1997プレシーズンマッチ
ガンバ |
0−0 0−3 |
アントラーズ |
▽得点者 後半5分 マジーニョ(C:H) アシスト:相馬(L) 後半20分 ジョルジーニョ(C) アシスト:増田(C) 後半41分 マジーニョ(C) アシスト:柳沢(C) ▽警告 【G】クルプニ、カーリッチ |
【ガンバ】 GK 岡中 DF 島田 森岡(後24分) DF 宮本 DF 實好 DF 木場 MF 稲本 MF 平岡 MF 斎藤 MF カーリッチ 小島(後7分) FW 松波 船越(後21分) FW クルプニ |
|
【アントラーズ】 GK 佐藤 DF 名良橋 DF 秋田 DF 奥野 DF 相馬 MF 本田 MF ジョルジーニョ MF ビスマルク MF 増田 FW マジーニョ FW 柳沢 |
怪我で欠場のバブンスキーに代わって宮本が入り、MF斎藤は稲本と共にアントラーズの2列目を押さえるいつもの対アントラーズ布陣。松波には奥野がマークにつく。
前半ガンバは徹底守備体制。
2分、平岡のクロスのこぼれ球を稲本がシュートを放つがゴール左に外れる。
6分、中盤のパスミスから増田の突破を許し、カーリッチが後ろからチャージで止めイエローをもらう。
ガンバはトップがセンターライン付近に位置し、下がっての守備固めからの速効のみを狙う。
30分過ぎから、これまで耐えていたガンバが攻撃的に出る。
左サイド平岡から幾度かチャンスを作るが中央に選手がいない。
34分、斎藤が中央から松波・平岡とのダイレクトパスから、アントラーズラインディフェンスを奇麗に破りGKと1対1のチャンスを作るが、GK佐藤にかろうじて左手で止められ決められず。
44分、ゴール前のこぼれ球から平岡にシュートチャンスがあったが、ジャストミートできず。
後半5分、ガンバが攻めあがったところを、中盤のパスカットから中央マジーニョ、増田が左サイドの相馬へパス、ノーマークのセンタリングにマジーニョがヘッドを決める。岡中が足を滑らせてジャンプできず。
7分、カーリッチを小島に代える。
12分、クルプニのFKから島田のヘディングシュートは惜しくもポストに跳ね返る。
20分、ガンバ選手がタッチを割ったと早合点しプレーを止めたところにジョルジーニョに回され決められてしまう。
21分、松波を船越に代える。
24分、島田を森岡に代え、斎藤を最終ラインに下げる。
41分、柳沢のスルーパスからマジーニョが岡中と1対1、フェイントで岡中をかわしゴールへ。
今季最後の試合は、まったく良いところなく終わった。
前半までは思惑通りに展開したが、後半は選手交代が後手後手となったうえに、主審のホイッスルを聞かずにプレーを止めてしまう初歩的なミス、中盤のパスミスの多さ、シュート力の無さ。悪いところが一気に目立った。
分かりきっているのに、決定力のあるアントラーズの3外国人選手をフリーにしてしまったら勝ち目はない。
前アントラーズ戦では押さえられただけに、この試合には悔いが残る。
いつまでも相手に合わせるのではなく、自分達のスタイルで戦うべき。できれば後半早々から目指すサッカーをしてもらいたかった。
コンシリアのコメント: 「女神が微笑まなかっただけ」 宮本のコメント: 「自分たちの力を確認できた。来季はそれを克服しないと優勝は狙えない」 稲本のコメント: 「気持ちを切り替えて頑張ります」
ガンバ |
0−0 1−1 ------ 1−0 |
レッズ |
▽得点者 後半37分 岡野(C) アシスト:山田(R) 後半44分 クルプニ(C) アシスト:小島(C) 延前3分 船越(C) アシスト:斎藤(C) ▽警告 【G】クルプニ |
【ガンバ】 GK 岡中 DF 斎藤 DF バブンスキー 小島(後4分) DF 實好 MF 木場 松本(後21分) MF 稲本 MF 平岡 MF 宮本 MF カーリッチ 船越(後39分) FW 松波 FW クルプニ |
|
【レッズ】 GK 土田 DF ネイハイス DF 土橋 DF 山田 DF 杉山 MF ペトロビッチ MF 石井 MF 桜井 福永(後10分) MF ベギリスタイン FW 岡野 FW 永井 大柴(後41分) |
田んぼの中のサッカー専用スタジアム・鳥取バード。
遠い駐車場から無料シャトルバスがスタジアムまで観客を運んでくれる。
車内には手作りのこの試合のポスターが貼ってあり、地元サッカー協会の愛情が感じられる。
エムボマを欠き松波のワントップにクルプニ・カーリッチが絡む攻撃陣。
前半9分、レッズベギリスタインのスルーパスから永井が岡中と1対1を作るが、岡中の早い飛び出しで失点を防ぐ。
ガンバは起点となる、稲本そしてカーリッチがボールをキープしてもたもたするため、前線にボールは渡らない。12分にやっとクルプニがシュートする。
しかし22分、そのカーリッチのアシストから稲本がシュートのチャンスを作るが、シュートはゴール上へ外れる。さらに24分、右サイドのカーリッチから中央松波が折り返し、稲本がシュートするがゴール左に外れる。
終始ガンバはラインをセンターライン付近まで押し上げ、相手自陣内での展開が続くが、ラストパスが繋がらずレッズ守備を崩せない。
32分のFKのチャンスに壁に立ったクルプニが逆サイドに流し、折り返しのボールを宮本がシュートするが、GK正面。
44分、クルプニがペナルティエリアで倒されるがノーホイッスル、これにクルプニが抗議しイエローをもらってしまう。
後半4分、バブンスキーが足を痛めリタイヤ、小島を投入。
小島は攻撃的というよりレッズのサイド攻撃のチェックを重視し、杉山をマークしながら縦横無尽に攻守に走り回る。
