽きません。

あと来年はラビットアイ系全般の地植えを始める予定です。鉢植えは収穫時期が早まる傾向があるのですが、地植えに
することでラビットアイ系の収穫時期を遅くして収穫時期を9月以降まで延ばしたいと思います。盗難対策などいろいろ
課題があるのですが、数年かけて取り組む予定です。挿し木に関しても当地で栽培し易く美味しい品種が分かって
きたので、やみくもに増やすことはせずに狙いを絞った増殖になると思います。同時に今後は品種も絞っていく予定で、
当地で夏越しの難しいハイブッシュ系の多くは栽培対象から外すつもり。ますます異常気象で夏は暑くなりそうなので...。

品種考察 04.7.25

ずいぶん多くの品種を育てていますが、結局のところ「当地で栽培するにあたって本当に美味しい品種は何か」を
知りたかったというだけのことです。インターネット上で調べても米国では栽培環境が違いすぎるし、国内でも比較的
近隣でかつHPで詳細に公開している例は少ない為、実際に自分で育てて比べてみるしかありませんでした。
その甲斐あって多くの品種で結実1年目とこれからですが、私の目的に沿った品種も少しずつ見つかってきました。

ハイブッシュ系ハーフハイ系

多くの品種で収穫期が梅雨に重なります。これは果実の美味しさという点で非常に不利になります。完熟果でも
Brix糖度は平均11〜13度程度で、甘く美味しい品種はかなり限られてきます。特にチャンドラー、スパルタン、
デューク、トロといった大粒の人気品種は他の美味しい品種と比較してしまうと味が薄く大味という印象です。
好結果は早生種ではレカ、中生種ではブルーレイ、晩生種ではエリザベスあたりになります。他にはコリンズや
ブルークロップ、バークレー等、実績のある品種が良好なのが印象に残りました。果実とは別に栽培上でも注意が
必要で、当地で調子を崩す品種のほとんどがハイブッシュ系です。夏場の連日35℃にもなる当地の気温は、やはり
ハイブッシュ系の栽培には不向きといえるでしょう。暖地適性のある一部の品種を除いてはお薦めできません。

なお好結果として名を挙げたエリザベスは複数本の観察から暖地適性に優れてはいないようです。

サザンハイブッシュ系

ハイブッシュ系・ハーフハイ系と同じく、多くの品種で収穫期が梅雨に重なります。ところがサザン系は日照時間も
大切ですが、気温が上がると糖度も上がりやすいようで梅雨の影響をハイブッシュ系ほど露骨に受けないようです。
完熟果のBrix糖度は平均12〜15度程度とハイブッシュ系に比較して1〜2度は高く、美味しいと感じられる品種が
数多くあります。早生種ではオニール、リベイル、ブレイデン、中生種ではサンシャインブルー、晩生種ではレガシー
あたりはお薦めです。入手に難がありますが、フロリダスター、オザークブルー、サファイア、ブルークリスプ等は
特許品種の価値を見出せる品種です。本格的に栽培される方は入手しても良いかもしれません。ハイブッシュ系に
比較して夏越しも楽で、調子を崩すこともほとんどありません。当地での6月収穫はサザンハイブッシュ系が最適と
思います。難点は入手方法で通信販売等に頼る他ない上に、今後の新品種の多くが特許品種になることです。

ラビットアイ系

7月以降の収穫となるので、収穫時期でハイブッシュ系等と比較する必要はありません。果実は皮が厚めで種子も
やや目立つ傾向がありますが梅雨の影響を受けない為、甘味が強く美味しく感じる品種が多くあります。完熟果の
Brix糖度も平均13〜17度程度とハイブッシュ系に比較して2〜4度は高く、当地で収穫したラビットアイ系は果実の
甘さや濃さという点ではハイブッシュ系と全く比較になりません。早生種ではクライマックス、ウッダート、中生種では
ホームベル、ティフブルー、晩生種ではノビリスあたりが良好な結果です。サザンハイブッシュ以上に暑さに強く、
調子を崩す品種はまずありません。成長も速く、遅くとも3年目には1m前後に達します。大きくなり過ぎるのが欠点と
いえるかもしれません。皮や種子が目立ったり滑らかさが足らないのは、収穫時期がハイブッシュ系と異なるので
比較・選択する必要は無いと思います。当地では6月サザンハイブッシュ系→7月以降ラビットアイ系がお薦めです。
(ノビリスは試験品種で出所不明系に入れています)

