「1001」創作過程
リクエスト内容
ゲーム中、花梨ちゃんの理想の男性像(頼忠とは正反対)を耳にして、訳も無くイライラが募ってしまう頼忠さん。
ハッピーエンド歓迎♪
このリクエスト内容の第1印象は「難しい!」でした。
テーマを簡単に言うと「嫉妬」。心理描写が難しくて、今までこのテーマから逃げて、避けていましたから。
「花梨の理想の男性像を耳にする」、をどういう場面にするのかを考えている内に、「嫉妬」ではなく「花梨の好みの男になるには
どうしたら良いか悩む頼忠」に変わりました。
わりと早く大まかなストーリーは思いついたのですけどね。書いているうちに、内容が変わっていく変わっていく〜〜〜(大笑い)。
やたらと考えるのが、書いているのが楽しくて、ついつい脱線してしまい、戻すのに苦労しました。(これで・・・戻した?)
で。
「頼忠とは正反対の理想像」で悩みました。
「一緒にいて楽しい人」だと、一番書き易そうだったから、これに決定。
幸鷹との大切な恋第1段階目での花梨のセリフ「いろいろ知るのは楽しいですよね」も合わせて。
頼忠にとって、自分は得意な事は『剣』だけで、花梨は自分と一緒にいても楽しいと思わないだろう、と考えるだろうな、と。
他の八葉の長所を並べれば、余計そう感じるだろうな。頼忠だけ言わなければ更に。
結局、好きな人が傍にいてくれるだけで楽しいと花梨は感じていたのですけどね。
自分の話を嫌な顔一つせずに、文句も言わずに聞いてくれる人って、少ないから嬉しいとも。
そして。
今まで好き勝手に二次創作を書いていたけれども、人に差し上げる、と考えるとどうしても『媚』を売ろうとしてしまい、
何度も書き直すことになりました。
せっかくリクエストしてくれたのだから、その気持ちに応えたいと思う自分の気持ちは当然だと思うけれど、
書いている自分が楽しいと思わなければ意味が無いんですよね。
・・・・・・・・・キリ番創作って難しい。普段自分が思いつかないテーマを考えるのは楽しいのですけど。
感想。
私はどうしても「狼の頼忠」にしたくなります。からかう程度で襲う事はさせませんが。
だからと言って、沢山の人達で賑わう「市」でいちゃつかせてしまったのは・・・・・・想像すると面白いかも。
絶対、知っている人の一人や二人に見られただろうし。
ほのぼの、より、コメディが好きなのかしら・・・・・・?
参考
01・・・訳も無く→両想いになっていない。→頼忠、自覚なし。
02・・・イライラ→嫉妬・・・不安とか不機嫌とか不自然な行動とか?
03・・・頼忠とは正反対の理想像→幸鷹(理知的)OR翡翠(女性の扱いが上手い)か?
・・・または勝真(楽しい)ORイサト(友達的)とか?
・・・それとか彰紋(身分)OR泉水(芸術的才能)OR泰継(神秘的才能)な〜んてね。・・・・・・後で考えよう。
04・・・花梨の理想像を耳にする→花梨が誰かと恋愛談義。・・・紫姫OR女房達OR八葉の誰か・・・・・・。
05・・・ゲーム中→第3章か4章かな?
06・・・具体的なストーリーを考える→前半・恋愛談義を盗み聞き。半ば・二人で外出。後半・・・・・・どうしよう?
07・・・結末は?→両想いになるOR両想いにはなっていないが花梨の気持ちを知るOR其処までは行かないが、不安は無くなる。
・・・両想いになっているのに、二人だけが気付かず、と言うのもありかな。
08・・・取り敢えず、筆の進むまま書き始めよう!
・・・女房達が「男の好み」を言い合っている→「神子様の好みは?」の質問に、頼忠つい聞き耳を立ててしまう
・・・→花梨の理想の男性像は「賢い人・丁寧に説明してくれる人・一緒にいて楽しい人」→八葉の印象を花梨が言う。
・・・→だが、頼忠だけ言わない。→頼忠、ショックを受ける「私の印象は、人に言えないような事?」
・・・→花梨の好みになろうと考えるが、無理と解る。→イラつく。→その時花梨は、女童と好きな男性について会話している。
09・・・前半だけでやたらと長くなっている・・・・・・・・・。→女童との会話は全て削除。
10・・・頼忠と二人で外出→続かない会話に頼忠落ち込む。→市を覗く。→元気の無い頼忠・楽しむ花梨。
11・・・後半をどうするか・・・。
・・・1・・・帰宅した花梨が、楽しかったと女房達と会話。→頼忠、自分でも花梨を楽しませる事が出来ると安堵する。
・・・2・・・花梨が怪我。→お子様抱っこ。→花梨の悪戯。→やっと、頼忠自覚する。
・・・3・・・市で花梨が何かを気に入る。→頼忠がプレゼント。→ちょっと良い雰囲気になる。
12・・・1と3は長くなりそうだから却下。で、書けそうなのは・・・・・・2。
・・・花梨は怪我はしないが危なっかしい。→御身を守る方法として。→仕返し。→頼忠、やっと自覚。
13・・・前半に花梨の独り言を追加。
14・・・EDまで書く。・・・物足りない。→やっぱり、頼忠の反撃を書かなきゃダメよねぇ。(作品の副題・犬が狼に変わる瞬間)
15・・・あちこちに頼忠の感情を付け足す。
・・・花梨の気持ちも少しは書かないと!→花梨は頼忠が好き♪
16・・・言葉を少々変更して完成!
17・・・題名を考える。
・・・楽しい時間→恋愛談義→恋心→自覚→乙女の野望→仏頂面→『乙女の野望と朴念仁の動揺』に決定。
18・・・やっぱり少し手直し。で、今度こそやっと完成。