レッズは後半に入ると、サイド攻撃から岡野の足を生かし突破を図る。左サイドでは大輔対岡野の対決が見物。大輔は岡野の突破を終始許さず奮闘。
しかしガンバも13分、カーリッチとのワンツーから木場がGKと1対1のチャンスを作るが得点出来ず。
一進一退の攻防が続く。
21分、今度は木場がテーピングしていた左足を痛めてリタイヤ。大樹が入る。
30分のベキリスタインのシュートも岡中が好セーブ。岡中のプレーはホントにすばらしい。
35分、中央松波のキープからクルプニのシュートはゴール上へ。今日はFWで登録されているクルプニは積極的にシュートを放つ。
しかし、レッズに左サイドを突破からセンタリングを許し、ポール際に入り込んだ岡野に得点を許してしまう。そして、ベンチはカーリッチに代え船越を投入。同時にサイドから平岡を上がり目し、同点を狙う。
40分、レッズのカウンター攻撃から岡野がGKと1対1。この最大のピンチを岡中が食い止める。
なかなか攻撃が組み立てられず、時計は45分を越る。
でも、前試合終盤で追いついたガンバを見ているだけに、選手も観客もまだ諦めていない。
そしてロスタイムに小島のシュートをゴール前に突っ込んだクルプニが後ろ向きにヒールで流し込み同点に追いつく。すごいシュートだ。その直後に終了ホイッスル。
そして延長開始直後、實好がサイドを上がりセンターリングを見せる。
FKのチャンスからゴール前小島の強烈ヘッドは惜しくもクロスバーを叩く。
そして延長前半3分、中央の斎藤からマークの外れた船越へ、これを船越が落ち着いてボールコントロールし、ゴール右からサイドネットに決め、連続のVゴール勝ちで奇跡の逆転勝ち。船越はプロ初ゴールでヒーローインタビューを受ける。
なんといっても今日の殊勲は岡中。すばらしすぎる。小野コーチ見てくれましたか。
それに守備陣の華麗な連携プレー、ガンバの最終ラインの斎藤・バブンスキー・實好がチャンスにはゴール前まで攻撃参加。そのフォローにはきっちりと宮本を中心にサイドの選手が入っている。ガンバの守備は見ていて楽しいと思わせるくらい安定してきた。あとは攻撃陣。
船越のコメント: 「自分が点を取るしかない、ガムシャラだった」 「メンバーにも怪我人が出てたまたま入っただけ、まだ監督の信頼を勝ち取っていない」
ガンバ |
1−0 1−2 ------ 1−0 |
サガン |
▽得点者 前半12分 バブンスキー(C) アシスト:クルプニ(C:FK) 後半20分 古賀(C) アシスト:上村(C) 後半27分 ガンバオウンゴール 後半41分 平岡(C:H) アシスト:クルプニ(R) 延前5分 平岡(C:H) アシスト:宮本(R) ▽警告 【G】バブンスキー、宮本、斎藤、木場 【S】松田、塚本 ▽退場 【G】エムボマ(前24分) |
【ガンバ】 GK 岡中 DF 斎藤 DF バブンスキー DF 實好 MF 木場 船越(後30分) MF 稲本 小島(後40分) MF 平岡 MF 宮本 MF クルプニ FW 松波 森下(後23分) FW エムボマ |
|
【サガン】 GK 高嵜 DF 鈴木 DF 橋本 DF 松田 DF 塚本 MF 米山 朴(後31分) MF 大森 MF 田中 後藤(後17分) MF 中村 FW 上村 FW 古賀 |
3−5−2が未完なだけに不安な第一戦。
開始からガンバが積極的に押し上げペースを掴みかけるが、サガンはファウル覚悟で止めにくる。ラフプレーにイエローを出さないジャッジがさらに拍車をかける。
前半7分、松波が強烈ヘッディングシュートを放つが、サガン選手がゴール内ライン上で体を張って食い止める。さらに跳ね返ったところさらにシュートするがゴールポストに弾かれる。
8分、稲本のシュートはゴール左に外れる。
しかしサガンも反撃。
10分、中央の古賀のポストプレーから米山がゴール隅にシュート、かろうじて岡中がファインセーブ。
12分、相手のファウルで得たFKのチャンスに、クルプニがダイレクトシュートと見せかけ横に出し、壁に立っていたバブンスキーが振り向きざまのトリッキーなシュートが、壁に当たってコースが変わりゴールに決まり先制。
ガンバは再三右サイドから崩しにかかる。
21分、クルプニからバブンスキーがヘディングシュートするがゴールポストに弾かれる。
22分、中央で斎藤が競り合ってコンタクトを落とす。プレーは中断、少しの間サガン選手とピッチ上を探すが、すぐにベンチに指示を送り、スペアを準備する。
24分、斎藤が外に出てスペアのコンタクトをつけている間に、橋本がエムボマにファウル。しかしエムボマがこれに対して橋本の背中を蹴り上げ報復行為で一発退場となる。橋本はなかなか起き上がれずピッチの外へ運ばれる。
29分にはバブンスキー、33分には宮本がイエローを連続してもらう。
ガンバは押し気味に試合を展開するが、攻撃陣が薄くチャンスにはつながらない。
後半早々、稲本のセンタリングに松波がヘディングシュートを放つがゴール上へ外れる。
サガンは後半に入り、ガンバの右サイドを崩しにかかり、ガンバは防戦一方。
20分、サガンにFKから中央の上村が實好に競り勝ち落としたところを古賀がシュートを決め同点にされる。不安的中、3バックの裏をつかれての失点。かなり厳しい内容。
23分に松波が森下に交代、クルプニが前線に出る。
27分、さらに後藤のパスからガンバ右サイドの裏をつかれ古賀が放ったシュートがゴールポストに弾かれ、跳ね返ったボールが岡中に当たりゴールへ入る。オウンゴールで逆転されてしまう。