その他、出所不明系

どの品種群も出所不明の品種が出回っています。全て悪いとはいいませんが、登録されている品種に比較して、
果実の大きさ、味、生育状態等、どこかに大きな欠点が見られる場合が多いようです。ただし名も無い品種から
お気に入りを見つけるのも夢があって楽しいことではあります。同じように、登録品種であっても昔からの品種を
上回ったと言えない新品種も数多くあります。100品種以上を育てている私が言える立場ではありませんが、実際
ブルーレイやティフブルー等の実績ある品種を超えた新品種はほとんどありません。そろそろ1年生で1本5.000円
以上もする新品種を追いかけ回すのは止めにしたいものです。でも私は今年の新品種を注文済みですが...。(笑)

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果実肥大期の水やり

6月も中旬に入って、最高気温も30℃を超える日が続いています。前回気温が高い方が糖度も上がる模様という
話を書きましたが、水やりについては注意が必要なことが判ってきました。暑くなってからハイブッシュ系(ノース)に
軟腐病に似た症状が出現してしまいました。朝早く(午前7時前)に水やりをやっていたのですが、気温の上昇で
果実が熱を持ってしまい肥大する頃に腐ってしまうようです。暑さに強いといわれるサザン系には見られない特徴
ですが、暖地で寒地向けの品種を育てる際には注意が必要です。対策は涼しくなる夕方のみに水やりをすることか
寒冷紗を使うこと、または組み合わせる方法で回避できるようです。でも本来は適地適作が基本ですよね。
04.6.20

果実の美味しさと気温

今年はシャープブルー他、数品種を2月頃室内で開花・交配させて、3月半ばから外へ出すという半促成栽培を
試みました。結果として5月上旬から収穫が可能になりましたが、完熟させても思ったほど糖度〔Brix〕が上がらない
という経験をしました。今年は比較的晴れた日も多く、日照時間も充分と思われるので意外な結果でした。
シャープブルーの5月中旬の値は若干早採りで10.8、完熟果は12.8でした。完熟果は14〜15度前後にもなると
聞いていましたので、もう一つという印象です。

ところが収穫が進んで6月上旬頃には、若干早採りでも12度以上で、コンスタントに13〜14度が出てくるようになり
ました。当然美味しさも違ってきています。完熟果数粒の代表値は14.1と期待した数字が出てくるようになりました。
シャープブルーの同じ樹で、これだけの違いが生じる理由は平均気温くらいしか思い当たりません。ブルーベリーは
肥料や日照時間で美味しさが変わってくることは知られていますが、平均気温も大きく関与しているのではないで
しょうか。関係する話でダローは高地や寒冷地では甘味がでないと聞いたことがあります。ブルーベリーは全国で
栽培可能ですが、実は平均気温の高い暖地向き〔休眠要求を満たす地域の上で〕の果樹かもしれませんね。
04.6.13

梅雨前収穫

今年5月末までに収穫が開始できた品種は、室内で開花させたものを除くとノースブルー、スター、オニールでした。
梅雨入りしてしまうと雨に当たって裂果したり、日照不足から甘味が出にくかったりします。当地の梅雨入りは6月
5日〜10日なので、これらの品種は完熟させた状態で半数程度は収穫できる貴重な品種ということになります。
栽培地での毎年の品種毎熟期を掴むことが重要になりますね。
04.5.30

梅雨前の完熟果が大切なことをブルークロップで思い知らされました。この品種は酸味が強めで味はもう一つという
話が多いのですが、梅雨入り前ギリギリで収穫できた数粒は非常に甘く美味しいものでした。米国では圧倒的な
シェアを誇る標準品種なのですが、梅雨入りする日本では本来の美味しさが発揮されていなかったのでしょう。
個体差により梅雨前収穫は今年だけかもしれませんが、貴重な体験をさせてもらいました。雨避け栽培でどこまで
結果が出せるかも興味深いところです。
 04.6.6 

