「37777」創作過程
リクエスト内容
『最後の願い』の後日談。
家族に囲まれての幸せな花梨ちゃんを。
確か、頼忠はどうでも良いとか言っていたような・・・?
ほのぼのとした日常風景、とのリクエストだったような気が・・・?
書き上がって読み返すと、うん、リクエスト内容とは随分違いますね。
そ、それは兎も角っ!
書くに当たって図書館・書店・ネットで色々と調べました。武士の生活、裁縫・衣、季節の植物・果物などなど。
だけれども、どれもこれも中途半端で私が知りたい情報はほとんど見付からず。
元々曖昧にしか書かないので詳しく知る必要は無いのですが、それでも苦労に結果が伴わないのは悲しい・・・。
ついでに。
喧嘩の仲裁と言えば「一房の葡萄」というお話がありましたっけね。真ん中で切って半分こ♪と。
発想が単純です。
感想。
『最後の願い』の中での頼忠は、他の作品に比べたら『まとも』というか、『狼』さんではありません。
その代わりと言うか何と言うか、棟梁が・・・棟梁が・・・棟梁がっ!
私が書くと、威厳・貫禄のある殿方は登場致しません。
―――呆れすぎて反省する気力もありませぬ・・・・・・。
参考
01・・・ほのぼの・日常とのリクエスト内容に「ほのぼのって何?」「日常風景ってどういうの?」と疑問。
02・・・それは兎も角、花梨の日常は?
・・・→お勉強、文字の練習・裁縫・琴などの楽器・常識・風習。
03・・・文字の練習なら他の作品でちらほらと書いている。
・・・→ならば裁縫でもやらせようか。
04・・・家族との会話。
・・・→母君は先生。父は・・・邪魔でもしに行く?
05・・・邪魔するんだから、父と母が喧嘩。
・・・→花梨が仲裁。
06・・・基本は決まり。でも、物足りなくないか?
07・・・父が勉強の邪魔をするのだから、「娘大好き・結婚させたくない!」にしてみる?
08・・・裁縫が結婚への序章。
・・・→出来上がった衣を取り上げる。
・・・→なら、その衣は頼忠への贈り物の予定だった。
・・・→取り上げられる理由は、武士の仕事着→父への贈り物だと勘違い。
09・・・でも、邪魔する、なんだから、確信犯。
10・・・この「邪魔をする棟梁」って、頼忠が気付いた方が面白そう。
・・・→花梨の文・「ごめんなさい」
11・・・ごめんなさいの訳を頼忠が理解出来るには?
・・・→神泉苑での逢引を入れる。
・・・→花梨が頼忠の衣を縫っていると頼忠が気付く。
12・・・はい、書いてみよう!
13・・・題名は?
・・・→前途多難→前途難難→立ち塞がる壁→恋路の邪魔→阻む者→恋路を阻む者→二人の恋路を阻むもの―――決定。
14・・・『阻むもの』の「もの」は「者」と「物」の両方。
・・・→花梨ちゃんのセリフ、「裁縫は私に課せられた愛の試練」を追加。
15・・・誤字脱字チェックし、完成♪