このままでは負け試合の内容に、ベンチが動く。
30分、木場を船越に代え、さらにバブンスキーを前線に上げツインタワー、当然守備は1枚少なく宮本がボランチとスイーパー兼務の2バック状態で捨て身の逆襲をねらう。
32分、サガンは米山を朴に代え守備を強化するが、徐々にガンバが押してくる。
後方からオーバーラップした斎藤がゴール前でGKと1対1の得点チャンス。しかし、何と岡野もどきの横パス。慌てて併走していたバブンスキーがシュートを放つがジャストミートせず、バブンスキーが何故シュートしないんだ、とばかりに怒鳴る。
だいすけ〜(小宮悦子風)。
ガンバはさらに39分に稲本を小島に代え、さらに攻撃力UPを図る。
小島と船越のプレーで中央に隙が出来たところを、クルプニのクロスに後方から飛び出した平岡がヘッドで決めようやく追いつく。
延長に入っても、ガンバが押し気味。
6分、2点目と同じように平岡が飛び込んで豪快ヘッドを決めVゴールでなんとか勝利を手にした。
しかし、退場者1名にイエローカード連発だった初戦、4回戦以降が厳しい。
エムボマはまったく良いところなく退場処分となる始末。
サガンの選手は負けて悔し涙を見せていた。ガンバはもし負けていら悔し涙をみせる程、気合が入っていたようには見えなかった。失点の仕方がまずいだけに次のレッズ戦はかなり厳しい。
ハッシーはクルプニよりも足が早く、昔のハッシーではなかった。
エムボマのコメント: 「つい踏んでしまった」 「ボクがいなくても勝ったことはうれしい。乱暴による退場については、仕方ないよね」 コンシリアのコメント: 「次の試合に向け、大きなものを失った」
コンサドーレ |
1−0 0−0 |
ガンバ |
▽得点者 前半44分 バルデス(C) アシスト:マラドーナ(C) ▽警告 【G】エムボマ 【札】富樫 ▽退場 【G】クルプニ(後42分) |
【コンサドーレ】 GK ディド DF 富樫 DF 中吉 DF 渡辺 MF 太田 MF 村田 MF 田渕 MF 後藤 MF マラドーナ FW バルデス FW 黄川田 時岡(後16分) |
【ガンバ】 GK 岡中 DF 實好 DF 宮本 DF 島田 DF 平岡 MF 稲本 松波(後1分) MF 斎藤 MF 木場 MF クルプニ FW エムボマ FW 小島 海本(後24分) |
ペレイラのいないコンサドーレ守備を崩せず無得点。
中盤のチェック不足からマラドーナに縦パスをきめられバルデスへ。飛び出した岡中をかわしゴール。
中盤が斎藤と木場とは、このポジションの層の薄さを感じずにはいられない。
最終ラインを宮本との1対1からマラドーナ、黄川田が個人技で突破していく。
勝って嬉し泣きするくらい真剣勝負を挑むコンサドーレに対し、ガンバはどのくらいのモチベーションをもって対抗したのか?ガンバの坊ちゃんJリーガーさん。
俊足とボディーコンタクトで相手突破力を押さえられる選手もバブンスキー以外に必要。
4人目の助っ人は必要なしと判断しているようだが、本当に必要ないのか疑問。
クゼのコメント: 「札幌は組織だったいいプレーをした、おめでとう」 「前線からのプレスができていない、すぐに中盤を奪われる」 「中盤をキープできないし、DFの足も遅い」 岡中のコメント: 「気持ちが足りなかった、ウチは全員が頑張らないといけないのに」 實好のコメント: 「屈辱の試合だった、パスのズレを反省してもう一度出直したい」
ガンバ |
0−0 0−1 |
ヴェルディ |
▽得点者 後半34分 武田(C) アシスト:石川(L) ▽警告 【G】森下、木山、バブンスキー |
【ガンバ】 GK 岡中 DF 實好 DF バブンスキー DF 島田 DF 木場 野見山(後37分) MF 稲本 平岡(後22分) MF 木山 MF 森下 MF クルプニ FW エムボマ FW 松波 小島(後12分) |
|
【ヴェルディ】 GK 菊池 DF 石川 DF アルジェウ DF 柱谷 林(後22分) DF 山田 MF 菅原 白井(後1分) MF 三浦 渡辺(後25分) MF 長谷部 FW 武田 FW 栗原 FW マグロン |
やっぱり客数が多いと勝てないガンバ。
主審はヴェルディ専属レフェリの梅本。いつもながらのひいきですね。
前半の中盤の競り合いはお互い激しいものがあり、緊張感があった。
前半10分、右サイド松波からのゴール前へのセンタリングに、GKと1対1の森下は消極的に逆サイドにスルーしてしまう。そこにいたクルプニはシュートを打てず中央のエムボマに戻し、エムボマがシュートするが、ゴール右に外れる。
23分、右サイド松波からクルプニがシュート。
27分、ゴール前松波が胸トラップからシュートチャンスを作るがシュート出来ず。
28分、エムボマの強力ドリブルからサイドを切り込み松波へ送るが、ゴール前の松波はシュートせず誰もいない後ろへ送ってしまう。
前半こそ森下は積極的に上がるのだが、クロスはあさっての方向へ飛ぶ。
松波は後ろからプレスをかけられるとズルズル下がってきて、あげく後ろからボールを取られる。
ガンバの中盤はヴェルディと比べると、チェックのスピードが違う。ヴェルディの選手がパスを自らもらいに行くのに、ガンバの選手は止まってもらう。この間にこぼれ球はすべて拾われてしまう。
前半は得点チャンスが作れたが森下・松波の周りが見えていないプレーの連続がブレーキとなる。エムボマの個人技だけが競技場の観客を湧かす。
後半ヴェルディは両SBをポジションチェンジし、石川を左SBにおきガンバ右サイドと対峙させる。
