第11話「衣装は偉大か否か」


勝竜がいる。このサイトの管理人だ。

まるがいる。岐阜県の蘭美容室公式サイトおよび『ひみつ』の管理人だ。

フルがいる。腐れ縁の同級生で『白休さ〜ん』の管理人だ。

 

名古屋市中区大須にはコスプレ喫茶がある。厳密に言うと、メイドのコスプレに特化した喫茶である。コスプレとはコスチュームプレイの略で・・・と言う解説は必要ない位、昨今ではメジャーな単語になってきたと思う。

要は、店員がメイドの恰好をしているだけの喫茶店である。

 

ある日フルが思い立った。メイド喫茶に行ってみよう。

誘われたまるが着いて行った。

勝竜は行かなかった。関心が無いからと断った。

 

気付いた時には1人でメイド喫茶に通うまるがいた。

どうやらハマったらしい。

 

『ひみつ』を見ていただいたら察する事が出来るかも知れないが、まるはいわゆる「メイド萌え」である。メイドの恰好をした女の人に萌えているのか、女の人によって着られたメイドの服に萌えているかは定かではないが、この辺りの議論は一休和尚の袈裟が偉いか坊主が偉いかの問答に似てくるので割愛する。

 

名古屋市中区錦にはコスプレ鍋屋がある。こちらはメイドに特化せず、純粋にコスプレ鍋屋である。しかし、コスチュームのバリエーションの中にメイド服も含まれている。

要は、店員がコスプレをしているだけの鍋屋である。

 

ある時まるが落ち込んでいた。

元気付ける事が出来る物は無いかと勝竜は考えた。

そこで勝竜はコスプレ鍋屋の存在を知った。

そしてメイド喫茶よりよっぽど健全ではないかと思った。

勝竜はまるを誘った。

「たまには飲みに行こうじゃないか。コスプレ鍋屋が有るぞ」

 

メイドがいるのなら、とまるは行く気になった。

最初にまるをメイド喫茶へ誘った責任を感じてか、フルも行く事になった。

 

コスプレ鍋屋とは一体どの様な店なのか。レポートを待たれよ。決行日は近い。

 

[完]

 

2004年4月13日追記:

レポートは日記の第13話〜15話の3本立てです。

全部続けて読みたい方はこちらから。

2004年4月14日追記:

フルのレポートは こちら(直リン)

まるのレポートは こちら(時間が経つと消えます)


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