1997Jリーグ(2ndステージ)
97/10/04
第17節 対ジェフ ● 4−3 万博 6844
▽得点者
前半27分 宮本(C:H) アシスト:クルプニ(CK)
前半29分 エムボマ(R) アシスト:海本(L)
後半1分 松下(C) アシスト:松原(C)
後半4分 エムボマ(PK)
後半13分 山口(C:H) アシスト:マスロバル(CK)
後半15分 クルプニ(L) アシスト:稲本(R)
後半40分 松原(C) アシスト:野々村(R)
▽警告
【G】カーリッチ、クルプニ
【J】松原
|
【ガンバ】
GK 岡中
DF 斉藤
DF 實好
DF 宮本
DF 平岡
MF 木山
カーリッチ(後1分)
MF 稲本
MF 海本
森下(後34分)
MF クルプニ
FW 松波
FW エムボマ
森岡(後13分)
|
【前半】
GK 白井
DF 江尻
DF 山口 茶野
MF 広山 浮気 武藤
MF 野々村 マスロバル 松下
FW 松原
-------------------
FW エムボマ 松波
MF 稲本 クルプニ
MF 木山 海本
DF 平岡
DF 實好 宮本 斎藤
GK 岡中
|
【後半】
GK 白井
DF 江尻
DF 山口 茶野
MF 式田 浮気 武藤
MF 野々村 マスロバル 松下
FW 松原
-------------------
FW エムボマ 松波
MF カーリッチ クルプニ
MF 稲本 海本
DF 平岡
DF 實好 宮本 斎藤
GK 岡中
|
|
【ジェフ】
GK 白井
DF 武藤
DF 山口
DF 江尻
DF 茶野
MF 広山
式田(後11分)
MF マスロバル
MF 浮気
MF 野々村
MF 松下
FW 松原
|
キングを狙うエムボマは怪我を押して強行出場。
ジェフは松原のワントップ、スコルテン・ボスがイエロー累積で出場停止のため、守備は甘い。
前半はガンバペース。
しかし前半7分、マスロバルから広山・松原へつなぎシュート、岡中がセーブする。
ガンバも12分、GKから松波が落とし右サイドを海本が突破しセンタリング、稲本がダイレクトでシュートするがゴール上空。
14分、エムボマがセンターサークル内からロングシュートを見せる。
攻撃のペースが出来上がると、あとはジェフの裏を使い放題。
21分、稲本からのパスにエムボマが、おなじみのトリッキーなフェイントでDF2人をかわしシュートするがゴール右。
23分、ジェフ最終ラインからのパスをカットした松波が、DFを2人個人技でかわしゴール前までドリブル、GKの目の前で併走していたエムボマへパスするが、エムボマは空振り。絶好の得点チャンスを逃す。
27分、左サイド稲本からのセンタリングにエムボマのヘディングシュートはゴール上へ。
このCKから宮本が野々村に競り勝ちヘディングを決め先制(写真)。
さらに29分には、左サイド突破した海本がドリブルで江尻・武藤をあっさりかわし、エムボマへラストパス、エムボマのシュートはゴールネットを揺らす。得点王を決めたエムボマはアシストした海本を抱き上げて喜ぶ。
しかし35分、マスロバルのFKがゴールポストを叩く危ない場面も。
後半、まったく効いていない木山をカーリッチに代える。
直後の後半1分、ガンバのお株を奪うようなGKからの速攻、中央でヘッドでDFの裏へ送ったボールに松下が斎藤をかわし得点される。
しかしガンバも4分、ペナルティエリア内でエムボマと江尻が1対1でにらみ合い、エムボマが技ありの股抜きをすると江尻が思わずファウルで倒しPKのチャンス、これをエムボマ自身が決め3点目。
しかし13分、マスロバルのスルーから式田がシュート、岡中がファインセーブで阻止する。
ここで得点王が確実になったエムボマを下げ森岡を入れる。
その直後、マスロバルのCKから山口にフリーでヘッドを決められる。
しかし、ガンバも黙っちゃいない。
15分、右サイドからのロングクロスを左サイド突破したクルプニがキープし左足でずどん、4点目。
30分の森岡のシュートは吹かし過ぎ、ゴール上空へ。
40分、カーリッチの危険な場所でのパスミスから野々村が裏へスルー、松原が決める。
43分、松波・カーリッチで左サイドにキープ、カーリッチは中央へ流れながらヒールで後方から上がったクルプニへパス、クルプニがゴール前の松波へグラウンダーを入れる。しかし松波は空振りしてしまう。
さらに44分、森岡のドリブルからスルーパス、クルプニがGKと1対1の場面を作るがGKをかわせず。
辛うじて最終節を逃げ切った。
エムボマは2得点で単独得点王、さらにガンバは2位へ浮上。
試合後、クゼ監督のお別れの挨拶と胴上げ、そして恒例の選手の場内1周。
クゼ監督、ありがとう。
ガンバファンにとって夢のような今シーズンが終った。
97/09/27
第15節 対レッズ ● 4−1 国立 37565
▽得点者
前半20分 海本(C) アシスト:エムボマ(R)
後半8分 エムボマ(L) アシスト:松波(C)
後半13分 稲本(C:H) アシスト:エムボマ(L)
後半21分 堀(R) アシスト:福田(L)
後半27分 松波(R) アシスト:エムボマ(C)
▽警告
【G】平岡
|
【レッズ】
GK 土田
DF ブッフバルト
DF ネイハイス
DF 内舘
DF 田畑
MF 土橋
MF 堀
MF 広瀬
城定(後17分)
MF 礒貝
大柴(後1分)
FW 福田
FW 永井
|
【前半】
GK 土田
DF ブッフバルト
DF 田畑 ネイハイス
MF 内舘 堀 土橋 永井
MF 広瀬
FW 福田 礒貝
-------------------
FW エムボマ 松波
MF カーリッチ 稲本
MF 平岡 木山 海本
DF 島田 斎藤
DF 宮本
GK 岡中
|
【後半】
GK 土田
DF ブッフバルト
DF 田畑 ネイハイス
MF 内舘 堀 土橋 永井
MF 広瀬
FW 福田 礒貝
-------------------
FW エムボマ 松波
MF カーリッチ 稲本
MF 平岡 木山 海本
DF 島田 斎藤
DF 宮本
GK 岡中
|
|
【ガンバ】
GK 岡中
DF 斉藤
DF 宮本
DF 島田
DF 平岡
MF 木山
MF 稲本
MF 海本
MF カーリッチ
森下(後38分)
FW 松波
小島(後42分)
FW エムボマ
森岡(後30分)
|
レッズは礒貝がスタメン登場。
ガンバのお株を奪うような完全マーク体制で、ツートップをネイハイス・田畑、2列目を土橋・堀、両サイドを永井・内舘がマークする。
しかし、ガンバはマーカーとの1対1をもろともせずカウンター。
前半4分、カーリッチの縦パスからエムボマがスペースを使い、GKと1対1を作るがGKに弾かれる。
6分、カーリッチのFKから平岡が相手DFの前をとりヘディング、惜しくもゴール左へ。
レッズはブッフバルトとネイハイスが交互に攻撃に参加してくる。しかし、エムボママークに田畑1人では止められない。
18分、平岡がフリースローで遅延行為ととられ無駄なイエローをもらう。
20分、右サイドのフリースローから稲本がダイレクトで前のエムボマへ、これをダイレクトに後ろからスピードにのった海本へ流し速いドリブル、立ちふさがるブッフバルトを切れあるフェイントで何なくかわしシュートを決め先制。
24分、最終ラインでボールをキープした宮本がカーリッチとのパス交換で攻撃参加し、存在をアピール。
27分、岡中のGKからエムボマが高速ドリブルでペナルティエリア内まで持ち込むが、惜しくも土橋にクリアされる。
28分、そのCKからエムボマがヘッドで流し松波が飛び込むが辛うじて間に合わず。
後半、礒貝が大柴と交代。
8分、レッズ最終ラインのパスをカットし、松波が絶妙のスルー。これをカーリッチはスルーしエムボマが左足で決める。
13分、ブッフバルトが攻撃参加し戻りきれぬうちに、ガンバ最終ラインからのロングパスがエムボマに。田畑との1対1をいとも簡単にかわしセンタリング、稲本がどんぴしゃのヘディングシュートを決め3点目。
しかし、レッズも21分、左サイドから堀がドリブルでDFをかわしシュートを決める。
日本人選手にあっさりかわされる特攻タックルはもうやめてほしい>木山、ジュビロ戦の決勝点も同様だ。
27分、松波・エムボマコンビでレッズDFを翻弄、松波からパスを受けたエムボマがシュートと見せかけ、松波にパスしゴールを譲り、松波が余裕でゴールを決める。
直後の28分、ネイハイスの後方からのタックルでエムボマが右足を負傷、30分に森岡と交代する。
エムボマがいなくなるとガンバは攻め上がれなくなり、レッズ押し気味の展開となる。
森下、小島を投入するが攻撃の音は聞こえなくなる。
ほんのわずかだが優勝の可能性はまだ残っている。
97/09/24
第14節 対ジュビロ ● 0−1 磐田 10542
ジュビロ |
0−0
0−0
-----
1−0
|
ガンバ |
▽得点者
延前12分 ドゥンガ(C) アシスト:藤田(L)
▽警告
【G】菊池、實好、木山
【J】藤田、アジウソン
|
【ジュビロ】
GK 大神
DF アジウソン
DF 田中
DF 服部
