アンドリューNDR114(原題:Bicentennial Man)

 


 横浜で『トイ・ストーリー2』を観た時に、この映画の予告編を観たのですが、思わず笑いましたねぇ。

なんだあのロボットは!どう見てもロビン・ウィリアムズではないか!と。そしたら、まあ、本当に主演がロビン・ウィリアムズだったと言う訳でして。ロボットなのに自意識を持ってしまったアンドリューの物語です。アンドリューは人間になりたいと願い、外見から少しずつ人間になっていくのですが、自分の人間としての顔のデザインを決める時、「人間らしくありたいなら、美男子より、ある程度不細工な方が良い」と言う事でロビン・ウィリアムズ顔を自分の顔のデザインとして決定するのです。まったく失礼な脚本ですな。

 

 この映画の大きなテーマは「人間の定義」でしょうか?アンドリューは自分を人間として認めされる為に試行錯誤を繰り返します。

あなたは、ロボットは人間になれると思いますか?僕がこの映画を観た時、僕はまだ学生でした。当時していたアルバイト先にいた、年上の女性もこの映画を観ており、その人とロボットと人間について話したのですが、その人は「恋が出来れば人間と一緒だ」と言っていました。女性らしいと言うか、綺麗な意見ですね。実際、物語の後半はアンドリューのラブストーリーでもあります。しかし僕は、アンドリューは最後まで人間ではなかったと思います。どんなに体を作っても、やっぱりロボットはロボットでしょう。逆に、所謂サイボーグは人間だと思うのです。ま、この辺りは現代では実際問題として議論される事はないのでしょうね。

 

 あれ?またちっとも感想文じゃないや。

え〜とですね・・・うん、長い映画だったなぁ。いや、2時間とちょっとなんですけどね。でも長かった。アンドリューの道のりみたいに。

 

2000年5月18日鑑賞


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