1997Jリーグ(1stステージ)
97/07/19
第17節 対ジェフ ● 3−1 市原臨海 4174
▽得点者
前半15分 クルプニ(PK)
前半27分 井上(C)
前半38分 エムボマ(C:H) アシスト:クルプニ(R)
後半30分 クルプニ(PK)
▽警告
【G】エムボマ
【J】中西
▽退場
【G】クゼ(後13)
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【ジェフ】
GK 下川
DF 中西
DF 鈴木
DF ボス
DF 栗原
MF ラデ
MF 野尻
広山(後30分)
MF 野々村
MF 井上
MF 酒井
FW 松原
杉山(後30分)
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【ガンバ】
GK 岡中
DF 斎藤
DF 實好
DF 島田
DF 宮本
MF 平岡
MF 松本
吉成(後42分)
MF 森下
MF クルプニ
FW 松波
海本(後44分)
FW エムボマ
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終わってみれば、8勝8敗の貯金ゼロで8位。
勝ち点24、得点28、失点23で、かろうじて初のAクラス残留となった。
クゼは今季2回目の退場。おいおい。
97/07/16
第16節 対パープルサンガ ● 0−3 万博 4716
▽得点者
後半16分 山口(PK)
後半26分 ダニエル(C) アシスト:山口(R)
後半32分 山口(C) アシスト:野口(C)
▽警告
【G】木山、森下
【P】松橋、平岡
▽退場
【G】木山(前26)
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【ガンバ】
GK 岡中
DF 斎藤
DF 宮本
DF 斎藤
DF 平岡
MF 森下
MF 海本
新井場(後19分)
MF 松本
MF 木山
FW 松波
林(後36分)
FW 船越
森岡(前31分)
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【前半】
GK 櫛引
DF 平岡 カルロス
DF 西田 野口 塩谷
MF 松橋 大熊
MF ダニエル 山口
FW 藤吉
-------------------
FW 松波 船越
MF 森下 海本
MF 松本 木山
MF 平岡
DF 實好 宮本 斎藤
GK 岡中
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【後半】
GK 櫛引
DF 平岡 カルロス
DF 西田 大熊 野口
MF 松橋 松山
MF ダニエル 山口
FW 藤吉
-------------------
FW 松波 森岡
MF 海本
MF 松本 森下
MF 平岡
DF 實好 宮本 斎藤
GK 岡中
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【パープルサンガ】
GK 櫛引
DF 西田
DF 平岡
DF カルロス
DF 塩谷
松山(前21分)
MF 松橋
佐藤(後16分)
MF 野口
MF 大熊
MF ダニエル
カポネ(後28分)
MF 山口
FW 藤吉
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前ホーム戦(レッズ戦)試合後の飲み会で、一番へたくそな主審として噂していた辺見が今日の主審。
試合前に主審の名前が告げられると常連客からは、「えー」との落胆の声が上がる。
案の定、試合は主審の迷ジャッジに左右される試合となった。
とはいえ、ガンバは外国人が1人もおらず純国産。
前節の内容からエムボマ抜きを考えると、良い内容は最初から期待できなかったが、結果もそのとおりだった。
開始早々からサンガペース、ガンバには速攻カウンターしか手はないが、それもエムボマ・クルプニを欠いては形にならず。
前半9分、カウンターから右サイド海本のクロスを松波がヘッドで前へ落とし、船越へとの本日唯一の狙いどおりの攻撃だったが、船越が完全なオフサイド。
16分に木山が後方からのチャージ?(このプレイ自体イエローものかは疑問)でイエローをもらい、さらにペナルティエリア付近で後方からのファウルをとられFKのピンチとなる。
21分には元ガンバの松山が登場。
26分、ガンバのFKから船越が落とし、平岡がシュートするがゴール右へ。
そしてその直後、木山が後方からサンガ選手の足を狙うプレイで2枚目のイエローで退場。
木山は鼻血を出しながら退場する。状況から報復行為ともとれる木山のプレイにはブーイングだが、その原因となったプレイを見逃していては主審はつとまらない。
31分に船越に代え森岡を入れる。
しかし、10人となった純国産ガンバにはサンガ相手でも、もはや得点する力はなかった。
サンガの19本のシュートの嵐を耐えしのぐのみ。
後半15分、サンガの右サイドからの攻撃にガンバDFが3人のお見合いから、ゴール前の空いたスペースへダニエルに持ち込まれ、強引な實好のチェックがファウルをとられPK。山口に決められる。
19分、海本に代え新井場登場。
21分、藤吉の華麗なオーバーヘッドシュートと、それをキャッチした岡中のファインセーブに観客が沸く。
23、24分に左サイドから松波・平岡がラストクロスのチャンスを作るが、ガンバ選手はゴール前に固まり、ファーには誰もおらず、シュートには至らない。
26分、ガンバゴール左前で實好・斎藤の間を山口に完全に抜かれ、宮本も間に合わない速いラストパスからダニエルが押し込む。
ガンバ守備はこの2点目で足が止まる。
32分、飛び出した岡中がボールをキャッチできず、無人ゴールへ山口に決められ3点目。
35分には林がJデビューを果たすが、残りはユースレベルの消化試合。
後半の見せ場といえば、30分の新井場の連続ワンツーからの攻撃とFKからの平岡のヘッドくらいか。木山が退場してなくても内容的には変わる気はしないし、残念ながらクルプニ無しでは場面は作れない。
ホーム最終戦も黒星。
最下位のアビスパ、ブービーのヴィッセル、最下位のグランパス、べべ3のサンガといった弱小関西勢にホーム戦で惨敗したガンバ。その低迷ぶりをみごと表わしたかのように5000人を切った観客数。
結果的に順位は変わらないが、ホームのファンには8位だとは到底感じることはできない、16位の間違いではないか。17位はもちろんヴェルディ。
客数の上ではJリーグ開幕前に逆戻り。ついでに内容に比例しない高い入場料もJリーグ開幕前に戻したら・・・。
97/07/12
第15節 対ヴェルディ ● 1−0 等々力 9090
▽得点者
後半23分 エムボマ(R) アシスト:實好(C)
▽警告
【G】エムボマ、海本
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【ヴェルディ】
GK 本並
DF アルジェウ
DF 柱谷
DF 山田
DF 長田
石川(後34分)
MF 前園
MF 永井
MF 三浦泰
MF 菅原
FW 栗原
阿部(後37分)
FW 三浦知
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【前半】
GK 本並
DF アルジェウ
DF 長田 柱谷
MF 菅原 三浦泰
MF 永井 前園 山田
FW 栗原 三浦知
-------------------
FW 松波 エムボマ
MF 森下 小島
MF 海本 木山
DF 平岡
DF 實好 宮本 斎藤
GK 岡中
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【後半】
GK 本並
DF アルジェウ
DF 長田 柱谷
MF 菅原 三浦泰
MF 永井 前園 山田
FW 栗原 三浦知
-------------------
FW 松波 エムボマ
MF 森下 森岡
MF 松本 木山
DF 平岡
DF 實好 宮本 斎藤
GK 岡中
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【ガンバ】
GK 岡中
DF 斎藤
DF 實好
DF 宮本
DF 平岡
MF 木山
MF 海本
松本(後10分)
MF 森下
MF 小島
森岡(後1分)
FW 松波
FW エムボマ
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今日ガンバに負ければ1stステージホーム戦全敗のヴェルディとの対戦。
ヴェルディGKはガンバからレンタル移籍中の本並。
試合前のガンバ選手紹介では背番号18番ムラデノビッチが告げられる。おいおい。
雨上がりでピッチはスリッピー。
實好は栗原、斎藤はカズをマーク。斎藤はカズを押さえ、實好は楽勝で栗原を押えて余力がある。
ガンバの守備は安定しているが、攻撃面といえばいつものように中盤からの展開力に欠ける。
前半15分、ヴェルディDFからGK本並へのバックパスに詰めたエムボマ、辛うじて本並がクリアしエムボマが本並の頭をなでる。
守備に気をとられてか、右サイド小島の縦の動きが悪く、本来の良さが出ていない。
ヴェルディは左サイドに広大なスペースを空けているのに、ガンバは有効に使うこともできない。
31分、ガンバ右サイドからのロングクロスにゴール前のエムボマが、ゴールに背を向け1トラップで前へ送り、振りかえってワンバウンドしたところを急角度からボレーシュートを放つが、惜しくもGK正面。
この華麗なエムボマのプレーに等々力の観客は沸く。
前半は両者凡戦のまま終了。
後半に入り、今日いまいちの小島に代え森岡を入れる。
森岡の投入で右サイドが活気づき、かろうじて柱谷がカバーするがヴェルディの守備は崩壊し出す。
さらに10分、海本を下げ松本を入れる。
松本の献身的な中盤の早いチェックからガンバペースとなる。
後半12分には、右サイド森岡のノーマークのセンタリングのチャンス。しかし、連携プレーが出来ず無駄にチャンスを潰す。
14分、フィードパスを中央でエムボマがダイレクトで前線の松波へ、松波は本並と1対1のチャンスとなるが、シュートは本並に阻まれ、弾いたボールを再度シュートするがクロスバーに跳ね返る。
さらにその直後、中央から森下とエムボマのワンツーから森下が抜け出しシュート、しかしゴール上へ。
この一連のガンバの攻撃にヴェルディの守備は、柱谷の運動量が落ちたか、両サイドに広大なスペースを空けて崩壊寸前。
23分、右サイドセンターライン付近からエムボマが、左サイドをノーマークでゴール前まで上がる平岡に合わせ、FKのようなロングクロスを入れる。しかし、平岡はわずかに間に合わなかったが、ボールは平岡と本並の間でワンバウンドし、ゴールへ吸い込まれた。エムボマのクロスは、40mのロングシュートとなり先制。
これが決勝点となる。
ロスタイムにカズのシュートを押えた岡中をはじめガンバの守備は終始安定。
ゴール前で縦パスからの永井のシュートが一度のピンチだった。
でも、攻撃面が問題。小島も森岡も余裕のラストパスのチャンスを慌てて潰している。
しかし、ヴェルディは攻守ともに酷い。ホーム戦全敗も納得できる。
等々力でガンバに負けたら監督が辞める、というジンクスへの条件は三度揃った。
