鶏づくしあけおめスペシャル+味付け卵
2004/12/19 |
項目 | 感想 | 評価 |
スープ | 名古屋コーチンのガラや丸鶏を長時間ジックリと炊き上げた鶏白湯スープは、9:1で鶏と豚の割合になっており、昆布、アジ干し、鰹節などの魚介系も入る。鶏特有のベタッとした感じは無く、アッサリしていてサラリとした口当たりは好印象。塩ベースなのでシソの風味が良いアクセントになっている。こだわりは感じるのだがどこか物足りない感があり、鶏臭さを処理しきれていないのは残念だった。正直有明を食したあとだと素材の質、風味ともに普通に感じてしまう。 | ★★★☆☆ |
麺 | 中細チリチリ プリプリした食感の麺は、前回の指摘と同じくコシがない。また今回にいたってはスープとの絡みも弱かった。せっかくの限定なのだから麺も通常のものではなく、白湯スープに映えるような色の限定麺を使用するこだわりが欲しかった。 |
★★★☆☆ |
叉焼 | 鶏肉各種 煮込まれた胸肉とモモ肉、片栗粉をまぶしてボイルしたササミ、カラッと揚げられた皮など数種類の鶏肉が入る。それぞれの個性が出ていて面白い。個人的には皮がパリッとしていて一番気に入った。 |
★★★★☆ |
玉子 | 半熟トローリ味付 持ち上げるとプニュッとした弾力があり、噛みつくとトロトロの黄味があふれてくる。醤油の色合いが強いテイストではあるが、けして嫌味に感じるわけではなく美味しい。ぜひトッピングすべきレベルに達している。 |
★★★★★ |
Total | 雑誌東京1週間と石神氏のコラボ企画で、2004年12/14〜酉年の2005年1/9まで1日10杯限定で提供される。金箔があしらわれ、各種の鶏がゴロゴロと入っていたりと見た目上のインパクトは強い。まさにキーワードは「鳥、鶏、酉」と鶏を意識した一品で限定ならではの面白さがある。だが味覚的には正直そこまでの魅力は感じず洗練さに欠けていると思った。季織亭での限定麺の評価が高く、今度こそはと開店と同時に入ったが拍子抜けした感は強い。三歩は客層から見ても近隣の住人に愛されている感じが強く、こういった限定麺ではなく通常メニューの方が良いのかもしれない。2種類の麺とつけ汁が提供される合盛りつけ麺が気になったので次回はそちらを食べてみたい。 | ★19/25 |