DF 古賀
布部(後21分)
MF 鈴木秀
MF ドゥンガ
MF 藤田
MF 奥
清水(後42分)
FW 中山
FW アレサンドロ
|
【ガンバ】
GK 岡中
DF 斉藤
DF 實好
DF 島田
DF 平岡
MF 森下
木山(延前3分)
MF 稲本
MF 菊池
MF クルプニ
カーリッチ(後22分)
FW 森岡
松波(後1分)
FW エムボマ
|
【速報】
壮絶な試合だった。
ジュビロの怒涛の攻撃を堪え忍んだ102分。
勝敗を決めたのは世界一の闘将がジュビロにいてガンバにいなかった事。
この試合はガンバファンにとっては簡単には語れない。
97/09/20
第13節 対レイソル ● 1−2 万博 7427
▽得点者
前半4分 エジウソン(C) アシスト:バウディール(FK)
前半31分 稲本(H) アシスト:宮本(C)
後半18分 エジウソン(C) アシスト:加藤(R)
▽警告
【G】宮本、森下、エムボマ、カーリッチ
【R】バウディール
|
【ガンバ】
GK 岡中
DF 斎藤
DF 實好
DF 宮本
DF 平岡
MF 森岡
カーリッチ(後6分)
MF 稲本
MF 森下
小島(後30分)
MF クルプニ
FW 松波
FW エムボマ
|
【前半】
GK 佐藤
DF 渡辺 石川 萩村
DF 沢田 片野坂
MF バウディ 明神
MF ジャメーリ
FW エジウソン 加藤
-------------------
FW エムボマ 松波
MF 稲本 クルプニ
MF 森下 森岡
DF 平岡
DF 實好 宮本 斎藤
GK 岡中
|
【終盤】
GK 佐藤
DF 渡辺 石川 萩村
DF 沢田 片野坂
MF バウディ 明神
MF ジャメーリ
FW エジウソン 加藤
-------------------
FW エムボマ 松波
MF カーリッチ クルプニ
MF 稲本 森下
DF 平岡
DF 實好 宮本 斎藤
GK 岡中
|
|
【レイソル】
GK 佐藤
DF 沢田
DF 渡辺
DF 片野坂
DF 萩村
MF バウディール
MF ジャメーリ
大野(後41分)
MF 石川
MF 明神
横山(後44分)
FW エジウソン
FW 加藤
|
最大の敵レイソル相手。
レイソルはエムボマに渡辺が密着マーク、さらにその後ろに石川を配し、2人掛かりでエムボマを封るエムボマシフトを敷く。
試合開始から主導権を争う攻守切り替えの素早い両チーム。
前半4分、バウディールのFKを、素早い動きで飛び出したエジウソンが合わせ先制される。
ボールキープはガンバの方が長いが、堅守レイソルの壁は崩せない。
16分、森下の縦パスから左オープンスペースに全速力で走りこんだクルプニがシュート、しかしゴール左に外れる。
ガンバはレイソル自陣まで完全に攻め入ってしまい、そこから崩すことはまだ出来ない。そのうちパスミスから逆襲をくらう。
24分、宮本が後ろからバウディールを押し倒しイエロー、これで次節出場停止。
しかし31分、森下のFKから宮本が頭でファーに流し、稲本が押し込み同点弾。ガンバ大阪通算300ゴール目は稲本のゴールとなった。
32分、クルプニのFKから松波のヘッドはゴール右。
36分、平岡のクロスをゴール前エムボマがトラップからGKと1対1。アウトサイドで押し込むがGKに押えられる。
後半6分、森岡に代えカーリッチ登場。
13分、ゴール前エムボマのヒールパスから森下がシュート、GK正面。
15分、ゴール前混戦からエムボマがヘッド、さらに森下がシュート、またもGK正面。
18分、右サイドから加藤がセンタリング、エジウソンをマークしていた斎藤が倒され転んでいるスキに、ノーマークで素早く抜けだしたエジウソンが合わせ2点目。
27分、左サイドカーリッチのセンタリングにエムボマのヘッドはGK正面。
さらに28分、同じくカーリッチのセンタリングにエムボマがダイナミック後頭部へディングシュート、しかしこれもGK正面。
30分、森下を小島に代える。
38分、右サイドカーリッチの縦パスから右サイドでエムボマとクルプニがフリー、クルプニが最後でエムボマに渡したパスがオフサイド。惜しいチャンスを逃がす。
44分、クルプニのFKに小島はヘッドで流し、平岡がヘッド、またもやGK正面。
そして、疑惑のジャッジ。ペナルティエリア内で先にトラップしたボールを追う松波をGK佐藤が横から手を使って押し倒す。ところが判定はキーパーチャージ、???。PKのチャンスを消されてしまう。
レイソルのGKは3番手のキーパー佐藤、チャンスだったのだがシュートはすべてGK正面へいってしまった。
首位陥落。優勝はかなり難しくなってしまった。
気力ではレイソルが優っていた。レイソルに勝つにはまだちょっと早いか。
97/09/13
第12節 対フリューゲルス ● 2−1 万博 10067
▽得点者
前半44分 埜下(H:CK)
後半15分 エムボマ(C) アシスト:クルプニ(L)
後半39分 森下(C) アシスト:小島(R)
▽警告
【F】瀬戸
|
【ガンバ】
GK 岡中
DF 斎藤
DF 實好
DF バブンスキー
森岡(後1分)
DF 平岡
MF 宮本
MF 稲本
MF 森下
MF クルプニ
菊池(後32分)
FW 松波
小島(後16分)
FW エムボマ
|
【前半】
GK 佐藤
DF 奥野
DF 薩川 埜下
MF 森山 サンパイオ 三浦
MF バウベル 瀬戸
FW 服部 フェルナンド
-------------------
FW エムボマ 松波
MF 稲本 クルプニ
MF 宮本 森下
DF 平岡
DF 實好 バブン 斎藤
GK 岡中
|
【終盤】
GK 佐藤浩
DF 奥野
DF 薩川 埜下
MF 佐藤 サンパイオ 三浦
MF 吉田 瀬戸
FW 服部 フェルナンド
-------------------
FW エムボマ 小島
MF 森岡 森下
MF 稲本 菊池
DF 平岡
DF 實好 宮本 斎藤
GK 岡中
|
|
【フリューゲルス】
GK 佐藤浩
DF 埜下
DF 薩川
DF 奥野
MF 森山
佐藤(後29分)
MF 瀬戸
MF サンパイオ
MF 三浦
MF バウベル
吉田(後29分)
FW 服部
FW フェルナンド
|
試合開始前から雨が振り出す。
中盤の厚いフリューゲルスが中盤を支配し試合をリードする。
ガンバは、ツートップを實好・斎藤が、宮本がバウベル、稲本が瀬戸をマークする。
右サイドでは三浦の上がりを森下が押える。
7分、稲本のアシストからクルプニがシュート。
10分、松波が希に見る華麗なセンタリングを上げるが、エムボマのトラップミスでチャンスを生かせず。
22分、ガンバ自陣でプレスからボールを奪い、左のクルプニからゴール前へピンポイント攻撃、エムボマの豪快ボレーがクロスバーを叩く惜しいチャンスを作る。
内容的にはフリューゲルスが終始押し気味、シュートの数では圧倒的に多いが、ほとんどがミドルからのシュートからなので、守備的には崩されていない。
しかし35分、フリューゲルスが左サイド切り込んだバウベルが、ゴールラインぎりぎりまで追いかけセンタリング、これをゴール前の服部が合わせる決定的ピンチに、シュートはゴール左に外れる。
44分、CKから後方から入った埜下がヘッドで合わせ先制される。
後半、前半終了間際に足を痛めたような素振りを見せたバブンスキーが森岡と交代、宮本が下がる。
前半三浦をマークしていた森下が前線に加わり、運動量が増した前線が攻め上がる。
2分、森下の右からのクロスにエムボマがヘッドするが、GK正面。
ガンバは守備時の逃げの横パスが多く幾度もピンチを自ら作る。
15分、センターサークル付近キープしたエムボマが右の松波に預け、松波がダイレクトで左サイドクルプニへ、クルプニがワントラップで中央へ入れ、足元へぴたりと止まるトラップからエムボマ左足の一蹴りがゴールネットを突き刺し同点。
直後に松波を小島に代える。
22分、左からエムボマの縦パスから森下がつなぎセンタリング、平岡がヘッドするがゴール上へ。
30分を過ぎるとガンバは波状攻撃を開始。
クルプニが左サイドを幾度も攻める。
そのクルプニも疲れが見え、菊池と交代して森岡も攻撃的に使う。
35分、右サイド森岡のクロスから小島がワントラップでGKと1対1のチャンスを作るが、決められず。
37分、GK岡中のパンチングから菊池が左サイドを上がり中央へスルー、森下が完全なGKと1対1、しかしまた決められず。
38分のエムボマのシュートがゴール右へ。
39分、これまたGKから右サイド森下がダイレクトで前の小島へ送り、小島の右からのセンタリングを相手DFを2人引きつけたエムボマがスルーし、クロスしてゴール前へ入った森下がシュート。ボールはGKにはじかれるがやっとゴール内へ入り、逆転。
相手にまったく触わらせない、まさにガンバが今季狙った岡中のGKからのテンカウントサッカーでフリューゲルスの息の根を止める。
逆転勝ちでなんと9連勝!
そして、アントラーズがサンガに敗れた。ジュビロとは直接対決が残っており自力優勝可能だ。
ガンバれガンバ!!!!!!!!あと4試合だ!!!!!!