あとはエスピノーザがどう動くか。就任したばかりなのでそれはないか。
ガンバは5分の星に戻し8位。
次節はイエロー3枚でエムボマも出場できず苦しいが、日本人選手の底力を見せて欲しい。
船越はアピールするチャンスだ。
97/07/05
第13節 対レッズ ● 1−2 万博 16071
▽得点者
前半9分 福田(PK)
後半14分 松波(C:H) アシスト:クルプニ(R)
後半29分 福田(C) アシスト:岡野(C)
▽警告
【G】菊池
【R】土橋、堀
▽退場
【G】クルプニ(後31)
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【ガンバ】
GK 岡中
DF 斎藤
DF 島田
DF バブンスキー
松本(前30分)
MF 菊池
船越(後34分)
MF 宮本
MF 海本
MF 森岡
新井場(後11分)
MF クルプニ
FW 松波
FW エムボマ
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【前半】
GK 田北
DF ブッフ 田畑
DF 山田 土橋 城定
MF 広瀬 堀
MF 永井
FW 岡野 福田
-------------------
FW エムボマ 松波
MF クルプニ
MF 海本 森岡
MF 菊池 宮本
DF 島田 バブン 斎藤
GK 岡中
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【後半】
GK 田北
DF ブッフ 田畑
DF 山田 土橋 城定
MF 広瀬 堀
MF 池田
FW 岡野 福田
-------------------
FW エムボマ 松波
MF 森岡 海本
MF 松本
MF 菊池
DF 島田 宮本 斎藤
GK 岡中
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【レッズ】
GK 田北
DF ブッフバルト
DF 山田
DF 城定
DF 田畑
MF 土橋
MF 堀
MF 広瀬
大柴(後22分)
MF 永井
池田(後10分)
FW 岡野
FW 福田
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レギュラー陣の實好・稲本・木場が怪我、平岡・木山・森下がイエロー累積出場停止の苦しい布陣。
凱旋のはずだった礒貝は前節フリューゲルスに潰されて怪我で欠場。
開始早々、左からのセンタリングにオーバーヘッドダイレクトボレーを見せるエムボマ、しかし空振り。
前半9分、ガンバゴール前の斎藤のクリアがハンドをとられPK、福田が決め先制される。
ボランチを努めるマレーシア帰りの宮本は、動きが機敏で著しく成長している。
30分、バブンスキーが接触プレーで足を傷めリタイヤし松本と交代、宮本が最終ラインに入る。
海本と森岡が左右ポジションチェンジし、ようやくガンバのリズムが出だす。
35分、レッズペナルティエリア内でエムボマが倒されるがノーホイッスル、エムボマは転がって悔しがる。
38分、クルプニのFKに松波がヘッドで合わせるが、ゴール上へ外れる。
40分、左サイドからのエムボマのセンタリングに森岡がノーマークでダイレクトボレーシュートを放つが惜しくもゴール上へ外れる。これは落ち着いて決めんとあかんぞ。
42分、右サイド海本のオーバーラップからセンタリングに松波がヘッドで合わせるが、またもやゴール上へ。
後半5分、右サイド海本が城定を股抜きでかわしオーバーラップから絶妙のセンタリング、これを松波がヘッドで合わせるが、三度ゴール上へ外す。次は決めろよ、松波。
10分、レッズは永井を下げ池田入れる。
11分、ガンバは後半に入りパスミスの増えた森岡を下げ、高校生ルーキー新井場がJデビュー。
彼の視野の広いルックアップに期待したい、と願う矢先、
新井場のファーストタッチの準アシストから、右サイドのクルプニが左足アウトサイドでファーへ突っ込んだ松波に合わせ、豪快ヘッドを決め同点。
29分、ガンバ左サイドの緩慢な守備から岡野の突破を許し、福田に決められる。
31分にはプレイ中にカウンターパンチを食らったクルプニがきれてしまい、報復行為により一発退場。
今日のゲームをぶち壊したクルプニは罰金ものだ。
34分には菊池に代え船越が登場、松本が左サイドに入り、エムボマ・船越のツインタワー。
しかし、中盤のキープ力のないガンバは前線までボールがいかず。
エムボマは自ら場面を作ることなくシュート0に終った。
バブンスキーの怪我は肉離れのようでちょっと長引きそうだ。
次節はクルプニも出場停止。
97/05/31
第12節 対レイソル ● 1−4 柏 11031
▽得点者
前半10分 ジャメーリ(C) アシスト:棚田(L)
前半30分 ジャメーリ(C) アシスト:加藤(L)
後半20分 渡辺(C)
後半38分 シルバ(C) アシスト:加藤(C)
後半42分 バブンスキー(C) アシスト:森岡(R)
▽警告
【G】平岡、森下
【R】加藤、石川、渡辺
▽退場
【G】平岡(前31分)
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【レイソル】
GK 土肥
DF 沢田
酒井(後41分)
DF 渡辺
DF 萩村
DF 片野坂
北島(後41分)
MF 明神
MF 石川
MF 加藤
MF 棚田
FW シルバ
FW ジャメーリ
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【前半】
GK 土肥
DF 渡辺 萩村
DF 沢田 片野坂
MF 明神 石川
MF 加藤 棚田
FW シルバ ジャメーリ
-------------------
FW エムボマ
MF クルプニ 森岡
MF 稲本 宮本 森下
DF 平岡
DF 島田 バブン 實好
GK 岡中
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【終盤】
GK 土肥
DF 渡辺 萩村
DF 沢田 片野坂
MF 明神 石川
MF 加藤 棚田
FW シルバ ジャメーリ
-------------------
FW エムボマ 松波
MF 稲本 森岡
MF 海本
DF 松本 實好
DF 宮本 バブン
GK 岡中
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【ガンバ】
GK 岡中
DF 島田
松本(後21分)
DF 實好
DF バブンスキー
DF 平岡
MF 宮本
MF 稲本
MF 森下
海本(後11分)
MF クルプニ
松波(後1分)
MF 森岡
FW エムボマ
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上位復帰のかかった大事な1戦だったが・・・。
開始からガンバの中盤は連携悪く、レイソルが支配する。
ディフェンシブにエムボマをワントップにしたというが、徹底マークでもなく、今日の戦略はもう1つ攻撃的なのか、守備的なのかはっきりしない。
斎藤の穴がこれほど大きいとは!中盤からの守備が相手に合わせ過ぎ。
10分、ガンバDFが2人付きながらジャメーリのパス出しに気をとられ、離れてしまいノーチェックのシュートで先制される。
30分、バブンスキーが左サイドからゴール前實好へのパス交換の連携ミスを拾われ、逆サイドへのセンタリングからジャメーリが2点目。
その直後、平岡が2枚目のイエローで退場。大事な試合での退場は罰金ものだ。
1人少ないガンバは、宮本をSBに入れが、レイソルの攻撃を止めるのが精いっぱい。
ガンバの得点チャンスはセットプレーからしかないような気配。
42分のエムボマの30mFKは惜しくもクロスバー上へ。
43分、中央エムボマから左サイド稲本へ流し、中央へのセンタリングに森下が突っ込む惜しい場面があるが、ものに出来ず。
後半、クルプニに代え松波登場。
中盤の薄いガンバはこぼれ球をことごとくレイソルに拾われ、前線に配給できない。
13分、森下を下げ海本を投入。
20分、レイソルCKから渡辺がヘディングで合わせ、ゴール前でバウンドしたボールは岡中がキャッチできずクロスバーに跳ね返りゴールへ。
21分、ガンバは島田に代え松本を投入し、左SBに入れる。
松本が左に入ったことにより、左サイドの守備が安定する。
25分、ガンバCKからエムボマが豪快なダイレクトボレーを放つが決まらず。
38分、シルバがGKと1対1を難なくかわし、無人のゴールへ蹴り込む。
42分、森岡の縦パスをバブンスキーがダイレクトでゴールへ流し込み1点返すがこれまで。
ガンバの選手層の薄さがまた明確になった。逆にレイソルは主力が欠けても、補える食材が揃っている。
ナオキ、なにしてくれるねん。
やっぱり、TV放送のない試合ではいい試合するが、NHK生中継では全国に弱いところばかり見せてしまうガンバ。7位後退。
97/05/28
第11節 対ジュビロ ● 3−1 万博 5700
▽得点者
前半25分 中山(C) アシスト:奥(C)
後半4分 森岡(C)
後半14分 エムボマ(C) アシスト:平岡(L)
後半33分 エムボマ(C) アシスト:岡中(C)
▽警告
【G】斎藤、實好、松波、エムボマ
【J】福西
▽退場
【G】クゼ
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【ガンバ】
GK 岡中
DF 斎藤
DF 實好
DF バブンスキー
DF 平岡
MF 稲本
MF 斎藤
MF 森下
森岡(後1分)
MF クルプニ
海本(後1分)
FW 松波
宮本(後37分)
FW エムボマ
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【前半】
GK 大神
DF 鈴木秀 アジウソン
DF 田中 山西
MF 福西 奥
MF 鈴木将 藤田 名波
FW 中山
-------------------
FW エムボマ 松波
MF クルプニ
MF 稲本 森下
DF 平岡 斎藤
DF 島田 バブン 實好
GK 岡中
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【終盤】
GK 大神
DF 鈴木秀 アジウソン
DF 田中 山西
MF 福西 奥
MF 布部 藤田 名波
FW 中山
-------------------
FW エムボマ 松波
MF 森岡
MF 稲本 海本
DF 平岡 斎藤
DF 島田 バブン 實好
GK 岡中
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【ジュビロ】
GK 大神
DF 田中
DF 鈴木秀
DF アジウソン
DF 山西
MF 福西
MF 藤田
MF 奥
MF 名波
FW 鈴木将
布部(後16分)
FW 中山
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ジェフ・ファンフリート主審が万博初お目見え。
開始早々から噂どおりのイエロー連発を披露。
10分までに斎藤、實好にイエロー、抗議したクゼ監督が退場処分となる。
これで斎藤はイエロー3枚目。
實好が名波、島田が中山、平岡が鈴木、斎藤が藤田をマーク。
前半はジュビロの速いパス回しにガンバが振り回され、ガンバ自陣での展開。
