たどたどしい記憶を頼りにお送りするライブレポ(毒含)。2人の会話はNot文字起こし。
2006年1月
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2006.1.8 Sunday Shinjuku Fu- |
続きます。 C企画 「フリートークバトル」 暗転から明転するステージ。 そこに立っていたのは、全身タイツに腰に白い布を巻きつけ、ルーズソックスを履き、アバレンジャーのお面を被った小男と、皮ジャンにサングラスのロケンロールなイメージAV男優。 加藤 「フリートークバトルって言うからには、『お互い戦う格好をしよう!』って話してたけど。貴方、やる気満々ですね。しかし、安っぽいアバレンジャーだなぁ。顔、お面からはみ出てるし。」 大野 「大人用のがなかったんだよ!駄菓子屋で買う時も『えっ!』って言われた。」 大人用のアバレンジャーのお面てあるんですか(笑)?秋葉原とかにあるの?? 大野 「そーゆーお前は何なんだ?」 加藤 「ターミネーターだよ。」 大野 「お前、映画見たことねぇだろ!?」 明らかに中途半端な超新塾です(笑)。『俺がターミネーター』 『何っ!?』って感じでしょうか(笑)。 そんなこんなで、構成作家のナイトゥ先生仕切りにより、バトルスタート。 お題はボックスからランダムにチョイス。勝負は3回、任意に選ばれたお客さんのカード挙手にて勝敗が決定します。 まず最初のお題は『年末』。 先攻:加藤氏 去年の年末に近所の商店街で、パンツ一枚のオヤジが堂々と練り歩いてたそうで。 モチロン、警察が飛んできてその人にご注意するが、そのオッサンは自信と余裕を持ってこう回答。 「大丈夫。寒くないから。」 そーゆー気遣いの問題じゃないって事で、尚も怒る警察に、そのパンツ男が逆ギレ! 「なんでプロレスラーはいいのに、私はダメなんだ!?」 その様子を野次馬で見ていた加藤氏。よりによって、そのオヤジとCross your eyes. 「おい!何を見てるんだ!?少年!?かかってこい!!」 と、完全にプロレスの構えをして挑発。 逃げる加藤氏に飛びかかろうとした所を取り押さえられ、こう叫んだそうな。 「私はまだギブアップしてないぞ!」 後攻:大野氏 上野に『NANA』を見に行った大野氏。冬休みと言う事で、ヤングなギャルで珍しく映画館が賑わってる。 そんな彼の隣の隣に座ったギャルが、ご入場時からずっとペチャクチャとお喋りしっ放しで、ま〜うるさい事、うるさい事(オバちゃんか!)。 ギャル 「この席、普通に座ろうよ。」 大野 「異常に座るとかあんのか!死んじゃえばいいのに!」 と、芸人魂と悪魔魂に火をつけられた(?)彼は終始、心でツッコミまくり。 そして、予告が始まり、「今度は何を見ようかな〜?」と楽しみに見ていると、なんと薄暗くなってるのにそのギャル達が化粧を始めてるではないですか!お嬢さん!? これにはビックリの大野氏だったが、ここまで不思議な生態を見せ付けられては逆に興味津々。 予告と代わる代わる彼女達をご観察します(犯罪スレスレです/笑)。 そして、予告も終わり、いよいよ本編が始まるぞ!って時にパッと横を見たら、彼女達がグラサンをかけ始めたんだとさ。 「目に優しいねぇ〜?!」 さて、判定は… 6対5の接戦でしたが、winner カトゥ氏!! 二回戦。お題は 『事件』。 先攻:加藤氏 去年の夏頃のライブで、MCをしていた二人。35歳位のベテラン芸人がネタを終え、はけた瞬間に、一番前に座ってた長髪とスキンヘッドの17歳位の男が突然舞台に上がり、いきなりの舞台ジャック! しかし、暴れる訳でもなく、騒ぐ訳でもなく、人質を取る訳でもなく、何かを要求する訳でもなく…。 「はい、どうも〜ジングルベルです!いや〜。今出てた若手は頑張ってましたけれども…。」 と、なんと、ネタを開始! 『ジングルベルって、季節違うじゃん!しかも、お前らの方が全然若手じゃん!』とツッコミ所満載の彼らだったが、加藤氏は『舞台ジャック』と言う音の響きにビビり、何もできなくて…夏(J-WALK)。 やがて、3分間のネタをやり終えた彼らは、袖ではなく舞台中央から降り、会場をまっすぐ帰って行ったのだった。 「その子達がいた席に教科書とクリアファイルがあって。代●木ゼミナールって書いてあんの。まだ予備校生だったんだね…って言う、面白い話でした!!」 あまりのスベリっぷりに、自己申告でまとめた加藤氏(うん、言わないと何の話か分からなかったね。)。 話が『ネタ』であると言う起訴事実も認め、頭を抱えておりました(笑)。 そして、相手が自滅と言うラッキーチャンスに恵まれた(決定すんなよ!)、後攻・大野氏。 竹下通りのクレープ屋でバイトしてた頃のお話。 