97/09/10
第11節 対ヴェルディ ● 2−1 万博 10471
▽得点者
前半7分 エムボマ(C) アシスト:クルプニ(C)
後半20分 山田(CK:H)
後半38分 エムボマ(C) アシスト:森下(C)
▽警告
【G】松波、森下
【V】前園、石川
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【ガンバ】
GK 岡中
DF 斎藤
小島(後30分)
DF 實好
DF バブンスキー
DF 平岡
MF 宮本
MF 稲本
MF 菊池
森下(後16分)
MF クルプニ
FW 松波
森岡(後16分)
FW エムボマ
|
【前半】
GK 菊池
DF アルジェウ 広長
DF 石川 山田
MF 重田 北沢 菅原
MF 前園 ラモス
FW アルシンド
-------------------
FW エムボマ 松波
MF 稲本 クルプニ
MF 宮本 菊池
DF 平岡
DF 實好 バブン 斎藤
GK 岡中
|
【終盤】
GK 菊池
DF アルジェウ 広長
DF 石川 山田
MF 重田 菅原
MF 永井 渡辺
FW 前園 アルシンド
-------------------
FW エムボマ 小島
MF 森下 クルプニ
MF 森岡 稲本
DF 平岡
DF 實好 バブン 宮本
GK 岡中
|
|
【ヴェルディ】
GK 菊池
DF 石川
DF アルジェウ
DF 広長
DF 山田
玄(後41分)
MF 菅原
MF 重田
MF 北沢
永井(後20分)
MF ラモス
渡辺(後34分)
MF 前園
FW アルシンド
|
相手は守備崩壊中のヴェルディ。
前半、ヴェルディはガンバの執拗な守備に対して、攻撃の糸口がないかのように攻め上がれず、ガンバは最終ラインをセンターサークル付近まで上げ、ヴェルディを完全に押え込むが、その後無意味な横パスの繰り返しからパスミス、ヴェルディに攻撃のチャンスを与える。
しかし、そのわずかなヴィルディの攻撃をガンバの守備が押え反撃。
前半3分、後方からのロングフィードを松波がエムボマ風ボレーシュートを見せるが、GKにはじかれる。
7分、クルプニからの縦1本でエムボマがぶっちぎり、後方からすがりつく広長をもろともせずGKと1対1、これを確実に決め先制。
北沢はどうもクルプニをマークしているようだが、相手にならず。
前園も斎藤が余裕で押える。
守備的には一方的にガンバが優勢。
25分、CKから松波がヘッドからゴールを決めるが、なんとこれがノーゴール。おまけにイエローをもらってしまう。どうもミスジャッジのような気がするが、今日の主審を見れば今に始まったことではないが。
28分にも、CKからエムボマがヘッドで合わせるが、GKはファインセーブ。
前半の30分過ぎからは、お互い攻めるも守るも緊張感の抜けたダラダラプレーでイージーミスの連発。
まったく気迫の伝わってこないヴィルディ。
そして、それに合わせるように、気迫の感じられないガンバ。
監督がコメントしているようにダラダラした展開が続く。
エムボマが何気ないトラップをミス。岡中は集中力が切れたかのような飛び出し忘れで、バブンスキーが喝を入れる。
後半に入ると、ヴェルディはいつもの早いパス回しを見せる。しかし、ガンバの守備は崩れない。
斎藤が果敢にゴール前まで攻め上がり、ゴール前でラストパスを受ける。
17分、松波・菊池に代え森岡・森下が入る。
20分、今日まったく姿を現わさなかった北沢が永井と交代。
この直後のCKで、斎藤の寄せの甘さから山田にヘッドを決められる。
25分、エムボマが右サイド速攻からアウトサイドシュートを放つが、GKのファインセーブでサイドネットを揺らす。
さらに26分、森下のクロスからエムボマの豪快ヘッド。
28分には、波状攻撃から平岡がシュート。
同点に追いつかれても、まったく負ける気がしないガンバ。
30分、斎藤に代え小島を入れる。
もうヴェルディは防戦一方。
38分、森下のクロスをエムボマのインサイドボレーシュートが決まり決勝点となる。
エムボマの2発で、とりあえず勝ちましたが、嬉しさが込み上げてこない最低の勝利で8連勝。
テレビ放送の時間枠に入るだけの1時間プレー。30分間は見るだけ無駄な内容。
入場料の3分の1返せと言いたくなる。
でも、この試合は対ヴェルディ戦(万博)での待ちに待った初勝利なんだ。ちょっとは喜ぶか。
97/09/06
第10節 対グランパス ● 1−0 瑞穂 17362
▽得点者
後半25分 エムボマ(C)
▽警告
【G】平岡、クルプニ
|
【グランパス】
GK 伊藤
DF 小川
DF 大岩
DF 飯島
DF トーレス
MF 浅野
MF 岡山
MF 滝澤
福田(後20分)
MF バウド
FW リカルジーニョ
FW 森山
|
【前半】
GK 伊藤
DF トーレス 大岩
DF 飯島 小川
MF バウド 浅野
MF 岡山 滝澤
FW リカルジー 森山
-------------------
FW エムボマ 森岡
MF 稲本 クルプニ
MF 木山 菊池
DF 平岡
DF 實好 宮本 斉藤
GK 岡中
|
【終盤】
GK 伊藤
DF トーレス 大岩
DF 飯島 小川
MF バウド 浅野
MF 岡山 リカルジー
FW 福田 森山
-------------------
FW エムボマ 松波
MF 稲本 森下
MF 木山 菊池
DF 平岡
DF 實好 宮本 斉藤
GK 岡中
|
|
【ガンバ】
GK 岡中
DF 斉藤
DF 實好
DF 宮本
DF 平岡
MF 木山
MF 稲本
MF 菊池
MF クルプニ
森下(後10分)
FW 森岡
松波(後1分)
FW エムボマ
|
いまや苦手のグランパス相手。ストイコビッチはW杯予選の為、前節イエローをもらって累積カードを0にして欠場。
久々に木山がスタメンへ登場。
前半5分、平岡のドリブルから中央エムボマがキープ、森岡とのワンツーで右サイド攻め上がった菊池へスルーするが、惜しくもオフサイド。しかし、前半の惜しいチャンスはこれだけ。
グランパスのトーレスが統率するフラットな最終ライン、分厚い中盤にガンバ守備陣は防戦一方。
バウドの正確なFKはかなり驚異。
ガンバの守備陣は、危ない森山の突破を完全に宮本がケアーし、決定的チャンスは作らせない。
しかし、攻撃面は中盤の選手の運動量も少なく、攻撃は単純にエムボマへの縦1本に逃げてしまう。
まったくチャンスを作れず、前半はシュートゼロに終る。
後半、エムボマをポスト役にし、もう1人ゴール前にはらせるため松波を投入。
後半4分、クルプニにリカルジーニョのひじ討ちが入り、切れかかる。
その直後、クルプニが滝澤へのファウルでイエローを取られる。切れてきた予感。
ここでクゼ監督は10分、クルプニに代え森下を投入。この采配がずばりと当たり、一気にガンバの攻撃が冴え始める。
11分、木山からの縦パスにエムボマがダイレクトでこの試合初シュート。
12分、エムボマのポストプレーから菊池が右にひらきセンタリング、これが逆サイドの松波の前へ流れ松波がシュート、GKはじいたところ稲本が押し込むが、松波がハンドで無効。
13分、左サイド平岡が飯島をかわし入れたクロスにゴール前で松波がダイビングヘッド。しかし、これもゴール上へはずれる。
15分、ペナルティエリア付近でエムボマが、飯島・大岩・トーレスをドリブルでかわしシュート。しかし、これもゴール上へ。
17分、斎藤から右サイド攻め上がった菊池、ヒールパスを即座に森下がGKの位置を見てシュート。これをかろうじて伊藤がパンチング。
23分、ゴール近くのペナルティエリア内で、トーレスとエムボマが見合ってからの一気討ち。エムボマがフェイントでかわしゴール前へ送る。DFに当たり松波がふりむきざまシュート。しかしこれもクロスバーにはじかれる。
25分、クリアボールをキープした森下から中央松波へパス、これをフェイントで相手2人置き去りにして、一気に前線へドリブル。大岩の後ろからのタックルが松波の絶妙のスルーパスを作り、エムボマが外側から抜けGKと1対1。これをループシュートで確実に決め先制。これが決勝点となる。
グランパスはサイド攻撃から岡山・飯島がシュートを見せるが岡中がファインセーブでゴールを死守する。
堅首、7連勝。
97/09/03
第9節 対アントラーズ ● 2−1 万博 11047
ガンバ |
0−0
1−1
------
1−0
|
アントラーズ |
▽得点者
後半22分 エムボマ(L) アシスト:森岡(R)
後半30分 マジーニョ(C) アシスト:ジョルジーニョ(R)
延前5分 森岡(R) アシスト:森下(L)
|
【ガンバ】
GK 岡中
DF 斎藤
DF 實好
DF 宮本
DF 島田
小島(後1分)
MF 平岡
MF 稲本
MF 菊池
MF クルプニ
森下(後35分)
FW 松波
森岡(後20分)
FW エムボマ
|
【前半】
GK 佐藤
DF 室井 奥野
DF 鬼木 石井
MF ジョルジ 栗田
MF マジーニョ ビスマルク
FW 黒崎 柳沢
-------------------
FW エムボマ 松波
MF クルプニ
MF 平岡 斎藤 稲本 菊池
DF 島田 實好
DF 宮本
GK 岡中
|
【終盤】
GK 佐藤
DF 室井 奥野
DF 鬼木 石井