しかし19分、ガンバは速攻から右サイドでエムボマが頭でトラップ?した球から得意のループシュートを見せるが、惜しくもクロスバーに跳ね返る。
23分にも、左サイドクルプニからのクロスをエムボマがヘッドで合わせるがゴール上へ外れる。
ジュビロは25分、ボランチの位置からキープ力あるドリブルから奥が緩急あるオーバーラップから、絶妙のスルーパスを出しゴンが決め先制。
その後ガンバの守備は緩くなり、奥・田中のオーバーラップからいとも簡単にゴール前へ持ち込まれ、ピンチを作るが、間一発で本日グッドプレイヤー賞のGK岡中がファインセープで失点を阻止する。
後半、前節負傷のクルプニと前半終了間際に額を切った森下を下げ、森岡・海本を投入する。
このトップ下への森岡投入が見事に成功し、ガンバは中盤のチェックの甘いジュビロ最終ラインの前から左右のスペースへパスが出るようになり、一気にガンバペースへ。
4分、エムボマのFKからバブンスキーのゴールラインすれすれからセンタリングに、逆サイドから松波がダイレクトボレーシュートを放つ。このシュートはGKに弾かれるが森岡が同点弾を押し込む。
7分にも、バブンスキーのFKからエムボマがヘッドで落とし、松波がボレーを見せるがゴール上へ外れる。
14分、中盤でボールをキープした稲本からオーバーラップした平岡へ通し中央のエムボマへセンタリング、エムボマが右足で決め逆転。エムボマがラインダンス?を見せる。
この20分間のガンバペースに2点取れたことは大きい。
ジュビロ攻撃陣は速いパス回しからチャンスを作ろうとするが、奥の切れあるドリプルからのオーバーラップが恐いだけ。
33分、さらにガンバはGK岡中からのロングフィードパスをエムボマが直接ヘッドで落とし、右足で決め3点目。
先制されてからの3点取っての勝利は大きい。
何より、今日の森岡復活は今後に期待できる。
97/05/24
第10節 対フリューゲルス ● 1−2 富山総合 8222
▽得点者
前半30分 松波(C) アシスト:エムボマ(C)
前半36分 原田(C) アシスト:バウベル(C)
後半44分 山口(C:H) アシスト:吉田(L)
▽警告
【G】斎藤
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【フリューゲルス】
GK 楢崎
DF 前田
DF 大嶽
DF 埜下
MF 森山
光岡(後31分)
MF 山口
MF サンパイオ
MF 三浦
MF バウベル
吉田(後24分)
MF 原田
FW 服部
|
【ガンバ】
GK 岡中
DF 島田
DF 實好
DF バブンスキー
DF 菊池
平岡(後1分)
MF 斎藤
MF 木山
森岡(後35分)
MF 森下
MF クルプニ
海本(前21分)
FW 松波
FW エムボマ
|
前半21分、服部と交錯したクルプニの負傷退場。これによりガンバは苦戦を強いられる。
30分、左サイド菊池からのクロスに中央でエムボマが元ガンバ埜下にヘッドで競り勝ち逆サイドを落とし、松波がゲットし先制。
しかし36分、中央バウベルからのボールから原田がミドルを決める。
エムボマはマークの埜下を圧倒的なスピードで難なく交わし、8本のシュートを放つが決められず。
終了間際、左サイドからの吉田のセンタリングに島田に競り勝った山口がヘッドで決め逆転負け。
5勝5敗の貯金ゼロ。
今後はAクラス残留を賭けてがんばってもらいたい。
クルプニは大丈夫なのか、心配。
97/05/17
第9節 対グランパス ● 0−1 万博 8090
▽得点者
前半36分 森山(C) アシスト:伊藤健(R)
▽警告
【Ga】菊池
【Gr】小川
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【ガンバ】
GK 岡中
DF 斎藤
DF 實好
DF バブンスキー
DF 菊池
MF 稲本
MF 木場
島田(後30分)
MF 森下
MF 海本
平岡(後12分)
FW 松波
FW 小島
森岡(後1分)
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【前半】
GK 伊藤裕
DF 大岩
DF トーレス 西ヶ谷
MF 飯島 浅野 小川
MF 伊藤健 望月 平野
FW 森山
-------------------
FW 松波
MF 海本 小島
MF 稲本 森下
MF 菊池 木場
DF 斎藤 バブン 實好
GK 岡中
|
【終盤】
GK 伊藤裕
DF 大岩
DF トーレス 西ヶ谷
MF 飯島 浅野 小川
MF リカルジ 望月 平野
FW 森山
-------------------
FW 松波 ボバン
MF 平岡 森岡
MF 森下 稲本
MF 菊池
DF 斎藤 島田 實好
GK 岡中
|
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【グランパス】
GK 伊藤裕
DF 大岩
DF トーレス
DF 西ヶ谷
MF 小川
MF 飯島
MF 浅野
MF 望月
FW 森山
喜名(後43分)
FW 平野
FW 伊藤健
リカルジーニョ(後1分)
|
MK砲のいないガンバは、スタメンに海本を起用し守備的布陣からの速攻を狙う。
ガンバは、完全にマーク体制。
森山に斎藤、平野に實好、望月に木場、伊藤健に菊池、飯島に海本、さらに浅野に稲本、小川に小島が対峙する。
一方グランパスは、松波にトーレスをマークさせ完全に封じ込める。
開始早々に左サイド海本のクロスから小島がチャンスを作るが生かせず。
その後、狙いの速攻の形は出来るがラストパスがあまりにもお粗末、特に小島からの展開は消極的で、サイドを切り込まずあっさりとクロスを上げてしまう。そしてそのクロスも場外。左サイドの海本は、足が地に着かずボールコントロールも悪くボールをキープ出来ない、さらに守備面では飯島にあっさり抜かれてしまう。
最終ラインからのオーバーラップもハーフラインより敵陣へは上がらない消極的。
前半36分、CKのクリアボールを拾った伊藤健からのゴール前へのクロスに森山が頭で合わせ先制される。危険とわかっている森山を誰もチェックしていない。
最終ラインからのフィードパスも連携がとれず、パスミス。20分過ぎにガンバペースの時間があったものの、中盤の組み立てはゼロ。とても得点出来る気がしない。
後半に入り、今日いまいちな小島に代え森岡を投入し、森岡を左に据え、海本をトップに上げる。しかし、海本はまったく回りと噛み合わない。
12分に、その海本を下げ平岡を投入し、平岡を左、森岡を右に据える。
これにより、前線のキープ力が増し、攻撃展開ができるようにはなり、15分には稲本がシュートを放つがゴール上空、さらに17分森下がシュートをするが、ゴール左に外れる。
しかし、チャンス・見せ場はここだけ、相変わらずラストパスまで繋がらない。
30分には木場に代え島田を入れ、バブンスキーをトップに上げ同点弾を狙うが、バブンスキーまでボールが出ない。
44分、この試合最高の決定機に森岡が決められず。
あまりにもお些末な内容。この内容では、ガンバの好調はエムボマ・クルプニのおかげと言われても仕方が無い。
守備面では安定していたものの、攻撃面ではレギュラークラスとサブクラスの差が有り過ぎるという印象しかない。
グランパスも良かったわけではないが、ガンバはそれ以上に悪く行き当たりばったりの攻撃に終始。負けるべくして負けた試合でした。
これで下位3チーム相手にホーム3連敗。あ〜あ。
それにしても今日の線審のオフサイドジャッジは何故あんなに時間がかかるのか。
時間にして3秒前後はかかっている。その間にゴール決まったらどうするんだ。
そんな遅いジャッジ、誰も信頼しない。
97/05/10
第8節 対アントラーズ ● 2−1 カシマ 16233
▽得点者
後半9分 マジーニョ(L) アシスト:相馬(L)
後半12分 エムボマ(C) アシスト:島田(C)
後半44分 松波(C) アシスト:木場(L)
▽警告
【G】クルプニ、エムボマ
【A】本田
▽退場
【G】エムボマ(後40分)
|
【アントラーズ】
GK 佐藤
DF 相馬
DF 奥野
DF 秋田
DF 名良橋
MF 本田
MF ジョルジーニョ
MF マジーニョ
MF ビスマルク
FW 黒崎
真中(後35分)
FW 柳沢
長谷川(後21分)
|
【先発】
GK 佐藤
DF 秋田 奥野
DF 名良橋 相馬
MF ジョルジ 本田
MF マジーニョ ビスマルク
FW 柳沢 黒崎
-------------------
FW エムボマ
MF クルプニ 小島
MF 森下
MF 菊池 木場 斎藤
DF 實好 島田
DF ボバン
GK 岡中
|
|
【ガンバ】
GK 岡中
DF 實好
DF バブンスキー
DF 島田
DF 木場
MF 菊池
MF 斎藤
MF 森下
MF クルプニ
松波(後38分)
FW エムボマ
FW 小島
稲本(後34分)
|
レンタル移籍してきた菊池が背番号30番で早速スタメン登場。
ガンバは守備的戦術で相手が出てきたところを速攻で叩く戦法。
ビスマルクに木場、マジーニョに島田、黒崎に斎藤、柳沢に實好が徹底マンマークで相手攻撃を封じ込める。さらに小島が相馬を押さえる守備重視の布陣。
アントラーズはエムボマに秋田が徹底マーク。
クルプニへは本田がマーク、両者糸口がつかめない。
内容はともかく試合は首位攻防戦にふさわしい?壮絶な肉弾戦となる。
前半26分、アントラーズはカウンターでマジーニョから名良橋へつなぎGKと1対1となるが、斎藤が決死のバックでシュートを弾く。
40分、ガンバはこれまでの守備的布陣から攻撃的に展開。右サイドクルプニから木場がゴール前へセンタリング、森下がヘッドでゴールネットを揺らすが、オフサイドの判定。この判定に抗議したクルプニがイエローで通算3枚目で次節出場停止。
後半9分、斎藤が審判に抗議するすきをついて、スローインからアントラーズ左サイドのマジーニョが斎藤をかわし、バブンスキー・島田をかわして1人で持ち込み先制する。
後半12分、ガンバ中央島田のオーバーラップからエムボマへ渡り、ジョルジーニョ・名良橋がチェックする間もなく、キャノン砲炸裂。同点に追いつく。
直後にもエムボマのカウンターからクルプニがGKと1対1のチャンスをつくるが、惜しくも阻まれる。
さらに左サイド菊池からのクロスにエムボマ、GK佐藤と競って落としゴールを決めるが、キーパーチャージでノーゴール。
エムボマには、秋田・名良橋・ジョルジーニョが体で体当たりしてチェックにいく。
度重なる不服な判定にプッツンしたエムボマは、マーカー秋田に後ろから飛び蹴り、併走していた木場をも巻き込んでのイエローをもらう。
そして後半40分、怒り心頭のエムボマ、主審のジャッジに怒りボールを蹴りだし2枚目のイエローで退場。
アントラーズは恐怖のエムボマが退場で緊張が緩み、逆に勝ち点3を取りに来る。
さらに、直前の選手交代、エムボマ退場でそれまでの厳しいマークが無くなる。
そして後半44分、こぼれ球を左サイドから菊池が名良橋をひきつけ裏のスペースへパス、走り込んだ木場が、ノーマークでセンタリング。ゴール前で松波がセレッソ戦で決めたような得意の低空ダイビングヘッドを決め、決勝点とする。アントラーズDFが3人もいたが、今季の松波の怖さを知らなかったような楽観守備。