後半まったく運動量のない右サイド森下のチェックを簡単に抜け、カバーに入った實好のスペースを使いクロスを入れてくる。かろうじてバブンスキーが処理するが、守備的にはきつい状態が続く。
12分、松波に代え小島を投入。
中盤は運動量が落ち、中盤をまったくキープ出来ず、中盤は支配されっぱなし。キープできないガンバは小島を生かしサイドから速攻をしかけようとするが、攻撃を展開できない。
22分、稲本に代え平岡を左MFに入れる。しかし、この交代で左の平岡と木場の間にスペースが出来る。 後半34分、ヴェルディ狙い通りに石川のクロスから逆サイドの武田に決められてしまう。
37分、木場に代え野見山を入れ平岡を左SBに移し左サイドを修正するが、時すでに遅し。
かろうじてのB組1位キープだが、次節バブンスキー以外にバルデスを止められる者がいるのかが不安。
エムボマのコメント: 「多くのファンがいたのに、ホームで勝てなかった。申し訳ない。これに懲りずにまた来てください」 「勝負は勝つか負けるか、当然勝ちにいく(次節)」 クゼのコメント: 「中盤が集中力不足」
ガンバ |
1−1 0−1 |
マリノス |
▽得点者 前半9分 バブンスキー(C) アシスト:クルプニ(CK) 前半12分 OWN GOAL 後半1分 三浦(C) アスシト:寺川(C) ▽警告 【G】バブンスキー、エムボマ 【M】サリナス、バルディビエソ、上野、賀谷、中河 ▽退場 【M】上野(後44分) |
【ガンバ】 GK 本並 DF 實好 DF バブンスキー DF 島田 DF 平岡 MF 稲本 木場(後10分) MF 木山 宮本(後30分) MF 森下 MF クルプニ FW 小島 松波(後6分) FW エムボマ |
|
【マリノス】 GK 中河 DF 丸山 DF 賀谷 DF 松田 DF 鈴木 MF 寺川 永山(後44分) MF バルディビエソ MF 遠藤 MF 上野 MF 三浦 山田(後36分) FW サリナス 安永(後20分) |
遠征疲れなのか、今日はマンガン電池切れ。
選手全員のコンディションが悪く、前節のように体の切れがない。
稲本を完全に2列目にあげた布陣。
そして、最後は策に溺れたようなガンバ。
前半4分、左サイドのエムボマからのクロスにクルプニがシュートするが当たりそこない。
9分、クルプニの左CKから後ろから走り込んできたバブンスキーがヘッドを決める。
しかし喜びもつかの間の12分、マリノスのバルディビエソのFKが壁に当たりゴールし、オウンゴールとなってしまう。このゴール最初はバルディビエソのゴールだったが、オウンゴールに修正となった。どうもこのFKは間接FKでガンバが壁に当てなければノーゴールだったようだ。
13分、今度はクルプニのクロスにエムボマが当たりそこないのシュート。
これまで高決定率を誇ってきたこの2人のシュートを見ていやな予感がよぎる。
20分には、實好の不用意なバックパスから危ない場面。
今日は木山にしろ森下にしろ、後ろへのパスが多すぎる。
32分、左サイド稲本からのクロスにエムボマがシュートを放つが中河のファインセーブに弾かれる。
35分、右サイド小島からのクロスにまたもやクルプニが当たりそこないのシュート。39分にもクルプニのシュートはゴール右に外れる。
40分、右サイド小島からのクロスにエムボマはヘディングシュート。
42分、オーバーラップした平岡のDFの裏へ抜ける絶妙のラストパスからクルプニがシュートするが、これも中河のファインセーブに阻まれる。
43分、クルプニのCKから1点目と同じパターンでバブンスキーがヘッドするが、同じ手は2度通用しないか、中河に止められる。
44分には右サイドの森下が逆サイドへ向け、木山とのパス交換、稲本とのパス交換から最後は左からクルプニがシュートを放つがゴールマウスは捉えられず。
この15分間でガンバはいったい何本シュートを放ったことか。
ラストパスまでは楽に繋がるが、好調中河のファインセーブもあり最後のシュートが決まらない。
後半1分、オフサイドトラップのかけそこないで寺川のスルーから三浦に持ち込まれ失点。ガンバの選手は誰もがオフサイドだと思い判定を見ながら立ち止まる。すぐにカバーしていたら間に合ったかもしれない。
6分には小島に代え松波を投入。
10分には稲本に代え木場を投入。
好調のマリノス寺川を警戒してか、木場は右サイド深く守り、5バックのようなポジションをとる。
14分、左サイドからエムボマ、クルプニと渡り、森下がシュートするがクロスバーの上へ。
20分にはクルプニのラストパスからエムボマへ渡るが相手DFにこかされる。
マリノスは1本しかシュートを打てなかったサリナスを下げ、安永を入れる。
その後は凡戦、サリナスの下がった30分、木山を下げ宮本をリベロに入れ、バブンスキーを前に上げる。
42分、ゴール前でトラップした松波がシュートを決めるが、直前誰かのハンドでノーゴールとなる。
終了間際にも中河の手内にあるボールをエムボマが蹴りだしシュートを決めるが、これはイエローカードでノーゴール。
主審辺見の基準不明で舞い上がった迷審判のおかげで、イエロー7枚が乱れ飛ぶ。
最後にはマリノス上野が2枚目で退場。
試合はガンバの思う展開で進んでいたものの、17本(エムボマ6本、クルプニ5本)ものシュートを放ちながらまったくジャストミートせず。
松波のゴールもエムボマのゴール(これは仕方ないか)も幻に終った。
どうも客数の多い万博では、期待を受け体が固くなるのか、いい試合が出来ないガンバ。
前2試合のガンバはどこへ行った?