MF ジョルジ 栗田
MF マジーニョ ビスマルク
FW 黒崎 柳沢
-------------------
FW エムボマ 小島
MF 稲本 森岡
MF 森下 菊池
DF 平岡
DF 斎藤 宮本 實好
GK 岡中
|
|
【アントラーズ】
GK 佐藤
DF 鬼木
DF 室井
DF 奥野
DF 石井
MF 栗田
MF ジョルジーニョ
MF ビスマルク
MF マジーニョ
FW 黒崎
平瀬(後38分)
FW 柳沢
|
首位攻防戦となったアントラーズ戦。
しかし、アントラーズはACCと日本代表にDF主力をとられ、サブにユースメンバーを入れるぎりぎりの戦い。だが、DF以外はトップ選手でJ最強中盤が健在。しかし、日本代表組でいない両SBや秋田・本田でさえ、1stステージではガンバがカモった守備陣なだけに、アントラーズ最終ラインは恐くない。
ガンバは1stステージのように完全マーク体制。
實好・島田が柳沢・黒崎をマンマーク、斎藤がマジーニョ、稲本がビスマルク、菊池・平岡が両サイドを押さえる。
徹底守備のガンバは、アントラーズ攻撃陣を迎え撃つ体制で、ガンバ自陣で試合は進む。
前半5分、アントラーズの猛攻から石井のセンタリングに、黒崎のヘッドはラッキーにもゴールポスト、跳ね返ったところ柳沢のシュートはゴール左に外れる。
しかしガンバも13分、FKのチャンスからエムボマがシュートチャンスを作り、次第にガンバの攻撃が目覚める。
平岡のドリブルが冴え、アントラーズ中盤を切り裂く。
しかし、アントラーズも攻撃陣が健在、マジーニョが個人技でガンバDFをかわして突進。
23分、菊池からのクロスにエムボマがヘッドするが、ゴール上に外れる。
29分、FKのチャンスから、エムボマが得意のDFを背負いながら、リフティングからのシュートを見せる。
34分、平岡のドリブル突破からサイド攻撃、ヒールで後ろへ送り菊池が素早くセンタリングをいれる。このクリアボールを拾ったガンバが、クルプニのアシストからゴール前の松波に速いクロスが入る。しかし、松波はこれに反応できず、ボールはゴール上へ。決定的なチャンスを潰す。
35分のマジーニョに強烈なシュートを實好が身を呈して阻止する。
36分、斎藤の果敢な攻めあがりからのシュートはゴール右へ外れる。
お互い攻守が頻繁に入れ替わる見ごたえある展開。
39分、マンマークの付いていないCBの奥野が中央をドリブルで攻めあがるが、ガンバは誰もチェックにいかず、ミドルシュートを放たれるが、ラッキーにもクロスバーに弾かれる。
直後にはエムボマがシュート、前半終了間際にもクルプニ・エムボマでシュートチャンスを作るが、いまいちエムボマのシュートはジャストミートしない。
後半、ガンバは島田を下げ、小島を投入し、前半の完全マークから従来のフォーメーションへ戻す。
この変更により前半より攻撃的になったガンバは、開始からアントラーズ陣内へ攻め込む。
後半4分、エムボマが左サイドからDFを置き去りにし、ゴール横まで切り込み場内を湧かす。
7分、エムボマがDF2人をぶっちぎってからゴール前クルプニへ渡り、クルプニがノーマークの松波の前へボールを置き、ゴールへ入れるだけのお膳立て。ところが、この絶好のチャンスに、またもや松波のシュートはゴール上へ浮いてしまう。
今日の松波はどうもクロスにもシュートチャンスにも反応が鈍い。
アントラーズも黒崎・ビスマルクとシュートを放つが岡中がファインセーブで阻止する。
20分にその松波が下げられ、今日のラッキーボーイ森岡が登場、一気に前線が活気づく。
21分、左サイドからの平岡のクロスにエムボマがヘッドで合わせるが、ゴール上へ。
そして22分、右サイドからの森岡のクロスがゴール左に流れ、GKが取れない位置へ、そこへ奥野の隙をついて飛び込んだエムボマが角度のないところからゴールに決め先制。
30分、ガンバ陣内久々に守備へ戻ったエムボマのクリアボールが、右サイド上がったジョルジーニョの元へ。中央のマジーニョに渡りシュートを決められる。
35分、クルプニに代え森下を入れる。
36分、右サイド森岡のクロスにエムボマがヘッドで合わせるが、ゴール上へ。
37分、アントラーズは黒崎に代え平瀬を入れる。
その直後のリスタートから、マジーニョのドリブルから平瀬がシュート、GK岡中の俊敏な反応でこれを阻止する。
38分、右サイドからエムボマが崩し、平岡の連続シュートはDFに当たりゴールならず。
43分、エムボマが左サイドをDF2人を振り切って裏へ抜けチャンスを作る。
終了間際、平瀬のシュートはゴール外サイドネットを揺らす。
今季2度目の延長突入。
開始早々からガンバの猛攻。
2分、平岡のFKから小島のヘッドはGKのファインセーブに阻まれる。
ガンバ陣内での平岡の抜きの失敗からピンチ、ジョルジーニョのサイド攻撃。危ない、危ない。
そして5分、小島から渡り、森下の左からのクロスにDFの裏へ小島と森岡が抜け、森岡がトラップシュート。
Vゴールがサイドネットを揺らし、自力で首位をもぎ取る。
2度目の延長Vゴールで6連勝、そして首位奪取。すばらしい。
おめでとうガンバ!
何より、後半から自分達のスタイルに戻しての勝利が一番大きい。
97/08/30
第8節 対ヴィッセル ● 4−0 神戸ユニバー 10195
▽得点者
前半8分 バブンスキー(C:FK)
前半15分 森岡(C)
後半3分 エムボマ(L) アシスト:クルプニ(L)
後半36分 松波(C) アシスト:小島(R)
▽警告
【G】斉藤
【V】神野
|
【ヴィッセル】
GK 石末
DF 幸田
DF 渡辺
DF ヴヤチッチ
MF 吉村 寿
MF 吉村 光
MF ビングリー
鈴村(後33分)
MF 岡本
内藤(後1分)
MF 神野
FW 矢野
江川(後1分)
FW 永島
|
【前半】
GK 石末
DF 渡辺 ヴヤチッチ
DF 吉村寿 幸田
MF ビングリー 吉村光
MF 神野 岡本
FW 矢野 永島
-------------------
FW エムボマ 森岡
MF クルプニ 稲本
MF 宮本 菊池
DF 平岡
DF 實好 バブン 斉藤
GK 岡中
|
【終盤】
GK 石末
DF 渡辺 ヴヤチッチ
DF 吉村寿 幸田
MF ビングリー 吉村光
MF 神野 内藤
FW 江川 永島
-------------------
FW エムボマ 松波
MF クルプニ 稲本
MF 宮本 森下
DF 菊池
DF 實好 バブン 斉藤
GK 岡中
|
|
【ガンバ】
GK 岡中
DF 斉藤
DF 實好
DF バブンスキー
DF 平岡
森下(後19分)
MF 宮本
MF 稲本
MF 菊池
MF クルプニ
小島(後33分)
FW 森岡
松波(後25分)
FW エムボマ
|
1stステージでは惜敗を期した全敗のヴィッセルが相手。
イエロー2枚累積の實好・宮本がイエローを貰わないことを願う。
開始早々からガンバが速攻を仕掛ける。
前半6分、最終ラインのバブンスキーから稲本、右サイド菊池へと渡り、サイドを切り込んだ森岡に縦パスが通る。森岡のセンタリングはゴール前に詰めたエムボマとの呼吸が合わず。
そして8分、斉藤の果敢な攻め上がりから右サイドクルプニへ渡り、センタリングは逆サイド無人だったが、これを斉藤が拾いドリブルでキープ、ペナルティエリア直前で倒されFKのチャンスを得る。キッカーはバブンスキー、FKはキーパーの正面へ、と思いきやなんとトンネルしゴールへ、ということでラッキーな先制。
15分、自陣でボールキープしたクルプニが、一旦中央のエムボマに預け全速力で攻めあがり、クルプニへ折り返し、GKと1対1の場面。クルプニのシュートはGKに弾かれるが、詰めていた森岡が押し込み2点目。
20分、中央の宮本からのスルーに反応したエムボマがGKと1対1の場面を作るが、ゴール横にシュートを外しエムボマが考え込む。
29分にもエムボマが右サイドからえぐって、DFをトラップでかわし中央へ突っ込んだ稲本へ折り返す。しかし、シュートはゴール右に外れる。
まるで攻撃バリエーションの練習をしているように、ヴィッセルのチェックは甘い。にもかかわらずゴールを決められないガンバ選手のボールコントロールの不正確が目立つ。
32分、平岡の裏をついた神野のサイド攻撃に、全速力で戻りチェックを入れるエムボマ。平岡に喝を入れる?。
42分、中央キープした斉藤から右サイドのクルプニへ渡りゴール前に入れるが、森岡のヘッドはタイミングが合わず。
後半3分、クルプニからエムボマがGKと1対1、今度は決めて3点目。MK+森岡でお祈りダンス?を披露。
19分、何度か崩されていた左サイドを修正、平岡を下げ菊池を左にポジションチェンジ、森下を菊池に位置に入れる。
21分、交代早々森下が、ヴィッセルのFKのチャンスにヴィッセルが横に送ったパスボールをかっさらい、一気に速攻、最後に右サイドへ回ったエムボマに渡すが、GKの1対1のチャンスにエムボマ決められず。
33分、ヴィッセル内藤のループ気味のシュートを岡中がなんとかはじき出す。
36分、ヴィッセルCKのクリアボールからの速攻カウンター一発、菊池からの縦パスに小島が得意のまたぎフェイントでマーカー幸田をひらりとかわすとゴールへ一直線、最後は並走した松波へお膳立て。