ゴール後、松波・木場と抱き合う菊池はすでにガンバ戦士、いい選手だ。
これまでの敗戦が教訓になったような試合展開。
さらに、菊池が入ったことにより左サイドが安定、木場を得意の右サイドからの攻撃、森下には不得意なクロスを上げさせる展開ではなくスピードを生かした中央突破が出来るようになった。
こういう試合に勝てるチームになったことは、真の新生ガンバ誕生とも言える。
上位チームがことごとく敗れ、ラッキーにも首位返り咲いた。
しか〜し、エムボマ退場、クルプニはイエロー3枚。
次節グランパス戦は苦戦か。
ストイコビッチが出場停止とはいえ、今日のグランパスだったら手強いぞ。
でも、今の中盤なら大丈夫です。
date:97/05/12 01:36
name:Takeo Fujii
mail:fujii-t@qa2.so-net.or.jp
【日時】1997年5月10日15時キックオフ
【場所】カシマスタジアム
【観衆】16、233人
【主審】大野辰巳
【結果】
ガンバ大阪2(0−0)1鹿島アントラーズ
5勝3敗15 (2−1) 5勝2敗15
【得点経過】
後半9分A:左スローイン→マジーニョ・ドリブルシュート
後半12分G:中央島田ドリブル→エムボマ・左足20Mシュート
後半44分G:左木場センタリング→松波・ダイビングヘッド
【両軍布陣】
<ガンバ大阪>
GK岡中 岡中
DF實好
DFバブンスキー バブンスキー
DF木場
DF島田
MF斎藤 島田 斎藤
MF森下 實好 菊池
MFクルプニ
(83分FW松波) 森下 木場
MF菊池
FWエムボマ クルプニ
FW小島
(79分MF稲本) 小島 エムボマ
----------------------------------------------------------------
<鹿島アントラーズ>
FW柳沢 柳沢 黒崎
(66分FW長谷川)
FW黒崎 マジーニョ ビスマルク
(80分FW真中)
MFマジーニョ 本田 ジョルジーニョ
MFビスマルク
MFジョルジーニョ 相馬 名良橋
MF本田
DF相馬 奥野 秋田
DF名良橋
DF秋田 佐藤
DF奥野
GK佐藤
※ガンバのフォーメーションは表記上は4−4−2だが実際はバブンスキー
SW&マンマーク(島田→柳沢、斎藤→黒崎、木場→ビスマルク)。
實好は相馬、菊池は名良橋のオーバーラップをケア。
攻撃はエムボマ・小島・クルプニのみという徹底した守備的布陣。
【警告・退場】
前半23分本田(ラフ:クルプニへのバックチャージ)
前半40分クルプニ(異議:オフサイド判定で副審に抗議)
後半29分エムボマ(ラフ:秋田へのバックチャージ)
後半40分エムボマ(非紳士的行為:プレー停止中にボールを蹴り出す:退場)
【試合内容】
首位戦線生き残りをこの試合に賭けたガンバは並々ならぬ決意でもってこの試合に臨んだ。フォーメーションは5−3−2。鹿島の前線4人にマークを付けバブンスキーをスイーパーに配置する徹底した守備的布陣である。
開始早々、ガンバはクルプニ、エムボマが続けざまに鹿島ゴールを脅かすシュートを放つ。しかし、それ以降はDFに集中し、鹿島に自由にゲームメイクをさせない。ガンバゴール30M付近で7割がたボールを支配する鹿島が一見有利だがガンバDF陣の体を張った強い守りにパスワークが乱れ、全く崩せない。
一方、ガンバも前線の3人が70M四方の大きなスペースを使ってトライアングルを形成し、カウンターを狙うが鹿島DHのクルプニマークにエムボマへのパスが封じられる。
重苦しい展開が続いた前半26分、ガンバセットプレーからのカウンターから鹿島が決定的チャンスをつかむ。右サイドから名良橋が単独で抜け出しシュート。
しかし、辛うじて戻った斎藤の足に防がれる。しかし、このプレーから少しづつ試合が動き、守備に徹していたガンバMFが行動を起こし始めた。
圧巻だったのは前半40分。今までDFに徹していた菊池・木場・森下が相手ボールを奪うと3人同時に一気に前線まで駆け上がる。クルプニにボールを預けた3人はそのまま左サイド・中央・右サイドを走り、クルプニは右サイドの木場へパス、木場はそのまま中央に素早いセンタリングを送り、これを中央の森下がドンピシャのヘッド!。先制ゴールかと思われたがわずかにオフサイドの判定だった。
しかし、この満を持してガンバが放った超高速ジャックナイフ・カウンターに鹿島DF陣も容易に上がれなくなり、さらに右サイドの小島が相馬の裏をつく動きを見せて彼を牽制、鹿島左サイドの攻撃参加を封じ込める。
試合はカウンター合戦の様相を匂わせながら前半を終了した。
後半に入って少し様相が変わり、鹿島も無理を押して攻め込まなくなった。その代わりエムボマには奥野・秋田・ジョルジーニョがマークに付き、自由にプレーをさせない。エムボマは次第にいらだちの色を濃くする。
後半9分、均衡が破れる。左スローイン時、斎藤が鹿島のラフプレイに抗議している隙を突いてマジーニョが左から僅かなスペースを使ってドリブル突破。そのままシュートに持ち込み鹿島先制。
油断から生まれた先制点にガンバファンの気持ちは重くなりかけたが、それを吹き飛ばしたのがエムボマ。鹿島の一瞬の隙を付き、島田が中央を30Mドリブル。そのボールを受け取ったエムボマはDFを背負いながら20Mのミドルシュート。ドライブの掛かったボールはワンバウンドして鹿島ゴールに突き刺さる!。ガンバ同点。
その1分後、今度はクルプニがフリーで抜け出しGKと1対1。しかしこの絶好の勝ち越しチャンスでのシュートはGK正面。天を仰ぐクルプニ。
この後は次第に乱戦になり、攻撃も両チームカウンター一辺倒になる。木場にビスマルク、島田に柳沢を封じ込められた鹿島も決め手を欠き、もはや鹿島有利ですらない。両チーム激しくぶつかりあい、プレーは度々途絶える。
終盤、クゼは勝点3を取るべく、攻撃陣を入れ替える。クルプニ・小島を下げ稲本・松波を投入。一気に決着をつけに出る。しかしながらクゼの思惑を全てぶち壊しにしたのは他ならぬエムボマだった。度々あった主審の不可解な判定に彼は激高し、プレー停止中にボールを外に蹴り出す。2枚目のイエローで退場。鹿島スタジアムのボルテージは最高潮になる。
この1分後、鹿島は勝負に出、中央から右に出たボールに名良橋が反応、フリーでシュートするがボールはサイドネット。この瞬間、二転三転した試合で鹿島の勝利が逃げたのだろう。
名良橋のシュートミスに我に返ったガンバは彼の居なくなったサイドを速攻で攻める。稲本・木場が続けざまに左サイドをアタック、最後はFKを受けたボールをセンタリング。その低いボールに松波が身体ごと飛び込み、ゴールゲット!。後半44分、勝利はガンバイレブンの元に転がり込んだ。
以上、ラジオ中継&CSTV中継より。
観戦レポート送って頂いた方、ありがとうございました。
97/05/07
第7節 対ヴィッセル ● 2−3 万博 5318
▽得点者
前半19分 永島(C) アシスト:ジアード(L)
後半5分 バブンスキー(C) アシスト:クルプニ(FK:L)
後半19分 ビッケル(C) アシスト:ジアード(R)
後半34分 永島(L) アシスト:内藤潤(L)
後半44分 エムボマ(C) アシスト:實好(R)
▽警告
【G】森下、木山、クルプニ
【V】渡辺
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【ガンバ】
GK 岡中
DF 斎藤
DF 實好
DF バブンスキー
DF 木場
森岡(後36分)
MF 稲本
小島(後22分)
MF 木山
MF 森下
MF クルプニ
FW 松波
宮本(後31分)
FW エムボマ
|
【前半】
GK 石末
DF 渡辺 内藤直
DF 海本 吉村寿
MF 吉村
MF 神野 ビッケル 内藤
FW ジアード 永島
-------------------
FW エムボマ 松波
MF 稲本 クルプニ
MF 木山 森下
DF 木場
DF 斎藤 バブン 實好
GK 岡中
|
【終盤】
GK 石末
DF 渡辺 内藤直
DF 中尾 吉村寿
MF 吉村
MF 神野 ビッケル 内藤
FW ジアード 永島
-------------------
FW エムボマ
MF クルプニ バブン
MF 森下 木山 小島
DF 森岡
DF 斎藤 宮本 實好
GK 岡中
|
|
【ヴィッセル】
GK 石末
DF 海本
中尾(後35分)
DF 渡辺
DF 内藤直
DF 吉村寿
MF 吉村光
MF 神野
MF 内藤潤
MF ビッケル
FW 永島
FW ジアード
松岡(後39分)
|
アストロビジョン(Gビジョン)がお目見え、試合前にエムボマ特集を映像で流す。
Panasonic のロゴ分だけエリアが狭くなった。
なかなか攻めてこないヴィッセル、サイドもまったく上がって来ず、ガンバの使うスペースが無い。
19分、ジアードから永島が決め先制される。
先制されるといつものガンバ、なかなか攻められずあせりからか、中盤の展開を省略し前線へ1本の試合運びとなる。
24分に、左サイドエムボマからのセンタリングに松波が飛び込むがわずかに届かず。
しかしヴィッセルは、30分右サイド永島のセンタリングからジアードが合わせたヘッドは、かろうじてクロスバーを叩く。
直後の31分、CKから永島がヘッド、さらに37分にもCKから永島が合わせあわやゴールを、ゴールライン上で木場がはじき出す。
44分にも右サイドへ回り込んだ神野の上がりから永島がシュート。
永島の動きはすばらしい、昔のガンバ永島はどこへいった。
前半は内容からいえば0−3の試合だった。
後半ガンバはクルプニを左にポジションチェンジする。
4分、クルプニのCKからバブンスキーがヘッドで合わせるがゴールできず。
さらに5分、同じようにクルプニのCKからバブンスキーがヘッドで合わせ同点にする。
同点となりガンバは勢いづく。ここからの10分はガンバが優勢。
しかし後半19分、ガンバ左サイドの裏をついたジアードから中央ビッケルが豪快なミドルを決める。
直後の22分、ガンバは今日疲労なのか動きに精彩のない稲本を下げ、小島を右DMFに入れ、森下を左DMFに移す。
27分には松波がゴールするが、オフサイドの判定でノーゴールとなる不運。
31分、松波を下げ宮本をリベロに投入、バブンスキーを前線にあげ得点を狙う。
しかし、カウンター狙いの引き気味のヴィッセル相手に、スペースない中盤でガンバは細かいパス回しをするだけでシュートには繋がらない。
34分、ガンバ右サイドからヴィッセル内藤潤のスルーに裏へ抜けた永島が3点目を決める。
ガンバは、長いロスタイムにDFラインからのロングフィードをエムボマが左足でワンタッチで止め、ヴィッセルゴールに流し込む、すばらしいシュートで1点返すだけ。
前線を張るツインタワー、エムボマ・バブンスキーによる開いたチューリップに入ったようなクロスからの得点。
先制されると手が出ないガンバ。
両SBも攻撃を意識し過ぎか、裏を取られた。
永島にはマンマークに實好がついていたのか、ほとんどフリーにしていた。
前節の好ゲームの面影は何処。
date:97/05/08 18:44
name:ミッドガルド
mail:
前節のダービーを見損ねた(昨日発売のサッカー専門誌でも珍しく(?)絶賛していた程良いゲームだった)為、期待して行ったのですが・・・・
前半、特に永島に先制点を奪われてからのちぐはぐさは何事!