万博で観戦した皆さん、今年のガンバはこんなもんじゃないですよ。
次はちゃんと体調を整えてください。ヴェルディ戦ですよ。
森下のコメント: 「これだけのお客さんを前に、絶対に勝ちたかった。試合前から意識してたのに」 エムボマのコメント: 「運がない時はこんなもの。ファンの声援は後押しになったよ」
ヴェルディ |
0−1 1−1 |
ガンバ |
▽得点者 前半33分 平岡(C) 後半25分 石塚(FK) 後半43分 松波(C) アシスト:木場(L) ▽警告 【G】森下、クルプニ 【V】アルジェウ |
【ヴェルディ】 GK 菊池 DF 石川 DF アルジェウ DF 林 DF 菅原 MF 石塚 MF 永井 MF 廣長 三浦(後18分) MF 長谷部 武田(後32分) FW 栗原 FW マグロン |
|
【ガンバ】 GK 本並 DF 實好 DF バブンスキー DF 島田 DF 平岡 MF 稲本 木場(後1分) MF 木山 MF 森下 MF クルプニ 野見山(後34分) FW 小島 宮本(後39分) FW 松波 |
残念ながらエムボマ抜きでのヴェルディ戦、飛車落ちのガンバ対飛車角落ちのヴェルディ。前節同様、リベロにバブンスキーを据えマグロン封じを狙う。
ヴェルディは石塚をかなり右寄りにし、長谷部の縦への動きを狙う布陣。
開始からヴェルディペースで進むが決定力に欠けるヴェルディ。
いままでの憎たらしいヴェルディらしさはまったく感じられない。
しかし25分、この試合で唯一ヴェルディらしさが出た時間帯に、石塚がダイレクトのパス交換からフリーでシュートを放つが、本並がかろうじて右手に当てクロスバーに跳ね返る。
ガンバは33分、クルプニのCKからマグロンに競り勝ったバブンスキーが頭で落とし、平岡が蹴り込み先制。
39分、マグロンがトラップからシュートしゴールネットを揺らすがオフサイドの判定。ヴェルディは押してはいるが、あまり恐いという印象は無い。
後半には稲本を木場に代える。
交代した木場が後半11分、左サイドからシュートを放つがゴール上へ。
16分には栗原のシュートが、クロスバーに当たり、真下のゴールライン上に跳ね返り前へ出てくるというラッキーもあった。
危ないマグロンの頭は前節サリナスを押さえたバブンスキーが押さえ、飛び込む長谷部を森下、實好がチェックする。今日の右サイドの守備はよかった、と言いたいが、ヴェルディの左サイドが機能していなかったようにも感じる。
25分、石塚が自ら倒され得たFKを直接決め、同点に追いつかれる。
その後はヴェルディのペースで、ガンバはカウンター狙い。
武田のシュートがあわやゴール内へというところを身を呈してかき出したのが島田。
35分、疲れが見えたクルプニに代え野見山を投入する。
39分、小島に代え宮本を投入。
この引き分け狙いに思えた選手交代が功を奏し、ヴェルディのマークが甘くなり、宮本がノーマークで右サイドを上がりクロスを入れる。もうヴェルディの左サイドはスカスカ。
そして43分、右から崩しサイドチェンジした後、左からの木場のセンタリングに松波が集中力が切れたような林とアルジェウの2人を簡単に振り切り決勝ゴール。
久しぶりにガンバイレブン全員の気迫を見せてもらいました。
次は万博でヴェルディ戦初勝利だ!
松波のコメント: 「会心のシュートでした、いい仕事ができた」 「川崎戦は燃えるんですよね、強いチームが相手だとやる気になります」 「日本人選手にまとまりが出てきた、今日の勝利はみんなの勝利」 「エムボマばかりが騒がれているけど、彼だけじゃないことを示したかった」 「ムラデノビッチが出ると思ってました、次も出られるか分からないですよ」 クゼのコメント: 「ペナルティエリア内で貴重な働きができる。次はエムボマと松波でいく」
マリノス |
2−2 1−2 |
ガンバ |
▽得点者 前半17分 バルディビエソ(C) アシスト:サリナス(C) 前半28分 安永(C) 前半32分 小島(L) アシスト:クルプニ(C) 前半44分 クルプニ(C) アシスト:小島(L) 後半1分 エムボマ(C) 後半19分 エムボマ(L) アシスト:小島(L) 後半28分 サリナス(R) ▽警告 【G】平岡、エムボマ、木場 【M】野田、バルディビエソ、上野 |
【マリノス】 GK 中河 DF 丸山 DF 賀谷 DF 松田 DF 鈴木 MF 三浦 寺川(後27分) MF バルディビエソ MF 野田 MF 中村 上野(後1分) FW サリナス FW 安永 橋本(後27分) |
|
【ガンバ】 GK 岡中 DF 實好 DF バブンスキー DF 島田 DF 平岡 木場(後17分) MF 稲本 松波(後42分) MF 木山 MF 森下 MF クルプニ FW 小島 斎藤(後34分) FW エムボマ |
数年ぶりに三ッ沢観戦。
ガンバを選ばなかったサリナスvsガンバを選んだエムボマの対決に興味が沸く。
前節まで当たりの弱かった右のDF2人をバブンスキー・實好に代え、サリナス封じを狙う。稲本は中央前寄りでチャンスがあれば攻撃的に前線へ飛び込む布陣。
バブンスキーvsサリナスも興味が沸く。もしかしたらこの2人はスペインで対戦経験があるかもしれない。
開始早々からガンバの攻撃パターンが随所に見られる。
前半2分、ガンバの左CKからエムボマがヘディングするがわずかに合わず。
5分、中央エムボマのパスから左サイド切り込んだ小島がゴール前にセンタリング、クルプニのヘッドはゴールマウスを外すが、攻撃陣は期待出来そうな予感。
しかし、ガンバの立ち上がりの守備は相変わらずボロボロ、ポジションの変わったバブンスキーと島田、中盤の稲本と木山、そして平岡と前の木山。このあたりの連携が出来ていない。
17分、中盤で森下のパスミスからバルディビエソが中央でフリーになり、慌てて島田がチェックに行くが、サリナスとのパス交換で中央からシュートを打たれ先制される。
28分、クロスボールに飛び出した岡中がキャッチングミスし、安永に拾われ無人のゴールに蹴り込まれ2点差となる。
中盤で縦横無尽に動きまわるバルディビエソのチェックに手を焼いた30分頃までは、マリノスが一方的に攻める。
しかし、ガンバの攻撃陣は昨年までとは違う。
32分、中央クルプニがドリブルで松田を引き付け、左サイドへ走り込んだ小島へラストパス、ノーマーク小島のシュートは左ゴールポストに当たりゴールネットを揺らす。
さらに前半終了間際、今度は右サイドからの森下のセンタリングにエムボマと小島がX攻撃(^^のように交錯しながら、小島がヘッドでクルプニの前へ落とし、クルプニが賀谷と野田の2人をトラップとフェイントでかわし左足でゴールへ蹴り込み同点としてしまう。
今年のガンバ前戦トライアングルの凄さがこの15分で確信出来たようだ。
後半、マリノスはがんばっていた中村を下げてしまう。
前半の行け行けムードの高まる後半開始1分もたっていない早々、稲本のクロスを中河が飛び出してキャッチするがこぼしてしまう。そこに詰めていたのがエムボマ、GKをかわし逆転弾を放つ。マリノスの守備陣はガンバ攻撃陣に対し恐れをなしているかのように萎縮して見える。
10分にはクルプニの右からのクロスにエムボマがヘッドで合わせるがわずかに合わず。
17分、今日は全然だめだった平岡に代え木場を投入する。
その直後の19分、出た〜、エムボマのボンバーヘッド!