42分の最大のピンチ、永島のシュートを岡中がパンチング、さらにこぼれ玉を永島のシュート寸前バブンスキーがクリアしたボールは岡中の横を抜けゴールへ。しかし、斉藤がゴールライン上で弾き返す。ひやひやもんだ。
試合終了後、北村さんの通訳でエムボマがインタビューを受ける。北村さんはこれで最後か。
初の5連勝で3位。
次はいよいよ首位決戦、首位アントラーズを迎え撃つ。
97/08/23
第7節 対セレッソ ● 3−2 万博 11893
ガンバ |
0−0
2−2
------
1−0
|
セレッソ |
▽得点者
後半3分 横山(C:H) アシスト:アレックス
後半14分 クルプニ(C) アシスト:エムボマ(L)
後半32分 エムボマ(PK)
後半44分 横山(C) アシスト:クラウジーニョ(R)
延前6分 クルプニ(C) アシスト:小島(C)
▽警告
【G】實好、宮本
【C】百武、木澤
▽退場
【C】クルピ監督(後35分)
|
【ガンバ】
GK 岡中
DF 斉藤
DF 實好
DF バブンスキー
DF 平岡
MF 宮本
MF 稲本
MF 森下
MF クルプニ
FW 松波
森岡(後37分)
FW エムボマ
小島(後44分)
|
【前半】
GK 下川
DF 皆本 ジャン 梶野
MF 木澤 神田
MF ト部 百武
MF アレックス
FW 横山 クラウジーニョ
-------------------
FW エムボマ 松波
MF クルプニ 稲本
MF 宮本 森下
DF 平岡
DF 實好 バブン 斉藤
GK 岡中
|
【終盤】
GK 下川
DF 皆本 ジャン 梶野
MF 内田 神田
MF ト部 深川
MF アレックス
FW 横山 クラウジーニョ
-------------------
FW エムボマ 森岡
MF クルプニ 稲本
MF 宮本 森下
DF 平岡
DF 實好 バブン 斉藤
GK 岡中
|
|
【セレッソ】
GK 下川
DF 木澤
内田(後22分)
DF ジャン
DF 梶野
DF 神田
MF 皆本
MF ト部
MF 百武
深川(後22分)
MF アレックス
FW 横山
FW クラウジーニョ
|
セレッソは日本代表で森島・西澤を欠き、ガンバのお株を奪うようなカウンター狙い。
皆本がエムボマ、梶野が松波、百武がクルプニを完全マークし、速攻を仕掛ける。
開始2分、ガンバのCKからバブンスキーがヘッドで落としたところ、エムボマがオーバーヘッドシュートの素振りを見せるが空振り。しかし、場内はエムボマの動きに沸く。
しかし6分、セレッソも速攻からクラウジーニョがガンバ最終ラインの裏に抜け岡中と1対1の場面を作るも、シュートはゴール右に外れてくれる。
セレッソ選手は手を使って相手を止めるプレーが多く、ファウルが多い。
8分にクルプニマークの百武がイエローを取られる。
10分、クルプニのFKからファーにヘッドで飛び込んだ斉藤、しかしシュートにはならず。
15分、エムボマのリフティングからのシュートはミスキック。
25分、松波がヘッドで落としたエムボマがシュート、これも外れる。
26分、森下の強烈なミドルシュートはGK正面。
32分、森下のシュートはゴールポストに跳ね返る。
ガンバはシュートチャンスを幾度も作るが、決定力に欠け得点に繋がらない。
37分、相手との接触プレーで打撲した松波が自らバツサインを出し、森岡と交代する。
38分にもガンバ波状攻撃からクルプニはシュート、これはGKにはじかれるが、こぼれたところをさらに森下がシュート、しかしボールはいつものようにゴールを外れる。
後半に入り、セレッソの動きが著しく活発になる。
後半3分、セレッソのフリースローのボールがゴール前斉藤の前でワンバウンド、頭上を越えファーサイドに居た横山がヘッドで押し込み先制される。気の抜けたような失点に場内は唖然とする。
しかしガンバも、10分にはエムボマ、11分にはクルプニがシュートを放つが、セレッソGK下川のファインセーブに阻まれる。
ガンバはここで宮本を最終ラインへ下げ、バブンスキーをトップに上げエムボマとのツートップを張る。
この早い時間帯での得点狙いのポジションチェンジが狙い通りに動き、
15分、中央クルプニがヘッドでエムボマに落とし、左へ持ち込みシュートと見せかけ中央のクルプニへ折り返し、これをクルプニが決め同点とする。
22分、セレッソはすでにイエローをもらっている百武・木澤を代え、深川・内田を入れる。
ガンバはバブンスキーを最終ラインへ戻す。
32分、クルプニが左サイドからペナルティエリアへ持ち込んだところで皆本に倒されPKを得る。
蹴るのはエムボマ、このチャンスをきっちり決め逆転。場内は歓喜に包まれる。
35分、主審に暴言を吐いたということでクルピ監督が退席処分となり、ネクタイを外し叩き付けながら退場する。
しかし、ここからのガンバはいつもの悪い癖が出る。
リードした残り10分間、中盤の早いチェックが無くなり、守備はノーガードの最終ラインの攻防。
中盤の選手の足は止まり、特に左サイドは誰もチェックしないまま、易々とセレッソに切り込まれセンタリング、それをゴール前で何とかクリアする、という集中力の欠けた守備となる。平岡・稲本の足は全然動いていない。もう時間の経過だけを待つような気の抜けた中盤・左サイドの守備。これは危ない。
43分、右サイド森下からのパスにクルプニがシュートを放つがゴール上へ。これが決まっていたら。
ロスタイム、エムボマを下げ小島を入れ、時間稼ぎの交代をするガンバ。
しかしその直後、何度も破られていた左サイドからクラウジーニョが切り込み早いセンタリング、これがゴール前の横山にドンピシャで最後の最後で同点に追いつかれ、今季初の延長となる。
延長開始前、ピッチではクゼ監督が選手に喝を入れる。しかし、セレッソは監督がいない。
ここに差が出るかもしれない、と感じる。
監督の思いが選手に通じたか、ガンバの動きは見違えるような活発になる。
これだけ動けるんやったら、何で最後の10分動かれへんねん。
ガンバ優勢のまま展開した6分、クルプニがドリブルでDFをかわしVゴールを決める。
同時にV字型の花火が上がり、場内は興奮と歓喜に包まれる。
エムボマも出てきてクルプニの上に折り重なる。
Vゴールの場面はいつ見てもいいものだ。しかし、勝ち点2は痛い。
ヒーローインタビューはクルプニ、通訳は退団する北村さん、との設定を理解出来なかったのか、クルプニはありがとうひとことを言って引っ込んでしまった。
これで久しぶりの4連勝、でも4位。
97/08/20
第6節 対アビスパ ● 1−0 熊本水前寺 7452
▽得点者
後半37分 松波(C) アシスト:平岡(L)
▽警告
【G】松波
【A】篠田
|
【アビスパ】
GK 佐野
DF 古邊
DF バスケス
DF 森
MF 久永
永井(後8分)
MF 梅山
MF 篠田
MF 石丸
MF 中払
上野(後25分)
FW パブロ
FW オビク
|
【前半】
GK 佐野
DF 古邊 バスケス 森
MF 篠田 梅山
MF 石丸 久永
MF 中払
FW オビク パブロ
-------------------
FW 松波
MF クルプニ 森岡
MF 宮本 稲本 菊池
DF 平岡
DF 實好 バブン 斉藤
GK 岡中
|
【終盤】
GK 佐野
DF 古邊 バスケス 森
MF 篠田 梅山
MF 石丸 永井
MF 上野
FW オビク パブロ
-------------------
FW 松波
MF エムボマ 小島
MF 宮本 稲本 菊池
DF 平岡
DF 實好 バブン 斉藤
GK 岡中
|
|
【ガンバ】
GK 岡中
DF 斉藤
DF 實好
DF バブンスキー
DF 平岡
MF 宮本
MF 稲本
MF 森岡
エムボマ(後1分)
MF 菊池
MF クルプニ
小島(後26分)
FW 松波
|
連勝で波にのるチーム同士の対決。
パチャメ監督はベンチ入り禁止のため、スタンドから指示を送る。
ジンバブエでのW杯予選から40時間かけて帰ってきたエムボマがサブでベンチ入り。
實好・斉藤がオビク・パブロをマンマーク、宮本は中払をマーク。両サイドは平岡・菊池が押え、稲本はやや攻撃的に出る。
前半7分、右サイド菊池からのクロスが中央稲本へ渡るが、トラップが大きすぎシュートチャンスとならず。
お互い決め手に欠き、最終ラインから相手の最終ラインまでの単調な攻めと守りで、一進一退のゲームが続く。
ガンバはクルプニが、アビスパは石丸がサイドからチャンスを作るが、ラストまで繋がらない。
23分、アビスパは石丸からオビクと渡り、篠田のオーバーラップからサイドをえぐりセンタリング、ゴール前に詰めた中払はこれを空振り、ガンバにとってはラッキーなミスだった。
さらに29分、篠田から渡ったボールをパブロがミドルレンジから強烈なシュートを放つが、これもラッキーにもゴールポストに跳ね返る。
37分には、ガンバも宮本のロングクロスを、森岡がヘッドで中央の松波の前へ落としチャンスを作るが、松波これを合わせられずシュート出来ず。
ワントップ松波では、なかなか前線でチャンスを作れず、ラストパスが繋がらない。
44分のサイドからオビクのセンタリングをフォローしたのはクルプニ。
さらに前半終了間際の、クルプニのクロスからの森岡のシュートチャンスもシュートはゴール上空。