収穫時期と果実

果実が青くなってくると「早く食べたいっ!!」、「鳥に食べられないうちに...(笑)」などと、焦って収穫しようとしますが、
少し落ち着いて樹上で1週間程置いて完熟させると、美味しさが全然違ってくる品種があります。早生種で例えば
シャープブルーあたりが挙げられ、青くなって2〜3日ではかなり酸っぱく「これはちょっと...」と思っていたものが
1週間程すると全く別の品種のように甘くなってきます。私は試していませんが更に追熟させるとBrix値で15.0を
超える場合もあるそうで、「本当に美味しいので他の品種など要らない」という意見もあるくらいです。

一方で完熟させても変化が少なかったり、必ずしも甘くならない場合もあります。エイボンブルーは未熟果でも
酸っぱくない代わりに追熟させても大きく変化しません。ミスティーでは甘味酸味が共に上昇して味が濃くなります。
このあたりは大変興味深いところで、目的によって品種を選ぶ必要が出てくるかもしれません。エイボンブルーは
摘み取り園向き、シャープブルーは趣味栽培で収穫の玄人向き(笑)という感じでしょうか。
 04.5.30

1週間程度の樹上での完熟は非常に美味しくなるのですが、10日程度経つと過熟となり肉質が粉っぽくなって
しまいます。これも品種により差があるようで、早いものは1週間を過ぎるととたんに粉っぽくなります。
収穫のタイミングは難しいですね。
 04.6.6

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液肥について

追肥等として液肥や即効性肥料、その他を与える場合の注意点です。ブルーベリーは結構丈夫な植物ですが
薬剤に敏感なところがあり、指定されている濃度を超えて散布した場合には葉の枯れこみや変色が目立って
出てきます。我が家でも木酢液を適当に計って薄めて散布したところ、数日して葉先が枯れこみ始め、慌てて
洗い流した経験があります。ブルーベリーは丈夫な反面一旦調子を崩すと立ち直るのにかなりの時間を必要と
します。気をつけましょう。
 04.5.16

開花のあとで

4月は沢山の花が開花しましたが、5月に入ると受粉に成功した花が落花します。ところが品種によっては落花
しにくいものがあるようで、落花しない場合は花が腐りカビが生えて、実腐れの原因になってしまいます。
落花しやすい品種はスパルタン、チッペワ、チャンドラー、ブルーレイ、スター、オザークブルー等、比較的有名な
品種に多く、実腐れの心配はあまりありません。落花しにくい品種はリンダブルー、ティフブルー、ウッダート、
タカヘ、コースタル、ガルフコースト、デューク、ダローあたりで、順調に落花しないと大量に実腐れが出る恐れが
あります。

落花しにくい品種は花にカビが生える前に一つづつ落としてやらないといけないので、かなり手間がかかります。
実際の栽培ではこうした点も考慮した方が良いかも知れません。実際多くの本数を栽培していると、こんなことも
気になってしまいます。なお我が家から数百メートルの場所に養蜂をされている方があり、開花期にはかなりの
数のミツバチが飛び回る環境です。上記は正常に受粉が行われていて、果実が肥大していても落花しにくい
品種を指しています。
 04.5.9

開花いろいろ

3月中旬頃から開花が始まりましたが、3月中からの開花は霜に遭う確率が高く、あまり歓迎できません。
蜂等の訪花昆虫も少ないので、やはり4月に入ってからの開花が望ましいと思います。とはいえ、開花して
しまうものは仕方ありません。サザンハイブッシュ系は全体に開花が早めで蕾の色もピンクが強く、鑑賞価値が
あります。花は全般に白色が中心で、微妙に緑、ピンク等が混じるようです。サンシャインブルーだけは非常に
ピンク色が強く、特徴のある花が咲き見応えがあります。
 04.3.28