右サイドから崩し左サイドオープンスペースの小島へ渡る、ノーマークの小島が左サイドからゆっくりスローモーションを見ているかのようにセンタリング、そしてゴール前のエムボマのヘッド。何回みても凄すぎる。そして今回は三ッ沢のゴール裏から180度の視野で目の前で見れた、やっぱり凄い。
小島にスペースを作り、そこへボールが渡った時点で得点が入るのがもう手にとるように分かる、100%の決定率だ。今年のガンバは違う。
マリノスも28分、サリナスがゴール前混戦からゴール真横からシュートを決め1点差に詰め寄る。
マリノスはゴール前のサリナスへほうり込むパターンしか見られず。しかし、サリナスの打点は頭2つ分高い。幾度かサリナスをノーマークにするピンチもあったが、リベロのバブンスキーが大活躍、サリナスをなんとか押さえ切る。
24分には稲本の積極的な攻撃参加から、ボールコントロールのよさで相手をかわし右サイドを切り込み、ゴール前のエムボマの足元へぴったりのパスを送る。イナモもJの中で段々調子を上げて来ており、最近の急成長には目をみはるものがある。
25分、ゴール前に突っ込んだ小島がGKをかわし、空いたゴールへゴール横から後ろ向きにシュートを放つが惜しくもポストに跳ね返る。
34分には小島に代え左SBに斎藤を投入し、SB斎藤とMF木場の連携を試す。
その期待に応えるかのように、40分には右サイドのクルプニ、中央エムボマから左サイドオーバーラップした木場のセンタリング、42分には同じく左サイドからの木場のセンタリングにクルプニが合わせるという連携も見られた。
序盤の守備はともかく期待どおりの攻撃、90分途切れる事がなかったガンバ。
最後にエムボマがガッツポーズをしてくれた。
前半の前線トライアングル、そして後半稲本を加えたスクエアーは見ごたえ十分。
ホームでも同じ気迫を見せてほしい。^ ^
エムボマのコメント: 「どちらも大事なゴールだった、いいスタートが切れたね」 「最後まで戦うことをあきらめるな、とみんな言ったんだ」 クルプニのコメント: 「パトリックとの連携は抜群、2人のコンビをベースに戦えばもっとゴールできる」 木山のコメント: 「ミスでの失点は痛いけど、攻撃がいいから焦らずに戦える」 「前半、多彩なパスを出していた中村の交代で、攻撃が読みやすくなった」 クゼのコメント: 「2点差をひっくり返しての勝ち点3は大きい」 「今後エムボマが二人でマークされることもあるだろう、そうなれば誰かひとりはフリーになるわけだ」 「人間は誰もがミスをする、ただ泣いて悔やむのではなく、もう1度泣かないために努力すればいい」
雨が午前中まで降っていて、観戦は雨具を持っていこうか悩んでいましたが、10時ぐらいにやみ、子供たちが帰ってくる12時には路面は乾いていたので大丈夫だと思い軽めの服装で行きました。しかし気温は低くカイロは必要でした。
キックオフ3時、序盤はハッキリ言って、去年のまんまのガンバを観てるような、ものでした。サイドの平岡と森下がことごとく突破され、最終ラインのバブンと島田の兄さんの出番が非常に多い多い!!
15分過ぎ左サイドを破られ、サリノスのポストプレーでゴールされているのを観て、コンサドーレ戦を教訓にされてないと思いました。2点目もDFのクリアーミスです。岡中が触ったんですが、惜しくもゴール、前半はこれで1点でも返せばいいかと、思っていましたがやっぱり今年は違うと思えることがあります。
エムボマ!これはすごい、テクニックは観る価値は絶対にあります。去年の開幕戦のマリノス戦を観戦したときのムラデンもすごかったがそれ以上です。2点取られても指揮を高めて選手たちに「ゲキ」を飛ばしていました。
そして30分過ぎ左サイドの平岡からクルプニに最後は小島が左斜めからゴール、バックスタンドで観戦してたのでちょっと、わかりずらく相手のDFがすぐイエローカードをもらったので、あれ入ったの?でもボードに1点と表示されたのでよかったですよ。2点目はロスタイム分かりづらかったのでがクルプニがゴールです。前半で追いつくとはやっぱ違う?