クルプニの動きが目立つ前半であった。
後半からは森岡に代り、エムボマが強行出場。
両チームとも動きが活発になる。エムボマの存在により松波へのマークは当然緩くなった。
しかし、ペースをつかんだのはアビスパ。
後半9分、ガンバ左サイドを突破した石丸からの速いセンタリングは、ゴール前に詰めたアビスパ3選手の前をすり抜け、ボールは逆サイドへ転がる。ひやひやもんだ。
20分を過ぎると、アビスパのベンチが慌ただしくなり、上野を誰に代えるのかと、選手交代を巡ってベンチへスタンドに居るパチャメ監督が大声で指示を出す。25分に、ようやく中払を上野に代える。
ガンバも疲れの見えたクルプニを下げ、小島を入れる。
37分、松波のホストからエムボマへ渡し、緩急差ある速攻から左の平岡、そして速いセンタリングがキーバーの前を抜け、逆サイドへ飛び込んだ松波が奇麗にゲット。この試合、唯一の華麗な連携プレーだった。
しかし、アビスパもこれで終らず、
40分のアビスパのCKをクリアしたボールがオビクの足元の落ちひやひや。
さらに44分、奇麗なオビクのヘッドは何とか岡中がはじき出し命拾い。
なんとかものにした一戦であった。
これで3連勝で3位。
97/08/16
第5節 対サンフレッチェ ● 3−0 万博 6598
▽得点者
前半14分 森岡(R)
前半28分 クルプニ(C) アシスト:平岡(L)
後半39分 松波(C) アシスト:クルプニ(C)
▽警告
【S】クルーク、路木
|
【ガンバ】
GK 岡中
DF 斉藤
DF 實好
DF バブンスキー
DF 平岡
MF 宮本
MF 稲本
島田(後41分)
MF 森岡
菊池(後41分)
MF カーリッチ
森下(後30分)
MF クルプニ
FW 松波
|
【前半】
GK 真田
DF 伊藤 クルーク 桑原
MF 森保
MF 笛 路木
MF 山根 久保 吉田
FW 高木
-------------------
FW 松波
MF カーリッチ クルプニ 森岡
MF 宮本 稲本
DF 平岡
DF 實好 バブン 斉藤
GK 岡中
|
【終盤】
GK 真田
DF 伊藤 森保 桑原
MF クルーク
MF 大木 路木
MF 安部 久保 吉田
FW 高木
-------------------
FW 松波
MF クルプニ 森岡
MF 森下 宮本 稲本
DF 平岡
DF 實好 バブン 斉藤
GK 岡中
|
|
【サンフレッチェ】
GK 前川
DF 伊藤
DF クルーク
DF 桑原
MF 笛
大木(後14分)
MF 吉田
MF 森保
MF 路木
MF 山根
安部(後17分)
MF 久保
FW 高木
|
エムボマ抜きで、新外国人選手のカーリッチがJデビュー。
ガンバは前節同様、完全マーク体制を取る。
高木・久保を實好・斉藤がマンマーク、さらに宮本・稲本が2列目の山根・吉田をマークする。
前半8分、山根の速いドリブルからラインを抜かれGKと1対1のピンチを作ってしまう。
しかしガンバも10分、バブンスキーの70m級ドリブルでするするとサンフレッチェ陣内をすり抜け、ゴールラインすれすれからセンタリングで、サンフレッチェのど肝を抜く。
2列目にカーリッチがいる事により、クルプニがフリーになる場面が多く、ガンバが中盤を展開している。
中盤で展開するガンバを見るのは久々。
14分、中央でクルプニが粘ってボールキープし、左サイドのカーリッチへパス、カーリッチが左サイドからシュートするが、前川に弾かれる。しかし、ファーに流れたボールを森岡が決め先制。
さらに28分、左サイド平岡のセンタリングから中央に頭で飛び込んだ松波は間に合わなかったが、ファーに詰めたクルプニが決め2点目。
31分にはサンフレッチェのFKから宮本があわやオウンゴールのクリアの見せ、ひやひやしたが、中盤は完全にガンバが支配。サンフレッチェにゲームメークのチャンスさえ作らせない鉄壁守備で、最終ラインまで積極的にチェックをかけるガンバ。
後半6分、カーリッチのCKに斉藤は頭で合わせるが、ゴールを外れる。
左サイドでの平岡と山根の激しいボールの競り合いが見物。
ガンバ左サイドを崩せないと判断したのか、サンフレッチェは14分に笛に代え大木、17分には山根に代え安部を投入してくる。
サンフレッチェはガンバの右サイドから27分、運動量の落ちた森岡のチェックを難なくかわした路木がサイドを突破しセンタリング、森保がシュートを放つ。これを辛うじて岡中がファインセーブで止める。
しかしガンバも28分、左サイドクルプニからのセンタリングに松波がヘッドで合わせるが、叩けつき過ぎてワンバウンドでゴールの上へ。これは決めないとあかん、ヘッドは18番だろう。
サンフレッチェはクルークを中盤の底に上げ、森保とポジションチェンジし攻撃重視を図る。
それに対しガンバも、カーリッチに代え森下を投入しクリークを押える。
そして32分、中央でサンフレッチェのラインの裏をついたクルプニが独走でゴール前へ、GKと1対1にチャンスを作るが何を思ったか、最後の最後で松波へアシスト。結局パスカットされ決定的チャンスを逃す。
39分、左サイドクルプニからのセンタリングに今度は決めた松波、クルプニとのゆりかごダンスでサンフレッチェを突き放す。
40分の久保の強烈シュートも岡中が阻止し完封勝利。
しかし、今日の主審は走らない梅本主審。背中からのジャッジばかりなので選手もファウルをもらおうと、ジェスチャを大きくするように思えた。
なんと3ヶ月ぶりの万博での勝利で5位へ上昇。
カーリッチは、ガンバタイムスの紹介ではFKが得意と書かれていた。今日は蹴る場面が少なかったし、激しい競り合いもなかったのでどういう選手かまだ良く分からないが、相手を引きつけスペースを作る動きはさすがという印象。クルプニの回り約10mの放射線状に両選手がいない場面がしばしばあった。
97/08/09
第4節 対エスパルス ● 2−1 日本平 12067
▽得点者
前半33分 森岡(C)
後半4分 澤登(C) アシスト:サントス(R)
後半21分 エムボマ(C) アシスト:クルプニ(C)
▽警告
【G】クルプニ、松本
【S】オリバ
|
【エスパルス】
GK 真田
DF 斉藤
DF 堀池
DF 森岡
MF 安藤
MF サントス
MF 澤登
MF 大榎
MF アレックス
伊東(後1分)
MF オリバ
FW 興津
長谷川(後1分)
|
【前半】
GK 真田
DF 斉藤 森岡 堀池
MF サントス 大榎
MF 安藤 アレックス
MF 澤登
FW 興津 オリバ
-------------------
FW エムボマ
MF クルプニ 森岡
MF 稲本 斎藤 宮本
DF 平岡 菊池
DF 實好 バブン
GK 岡中
|
【後半】
GK 真田
DF 斉藤 森岡 堀池
MF サントス 大榎
MF 安藤 伊東
MF 澤登
FW 長谷川 オリバ
-------------------
FW エムボマ 松波
MF クルプニ
MF 稲本 斎藤 宮本
DF 平岡 菊池
DF 實好 バブン
GK 岡中
|
|
【ガンバ】
GK 岡中
DF 菊池
DF 實好
DF バブンスキー
DF 平岡
MF 宮本
MF 稲本
MF 森岡
松波(後1分)
MF 斎藤
MF クルプニ
FW エムボマ
松本(後41分)
|
BSジンクス、BS連敗記録がやっとストップだ!
エスパルスはアルディレス監督が出場停止。
ガンバが前節の大量失点に、「チャンスを与えても改善されない選手は代えていく」、と若干スタメンを修正。
森下のことだったのか。
ガンバは次節からエムボマが欠けることを見据えてかワントップ。エムボマには斉藤がマーク。
開始早々からお互い中盤の早いチェックの競り合いが続く。
バブンスキーの積極的な攻撃参加に先読みしたカバーリング、右サイドバックに入った菊池の攻撃面でのフォロー、そして2列目・3列目の選手の頻繁なポジションチェンジ。
久々に見る好調ガンバの動きから、今日の試合は期待出来ると感じる。
ただ、中盤のルーズボールはエスパルスに拾われ中盤は支配されるが、守備面ではエスパルスの攻撃に崩れることなく、危険地帯には入る隙を与えないガンバ。ペナルティエリア内には3列目の選手を含め7人の選手がラインを作る。
久々スタメンの森岡は、エムボマのトップ下を左右にポジションチェンジを繰り返す。
前半21分、ガンバ自陣から稲本が中央センターサークル付近のエムボマへ縦パス、エムボマの技ありのトラップからDFをかわしGKと1対1であったが、惜しくも斉藤のタックルに足が引っ掛かり転倒。
この久々に見るガンバらしい攻撃の形が見られるとガンバは波の乗り出す。
22分、平岡のフリースローの壁パスからセンタリングにエムボマがヘッドで合わせるが、飛び出しよかった真田の手にわずかに掃われる。
24分、左サイドのクルプニから中央のエムボマへ、エムボマはダイレクトで左サイドオーバーラップした平岡へパス、平岡の当たりそこないのセンタリングにゴール前に詰めた森岡が振り向きざまシュートするがGK正面。中央にはエムボマ、ファーには菊池がフリーでいた。あの場面はアシストの方が良かった。
26分、左サイドから中央エムボマへクロス、エムボマの絶妙なワントラップであわやGKと1対1の場面だったが、マーカー斉藤がファインセーブ。エムボマもそのプレーに賞賛?
