「34444」創作過程
リクエスト内容
『花梨にキツいことばかり言う深苑が、八葉全員+紫姫から説教(総ツッコミ)をくらうお話。』
第2章の終わり頃で、頼忠とは大切な恋第二段階終了。
その人らしいツッコミ希望、と。
一度は書きたいと思っていた内容。
ゲームプレイ中、花梨は努力しているのだからもっと守ってやれよ!と文句を言っていましたもの。深苑の怒り(妹を心配)も解るのだけれど、お前達が守らなかったら誰が守るんだ、てね。
八葉全員に突っ込ませるとストーリー的に難しくなって書けないので、頼忠には他の役目を与えてしまいましたが・・・・・・。
それと。
―――私を神子と信じていなくても良い。京を救う為に力を貸して。―――
花梨のこの言葉に「???」と思っていました。救えるのが神子だけだから花梨ちゃんが頑張るのは当然だと思うのだけれど、八葉、態度がデカくないか?恩着せがましくないか?と。京を救おうと必死にならなければいけないのは、京の住民の筈。力を貸してくれる神子・花梨にもっと感謝しろよってね。
なので、翡翠に反省を促すセリフを言わせました。
感想
深苑に説教を食らわせるのは楽しかった♪と言っても、キリが無いほどずらずらと会話だけが続くので、泣く泣く減らしましたが。
その人らしいツッコミ、人によってはイマイチだったかなと反省。で、誰に言わせたどのセリフに自己満足しているのかは、ヒ・ミ・ツ♪
また、花梨ちゃんを泣かせてしまった・・・・・・。
参考
01・・・深苑に総攻撃。
・・・→でも、頼忠は深苑に言いたい事を言えるのか?
・・・→花梨の為だからある程度は言えるだろうけど・・・・・・他の者達が言っていたら、口を挟まないかもしれない。
・・・→ならば、他に役目を与えよう。(話が転がりやすくなるしね。←ホンネ)
02・・・総攻撃していたら、花梨は深苑を守ろうとするよね。
・・・→花梨はそこにはいない。
・・・→抜け出す。深苑のキツい言葉に傷付いて。
03・・・八葉&紫姫が総攻撃していても、花梨はその話を聞けない。
・・・→ならば、頼忠が花梨を連れて帰る。
04・・・抜け出した花梨はどこに行く?
・・・→頼忠との大切な恋第二段階終了。ならば、野宮へ。
05・・・総ツッコミ、誰が何を言う?
・・・イサト・・・花梨の健康。
・・・幸鷹・・・院の元に神子がいるのに、なぜ院は苦しんでいたのか?
・・・泉水・・・役目は果たしている。力は増している。
・・・勝真・・・院の元にいる神子とは違う。
・・・彰紋・・・龍神は京の守り神、なのにその神子は院を助けても帝はほったらかしですか?
・・・翡翠・・・君が花梨と同じ立場なら、救うのかい?
・・・泰継・・・お前の怒りが伝わって、気を乱し、力を発揮出来ない。
・・・紫姫・・・神子様だけに責任を押し付けて楽をしようとは思わない。
07・・・取り敢えず、書き始める。
08・・・戻ってきたら喧嘩しているのは、不自然と言うか・・・・・ねぇ?
・・・→花梨が倒れたと聞き集まってきたが、肝心の花梨がいない。
・・・→深苑がまた厳しく言っている。
・・・→みんなは頑張っている花梨が一方的に責められるのは不満。
・・・→で、話し合いと称して深苑に言いたい事をそれぞれ言わせよう。
09・・・総攻撃していたら、花梨は深苑を守ろうとする。
・・・→御簾の外で頼忠が話を聞くように促す。―――我々の気持ちに気付いて下さい。
10・・・そう言えば、花梨がいなかったら探しに行くよね?
・・・→行かないで済む理由付け。泰継が式に探させる。頼忠と一緒だと解る。―――安心。
11・・・ツッコミセリフを切り貼り。
・・・→天に比べて地の八葉のセリフが少ない。―――所々付け加えていく。
12・・・エンディングはどうする?
・・・→みんなが自分を認めてくれていた事に気が付く。―――嬉しい。
・・・→頼忠の胸で泣こう!
13・・・深苑総攻撃って、そこに紫姫がいると彼女も総攻撃されているのと同じ気分かも。
・・・→深苑が逃げ出してから、八葉反省。
・・・→でもなぁ・・・花梨を庇うって言う内容が薄くなってしまった感じがする。
14・・・紫姫を労わる会話を、大幅に削除。
15・・・翡翠のセリフを追加。→君達は何故、京を救うの?
・・・→地・・・自分たちの目的の為。
・・・→天・・・自分達の為でも、神子の為にしてあげたいとの感情がある。
・・・→花梨・・・自分の為。・・・・・・それで良いのだろうか?