後半すぐクルプニのシュート!弾いたとこにエムボマキーパーを見てゴールその後何か定番になりそうなエムボマダンス。
平岡が負傷して木場に交代してから、サイドがすごく締まったように、思えた直後圧巻でした。木場がボールを奪い、左サイドの小島にパス、中を見てセンターリング、小島があげた瞬間、私は入ったと確信したました(^^)!!やはりゴール前にエムボマヘディングでゴール!!
その後、集中力が切れたキーパーの中河をガンバのFW陣がすばらしい攻撃と決定力不足で小島のシュートはポールに弾かれ稲本は焦るシュートで得点は出来なかった。
サリノスのゴールはスペイン代表のシュートでした。あれを得点にできるのが日本人にいないだろうなぁ。しかし追加点はあげられないだろうと思いながら安心して観戦していました。
小島に変わり斉藤がDFに入り、相手はスタミナはガクッと落ちていて最後は、稲本に変え松波が攻撃に厚みをつけて相手はなにも策が無いようでした。
しかしサイドが本当に悪いDFした時や攻撃に転じてすぐボールを取られる場合が非常に多い。平岡より木場の方が状態はいいような気がします。
攻撃はエムボマ、小島、稲本、ちょっとだけど松波がいいなと感じます。
島田、バブン、木山センターバックは無難無くリードしてる感じでした、クルプニ、実好は、ちょっとボールを取られる場合が多いな、ここが修正されるとグットですよ。
長くなりましたが今年も「春の珍事!!」と言われないことを祈りつつ次の、3月19日の等々力のヴェルディ戦に応援に行きます。
ガンバ |
1−0 2−3 |
コンサドーレ |
▽得点者 前半22分 エムボマ(C) アシスト:バブンスキー(R) 後半8分 バルデス(C) アシスト:渡辺(C) 後半32分 バルデス(C) アシスト:後藤(C) 後半35分 鳥居塚(C) アシスト:バルデス(C) 後半44分 クルプニ(PK) 後半44分 エムボマ(L) アシスト:森下(C) ▽警告 【G】エムボマ、島田 【札】新村、渡辺、ペレイラ |
【ガンバ】 GK 岡中 DF 斎藤 DF 宮本 DF 島田 DF 平岡 木山(後43分) MF 稲本 海本(後22分) MF バブンスキー MF 森下 MF クルプニ FW 松波 小島(後8分) FW エムボマ |
|
【コンサドーレ】 GK ディド DF 富樫 DF ペレイラ DF 渡辺 MF 太田 MF 村田 MF 田渕 浅沼(後26分) MF 後藤 MF マラドーナ 鳥居塚(後18分) FW バルデス FW 新村 吉原(後32分) |
試合開始前にクゼ監督の開幕挨拶。
今日は吹田デー、吹田市から招待された人が自転車で観戦に来る。競技場前は自転車の山。
試合開始直後からコンサドーレの中盤の早いパス回しにゲームを支配される。
予想通りバルデスの頭を狙ってボールをゴール前へ入れてくるコンサドーレ。
ガンバゴール前は、岡中の手vsバルデスの頭の空中戦となり、きわどいピンチをなんとか切り抜ける。
前半22分、一瞬のスキを見て、ガンバGKからバブンスキーが右サイドをスルスル駆け上がりセンタリング、ゴール前に走りこんだエムボマのヘッドが決まり、マコサダンスを披露。
しかし、その後はセレッソ戦と同様に、中盤からパスが繋がらず、シュートも打てず。
後半に入っても状況は変わらず、8分に今日まったく不発の松波を小島に代える。
しかしその直後、ガンバゴール前混戦からクリアボールを渡辺がヘッドで前へ送り、バルデスが宮本を吹っ飛ばしながらのトラップから当たりそこないのシュート、それがフェイントとなり、ボールがガンバゴールへ転がり同点とされる。
21分にはクルプニのCKから小島がファーポストに飛び込む、おしいチャンスがあったものの、中盤は完全にコンサドーレに支配される。
22分、今日は起点にはなれなかった稲本を下げ海本を入れる。
しかし、この交代からガンバの中盤はまったくキープ出来なくなり、コンサドーレはラインの裏へスルーが出せるようになってくる。
29分、ゴール前へ通ったスルーからの、決定的なピンチを岡中のファインセーブでなんとか切り抜ける。
32分、ガンバのディフェンスを切り裂く後藤のスルーパスからバルデスが斎藤をフェイントでかわし、岡中との1対1を落ち着いて決め逆転される。
35分、コンサドーレ右サイドから切り込んだバルデスが左からノーマークで突っ込んだ鳥居塚にパス、ダイレクトでシュートが決まる。
ガンバの中盤はパスミスが多く、コンサドーレの早いチェックにすぐ奪われる。
もう観客も不甲斐ないガンバにあきらめ、帰り始めた終了直前、エムボマが爆発する。
44分、エムボマが左から切り込みペナルティエリア内でペレイラに倒され得たPKを、クルプニがゴール左に決める。
もう1点や〜、と観客の声援に応えるかのようにロスタイム、出た〜!エムボマの左足。
コンサドーレのキックオフのボールを奪い、森下からエムボマへと渡り一蹴り、なんと左サイドから30mのキャノン砲が一直線にゴールネット右に突き刺さる。凄すぎる!