パスを回すべき所で回さず、打たないといけない所で打たず、積極的というよりも無謀に近いような位置からシュートを打つ、等歯車の軋みが聞こえてきそうな有様。特に、クルプニの出来の悪さは酷いように思えました。何か周りが見えてないって言うか、自分勝手にやってるって言うか。プレイするサイドの問題だけではない、とは思うのですが。
後半開始早々、セットプレーからバブンスキーのヘッドが炸裂。いい感じでいける、と思ったのも束の間、ビッケルに勝ち越しゴールを奪われて、あらあら。その後、松波の同点ゴール、と思われたのがオフサイド(キーパーとぶつかったからキーパーチャージかと思ってました)で取消になって、チーム全体ちょっとキレちゃったかな、という感じでした。
ロスタイムに見事なシュートを決めてくれたエムボマ(あんまり簡単にやっちゃうんで易しいプレーに見えてしまうのは困りもの?)と攻守に活躍した木場選手(1点防いだプレーはお見事)と相変わらずいい仕事をする斎藤選手(彼も抜ければ1点のシーンを防いだ)が印象に残りました。
次節の名古屋戦は残り15分になっても、バブンスキーが最終ラインにいる様な落ち着いた試合が見たいなぁ(^^;)
観戦レポート送って頂いた方、ありがとうございました。
97/05/03
第6節 対セレッソ ● 2−0 長居 27734
▽得点者
後半1分 クルプニ(C) アシスト:松波(C)
後半5分 松波(C) アシスト:實好(R)
▽警告
【G】森下、松波
【C】米倉、古賀
|
【セレッソ】
GK ジルマール
DF 木澤
DF 蔵田
DF 梶野
DF 古賀
MF 内田
神田(後半10分)
MF マノエル
MF 米倉
深川(後半34分)
MF 森島
FW 西澤
FW 高
横山(後半24分)
|
【前半】
GK ジルマール
DF 梶野
DF 蔵田 内田
MF 木澤 米倉 古賀 マノエル
MF 森島
FW 高 西澤
-------------------
FW エムボマ 松波
MF 稲本 クルプニ
MF 木山 森下
DF 木場
DF 斎藤 バブン 實好
GK 岡中
|
【終盤】
GK ジルマール
DF 梶野
DF 蔵田 神田
MF 木澤 横山 古賀
MF 森島 マノエル
FW 深川 西澤
-------------------
FW エムボマ
MF クルプニ 松波
MF 宮本 木山 森下
DF 木場
DF 斎藤 バブン 實好
GK 岡中
|
|
【ガンバ】
GK 岡中
DF 斎藤
DF 實好
DF バブンスキー
DF 木場
MF 稲本
宮本(後32分)
MF 木山
MF 森下
MF クルプニ
FW 松波
島田(後38分)
FW エムボマ
海本(後44分)
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エムボマ・高効果か、当日券売り場は長蛇の列、6600枚が売れたらしい。
前半25分でもまだ500人程並んでいたようだ。
約28000人が入った長居、そしてその期待に応えるかのように好試合を演じてくれた両チーム、今日の大阪ダービーは本当に見ごたえがあった。
前半は両チーム共に攻守の切りかえがすばやく好試合だった。
内田は松波マーク、蔵田がエムボマをマークする。
13分、左サイドで木場が稲本からの折り返しスルーで駆け抜け、中央ゴール前へ絶妙のパスを送る。松波がどんぴしゃで合わせるが、ボールはゴール左に外れる。
左サイドではエムボマが場内をわかす。
22分、クリアボールからエムボマが稲本へ渡し、クルプニへアシストするがシュートはゴール右へ外れる。
逆に27分、セレッソCKから蔵田がヘッドで合わせるが岡中がキャッチ。
29分、左サイドエムボマに渡ったボールを逆サイドの松波へすばやくクロス、松波が胸でトラップしたところをペナルティラインすれすれで倒されFKのチャンス、クルプニのFKは壁に弾かれ、こぼれたところをエムボマがシュートするが、ジルマールにキャッチされる。
セレッソのFK・CK時にはガンバ選手は全員戻り守備を固める。
37分、バブンスキーからクルプニへ渡り、逆サイドの松波へストイコビッチなみのアウトサイドダイレクトボレーでクロスを入れるが、松波はこれをゴール上へ外してしまう。おいおい、また外すか松波。このすごいアシストからゴールを決めていたら、クルプニは一躍有名になったぞ。
43分、中央森下からの右クルプニのクロスに、逆サイドの稲本がシュートするがゴール右へ外れる。
44分には森下が森島の足を引っかけ、森島が詰め寄り森下がそれに対抗する。間に割って入った選手が小突かれ、一触即発ムード。最終的に森下にイエローが出る。
お互い気合の入った見ごたえある好ゲームの前半だった。
後半早々から、ガンバはセレッソ左サイドが浮き足だったところを攻める。
1分、ガンバ自陣でセレッソ梶野のロングスローインをクリアしたガンバ、このクリアボールを中央エムボマが拾い右サイドのクルプニへ、ダイレクトでエムボマに折り返したが蔵田にカットされる、がこれが前線を走る松波の足元へ流れ、ペナルティエリア付近で蔵田に追いつかれた松波が、ボールコントロールをミスったかにも見えたヒールでの後ろから来るクルプニにへのお膳立て。クルプニのシュートはジルマールの左足をかすめ先制。
その後セレッソは攻撃陣のあせりからか、守備への戻りが遅くなり中盤にスペースが出来るようになる。
さらに4分、右サイド稲本からのセンタリングに松波がヘッドで合わせるがゴール右へ。これで3度目の正直も外したか、と怒鳴った直後の5分、實好のオーバーラップからのセンタリングに、松波が地面すれすれに頭から飛び込んでの強力ヘッドはジルマールの左手をかすめゴールへ、これで2点目。
7分にはジルマールのペナルティエリア外でのハンドからFKのチャンスをつかむが、エムボマのシュートは壁に阻まれる。
10分、セレッソは内田に代え神田を入れ、左SBに入っていたマノエルを前に上げ得点を狙う。
12分、左サイドから松波が切り込み中央の稲本の胸元へ、稲本のトラップが大きすぎチャンスに繋がらず。
24分にはセレッソは、實好のマークを破れなかった高を下げてしまう。
32分に稲本を下げ宮本を投入、エムボマ頂点の4-3-2-1の布陣をとる。
これに対しセレッソは35分、米倉を下げ深川を投入、森島を含め3トップ気味で巻き返しを図る。
さらにガンバは38分、松波を下げ島田を投入し、西澤をマークする。
40分、セレッソのCKに斎藤のあわやオウンゴールのすばらしいヘディングシュートを、かろうじて岡中がはじき出す。おいおい。
ベンチスタッフは余裕で懸垂をしている。
終了間際にはエムボマが海本と交代するが、逆サイドからベンチに戻る間もなく試合終了。
試合後には、森下と森島はハイタッチで仲直り。
セレッソ米倉の動きが恐かったが、長居でまたもや大活躍で中盤を競り勝った久々登場のきーやん。
2トップを押さえたDFライン、そして守備陣を統率した影の立役者・斎藤。
高度な連携を垣間見せる稲本・エムボマ、クルプニ・稲本ライン。
クルプニの足元にぴたりと止まるアシスト(チップ・キック)に見る技術。
そして、日本に来て1番ハッピーだ、とクゼ監督。
見る方にとっても、首位返り咲きとなった希に見る好ゲームであった。
97/04/26
第5節 対アビスパ ● 0−1 万博 5187
▽得点者
前半5分 森(C) アシスト:中払(R)
▽警告
【G】木場、クルプニ、斎藤
【A】篠田、中払、石丸
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【ガンバ】
GK 岡中
DF 斎藤
DF 實好
DF バブンスキー
DF 平岡
野見山(後14分)
MF 稲本
宮本(後35分)
MF 木場
MF 森下
MF クルプニ
FW 松波
FW 小島
森岡(後12分)
|
【前半】
GK 佐野
DF 岩井
DF 古邊 森
MF 石丸 篠田 中込 中払
MF リエップ
FW 竹元 上野
-------------------
FW クルプニ 松波
MF 稲本 小島
MF 木場 森下
DF 平岡
DF 斎藤 バブン 實好
GK 岡中
|
【終盤】
GK 佐野
DF 岩井
DF 古邊 森
MF 石丸 篠田 中込 中払
MF リエップ
FW 竹元 上野
-------------------
FW クルプニ 松波
MF 野見山 森岡
MF 稲本 森下
DF 木場
DF 斎藤 バブン 實好
GK 岡中
|
|
【アビスパ】
GK 佐野
DF 森
DF 岩井
DF 古邊
DF 中込
MF 篠田
MF 大榎
MF 中払
カラセード(後42分)
MF 石丸
FW 上野
FW 竹元
中田(後31分)
|
シャレにもならないつまらない試合だった。とても首位のチームとは言えない内容。
開始早々松波のロングシュートでやる気を見せたが、立ち上がりから右サイドのスペースをつかれ、波状攻撃をしかけるアビスパ。ゴール前に入ったボールをシュートされ、かろうじて岡中が足1本で止める。森下がこれまでより中央寄りに入り、實好がカバーに入った裏をつかれる。