4月に入ってハナアブ〔たぶん〕等が来るようになりました。が、ブルーベリー目当てかどうか定かでありません。
一昨年蒔いたレンゲ等もあるからです。しかしブルーベリーの蜜を集めていることも確認しましたので、何とか
受粉に期待は持っています。4月上旬までにサザンハイブッシュ系の3分の2、その他は4分の1程度の品種で
開花しています。全体で3分の1程が開花したことになります。おそらく開花のピークは4月下旬あたりでは
ないでしょうか。楽しみですね。
 04.4.11

4月中旬以降は満開状態なので、ミツバチ等がブンブンと飛び回っています。十数匹はいると見られ、羽音が
凄いのでこちらが怯むくらいです。おかげで充分に受粉されており、かなりの収量が期待できるようです。
花の形も品種ごとに結構違いがあります。花や果実の特徴がつかめれば、不明品種の確定がある程度は
可能になりそうです。毎日水やりと雑草取り、毛虫取りに忙しくなっています。
 04.4.29

春の訪れ

2月中旬になりラビットアイ系やサザンハイブッシュ系の芽に動きが見られるようになりました。ラビットアイ系の
ほぼ全ての品種とサザンハイブッシュ系の一部の品種なのですが、面白い現象が見られます。

スターとオザークブルーが鉢植えで交互に1列10本ずつ×4列置いてあって、日当たり等の条件は完全に同一
なのですが、スターはほぼ全ての葉芽が緑色に膨らんできているのに対し、オザークブルーは全く動きが
ありません。休眠要求時間が400時間〔スター〕と800時間〔オザークブルー〕の違いがはっきりと現れています。
他にもジュエル〔250時間〕を始め、休眠要求時間が500時間以内とされている多くの品種に動きが見られます。

ラビットアイ系についてはあまり落葉もせず、暖かさにつられてか何となく成長を始めているようです。
特にブルーシャワーはゆっくりと成長〔伸びています〕を続けており、1月中頃から花芽が膨らんできていますし、
オノ、マル、ウィトウは、全く葉色が変わらないまま葉芽の展開が始まっています。我が家のラビットアイ系に
限っては休眠時間が確認できないという感じです。

ハイブッシュ系、ハーフハイ系は、品種間違いの可能性があるアイバンホーを除いては、2月中旬現在のところ
動きはありません。ほんの僅かに花芽が大きくなっているかも、という程度です。
04.2.22

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休眠枝の剪定

2月に入り、休眠中のブルーベリーを剪定する時期に入りました。私の場合は不要な枝の剪定と、花芽が
着き過ぎている場合の間引きが中心です。花芽の着き過ぎの基準ですが、私の場合は5号〔15cm〕未満の
鉢では花芽を全て落としています。6号〔18cm〕鉢では、花芽の総数が10個程度まで。8号〔24cm〕鉢以上は
脇から出ている小さな結果枝を除いて全ての花芽を残しています。昨年は花芽の着き過ぎから、5号鉢以下で
実の成ったブルークロップやパトリオットが枯れ死に近い状態になってしまったので、慎重になっています。
しかし、まだこの程度の剪定では根の弱い品種は大きなダメージを受けるような気がしています。

挿し木を考えている方は3月になると露地での休眠枝挿しの適期となりますので、それまで待って剪定しても
大丈夫です。花芽を必ず除きましょう。
 04.2.1

休眠要求時間

ブルーベリーは品種ごとに低温要求時間〔CR〕があり、7℃前後以下の低温に適切な時間以上さらされる
ことによって、春になり気温が上がったときに再び芽を出し花を咲かせるという生理的なサイクルがあります。
ブルーベリーの中でもサザンハイブッシュ系のシャープブルーあたりは、CRが150時間程といわれているの
ですが、150時間というと僅か1週間程でクリアできてしまいます。この僅かな休眠の後、少し暖かい日が
続いてしまうと生理的なサイクルどうりに花芽が膨らみ→開花→結実と進んでしまいます。

我が家でも年明けから、挿し木も含めて5本程のシャープブルーが一斉に開花、展葉に向けて成長が
始まっていて困っています。このままでは1月末までに満開となる感じで、その後は他家受粉されず花が
枯れてしまうと思います。品種によっては冬の間に目覚めるのを防ぐ為に北風の当たる場所に移す必要が
出てきたのかもしれません。困った現象ですが、自然が相手なのでいつも発見の連続です。 