この1発でしらけムードだった万博は最後の最後で盛り上がった。
直後に試合終了のホイッスル。
かろうじての引き分け。
中盤を圧倒的にコンサドーレに支配され、まったく形を作れないガンバ。
特に運動量の落ちた後半は眠たい試合。
コンサドーレの早いパス回しに比べ、ガンバは1本のパスさえまともに繋がらない。
さらに6対2の数的優位であってもセンタリングを上げられ、シュートを打たせてしまう甘いディフェンス。セレッソ戦での課題はまだ全然解決されていない。
今日、気迫が感じられたのは岡中、稲本、そしてエムボマだけ。
あのう、ガンバの皆さん、もうシーズン始まってるんですけど。
クゼのコメント: 「否定的な驚きだ、ここまで守備がひどいとは思わなかった」 エムボマのコメント: 「2点でも満足じゃない、いつも点が取れるわけじゃないんだから、ガードをしっかりしなきゃ」 「ボクは与えられたチャンスを、自分のベストで生かしていく。それが仕事だ」 稲本のコメント: 「プレースピードを速くしなきゃと気負ってしまった」
ガンバ |
2−0 0−2 |
セレッソ |
▽得点者 前半17分 エムボマ(C) アシスト:森下(R) 前半19分 エムボマ(C) アシスト:松波(C) 後半19分 西澤(C) アシスト:森島(R) 後半34分 森島(C) アシスト:西澤(R) ▽警告 【G】バブンスキー、島田、クルプニ、木場 【C】木澤、世良田、蔵田 ▽退場 【C】蔵田(後36分) |
【ガンバ】 GK 岡中 DF 斎藤 木場(後39分) DF 宮本 DF 島田 DF 平岡 實好(後1分) MF 稲本 木山(後23分) MF バブンスキー 海本(後35分) MF 森下 MF クルプニ FW 松波 小島(後14分) FW エムボマ |
|
【セレッソ】 GK ジルマール DF 木澤 DF 蔵田 DF 佐々木 DF 世良田 MF 内田 森島(後1分) MF 古賀 MF 皆本 MF マノエル FW 西澤 深川(後42分) FW 高 ジャン(後38分) |
試合開始1時間前に万博に着くと、丁度テレビ中継の今日のゲスト、神田・森岡両選手のマイカー出勤に出くわした。
万博の電光掲示板は5月使用開始のオーロラビジョンの電源工事の為か使用せず、変わりに昔懐かしい黒板とタイマーを使用する、でもタイマーは前半途中でストップ。
試合開始早々からセレッソはハイペースで展開。
セレッソ右サイドに対峙するガンバ左サイドの稲本が開始早々Jのスピードに慣れていないのか、動きが鈍くセレッソペースで試合は進む。一方、ガンバは10分過ぎからようやくエンジンがかかりだす。
ガンバは4-3-3のフォーメーションで、前線3人は臨機応変にクルプニがトップ下になったり、あるいは松波・エムボマが頂点となったトライデント・フォーメーションを形成する。
前半17分、中央センターサークルからクルプニが、左サイドへ切り込みながら逆サイドへ右90度のスルーパス、中央のエムボマがスルーし松波から右サイドの森下へ渡る。森下のセンターリングにエムボマの頭を雲の上に出したようなヘッドでゴール。
ゴールはこんなに容易いなのかと思わせるような連携プレーを披露、ワンダフル。
19分、ガンバGKからのこぼれ玉をセレッソ佐々木が痛恨の空振りのクリアミス。これを松波が奪い逆サイド(右サイド)のエムボマへ、GKと1対1の場面にエムボマが一度フェイントをかけジルマールの動きを止め右足でシュート。ラクラク2点目。
その後、エムボマ→松波ラインのおしい攻撃もあったが、まだわずかにかみ合っていない、という印象を受ける。
CKを任されているのは稲本。
稲本の守→攻の瞬間のクロスの狙いはすばらしい、が、パスの精度がまだ悪いのでチャンスにはつながらず。だが、試合が進むにつれユースで見せた抜群のポジショニングで試合をメイクする。
42分には、エムボマが自陣から右サイドから相手を振り切り60mドリブルでゴール前まで持ち込む圧倒的なスピードを披露する。
前半はシュート2本で得点2で終了。
後半に入り、セレッソは日本代表の森島を投入すると、右サイドが活気づく。
しかし、ガンバのゾーンディフェンスは今のところ、まだサイドからの攻撃に対して、ゾーン分割が選手間で混乱しており、最終ラインの前でノーチェック状態となってしまう。特に、左サイドからの攻撃に対して左の2人(實好・島田)が出ると、中央に残された右の2人(宮本・斎藤)がちょっと弱い。
その弱点を見抜いたかのように後半19分、セレッソ右サイドの森島からのセンタリングに、西澤が華麗なジャンピングダイレクトボレーシュートが宮本をかすめゴールに突き刺さる。
22分にも、右サイドから崩し左の森島がシュートするが、ラッキーにもポストをかすめる。
そして34分には、ガンバの甘いチェックから、セレッソ右サイドの西澤が實好をかわし、左の森島に渡りなんなく決められてしまう。
30分、右サイド上がったバブンスキーのセンタリングにゴール前に飛び込んだクルプニがヘッド。しかし、初シュートはポスト左に外れる。
37分、セレッソ蔵田が2枚目のイエローで退場となり10人となるが、セレッソはすぐにFW高を下げDFジャンを投入する。
この蔵田が出したイエローのプレーは、2枚共抜けたらエムボマとGKの1対1となる絶好のチャンスだった。
エムボマのワンタッチ目のトラップや正確なセンタリングそしてスピード。
クルプニの急角度で出されるスルーパスは、これまでのガンバには無かったリズムと流れが感じられる。今日は準備段階なのか、後半はあまり無理をしていなかったようだ。
攻撃において、今のところワンテンポ動作が遅れている松波が出て来るのを待っている場面が目立つ。彼らの意とするところにあと半歩早く走り込むことが出来れば、攻撃の流れがゴールまでたどり着く。
クゼのコメント: 「(エムボマの出来は)80%〜90%に達している」 「チームの一つの潜在能力を発見できた、能力に疑いの余地はない、将来が楽しみだ(稲本)」 エムボマのコメント: 「とてもうれしい、だってゴールを決めるために日本に来たのだから」 松波のコメント: 「今季はエムボマ、クルプニで点を取る。完封されることはない」 稲本のコメント: 「練習試合とは違う、全然だめでした」 「パスミスばかりで納得いかない、ボランチとしては失格の内容でした」