30分、最終ラインバブンスキーからのロングフィードから一気にゴール前のクルプニへ、しかしクルプニがワントラップ入れたため惜しくも堀池にクリアされる。
そして33分、平岡のクロスをアレックスがクリアミス、詰めた森岡がダイレクトシュートで先制。
35分、センターライン付近からの意表をついたロングシュートを見せるエムボマ、しかしボールはゴール上空。
40分、左サイド稲本からのセンタリングにエムボマの頭が合わず、GKもエスパルスDFも合わず、ボールはゴール前を素通り。
44分、岡中のGKから中央エムボマが拾い、左サイドの稲本へ、そして稲本のクロス。エムボマに合わず。
どうも、稲本・エムボマラインが合っていない。
後半に入り、森岡に代え松波を投入。
エスパルスはアレックスに代え伊東を入れる。
この交代でガンバの危険地帯へ入りこめなかったエスパルスが伊東の縦からチャンスを作り出す。
後半4分、エスパルス右サイドから入ったボールを中央から澤登がドリブル、ペナルティエリア内でファウルを恐れた斎藤の横から切り込みシュートを決め同点とされる。
しかし5分、バブンスキーからのロングフィードをエムボマが頭で落とし、強烈なグラウンダーシュートを放つが、惜しくもゴール右へ外れる。
16分、エスパルスの早い攻撃からゴール右から伊東の早いセンタリング、ボールはゴール前をすり抜ける。
19分、大榎・伊東と渡り、長谷川のシュートは岡中正面。
21分、バブンスキーのFKから左でフリーのクルプニがトラップで切り返し、ゴール前フリーのエムボマへアシスト、これを難なく押し込み2点目。
23分、エムボマのセンターラインからの35mドリブルからクルプニへラストパス、ダイレクトでシュートを打たずクリアされる。
エスパルスは4−4−2へ変更。
ガンバの守備は引き気味となり、エスパルスにチャンスメイクの隙を与えてしまう。
24分、オリバの華麗なオーバーヘッドシュートはラッキーにもクロスバーを叩く。
35分にもオリバの早いセンタリングにゴール前に飛び込んだ澤登が間一髪合わず。
残り時間をしのいで2勝目で8位。
久々に好調に近いガンバを堪能できた。
97/08/06
第3節 対マリノス ● 3−4 石川緑地
▽得点者
前半12分 バルディビエソ(PK)
前半23分 エムボマ(C:H) アシスト:平岡(L)
前半25分 バルディビエソ(R) アシスト:城(R)
前半28分 バルディビエソ(C)
後半12分 バブンスキー(C) アシスト:稲本(R)
後半14分 バブンスキー(C) アシスト:宮本(C)
後半18分 サリナス(C) アシスト:城(C)
▽警告
【G】宮本
【M】川口、永山、城
|
【ガンバ】
GK 岡中
DF 斎藤
DF 實好
小島(後24分)
DF バブンスキー
DF 平岡
MF 宮本
MF 稲本
MF 森下
森岡(後12分)
MF クルプニ
島田(後37分)
FW 松波
FW エムボマ
|
【前半】
GK 川口
DF 松田 井原
DF 永山 鈴木
MF 野田 上野
MF バルディビエソ 三浦
FW サリナス 城
-------------------
FW エムボマ 松波
MF クルプニ
MF 稲本 宮本 森下
DF 平岡
DF 實好 バブン 斉藤
GK 岡中
|
【終盤】
GK 川口
DF 松田 井原
DF 永山 鈴木
MF 野田 上野
MF バルディビエソ 三浦
FW サリナス 城
-------------------
FW バブンスキー エムボマ
FW 松波 小島
MF 稲本 森岡
DF 平岡
DF 島田 宮本 斎藤
GK 岡中
|
|
【マリノス】
GK 川口
DF 井原
DF 鈴木
DF 永山
DF 松田
MF 上野
MF バルディビエソ
MF 三浦
MF 野田
FW サリナス
平間(後34分)
FW 城
|
前半3−1から途中経過で3−3になった時は、もしかしたらと思ったが・・・。
大雨の中での試合。
前半4分、エムボマがペナルティエリア外から意表をつきシュートを放つがゴール上へ、エムボマが悔しがる。
さらに6分、中央から40m級のループシュートを放つ、マウスは捉えていたが川口がなんとかはじき出す。
12分、森下が三浦の切り込みをペナルティエリアで押え込みPKを取られる。バルディビエソのPKで先制される。岡中はコースを読んでいたが、捉え切れず。
16分、ガンバが自陣内から華麗なパス回し、宮本・バブンスキー・クルプニ、そして宮本から前線のエムボマへ早いパスを配給、エムボマがワントラップで裏へ抜けゴール前からセンタリング、惜しくも飛び込んだ松波には合わなかったが、すばらしい展開を見せる。
23分、左サイド平岡のクロスにエムボマが井原に競り勝ちヘディングシュートを決め同点とする。
しかしここからマリノスペースの展開。
25分、左サイドバルディビエソがゴール前にあげたクロスに、サリナスが突っ込むが、ボールには触れず、岡中とサリナスの隙間からゴールネットを揺らす。
さらに28分、マリノスのカウンター、バルディビエソへボールを預けたサリナスが實好のマークをかわし、縦パスから抜け出しシュートするが、ゴールポストに跳ね返ったところを詰めたバルディビエソが押し込みハットトリック。
後半に入り10数秒、松波がマリノスのゴールネットを揺らすが、惜しくも直前にファウルの判定。
1分、右サイド森下のクロスにエムボマが豪快なヘディングシュートを見せるが、惜しくもクロスバーを叩く、跳ね返ったところをさらにエムボマがシュートするがゴール上へ外れる。
バブンスキーを前に上げ、12分には森下に代え森岡を投入。
それが功を奏し、その直後にそのバブンスキーが中央にクロスを入れると見せかけ強烈なシュートが右ポストに跳ね返りさらに逆のサイドネットに突き刺さる。
さらに14分には、最終ライン宮本からの縦パスからマリノスDFの裏へ抜け出し、頭でのトラップでGKをかわし、ゴールへ押し込み同点に持ち込む。
しかしあと1点が奪えず逆に18分、左サイド井原のクロスにバブンスキーの裏から抜き出た城が岡中の前でファーに流し、サリナスが体ごとゴールに押し込み決勝点となる。
クルプニが精細を欠きラストパスが繋がらず。37分に下がり島田が入るがこのまま試合終了。
97/08/02
第2節 対ベルマーレ ● 4−3 平塚 7174
▽得点者
前半10分 ロペス(C) アシスト:中田(L)
前半35分 クルプニ(PK)
前半40分 クラウジオ(C:FK)
後半18分 平岡(C) アシスト:エムボマ(C)
後半20分 名塚(C:H) アシスト:中田(L:CK)
後半41分 エムボマ(L) アシスト:クルプニ(L)
後半42分 エムボマ(C) アシスト:松波(C)
▽警告
【G】斎藤
|
【ベルマーレ】
GK 小島
DF 公文
DF クラウジオ
DF 名塚
DF 高田
MF 洪
MF 田坂
MF 中田
MF 反町
竹村(後37分)
FW ロペス
FW 坂井
岩本(後4分)
|
【ガンバ】
GK 岡中
DF 斎藤
DF 實好
DF バブンスキー
DF 平岡
MF 宮本
小島(後28分)
MF 稲本
森岡(後1分)
MF 森下
島田(後36分)
MF クルプニ
FW 松波
FW エムボマ
|
途中経過を聞いて連敗か、と思っていたら残り4分で逆転とは。
レイソルから7点とったベルマーレに勝ち、上昇気流にのれるか。
前半10分、ベルマーレ左サイド中田からの絶妙なクロスに、ゴール前のロペスがダイレクトで合わせ左足ボレーシュートで先制される。
35分、ガンバPKのチャンスにPK職人のクルプニが決め同点。
40分、クラウジオが中央28mのロングFKを決める。
後半18分、エムボマから平岡が決め再度同点。
20分、中田のCKからファーポストの名塚が合わせたヘディングシュートはクロスバーの跳ね返るが、運悪くニアを守っていたガンバDFの頭に当たりゴール内へ。オウンゴールのような不運な失点。
そして、エムボマショーの開始。
41分、ベルマーレ陣内のクリアボールを途中出場の島田がヘッドで左サイドへ送り、クルプニがシュートするがGKに弾かれ、さらにゴールラインすれすれからの低い折り返しに、ゴール前に詰めたエムボマが左足で合わせ、ダイレクトボレーでゴールへ押し込むみ同点とする。
さらに1分後、中央からのカウンターから、松波の田坂・名塚の頭上を越える絶妙なヒールパスから、エムボマがGKと1対1、スピードにのったエムボマには名塚も追いつけず、無人のゴールに決め逆転。
しかし、順位はかわらず9位。
date:97/08/06 01:53
name:Takeo Fujii
【フォーメーション(ガンバのみ)】
1※ 岡中 2※ 岡中
斎藤 ボバン 實好 平岡 斎藤 ボバン 實好
宮本 稲本 森岡 宮本 平岡
森下 クルプニ 森下 クルプニ
松波 エムボマ 松波 エムボマ
4−4−2 3−5−2
3※ 岡中 4※ 岡中
斎藤 ボバン 實好 斎藤 島田 實好
小島 森下 平岡 ボバン
クルプニ 森岡 小島 森岡 クルプニ 平岡
松波 エムボマ 松波 エムボマ
3−4−3(クルプニFW) 3−1−6(MFボバンのみ)
※何故4つあるかは試合経過で
【試合経過】
日没近くになっても高い湿度と気温でうだるような熱気の中、好調ベルマーレの活躍を反映してか当日券売り場は黒山の人だかりになった。
やはり選手がいい試合を見せればファンはそれに応えてくれる。
その好調平塚がいきなり攻勢に出る。