CRが少なすぎる品種は当地に合わないかもと思いましたが、逆にサンルームとかを利用して通年栽培が
出来るかもしれないと教えていただきました。とりあえず室内に取り込んで様子を見て行くつもりです。
季節外れの収穫も楽しくて良いかもしれませんね。 
04.1.15

紅葉について

秋も深まり庭のブルーベリーも紅葉が始まっています。品種ごとに特徴が異なることは聞いていましたが
私の思っていた以上に個性的なようです。全体にいえることは、@ハイブッシュ系が早い傾向 A肥料が
きれた株は紅葉も早い B下葉から色が変わり始める C最初は薄い赤銅色から朱色や赤色、深紅色
等の個性的な色調に変化する というあたりでしょうか。綺麗な発色の条件は栄養状態とも言われて
いますが、私には今のところ判りません。また当地は暖地のためか紅葉が全体に遅いようです。最近
届いている苗木の方は既に紅葉〔落葉〕しているものが多く、掲載している写真も先になっています。

一番の変りモノはノーススターで黄一色の紅葉です。届いたばかりなのですが、複数本あって全て一緒
なので本物かもしれません。ブルーレイは赤銅色→深紅→鮮紅と3段階に変化しました。ラビットアイ系は
これからなのですが楽しみです。
  03.11.25

紅葉の色に関しては、気温、生育環境、栄養状態等が関与して、黄色やオレンジ、赤銅色、鮮紅、朱色と
様々な色を示すそうです。品種間の差異もありますが、深紅や鮮紅色あたりがブルーベリー本来の紅葉
とのことです。前述のノーススターも栽培環境が一緒なので偶然なのでしょう。
 03.12.4 

当地でのハイブッシュ系は概ね11月後半から、ラビットアイ系は12月後半からという感じでした。また、
ハイブッシュ系は紅葉のパターンがいくつもありましたが、ラビットアイ系は多少色合いが異なるくらいで
あまり特徴に気づきませんでした。面白いのがサザンハイブッシュ系で、ブレイデン、オニールのように
綺麗に紅葉して後、落葉する品種と、ミスティーやジュエル、シャープブルーのように常緑に近く、紅葉
しない品種に分かれています。勝手な推測ですが、エイボンブルーの系統は常緑、オニールの系統は
紅葉するような感じがしています。サザン系は交配が明らかでない品種も多く謎が多いです。
 04.1.4

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コンパニオンプランツ

最近考えているのですが、ブルーベリーにも結構虫が付きます。また、ピートモスは有機物で雑草も大好き。
ということで、栽培には結構水やり以外にも手間がかかります。農薬等もできるだけ使いたくないので、
何か別のアイディアを探していたのですが、他のHPでは烏骨鶏〔Sevenさん〕やナギナタヤ〔Mah&Botchさん〕等
色々と試されているようです。私も何か良いモノと探していたら、ラベンダーが結構使えるかもと思いました。

ラベンダーは高さが50〜60cm辺り〔品種による〕で常緑、開花時期は4月〜11月〔品種による〕で開花して
いなくても茎や葉から強い香りがあること、寒さや暑さ〔品種による〕にも強く、ブルーベリーの周りに植えると、
その強い香りで多くの害虫を寄せ付けないらしいのです。ある本にもありましたが、鳥も嫌う傾向があるよう
なので、大いに期待できるかもしれません。思いつく欠点は、水を好むブルーベリーに対して、ラベンダーは
乾燥気味を好むこと〔ただしトヨタの開発した品種は高温多湿でも問題無しとの情報〕と蜂はラベンダーからも
蜜を集める為、肝心のブルーベリーの花に来てくれなくなる恐れが少し気にかかります。

ともあれ何事も実験あるのみなので、来年のテーマはこれかなっとも思っています。実は鍼灸専門学校の
学生時代にアロマテラピーの薬理効果とかを調べていたので結構多くの資料を持っていますし、千秋針灸院
でも開業当初は院内の香り付けに使ってました。〔お灸の香りに負けましたが...〕ということで、楽しみながら
実験していくつもりです。ラベンダーも少し調べると食べられないだけで、品種展開の仕方や特徴等、ブルー
ベリーに負けないくらい奥が深そうです。でも私には食べられることが一番ですが。〔笑〕
 03.12.14