5分、アビスパ中払の絶妙なクロスパスがガンバDFラインを破りガンバ右サイドへ、タイミングよく飛び出していたDFの森が岡中と1対1を決める。
先制され、守られると攻められない今季のガンバ。
アビスパは先制後、松波に古邊、小島に森、クルプニに篠田、稲本に中込をマンツーマンで密着マークし、ガンバにゲーム展開を許さない超守備的布陣をとる。
手足を封じられたガンバは、パスコースがなく最終ラインでの横パスを繰り返す。
14分にはクルプニのFKからバブンスキーがダイビングヘッドを見せるが、得点チャンスはFKだけ。しかしそのFKも工夫がない。
斎藤の果敢な攻めあがりから幾度かチャンスが生まれるもののラストまで繋がらない。
中盤のこぼれ球はチェックの早いアビスパに拾われ、速攻からピンチとなる。
まともにシュートできた場面はゼロ。
後半に入ると、アビスパは、後ろから足を引っかける、羽交い締めにして倒すなどのラフプレーが多くなるが、今日の田辺主審はそういったプレーを流すことが多く、ガンバ選手は徐々にヒートアップし、両チームイエローが頻繁に出る。
13分に小島に代え森岡、平岡に代え野見山を投入。ドリブル突破を図る。
27分には野見山がシュートチャンスを生かせず、ゴール前でつながらないパスし少ないチャンスを潰す。
右サイド森岡の突破からなんとかラストパスは出るようにはなるが、最後までつながらない。
35分、稲本に代え宮本を投入し、バブンスキーを前線に配置し、リズムを変える。
終了間際、クルプニが倒されPKのチャンスを得る。
しかし、この最後の同点チャンスに唯一観客は盛り上がるも、クルプニのPKはゴールマウスを外れてしまう。
今日の試合は、両チームのプレーも審判・線審ジャッジも含めて、とてもトップリーグとは言えないお粗末な内容だった。
観客が少なくてラッキー、こんな試合大勢の観客の前で見せていたら確実に客足は遠のきます。
date:97/04/29 13:27
name:ミッドガルド
mail:
残り時間10分で、クゼ監督は稲本に替えて宮本を投入。
「何で負けてる時に、稲本引っ込めて宮本やねん!?」と思ったのですが、ボールを持って上がってきたボバンがそのまま前線に張り付いた為、「なるほど、そういう作戦採るか」と思いました。
ただ、その作戦も守りを固めている相手に対しては10分間じゃあ時間が足りんでしょう。最低後半戦の半分位か、ハーフタイム中に全選手に指示を出して、後半開始からやるべきじゃなかったでしょうか?
そして、終了近くに得たコーナーキックが、なんでショートコーナーなん?
何の為に背の高いボバンが前におるん?
そして局面を打開する策もないまま、あの悪夢の失敗PKにまで雪崩れ込むのでありました(;_;)。
去年のNCU戦から数えて11試合目の観戦にして、一番悪い試合を見せられた気がします(そういや零封負けは初めてか)。同じ負けるにしても納得できるものがあれば気も晴れるんですが。
観戦レポート送って頂いた方、ありがとうございました。
97/04/23
第4節 対サンフレッチェ ● 0−2 広島ビッグアーチ 5576
▽得点者
前半2分 アーノルド(C)
前半34分 高木(C) アシスト:柳本(R)
▽警告
【G】バブンスキー
|
【サンフレッチェ】
GK 前川
DF 小島
DF ポポビッチ
DF 伊東
MF 路木
MF 桑原
MF 吉田
MF 柳本
MF 盧
FW アーノルド
森保(後30分)
FW 高木
久保(後38分)
|
【前半】
GK 前川
DF ポポビッチ
DF 伊藤 小島
MF 柳本 吉田 桑原 路木
MF 盧
FW アーノルド 高木
-------------------
FW エムボマ 松波
MF 稲本 クルプニ
MF 木場 森下
DF 平岡
DF 斎藤 バブン 實好
GK 岡中
|
|
【ガンバ】
GK 岡中
DF 斎藤
DF 實好
DF バブンスキー
DF 平岡
MF 稲本
MF 木場
森岡(後21分)
MF 森下
MF クルプニ
FW 松波
小島(後29分)
FW エムボマ
|
急遽、NHK衛生放送でリアルタイム中継となったサンフレッチェ戦。
これまでのとおり、全国ネットに弱いガンバがまたまた出てしまった試合。
開始早々2分、サンフレッチェのFKのクリアをゴール前で胸トラップしてクリアミスしてしまったエムボマの好アシストを、アーノルドに決められ失点。頭を抱え込むエムボマ。
しかし17分、右サイド松波からクルプニがキープ、逆サイドのエムボマへ。絶好のチャンスだったが、トラップが大きすぎミスキックとなる。
19分、中央クルプニから松波のハーフボレーはゴール右に外れる。
24分、クルプニからエムボマがシュートするが、ゴール左へ外れる。
今日のエムボマは体に全然切れがない。遠征前に子供の看病で徹夜したのが影響しているのか。
33分、右サイドからの柳本のセンタリングに高木がヘッドを決め2点差となる。
やはりサンフレッチェの安定した組織ディフェンスは崩せないガンバ。
先制逃げ切り型のガンバにはしっかりと引いて守って組織ディフェンスされると、崩すだけの展開力はない。
37分には左サイド平岡のセンタリングに松波のヘッド、40分にはセンターライン付近からのロングシュートをバブンスキーが見せるだけ。
後半に入ると、さらに運動量が落ちる。
サンフレッチェはきっちりと守備を固め、早いチェックから中盤のこぼれ球をひろう。
ガンバは今日ボールに反応しないエムボマに球を集めるが、なかなかつながらない。
ガンバは21分、木場に代え右サイドに森岡、さらに29分、松波を小島に代える。
逆にサンフレッチェはアーノルドを下げ、森保を入れ逃げ切りの体制。
終了間際の42分、ゴール前混戦からエムボマがゴールへ押し込むが、惜しくも柳本にクリアされ得点できず。
アントラーズが1試合少ないため、かろうじての1位キープ。
97/04/19
第3節 対エスパルス ● 4−1 万博 6604
▽得点者
前半12分 エムボマ(L)
前半23分 松波(C) アシスト:エムボマ(L)
前半39分 エムボマ(C) アシスト:稲本(C)
後半21分 稲本(R) アシスト:クルプニ(L)
後半23分 伊東(C) アシスト:澤登(R)
▽警告
【G】稲本
|
【ガンバ】
GK 岡中
DF 斎藤
DF 實好
DF バブンスキー
DF 平岡
MF 稲本
宮本(後25分)
MF 木場
MF 森下
MF クルプニ
森岡(後25分)
FW 松波
小島(後12分)
FW エムボマ
|
【前半】
GK 真田
DF 斎藤 堀池
DF 安藤 森岡
MF サントス 大榎
MF 伊東 オリバ 澤登
FW 長谷川
-------------------
FW エムボマ 松波
MF 稲本 クルプニ
MF 木場 森下
DF 平岡
DF 斎藤 バブン 實好
GK 岡中
|
【終盤】
GK 真田
DF 斎藤 堀池
DF 森岡 アレックス
MF サントス 大榎
MF 伊東 オリバ 澤登
FW 長谷川
-------------------
FW エムボマ
MF 小島 森岡
MF 木場 宮本 森下
DF 平岡
DF 斎藤 バブン 實好
GK 岡中
|
|
【エスパルス】
GK 真田
DF 安藤
アレックス(後21分)
DF 斎藤
DF 堀池
DF 森岡
戸田(後39分)
MF サントス
MF 大榎
MF 伊東
MF オリバ
MF 澤登
FW 長谷川
|
今日もなみはや国体マスコットのモッピーが応援に駆けつける。
スタンドには、清水元監督、セルジオ越後の姿が見られる。
開始早々からガンバが速攻で仕掛ける。
1分、左サイドで3人のマークをフェイントでかわしたエムボマから松波に渡り中央後方のクルプニからシュート。
2分には斎藤の果敢なオーバーラップからチャンスを作る。
さらにセンターライン付近からもシュートしゴールを狙う。EURO96でのスーケルを彷彿させるプレーだ。
12分、右サイド森下からクルプニへ渡り、ゴール前中央の松波へクロスが入るが、DFにわずかに当たりコースがずれ、スルーの形で逆サイドのエムボマへ渡る。ゴールライン際からのシュートで先制。
試合展開はガンバ陣内、エスパルスがボールを支配するが、ガンバ速攻からチャンスを作る。
22分、クルプニのクロスパスから松波がDF裏へ抜け、ゴール前でシュートするが、かすってしまう。
23分、左サイドサントスと競り合ってこぼれたボールをダイレクトでエムボマが先ほどと同じようなクロスパスをDF裏へ出し、松波が決めて2点目。
これ以降、ガンバは引き気味となり中盤の厚いエスパルスに中盤を支配される。
25分、長谷川の強烈なシュートをはじめエスパルスのシュートを、岡中がファインセープの連発で失点を阻止する。
しかし39分、ペナルティエリア外で中央稲本から渡ったボールをエムボマがダイレクトで一蹴、あっという間に22mミドルシュートが決まり3点目。あまりの早業に皆あっけに取られる。見ている人も、おそらくは相手選手もシュートを打つとは思わなかっただろう。斎藤の裏から長い足だけがゴールを襲う。普通ならワントラップ入れているだろうタイミングだ。凄すぎる!