前半1分、中盤の速いパス回しからFW坂井がフリーで抜け出し、ご挨拶代わりのシュートを放つ。ゴールはならなかったがその後もブラジル系チームらしくパスワークと大きなサイドチェンジを中心とした攻撃でガンバDFを翻弄する。
前半10分平塚、右サイドから左サイドへ40Mの大きなサイドチェンジパス。これを絶好調中田英寿が右SB斎藤の裏をつきオープンスペースでキャッチ。中央ロペスが走り込むタイミングを見計らってセンタリング、そのままなんなくゴール。平塚先制。
その後も平塚MFの動きが良く、ガンバはなかなか主導権を握れない。指令塔クルプニはフォン・田坂に挟み撃ちされ、エムボマもDF2人のマークをなかなか振り切れない。ガンバファンのいらだちは募るがゴール前の守備が結構安定しているガンバはなんとか平塚優勢の時間をしのいでいく。
前半35分、ガンバにもチャンスが生まれる。エムボマとうまくポジションチェンジしたクルプニが中央からPA内にフリーで進出、焦った平塚DFが慌ててクルプニの足を引っ掛け、PK。クルプニ自らきっちりゴールし1−1の同点。
しかし前半40分、ガンバゴール前中央25Mで平塚のFK。これをクラウジオが壁とGKの手を弾き飛ばす強烈なシュートで直接決める。平塚2−1。
そのまま前半終了。
リードされた後半、攻勢に出るためガンバはDHを一人減らし森岡を投入して攻撃陣に厚みを増す(フォーメーション1※→2※)。
左サイドに平岡、右サイドに森岡と超攻撃的なウィングバックを配置したせいか、前半に比べてガンバの攻撃がサイド中心に展開されていった。
後半10分左右に開いたFW(エムボマ・松波)がダイレクトのクロスを繋ぎ、開いたスペースに右サイドから森岡が突っ込む。
このシュートは惜しくも外れたが、後半18分、今度は右サイドからクロスパスが出た時に平岡が中央に走り込む。左に開いたエムボマがタイミング良くセンタリングして平岡がフリーでゴール。ガンバ2−2の振り出しに戻す。
しかし、すぐさま平塚も反撃。
その2分後、左CKを中田が速いボールでゴール前へ。エムボマの反応も及ばず名塚がヘッドを叩き込む。平塚3−2。
その後は一進一退。前半良かった平塚MF陣はこの時間になると流石にプレスが緩み、ガンバもかなり攻撃に時間を割く事が出来る。しかしながら前線の松波とクルプニの連携が最悪で、森岡や平岡がチャンスメイクしても仕上げをし損じるシーンが続く。
これに業を煮やしたか、コンシリア代理監督は後半30分、小島を投入し中盤から前線ののテコ入れを図る(フォーメーション2※→3※)。更に小島が流れに乗れないと見るや最終ラインに島田を投入しリベロのバブンスキーをMFに上げて超攻撃的布陣で勝負を賭ける(フォーメーション3※→4※)。
結果的にはこれが功を奏した。
敗色濃厚の後半41分、前線右サイドでスローインを得るや左から平岡が駆けつけそのままロングスロー。中央松波?がヘッドで落とし左サイドに振り、それをキャッチしたクルプニがライン際で粘り、中央エムボマが飛び込むタイミングを見計らってラストパス。黒豹がそれを外すはずもなく、ガンバは土壇場で同点に追いついた。
更にその1分後、一か八かの勝負に出た平塚MF陣からボールを奪ったガンバはそれをすぐさまポストの松波にフィード。これを松波がチップキックで合わせ、瞬発力を生かして抜け出したエムボマがGKと1対1、そのまま決勝ゴールを決めた。
希に見る大逆転勝利にベンチ入り停止中のクゼもぎりぎりまで出てきて歓喜の声を上げた試合だった。
【個人別寸評】
岡中:6。失点は仕方のないものばかり。
斎藤:5。裏を取られすぎ。攻撃的守備をモットーとする姿勢は買うが。
實好:6。ロペスを自由にさせなかった。ある意味、これも勝因の一つ。
ボバン:6。カバーリングの良さは相変わらず。
平岡:7。今日のMVP。彼が縦横無尽に駆け回ったのがガンバの大きな勝因。
宮本:5。中田とのユース世代対決は中田に軍配。まあ仕方ないか。
稲本:5。怪我の後、まだ仕上がっていない感じ。
森下:5。NOT HIS DAY。次は頑張ってね。
森岡:6。動きは良くなっている。平岡に比べると流れに乗れていない気もするが。
小島:5。決していいとは言ってあげられない出来。
クルプニ:5。松波との連携最悪。
松波:5。クルプニとの連携最悪。
エムボマ:6。サボってた(苦笑)。最後の5分は流石だったけど。
【番外】
中田:6。2得点は彼のアシスト。代表でも同じくらいの活躍を期待する。
フォン:6。彼の加入によりベルマーレの攻撃は厚みを増した。
これで本年のガンバの関東遠征の成績は7勝1敗。総得点21。総失点13。
一試合の得点の期待値は3点弱。4得点以上の試合は3度目。
先日の柏戦の前の敗戦はなんと昨年秋の平塚戦まで遡らねばならない(その間、天皇杯でも2勝)。
これでは関東在住の僕がガンバはJリーグで1、2を争う強豪だと錯覚しても仕方がない(苦笑)。
ホームでも良い所を見せてね>ガンバイレブン。
観戦レポート送って頂いた方、ありがとうございました。
ホーム戦だけの印象だとガンバは最下位争いしてます(苦笑)。
97/07/30
第1節 対パープルサンガ ● 2−3 鳥取バード 8263
▽得点者
前半12分 武田(L) アシスト:ラモス(C)
後半5分 エムボマ(L) アシスト:宮本(L)
後半10分 武田(C) アシスト:野口(L)
後半30分 藤吉(C:H) アシスト:武田(C)
後半36分 松波(C) アシスト:バブンスキー(C)
▽警告
【G】實好、エムボマ、稲本
【P】平岡、藤吉
|
【パープルサンガ】
GK 櫛引
DF 西田
DF カルロス
DF 野口
DF 平岡
MF 大熊
MF ラモス
MF 本田
MF ダニエル
小川(後40分)
FW 藤吉
FW 武田
|
【前半】
GK 櫛引
DF 平岡 カルロス
DF 西田 野口
MF 大熊 本田
MF ラモス ダニエル
FW 武田 藤吉
-------------------
FW 松波 エムボマ
MF クルプニ
MF 木山 森下
MF 稲本
DF 宮本 バブン 實好 斎藤
GK 岡中
|
【後半】
GK 櫛引
DF 平岡 カルロス
DF 西田 野口
MF 大熊 本田
MF ラモス ダニエル
FW 武田 藤吉
-------------------
FW 松波 エムボマ
MF クルプニ
MF 平岡 稲本
MF 森下
DF 宮本 バブン 實好 斎藤
GK 岡中
|
|
【ガンバ】
GK 岡中
DF 斎藤
DF 實好
DF バブンスキー
DF 宮本
MF 木山
平岡(後1分)
MF 稲本
小島(後25分)
MF 森下
MF クルプニ
FW 松波
FW エムボマ
|
優勝を狙うはずのステージのはずが・・・。
開始早々にパスカットから左サイドクルプニからゴール前松波にセンタリング、というチャンスがあったものの、守備面でサンガのラモスの縦の動きにマークの受け渡しが出来ず、フリーにする場面が多い。
さらにペナルティエリアでの武田の動きを見失う場面も多く、サンガペースで試合が展開。
前半12分、サンガのフリースローのクリアボールを戻った武田が拾いラモスへあずけ、武田につられて上がった實好のスペースへ武田がダッシュ、ラモスからのパスを受けダイレクトで左足シュートで先制される。
右サイドの守備がどうも甘い。
中盤はサンガが支配し、ヴェルディ風のダイレクトパスで中盤をつなぐ。
しかし25分、ガンバがカウンターから自陣でボールを支配した稲本から左サイドのクルプニ、中央のエムボマへ大きくクロスを入れ、エムボマが逆サイドへ落としたところ森下がノーマークのシュートを放つがゴール上へ大きく外れる。ノーマークのシュートなのに何故ゴールマウスへも蹴れないのか。
30分、クルプニから右サイドオーバーラップした森下がゴール前逆サイドの稲本へセンタリング、ノーマークの稲本はこの絶好のチャンスに大きく空振り。当てるだけで入るようなシュートチャンスを逃す。
直後にも、バブンスキーから松波・森下とダイレクトにつなぎ、エムボマがダイレクトスルーで前線に上がったバブンスキーへパスを通すが、ワントラップ入れたためGKに阻止される。
このガンバらしいカウンターの効いた時間帯に得点出来なかったのは痛い。
34分にはサンガGK櫛引が2ndステージから新ルールのオーバーステップをとられる。
後半に入りガンバはラモスを押えるため森下を中央底に入れ、左サイドに攻撃的な平岡を入れる。
後半5分、センターライン付近からの宮本の縦パスを、エムボマが角度のないところからGKの頭上を越える絶妙のシュートがゴールし同点。エムボマ・クルプニが2人でゆりかごダンスを披露。
10分、左サイドダニエルからのセンタリングに、バブンスキーの裏をとった武田がゴール前でボールをゲットし2点目。さすがガンバが勝てない武田のプレー、といったところか。
ガンバの中盤は下がり気味で、中盤からの早いチェックがなく、サンガに余裕をもって起点を作らせている。
30分には左サイドダニエルのセンタリングに逆サイドの武田がダイレクトで折り返し、ゴール前の藤吉が頭で押し込み3点目をゲット。
ガンバはバブンスキーが前線に上がり得点を狙う。
36分、サンガDFのクリアボールをクルプニからバブンスキーへダイレクトパス、さらにカルロスの股を抜いたダイレクトスルーでゴール前の松波がGKと1対1を決め1点差とするがこれまで。
パープルサンガに連敗か。
というより、昔の憎きヴェルディにやられたという感があるが。
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