通信販売での苗木購入

書籍や一般的には、よく「苗木の購入は信用有る苗木業者から通信販売で購入」と言われています。
最近各社からの苗木が到着しているのですが、確かに通信販売は業者を選べば店頭購入に比べて
品種が正確で安心感のある苗木を入手できます。しかし多くの場合、苗木の育ち方に問題を感じます。
今回各社の苗木を取り寄せてみて、とてもお薦めできないものも数多くありました。

一般に大量生産された苗木は、小さなポットで窮屈そうに育っていて、シュートの出方や芽の着き方を
はじめ、あまり元気がありません。用土やその他にも不安がある場合もあります。愛好者の方から分けて
貰ったものや自分の育てた苗木の方がよほど健康に生育している感じです。業者の2年生苗よりも
趣味栽培の1年生苗の方が明らかに状態が良いということです。

ということで、私は品質が良く価格も安い愛好者の方から分けていただくのがベストと思います。
愛好者の方の苗木は品種の信頼性も含めて非常に優良です。挿し木増殖した元の苗木購入元まで
確認できれば文句無し。様々な質問や相談にものって貰えますよ。
  03.11.11

秋の成長

当地はやはり暖地なのか、随分遅くまで成長を続けています。ハイブッシュ系は10月末までで成長が
止まりましたが、ラビットアイ系はまだ幾分鈍ってきた程度です。書籍に書かれているよりも1ヶ月近く
遅くまで伸びるようですね。肥料については9月半ばまで即効性の液体肥料をあげたのが最後です。

通販で頼んでいた苗木が到着しているのですが、紅葉・落葉が多いです。状態が悪いのでしょうね。
03.11.9

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品種の観察と試作

ブルーベリーは果実を着け過ぎた時をはじめ、結構調子を崩しやすい植物のようです。栽培の
仕方1つで生育も大きく変化します。そのため1品種1本では、その品種の本当の特性を見誤る
可能性があるように感じます。このあたりに気づいてからは、私の気に入った品種については
最低2本以上は育てるようになりました。複数本育てることで、その品種が本物であるかを含め
確かな特徴を捉えられると思います。最近いただいたプロ向けの苗木カタログにも最低20本
以上は試作することが大切などと書かれていました。しかし栽培場所が...。
       03.10.6

幼木と実付きについて

我が家のブルーベリーは2003年現在で全て3年生以下の幼木なのですが、若木の内から実を
付けると大きな負担をかける場合があるようです。今年ではブルークロップ〔2年生〕、パトリオット
〔3年生〕が実を付けた後、葉を落としてしまいました。他のHP等での情報でも、ハイブッシュ系の
スパルタンやミスティーが調子を崩すことがあるようです。樹勢の強いラビットアイ系では問題に
ならないようですが、ハイブッシュ〔ノース・サザン関係なく〕系で大果の品種が実を成らせすぎた
場合は要注意です。ハイブッシュ系でも小粒種のリンダブルーには大きな影響はなしです。
03.9.21

成長の仕方について

よく書籍等には1次〜3次成長ということが書かれていますが、今年一年観察してみて少し違うかも
と思っています。今年の気象も関係しているかもしれませんが、多くの品種で葉芽が出て新葉が
一定量展開し、ある程度経って新葉が固まった後に、また葉芽が出てきます。この繰り返しが品種に
よって年間で5〜6回にもなります。比較的樹勢の弱いとされるオニールあたりでも3回はありました
ので、書籍の説明とは少し異なる様です。また、真夏は成長が止まるということもありませんでした。
今年は冷夏の傾向とはいっても、連日30℃は超えていましたので不思議です。とはいえ、9月に
入ってからの方が、太いシュートやサッカーの発生が増えて樹勢も強くなるようです。
 03.9.19