後半に入るとガンバはさらに引き気味となり、ほとんどガンバ陣内中央で試合は進む。
しかし速攻から6分、エムボマの技ありフェイントから右サイド森下へ渡り、クルプニへのクロスをゴール前に持ち込みシュートするが、わずかに斎藤の足に当たる。
9分、中央エムボマがヘッドで落とし、稲本の中央からのスルーは松波へ。しかし、おしくもオフサイド。
17分、松波を小島に代え、エムボマを頂点に、左にクルプニをもってくる。
中盤が押され気味だが、かろうじて最終ラインで斎藤・實好が身を呈してエスパルスシュートを阻む。
21分、中央エムボマから左サイドのクルプニへ、そして右サイドへ走り込んだ稲本に渡りシュート、稲本の最年少J初ゴールを決める。トラップをちょっとミスったが逆サイドネットを揺らすシュートはみごと。
「疲れてガッツポーズできなかった」と言うが、ちゃんと控えめにやってるぞ、イナモ。
しかし直後の23分、エスパルスのセットプレーからマークをかわした伊東にヘッドで決められ失点。無失点はならず。
23分、エスパルスは安藤を下げアレックスを左に、森岡を右SBにチェンジする。
25分、ガンバはクルプニ・稲本を下げ、森岡・宮本を入れサブメンバーで挑む。
中盤をキープできる2人が抜けた後、中盤はまったく堪えきれず、最終ラインでの攻防が終了まで続く。たまに前線に渡っても森岡・小島から展開出来ず、攻撃が止まってしまう。
エスパルスは中盤を支配するものの、横へのパス回しが多く楔を打てない。ガンバ最終ラインの踏ん張りと岡中のファインセーブでなんとかゴールを守り切り試合終了。
開幕3連勝。3試合連続4得点、得失点差+10の驚異的な結果となった。
今日のヒーローインタビューはまたもや初ゴールをあげた稲本でした。
試合終了後には、これから恒例の光景となるであろう、エムボマのユニホームプレゼントの場面があった。
なんとカメラの多いことか。
クゼのコメント:
「難しいゲームだったが、選手がこの1勝の重みを十分わかって戦ってくれた」
エムボマのコメント:
「得点した状況は覚えていない、ただ言えることは可能性を求めること。今日はゴールの匂いがプンプンしていたんだ」
「1点目はいいところにいたからね。2点目はGKがどこにいたかも分からない。2つとも自然に出たプレーだよ」
「球がどこに行くか、バウンドで分かった。入るとは思わなかったから、ダンスをするのも忘れたよ(3点目)」
「1位だし、いいシュートも撃てるし。それもDFからいい球が出てくるからだ。だからDFの助けもしたい」
「自分ですることも大切だが、いいポジションの人に渡すのも役目」
松波のコメント:
「あっちに集中するから僕はやりやすい」
97/04/16
第2節 対マリノス ● 4−0 三ッ沢 6503
▽得点者
前半25分 森下(C) アシスト:エムボマ(L)
前半44分 松波(C) アシスト:エムボマ(R)
後半6分 エムボマ(C) アシスト:クルプニ(C)
後半9分 クルプニ(L) アシスト:エムボマ(C)
▽警告
【M】井原、上野
【G】エムボマ、實好
|
【マリノス】
GK 川口
DF 鈴木
DF 井原
DF 小村
DF 三浦
MF 野田
松田(前34分)
MF 遠藤
安永(後26分)
MF バルディビエソ
中村(後10分)
MF 上野
FW 山田
FW 城
|
【ガンバ】
GK 岡中
DF 斎藤
DF 實好
DF バブンスキー
DF 平岡
MF 稲本
宮本(後34分)
MF 木場
MF 森下
MF クルプニ
FW 松波
小島(後25分)
FW エムボマ
森岡(後34分)
|
やった!マリノスに勝って首位奪取だ。
前半25分、左サイドでエムボマがマークについた小村を鋭いフェイントでかわし中央へセンタリング、森下がダイレクトでシュートを決める。
44分、自陣からのカウンター。稲本から左サイドへ絶妙のスルー、エムボマが鈴木を後ろから追い抜き快足ドリブルでゴールへ突進。最後は中央で併走していた松波に送って難なくゴールを決める。
後半6分、クルプニのFKをペナルティエリア内で左へ右へと大きなフェイントで井原のマークをかわし、芸術的ループシュートは弧を描きゴール左上ポストに当たりゴールを決める。川口は一歩も動けず。
9分、右サイドからの稲本のセンタリングにゴール前エムボマが頭で逆サイドへ落とし、右サイドからクルプニが豪快に決める。
またしてもエムボマ爆発の1ゴール3アシスト。
さらに、そのエムボマに絶妙のボールを配給する稲本のすばらしさ。
次世代、日本を背負うゲームメーカー間違いない。
今度は三日天下とは言わせないぞ。
エムボマのコメント:
「自分の得点もうれしいが、アシストも快感。何より勝利は一番だった」
「攻撃する人間として、相手DFを交わすことは当然」
「DFは誰でもどうにもならないときはシャツを引っ張るしかないだろう(鈴木健へ)」
森下のコメント:
「プロだから絶対に優勝を狙う」
date:97/04/17 12:50
name:Takeo Fujii
mail:fujii-t@qa2.so-net.or.jp
【日時】1997年4月16日19時開始
【会場】横浜市三ッ沢公園球技場
【天気】くもり
【観衆】6503人
【結果】
ガンバ大阪4(2−0)横浜マリノス
(2−0)
【得点者】
前半25分ガンバ:左スローイン→エムボマ→森下右足S
前半44分ガンバ:中央左稲本ロング→エムボマドリブル→松波左足S
後半06分ガンバ:右FK→クルプニ→中央エムボマ切り替えし左足ループS
後半09分ガンバ:中央→エムボマポスト→左クルプニ左足S
【スターティング・イレブン】
・横浜マリノス
FW 城 ※少しいびつだが、実際は城・山田が
MF 山田 三浦 2TOP、三浦が右ウイング、上野が
MF遠藤 上野 OH、バルディビエソと野田がDH。
MF バルディ 野田 前半途中、完全にシステムが変る
DF 鈴木 井原 小村
GK 川口
・ガンバ大阪
FW 松波 エムボマ ※実質3TOP。3バックは斎藤が城を
MF クルプニ マークする以外は特に指示はなさ
MF 稲本 木場 森下 そう。中盤のゲームメイクは稲本
DF平岡 森下が交代で行う。
DF 斎藤 ボバン 實好
GK 岡中
【試合内容】
会場行きのバスの中で「ガンバなんかには負けたくないよね〜」との女子大生の会話が聞こえる。ここはアウェイ。いつもの事だ。
しかし、ヨシカツ・ミーハーに「ガンバなんか」と言われるほど、今の俺らのチームは弱くないんだよなあ(苦笑)。
代表組が復帰したと言うのに客足の鈍い三ッ沢でキックオフ。序盤は両チーム探りあいとなるが、徐々にガンバが押しぎみで試合を進める。
前半5分クルプニを井原が倒しFK。直接狙うが川口ナイスキャッチ。
前半7分は森下がミドル、10分にはエムボマがドリブル突破でゴール前に迫るが川口・井原が代表組の意地を見せ、何とか止める。
一方のマリノスは城が斎藤のマークを振り切れず、前線に楔を打ち込めない。両ウイングの山田・三浦も横に流れるだけで縦の突破が全く出来ない。少々中盤のチェックが甘くなりがちなのは気になるが、それでもガンバ優勢で試合が進み、20分頃に怒濤の攻撃を見せる。
前半24分クルプニが決定的チャンスを外した直後の25分。左サイドのスローインをエムボマがキープしDF2人を引き付けフリーの森下にパス。これをしっかりと決め、ガンバ先制。
その後もガンバの攻勢が続き、3バックでは持ちこたえられないと判断したアスカルゴルタは36分、野田を下げ松田を投入。松田を右SBに配置し4バックに。MFも遠藤・バルディビエソのDDH、そして山田をも右サイドに配置する緊急布陣を敷く。
しかしこんな小細工で護摩化せるほど今のガンバとエムボマは甘くない。
日本代表(及びその候補)がずらりと並んだマリノスDFはエムボマ・クルプニに翻弄され、更に森下・稲本の飛び出しに防戦一方。
そして前半ロスタイム、中央左よりでボールキープした稲本が大きく開いた右サイドにクロスパス。そこにエムボマが走りこみ、鈴木に絡まれながら楽々ぶっちぎる。最後はゴール前に詰めていた松波にラストパス。そのまま楽勝のゴール。2−0で前半終了。
後半、ガンバは3TOPの配置を変更。中央にエムボマ、右に松波、左にクルプニとなる。これで前半少々リズムに乗れなかったクルプニが復活、ダメ押しの基点となる。
開始早々から猛攻を続けるガンバに対し、マリノスはファウルで止めるのが精一杯。井原・上野がイエローを連発した直後の6分、FKからクルプニ、エムボマと渡り、エムボマが井原・小村を素早い切り替えしでかわして左足でゴール左隅にソフトタッチのシュート。ボールは綺麗な弧を描き、ガンバファンの前で鮮やかなゴールを見せる。3−0。
これで戦意が喪失したかマリノスのチェックは急に甘くなり、9分にはノーマークで前線のエムボマにボールが渡り、これを同じくノーマークのクルプニの足元にヘッドで落とす。角度こそ無かったがクルプニの強烈な左足が一閃、さすがの川口も止める術がなく、ゴール真ん中に決まる。4−0。
その後の展開はすべて省略。攻め疲れの見えるガンバをマリノスが形ばかりの猛攻を見せたに過ぎない。レポートするだけ無駄(苦笑)。