ある日、変なでかい帽子を被った人が駅から歩いてくるのを発見。 段々とお店に近づく度に、その帽子の全貌が明らかになるが、どうもそれは帽子ではなく、単なる発泡スチロールで。 モンゴル系の民族衣装を着た年齢不詳なおじさんは、それに穴を開けて被り、フタの上には、小さな人形や小さな木が刺し込まれ、ちょっとした風景画が展開。 さらには、そのスチロールには金魚鉢が内蔵され、中で3匹の金魚が優雅に泳いでいたそうな。 そんな面白いモノを見せられたら、興味津々パート2! その動機や目的を教えてもらおうと、その人を凝視(よっ!怖いもの知らず!)。 目が合ったら声を掛けようと構えてた所、バチコ〜ン!とチャンス到来! すると、視線を交わしたその瞬間、月亭発泡師匠(違)が言い放ちました。 「何見てんだよ!?」 「…って、見るだろ!?普通!!」 他にも、全身タイツにスポーツ仕様のサングラス、カラフルなエクステをつけた男が、Dr.中松の開発したジャンピング・シューズで尋常じゃないスピードで駆け抜けて行った話も追記。 大野 「電車に間に合わなかったんだろうね。ヤバイ!って靴を履き直したんだろうね。」 加藤 「その時間がロスだよ。」 さて、判定は… 11対0の完封勝利で、winner 大野氏!! 最終戦。お題は 『後悔』。 先攻:加藤氏 新宿を歩いていると、キレイな人に声をかけられた加藤氏。「うちの店に来ない?」と誘うその人は、実はオカマで。 最初は店のポン引き(死語)かと思ったが、どうも正式な『オカマ』としてスカウトしに声をかけたらしい。 ひとまず逃げた彼であったが、後日、その店の張り紙に書いてあった『時給 3.000円』の文字を見て後悔したという、お話でした。 「面白いでしょ!?」 先程と同様、笑いの小波が揺れる会場に、またもごり押しのカトリーヌ師匠(笑)。 その必死さを憐れんでか、相方が静かに呟きます。 「あぁ。面白かったよ。」 吐き捨てるように言う、アバレンジャー(偽者)は、さらに面白くないトークの分析を進めます(笑)。 大野 「オカマに声かけられた時点で、スカウトだった皆思ったんじゃない?」 加藤 「そうかなぁ?そう思った人、手を上げて。」 すると、かなりの人数が堂々と挙手。みんな素直です(笑)。 加藤 「結構いるなぁ〜。みんな、俺より面白いじゃん!」 より素直な人がここにいました(笑)。よっ!素直チャンピオン?! 後攻:大野氏 ご存知、武蔵丸関の断髪式に父親の代わりに出席した大野家・ご子息(それだけでもスゴイなぁ。)。 座ったマス席は、芸能人だらけで思わずテンションup! さらに一人一人ご紹介アナウンスがあり、「哀川翔様」「アニキ〜!」、「徳光和夫様」「徳さ〜ん!泣いて〜!」等など、名前と同時にかけられる、観客からの熱いコールが響きます。 それも楽しんでた大野氏だったが、ふとご紹介が「あいうえお」順なのに気づき、結構早めの出番に緊張。 しかし、見せてもらった香盤表(?)には、『大野』の名はどこにもない。 「あれ?間違って来ちゃった?断髪式なのに切らないパターン?」とうろたえる大野氏の目に映った文字は、なんと 『ハレルヤ・大野泰広』。 「おいおいおい〜!俺には舞台がでかすぎるよ〜!!」 しかも、順番が『はなわ様』、『林家ペー様』の後。まさに一流芸人の後と言う、運命の悪戯。 やがて、塙氏による武蔵丸のモノマネや、ぺーさん恒例の写真撮影に沸きに沸いた会場で、いよいよ我等が英雄の出番です! 「マセキ芸能社。ハレルヤ・大野泰広様」 会場 「???」 …ザワザワザワ……。 「分かるよ。みんなのその気持ちは分かるよ…。でも、俺も知ってるよ!この気持ちは忘れない!」 と、屈辱を噛み締めた大野氏だったが、その時、ふと聞こえた天使の一声…。 「ハレルヤ、頑張って〜!」 「おいおいおい〜!マニアックがいるよ〜!!」 一筋の光明に涙ぐんだ大野氏が、その声の主を振り返ると、そこにいたのは一緒に来てたお母さんでした。 チャンチャン♪ ラストの判定は… 「気を使ってくれたのが、逆に痛いよ〜!」の加藤氏のお言葉通り、1vs10枚1で、winner 大野氏!! この企画、大野氏の勝利に終わりました。 さて、負けた加藤氏には罰ゲームが待ってます。 それは、ピエール瀧似(by.大野氏)の青春ダーツ・田中氏による、芸暦差7年を越えたケツ・キックです! 「それ?罰ゲームなの?暴力じゃないの?」 加藤氏の抵抗も空しく、田中氏のバスケットボールで鍛えた足(あんまりキックは関係ない)が、臀部をHit ! 「そのトークで10年目かよ!」 芸暦3年、今年一月にマセキ芸能社入りが決定した新人君にそんな辱めを受けながら、ライブはさらに続くのであった。 続きますよ。 |