ホーンテッドマンション(原題:The Haunted Mansion)

 


 ディズニーランドの人気アトラクションの映画化『カントリー・ベアーズ』『パイレーツ・オブ・カリビアン』に続く第3弾ですね。

確か2001年の冬頃にこれら3作の映画化が発表されましたが、これでやっと出揃いましたね。

 

 毎回毎回思うのですが、たった数分間のアトラクション(『カントリーベア・シアター』は十数分か)から、よくもあれだけの映画を作り出せるものだと感心します。本作もしかり。

 

 ディズニーランドにある『ホーンテッド・マンション』は何故あんな幽霊屋敷になってしまったのか?それをこの作品が教えてくれます。

いや、ま、ディズニー映画ですが、この映画の立場が良く分からないので、ディズニーランドに行って偉そうに幽霊屋敷たる所以として映画の内容を語っても良いのかはわかりませんが、1つの解釈としてとても楽しめるでしょう。

 ところで、ディズニーランドに行った事がある方はご存知かと思いますが、アトラクションとしての『ホーンテッドマンション』が恐い物ではありません。序盤、少々驚かされるシーンがありますが、途中からは幻想的な幽霊のダンスパーティや墓場で楽しそうに過ごしている幽霊を見て、陽気に楽しめるアトラクションになってしまいます。

 そんな陽気な幽霊屋敷の映画化で、しかも主演がエディ・マーフィと来たものですから、これはホラーコメディになるか?と思っていました。

しかし、大筋は、屋敷を買いに来た不動産屋(これがエディ・マーフィ)がその屋敷の呪いを解くと言う物。面白いシーンが散りばめられてはいますが、全体を通してコメディと言う訳ではありません。このせいでか、ホラーとしてもコメディとしてもどうも中途半端な作品になってしまった感じが否めません。

 

 まーでも、アトラクションのシーンが随所に入っていて、ファンはその都度ニヤリでそれだけで楽しいんですけどね。

誰かが首を吊ったらニヤリ、です。不謹慎な。

 

2004年4月25日鑑賞


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