16・・・花梨の意識に変化。
・・・→八葉・京をもっと知りたい。
17・・・完成。
18・・・でもこれ、『花梨&八葉&星の一族』。
・・・折角、頼忠との恋愛イベント第2終了後なんだから、そういう雰囲気にしたい。
・・・→翡翠のセリフ・・・「泣く時は私の胸を貸そう!」追加。
・・・→花梨・動揺&頼忠・ちょっと不愉快。
19・・・18の部分をどうするか?
・・・本編に入れるか続編にするか?
・・・雰囲気が違う・・・・・・なら、続編。
20・・・題名は?
・・・本編・・・「雨のち晴れ」内容があからさまに解りすぎるけど、まぁ、他に思い付かないし。
・・・続編・・・雨のち晴れから続くのは・・・・・・「虹」
21・・・本編にも頼忠との恋愛イベント第2の雰囲気を少し付け足す。
22・・・不自然な流れを切り貼りして直す。
23・・・最終日本語チェック。→完成。
24・・・読み返すうちに、深苑集中攻撃が少ないかなと思い始める。
25・・・泉水のセリフを増やす。→幸鷹の口調に直し、幸鷹のセリフを泉水に直す。
・・・勝真の嫌味を足す。
・・・紫姫のセリフを増やす。
・・・深苑攻撃のトドメ、翡翠と勝真の一言を足す。
26・・・八葉大反省大会、解り易いように文章を足す。
・・・神子に力を貸している。神子の力を借りている。
27・・・所々、文章のつながり具合の調整。
28・・・「虹」に深苑対策を追加。
29・・・日本語の手直し。→最終チェック→完成。
30・・・結局入れられなかったけど、翡翠と深苑の会話のボツをちょこっと書いてみる。
31・・・これは他の文章、八葉の会話をぶち壊す。→うん、書かなくて正解。
32・・・後書きを書いて完成♪
『―――参考・ボツ―――』 |
「では深苑殿。そんなにあの姫君が不満なら、私にくれまいか?私はかなり気に入っているのでね。」 「翡翠?」 「こちらの可愛い人は神子として力不足なのだろう?院のお側にいる神子は力が強くて良いのだろう?だったら、あちらの神子を頼れば良いではないか。助けてくれと縋れば。」 「それが八葉としての言い草か!?」 「私は八葉とやらになった覚えは無いね。」冷たい視線。「こんな頭ごなしに怒鳴られて、そちらの都合の良いように扱われて、大人しく従うつもりはないね。」 「この役目は宝玉が選んだのだぞ?」 「だから?君は花梨を神子とは認めていないのだろう?私の事も八葉と認めなくて良いのだよ。私達は二人でこの京を離れるから。」 「そんな勝手は許さん!」 「君の許しなんか要らないね。やつれ切ったあの姫君が笑顔を取り戻すように、伊予でゆっくり休ませるよ。二度と倒れないようにね。」 「清めの造花の無い神子が、そこまで辿り着けると思うのか?」 「今度は脅迫かい。だが心配は要らないさ。京を離れるまで、泰継殿に守って頂くからね。それに伊予には怨霊はいないよ。君のような心を切り刻む人間もね。」 「何だと!?」 「伊予の潮風は姫君に優しいからね。暖かで穏やかな日々が傷付いた心を癒すよ。」 「この京を救わねば、神子は自分の世界に戻れん。」 「そんな事は知らないね。」 「何だと?」 「このままでは京を救う前に身体だけでなく、心まで病んでしまう。君の怒鳴り声に怯えてね。」 「私を責めるのか!?」 「当然だろう?ここまで追い詰めておいて、自覚が無いのかい?それとも、京を救えるのなら、彼女がどうなっても良いと言うのかい?死んでも良いと。」 「あの者がきちんと務めを果たせばこんな事には―――。」 「だから責められて当然だと?」 「何?」 「元々はと言えば、京の人間が京を荒れさせたのだろう?」 「荒れたのは、京を襲った天変地異が原因だ。」 「そこから立ち上がるのも人間なら、絶望するのも人間だね。何故、京とは全く関係の無い人間に後始末を押し付けるのだ?わざわざ他の世界から連れて来てまで。」 「私が連れて来たのではない!」 「そんな事は知っているよ。だが、役目を強制しているのだから同じ事さ。」 「京を救えるのはあの者だけだ。」 「ここは君達の町だろう。自分達の手で何とかしようとは思わないのかい?」 「京を襲った天変地異は一つや二つではないのだ。疲れ果て、楽になりたいと願う者達を責める事など出来ぬ。」 「ほう?だから代わりに龍神の神子にやれと?」 「それが神子の役目だ!」 「龍神は京の守り神なのだろう?京の人間が望まなくとも、神子の願いなら叶えるとでも?」 「っ!」 「神子に力が無いと責める前に、他に問題は無いのか、胸に手を当てて考える方が先だよ。」 「・・・・・・・・・。」 |
注意・・・深苑総攻撃・『―――2―――』の中での抜かした部分。 他の文章・八葉の会話と上手く繋げられなかったので、ボツ。 他の作品には入れられないと思うので、ここに蛇足のおまけで。 |