敢えて言うなら、マリノスはチームとして機能していない。サリナスがいれば少しは状況が変っただろうが、周囲の日本人(山田・三浦・上野)のプレーの質に問題あり。特に上野は僕ならばもう使わないだろう。今シーズン中の復活は極めて困難だと思われる。
一方、ガンバは現在が最高潮。流石にこれ以上の物は望めないだろうが、現在Jリーグで最も熱く、最も魅せるプレーが出来るチームは間違いなく我らがエムボマとガンバである事は断言できる。週末のエスパルス戦はせめて1万の大台を越える人々に集まって欲しい。
【個人別寸評】
岡中:ほとんど問題なし。6.5。
斎藤:バブンスキーとの連携はガンバDFの中で随一。最後まで集中を切らさない点も好評価。6.5。
バブンスキー:タックル・クリア・カバーリング。全てに一流。7。
實好:攻撃参加こそないが彼のサイドから突破される事は無かった。6。
平岡:守備の負担が減ったせいか。生き生きと動く。6。
木場:運動量豊富。チェックが少々甘い気がするが、中盤の数的不利もあるので仕方がないか?。6。
稲本:従来のDHよりいい形でチームに貢献している。2点目に繋がるロングパスは彼の視野の広さを象徴。6.5。
森下:いい。ゲームメイク、守備とも良く頑張る。漸くモノになってきた感じ。6.5。
クルプニ:右サイドではやりにくそう。本来の中央から左になった時は流石のプレーを見せる。ゴールの時の笑顔が印象的。6。
松波:ここ数週間でエムボマ・クルプニとの連携が良くなった感じ。エムボママークを尻目にゴール量産か?。6.5。
エムボマ:攻撃は皆さんご覧の通り。守備も良かった。8。
小島:お疲れモード。やはり一週間で30分が限度か?。
森岡:彼が出てきた時には試合が決定していた。久しぶりに元気な姿を見れただけで良しとする。
宮本:悪くない。だけど斎藤があれだけ頑張っていると…。
観戦レポート送って頂いた方、ありがとうございました。
97/04/12
第1節 対ベルマーレ ● 4−1 万博 6205
▽得点者
前半10分 松波(C) アシスト:エムボマ(L)
前半32分 松波(C) アシスト:稲本(C)
後半12分 小島(C) アシスト:岡中(C)
後半27分 エムボマ(L) アシスト:松波(C)
後半30分 田坂(C) アシスト:公文(L)
▽警告
【B】クラウジオ、中田
|
【ガンバ】
GK 岡中
DF 斎藤
DF 實好
DF バブンスキー
DF 平岡
島田(後31分)
MF 稲本
MF 木場
MF 森下
MF 小島
野見山(後39分)
FW 松波
FW エムボマ
森岡(後30分)
|
【前半】
GK 佐々木
DF 名塚
DF クラウジオ 公文
MF 原崎 松川 田坂 岩本
MF 中田
FW ロペス 野口
-------------------
FW エムボマ 松波
MF 稲本 小島
MF 木場 森下
DF 平岡
DF 斎藤 バブン 實好
GK 岡中
|
【終盤】
GK 小島
DF 名塚
DF クラウジオ 公文
MF 原崎 シモン 田坂 河合
MF 中田
FW ロペス 関
-------------------
FW 松波
MF 稲本 小島 森岡
MF 木場 森下
DF 斎藤
DF 島田 バブン 實好
GK 岡中
|
|
【ベルマーレ】
GK 小島
DF 名塚
DF 公文
DF クラウジオ
MF 岩本
河合(後27分)
MF 原崎
MF 田坂
MF 松川
シモン(後15分)
MF 中田
FW ロペス
FW 野口
関(後27分)
|
なみはや国体マスコットのモッピーが応援に駆けつけた開幕戦。
稲本はリーグ戦最年少出場記録。
出場停止のクルプニはスタンドから家族と一緒に観戦。
開始直後から守備陣の中途半端なクリアの連発でひやひやする場面が多発。かろうじて首の皮1枚つながったような守備を繰り返す。
しかし、攻撃面ではコンパクトにまとめ、最終ラインや小島・稲本からベルマーレディフェンスラインの裏へ抜けるパスが頻繁に飛び出す。
6分、最終ライン平岡からのロングフィードから松波がGKと1対1でシュートするが決められず。
10分、エムボマと小島のワンツーで、中央小島の裏へ抜けるスルーからエムボマがゴール左ゴールラインすれすれまで持ち込み、真横からのシュートはゴールマウスを捉え、クロスバーに当たり真下へ落ちたところを松波がヘッドで押し込み先制。
15分、自陣でカットした稲本から左サイドエムボマへつながり、エムボマがドリブルで駆け上がりゴール前へセンタリング、小島がジャンピングヘッドで合わせるが、DFに当たり松波の懐へ。しかし最後ゴールへ体を振り向けられずチャンスを逃す。
ガンバはオフサイドに頻繁に引っかかるが、それだけ裏へ抜けるチャンスが多い。
しかし22分、ガンバのゴールキックをクラウジオ、ロペスとヘッドがつながり、ガンバDFの裏へ抜けた野口が岡中と1対1の場面を作る。GKをかわして打たれたシュートはラッキーにもゴール右へ外れる。
このゴールが決まっていたら今日はどうなっていたことか。
守備自体は安定しているのだが、攻撃に転じた時にパスカットされ逆襲をくらうとちょっと弱い。
しかし23分、エムボマを密着マークしていたクラウジオが後ろから羽交い締めのプレーでイエローカードをもらう。これでエムボママークに影響がでそうだ。
松波はGKと1対1の場面を何回か作るがシュートがうてない。
平岡は相変わらず守備が不安定。森下からのパスはことごとくカットされる。
26分、森下からのクロスに前線の松波がまたしてもシュートチャンス、しかし小島が足でかろうじてはじき決まらず。
28分、稲本のアシストからエムボマの左足ミドルシュートを見せるが、球速なくゴール右へ外れる。
30分、ベルマーレのFKを岡中がダイレクトキャッチするが大きく前へ弾いてしまう。それを詰めたロペスにシュートを決められるが、これまたラッキーにもオフサイドの判定でノーゴール。
32分、最終ライン斎藤からエムボマがヘッドで前へ送り、稲本から前線のDF裏を狙っていた松波へ渡り、ドリブルからGKと1対1をやっと決める。
後半に入り、平岡が積極的にオーバーラップを仕掛ける。
最終ラインからのスルーに小島、松波がチャンスを得るが決められず。
後半12分、岡中のゴールキックからの何気ないロングフィードが、ベルマーレがラインの上げを誤ったのか残っていた小島の前へ落ちるがオフサイドとはならず。小島がGKと1対1をワンタッチで決める。小島の技術の高さを垣間見る
さらに27分、待ってましたのエムボマショー。
稲本のクロスを右サイドで受けた松波が中央から逆サイドのエムボマへ渡す。DFをフェイントでかわしながらボールを浮かし、相手を背負いながらボールをリフティングしながらコントロールして裏へ出し、自らアシストしたように即座に振り向き左足でダイレクトボレーシュートを決める。シュートも凄いが個人技も凄すぎる!
観客は皆立ち上がって喝采する。このシュートを見ただけで今日万博へ足を運んだ価値がある。レオナルドやトヨタカップでノーゴールとなったプラティニのシュートを思い出す。エムボマのJリーグ初ゴールは究極のスーパーゴールとなった。
直後の29分、お役御免のエムボマに代り森岡登場。
松波との連携でチャンスを作るが、30分ベルマーレFKのクリアボールを公文が拾い中央田坂の前へ、ダイレクトでミドルシュートを決められる。集中力切れたかのような棒立ち状態で、もったいない。
32分、平岡を島田に代え斎藤を左SBに入れる。
その直後、小島が稲本とのワンツーでゴール前に飛び出し、ヘッドで押し込むがおしくもゴール左に外れる。
38分、中盤でボールをキープした森岡からのスルーに稲本もGKと1対1のチャンスを得るが、もうへとへとなのかシュート体勢がとれない。
39分、小島を野見山に代える。
44分、松波のヘッドは小島の股下へ飛び残念ながら足に挟まれ阻まれる。
ディフェンスラインは斎藤がよく統率していた。しかし、クリアがあいまいでゴール前混戦を作ってしまう。今日はラッキーにもゴールを外れていたが、3点失点していても不思議ではない。
攻撃陣も決定機をなかなか決められず。6点取っていてもおかしくはない。
稲本も松波もそれぞれ2回はGKと1対1のチャンスをものに出来ていない。
しかし、エムボマの活躍で影が薄くなったが、リーグ戦最年少デビューの稲本のセンスは本当にすばらしい。回りが見えているプレーが出来る。的確なサイドチェンジ、絶妙なスルー、ほんとにまだ17才なのかと思わせる。
それにしても失点場面はやっぱりもったいない。あの失点で首位を取り逃がした。
クゼのコメント:
「観客と選手に勇気を与える最高の白星だった」
エムボマのコメント:
「あんなゴールは生涯初だ、自分でも興奮して覚えていない」
「左斜め45度のシュート角度は得意、あとはテレビを見ながら解説しないと」
「いい結果が出せた。1点目は松波が素晴らしかった」
「いいスタートがきれたし、たくさんゴールを決めたい」
松波のコメント:
「あのシュートは日本人では不可能、世界でもレオナルドくらいでしょう」
「エムボマにDFが集中してくれるので、動きやすくなった」
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