第67話「素晴らしき東海地方」


最初はマスコミに酷評されていたオレ流・落合監督率いる中日ドラゴンズがリーグ優勝を果たした。

中日ドラゴンズは最初、名古屋軍と言う名で誕生した事で知られている様に、愛知県は名古屋市に本拠地を置く球団である。ちなみに、中日ドラゴンズが優勝すると、名古屋の各デパートでは当然の様にバーゲンセールが行なわれる。そしてこのバーゲンが「勝竜セール」という名前だったり、「勝竜福袋」等という商品が売り出されたりするのだが、この「勝竜」は「しょうりゅう」と読むらしく、僕とは一切関係が無い。

 

 さて、今年は何かとスポーツが熱かった年だったと思うのは僕だけではないだろう。例えばオリンピックが開催されただけでもそこそこ熱が上がるのに、それく加えて、日本勢による怒涛のメダルラッシュと来れば盛り上がらないはずが無い。また、シアトルマリナーズで活躍するイチロー選手は84年来誰も破る事の出来なかった、シーズン安打記録の257本を5本も上回る262本を記録した。他にも、良いニュースではないが、プロ野球が初のストライキを決行し話題になった。

 

 これらスポーツの話題をチェックしていくと、僕はまた1つの事に気付くのである。

名古屋に本拠地を構える中日ドラゴンズが優勝した事を筆頭に、東海地方出身の人の活躍が目立つのである。アテネオリンピックで言えば、男子ハンマー投げ金メダル(繰り上げ)の室伏選手を筆頭に、女子レスリングでメダルを獲得した人は、中京大学在学中の人であり、女子マラソンの金メダルも三重県出身の人だ。パラリンピックまで視野を広げると、男子柔道で銀メダル受賞者も愛知県名古屋市勤務の人である(ちなみに、金の人はドーピング。ただし、パラリンピックの場合は繰り上げ金は無いらしい)。あと、忘れちゃいけないのがイチロー選手である。彼は愛知県豊山町出身だ。

スポーツとは関係ない余談だが、ノーベル賞を受賞した野依教授は名古屋大学の教授だし、小柴教授は愛知県豊橋市出身だ。

 

 まったく、東海地方には優れた人が豊富にいるのではないか?と僕は思うのである。そしてこれだけ沢山の優れた人がいるならば、僕の身近にもいるのではないか?と思い、辺りを見渡して見た。あ、全然いません。そこで今度は日記第16話ばりに強引に探して見ることにした。

 

 ・・・いますね。

まず、かなり遠い所でいくと

・「以前僕が勤めていた会社にいたOL」の「彼氏」の「元カノ」の「兄」は

アテネオリンピック、男子ハンマー投げ金メダル(繰り上げ)である。

続いて

・「以前僕が勤めていた会社の元上司」の「中学校の後輩」は

大リーグ、シーズン安打数記録保持者である。

・「姉の職場」の「同僚」は

アテネパラリンピック、男子柔道60キロ級銀メダル(金はドーピングだが繰り上げ無し)である。

 

まぁ、僕とは血も何も繋がっていませんがね。でも自力で辿れる範囲内にそういう人達がいるのはちょっと凄いでしょ?

しかし姉の周りにはセーラー服おじさんやら銀メダリストやら。数奇ですな。

 

[完]


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