たどたどしい記憶を頼りにお送りするライブレポ(毒含)。2人の会話はNot文字起こし。
2006年5月
2006.5.7 Sunday Shinjuku Fu- |
公演開始時刻。幕が開くと、舞台に椅子が2つ。そこに座っているのは、妙齢の二人の女性(勿論、ハレルヤ)。 おや。舞台の女子二人が何か話してますよ。どうやら、ハレルヤの大ファンの子と、お笑いライブ初心者の子のようですね。会話を聞いてみましょう。 加藤 「……へぇ。ハレルヤって、二ヶ月に一度、こーゆーライブやってるんだ?」 大野 「まぁね。ま、私は他にもハレルヤが出るライブには顔を出してるけど。」 加藤 「ふぅん。ハレルヤの事、大好きなのね。」 大野 「『大好き』の一言で片付けないでくれる? 私なんか、ハレルヤのスケジュールは事務所のホームページよりも早く知ってるんだから!」 加藤 「マネージャーか!?」 なぜだろう。面白いのに素直に笑えないのは。変な汗をかいてるのは。胃と耳と周りの目が痛いのは(苦笑)。 加藤 「で。時間はどれ位やってるの?」 大野 「尺はだいたい2時間位よ。後は、カラミの関係で伸びたりもするけど…。」 加藤 「え?尺って何!?カラミって?業界用語使わないでくれる?」 大野 「何よ!素人みたいに!」 加藤 「客に素人とか、玄人とかあるの?」 大野氏、アイタタな客をリアルに好演(笑)。ライブによくある光景を忠実に再現です。 すると、加藤氏がハレルヤのメディア露出状況をご質問。これには、大野氏、ムキになって答えます。 大野 「ちゃんとテレビだって出てるわよ!ちゃんとぅネットゥとかで調べなさい!」 加藤 「何の番組に出てるの?」 大野 「え…。1チャンとか、NHKとか、国営放送とか…。バクオンに出てるわよ!」 加藤 「バクオンって、あの玉転がす番組?」 大野 「玉転がしの一言で片付けないでくれる!?」 大野氏のネタとは思えない、魂の叫びが会場に響きます(笑)。人生変えちゃう玉転がしだよ。 大野 「あと、5チャンね。『あらぶんちょ』に出てるわ。」 加藤 「5チャン?あぁ。ケーブルテレビね。うちは見れないわ。」 大野 「じゃ、引っ越せよ!!」 加藤 「何でハレルヤの為に引っ越さなきゃいけないのよ!?」 加藤氏の↑台詞、私も友達に吐いた事があります(笑)。家が遠くてライブに行けないと相談した時に(^^;)。 そんな熱烈なファンに対して、さほど興味のない(笑)加藤氏は究極の質問をぶつけます。 加藤 「で。面白いの?ハレルヤって。」 大野 「出た!『TVに出ない芸人=面白くない芸人』的発想!いい?テレビに出てる芸人だけが面白いと思ったら、大間違いだからね!!」 大野氏の鬼気迫る形相に、加藤氏は若干引き気味で(笑)。 加藤 「今日の貴方…なんか怖いわあ〜。必死よ、なんか。」 大野 「うるさいわねぇ!彼らはブラウン管通さなきゃ面白いのよ!」 加藤 「ダメじゃん!」 大野 「違うの!もぅ芸暦10年位になるんだけど、きっかけと実力がないの!」 加藤 「やっぱダメじゃん。」 大野 「そんなことないっ!私の好きな大好きなハレルヤは面白いの!絶対面白いの…絶対面白い…絶対…。」 呪文のように自分に言い聞かす大野女史に、涙を禁じえません(笑)。なんてファン心理を的確に表現してるんでしょう(ん?ん?)。リアリティの骨頂だ。 そして、イヤな現実から目を背けるように(?)、『強化月間』に載っている写真を見ながら、大野子が解説を。 大野 「こっちの大野さんは、面白い人で。こっちの加藤さんは・・・・・・いい人。」 加藤 「いい人?!そうなの?見た目的には、加藤さんも面白そうよ?」 大野 「う〜ん。いつも一生懸命なんだけどね。お客さんと温度差があるのよ。距離があるのよ。まぁ、ライブ見終わったら、分かると思うけど。」 容赦ない加藤品評に、加藤子も苦笑。ぐうの音も出ません。 と。ここでアクシデンツ!この日は雨だったんですが、なんと会場が雨漏り! ポタポタと雫が天井から落ちて、お客さんの椅子の背もたれを直撃してます。これには気遣いを見せるお二人。 大野 「貴方、大丈夫?背中が泣いてるわよ。でも、雨漏りって…。ここが一番面白くなっちゃうじゃない。」 そんな一片の良心を見せたハレルヤ(やらしい書き方だよ)。ここでやっと通知表の説明を開始。 大野 「で。お笑いビギナーって、笑いを堪えがちだけど、声出して笑っていいんだからね。むしろ、ボケなくても笑いなさい!!」 加藤 「それ、願望入ってない?」 大野 「それと、ネタ終了後毎に通知表に点数つけて、アンケートに答えるのよ。」 加藤 「じゃ、テキトウに書けばいいか。」 大野 「テキトウとか言ってんじゃね〜よっ!後ね、キモイとか、フツーとか、微妙とか書かないで。カトゥのどこがキモイか、具体的に書いてちょうだい!」 加藤 「なんで加藤さんだけ!?あ〜ぁ。楽しみに来たのに、なんかやる事多くて大変じゃない?」 ごもっとも〜!(チンパンnews?) 大野 「バカね。チケット買ってこの会場に入場した瞬間に私達もハレルヤなの!お客さんと芸人が一緒に作る!ライブを楽しみながら、ちょっとぅライブに参加する…それがハレルヤ強化月間ライブなの!」 大野女、目をひん剥いて熱く大絶叫。厚く大説教。あまりの迫力に、加藤女が呟きます。 加藤 「アンタ、情緒不安定でしょ?」 大野 「最後にハレルヤと一緒にタイトルコールするから。彼らが『ハレルヤのお笑い強化〜』って言うから、『月間〜っ!』って言うのよ。」 加藤 「え〜やだ〜!恥ずかしい〜!」 大野 「ここまで来て恥ずかしがってんじゃねぇよ!みんなでやるの!ここにいる人はみんな気が狂ったようにやるの!」 おお〜。初めて聞く話だわ〜(笑)。気がふれる人の集うライブだったのかぁ。ここは(違)。 そんな暗黙の掟を話してるうちに、いよいよハレルヤがステージに登場したらしく、二人のテンションはMAXに! 大野 「きゃ〜っ!大野さ〜んっ!可愛い〜っ!格好よすぎる〜っ!」 加藤 「ただの若年寄じゃない。加藤さんの方がイケてない?きゃ〜!加藤さ〜んっ!面白い〜っ!」 大野 「あの人、面白い事言わないわよ。」 加藤 「そ、そんな事ないわよ!」 そして、お約束のタイトルコール!? 大野 「行くわよ行くわよ!せ〜のっ!」 二人 「ハレルヤのお笑い強化〜!」 し〜ん…。 大野 「ここ、みんなで言う所よっ!!!」 暗転。 お客様に向かって、チョイ切れの大野女史。あぁ、ここで私達オーディエンスもご参加なのね(苦笑)。それにしても、やたら客との一体感を求めるのは何ででしょう?意外にさびしんぼ(笑)? ⇒⇒⇒続く。 |