夏場と水やりについて

夏場の水切れは最も気を付ける必要がありますが、樹勢の強い品種ほど要注意かもしれません。
新芽の展開が早いため、ちょっと油断すると先端から萎びてしまいます。今年はシャープブルーと
マグノリア、ラビットアイ系のいくつかがやられてしまいました。もっとも樹勢が強いので少々枯れ
込んでも新しい新芽がどんどん出てきて回復しましたが...。あと暖地では北部ハイブッシュ系は
要注意です。トロとブルークロップ、シェラ、ノーススカイは葉を落としてしまいました。トローとシェラの
小苗は枯れ死の予感。寒冷紗も考慮しないといけないかもしれません。 
         03.9.4

南部ハイブッシュ系ブルーベリーについて

休眠要求時間が少なく暖地向きとされていますが、根の張り方は北部ハイブッシュとあまり変わら
ないように思います。つまり根張りは比較的浅めの傾向なので、水やりに気を使う必要があります。
高温に対しての抵抗性〔対暑性〕は、一般の北部ハイブッシュ系よりは平均してあるように感じて
います。    
                                           03.9.4

害虫について

ブルーベリーにも様々な害虫がつくのですが、最近我が家で目立つのは“バッタ”です。
バッタの被害については毛虫などと比較すれば大したものではありませんが、伸びたばかりの
柔らかい葉を容赦なくかじっていきます。かじり方はコガネムシ成虫と同じような感じですが、
茶色の糞(?)が近くに付いているのが特徴です。結構他のサイトでも「これ何?」と騒がれて
いますが、バッタの仕業である可能性が高いと思います。現在私の庭にはウジャウジャいます。
とりあえず放置していますが、大きくなってくると大変な被害になるかもしれません。
 03.08.17

鉢増しのベストサイズ

鉢増しのし易さ〔し難さ〕というレベルの話です。最近までブルーベリーの苗木をあまり大きく
したくなかったので、年に1号〔3cm〕づつ等と思っていましたが、これが結構面倒くさいです。
ブルーベリーは品種や時期にもよりますが、条件が良ければ結構な速度で大きくなり、根が
回ってしまいます。そこで1号大きい鉢と思うのですが、直径3cmばかりの隙間に用土を入れ
なければならない為、作業効率がとっても悪い上に、成長するとまたすぐ植え替えとなって
しまいます。最近は1号増しは諦めて2号ずつ増していますが、この方が作業も楽だしブルー
ベリーも気持ち良さそう〔思い込み?〕。自然は人間の思うようにはいかないものですね。

でも懲りずに最近は1年生が12cm、2年生が18cm、3年生が24cm、4年生が30cm等と勝手な
サイズを考えています。もちろん臨機応変に対処したいと思いますが...。
       03.07.24

用土について

最近、成長した苗の鉢増しを行っていて気づいたのですが、品種ごとに差があるものの
CSポットの一番下に敷いてある鹿沼土に根が届いてから、急に大きくなるように見えます。
家の苗木達はCSポットの底に鹿沼土を敷き、上をピートモス100%の用土としていますが、
湿ったピートモス100%では根に空気が入りにくく、品種によっては成長にも影響しているの
かもしれません。
                                         03.07.20

肥料と実の味について

Sevenさんのお宅へ伺った時のことですが、丁度Darrow (ダロウ)が熟していたので、食べ
させていただいたのですが、大変甘く濃厚な味でした。普通Darrow (ダロウ)は酸味が強い
という評価が多いのですが、有機肥料で栽培すると条件にもよりますが甘く風味も増すよう
です。私は野菜も作っていますが、ブルーベリーも同様に有機肥料がベストのようです。
03.07.13

植付け後の成長について

春〜夏にかけてポット苗等を購入して大きめの鉢等に植え付けた場合に、一時的に成長が
止まったように見えることがあります。ちょうど一次生長等で勢い良く大きくなる時期を除くと、
1〜2週間程生育がストップしているように見えて不安にかられるのですが、植付け条件が
良ければ大丈夫です。

最近読んだ本に、ブルーベリーの根の伸長は1日1ミリ以下とありました。そこから考えても
新しい環境に慣れ、元気に発根して成長するのに時間がかかるのかもしれませんね。
 03.06.24

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