GAMBANNA観戦記1995(No.1)


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1995サントリーシリーズ


95/03/18
第1節 対グランパス ● 3−1 万博 14007

ガンバ 0−0
3−1
グランパス

!!!開幕戦で勝利、初の首位!!!

グランパスは小倉のワントップ。
ガンバは山口・プロタソフのツートップ。

前半早々の13分、木山がグランパス飯島のタックルを受け右足を骨折、飯島が退場となる。あまりにも危険なすねへのタックルだった。
交代で北村が入る。

後半1分、グランパスのバックパスからのGKからのボールを、中央センターサークル内でツベイバが胸でのトラップから、DFの裏への縦パスに山口が左からドリブルで持ち込みゴールを決める。

8分、島田のバックパスを本並の処理ミスから詰めていたストイコビッチが決める。ストイコビッチの前でドリブルしようとしてあっさりとられてしまった本並。

26分、グランパスは小倉に代え岡山を入れるが、その直後の
27分、中央のアレイニコフから右サイドの山口が突破、ゴール右へ切り込み逆サイドフリーのプロタソフへセンタリングから決める。

30分、右サイドをツベイバ・松山・山口と縦パスから前線へ抜け、突っ込んだ松山へパス、松山がセンタリングするが小杉にクリアされる。しかし、そのボールをアレイニコフが中央の森岡へヘッドで落とし、森岡の絶妙なトラップからゴール前で米倉・小杉をかわしドリブルでDF全員を引き付け、阪倉を押さえながら左サイドの礒貝へヒールで流し、礒貝が左足ダイレクトで決める。

終了間際にはストイコビッチがツベイバの後方からのファウルで2枚目のイエローで退場となる。

過去2年サントリーシリーズで開幕戦グランパスに勝ったチームは予想だにしなかったチームでも優勝するというジンクスがあります。少なくとも4日間はこのジンクスは生きていますね。
しかし、最下位のチーム相手に、しかも10人相手に勝っても話題にものぼりません。

開幕早々の木山の骨折はかわいそうです。
でも、そのおかげで首位です。


95/03/22
第2節 対ジュビロ  1−2 磐田 16078

ジュビロ 1−0
1−1
ガンバ

右OHに北村が先発。

試合開始からジュビロペース。
前半12分、左サイドから10番ファネンブルグがゆっくりとしたドリブルから早いドリブルへ切り替え、アレイニコフ・ツベイバのタックルをかわしシュート、これを島田が足に当てたクリアボールが逆サイドのゴンに絶妙のセンタリングとなりアシスト、ゴンのヘッドで先制。

後半19分には、山口・北村を下げ今藤・平岡を投入。

後半23分、ガンバの右CKをGKディドが弾き、ゴンがクリアしたボールを橋本とってがシュートを打つが相手の足に跳ね返され、それが絶妙のカウンター攻撃の起点のスルーとなり、ガンバ自陣から70mカウンターを食らう、左のゴンから右のスキラッチに渡りが決められる。

30分、ガンバの右サイドの攻撃から今藤がクロスを上げが、相手にヘッドでクリアされる。しかしこのクリアボールが逆サイドノーマークの森岡のところへ、森岡の20mのミドルシュートがゴール左隅に決まる。

3点とも相手のクロアボールが起点となった得点であり、不運といえばそれまでだが。
現在5位。


95/03/25
第3節 対レッズ ● 2−0 万博 13356

ガンバ 0−0
2−0
レッズ

ヒルハウスがスタメンでデビュー。
今藤をOHで起用する。

後半6分、中央のアレイニコフから右へクロスしブッフバルトをかわし切り込んだ山口が、逆サイドの礒貝へアシストゴールを決める。

23分、DF池田太の最終ラインでの不用意なドリブルをカットし森岡が決める。

しかし後半34分、2枚目のイエローでツベイバが退場。

3バックシステムでのツベイバや橋本の攻撃参加がよくできていました。
あの体制がマリノス戦でも出来たら可能性はありますね。
あの試合を見たひとは、「これはいけるぞ!」という感触を得たはずです。

ヒルハウスの左足シュートは迫力満点、ヘディングの高さもすごいです。
浦和のブッフバルト(^^;)が目立たなかったのは、ヘディングでヒルハウスがだいたい飛び勝っていたからだと思います。

ヒルハウスの印象としては、
・ヘディング高い
・センタリング鋭い
・シュートがすごい(FK のは途中でのびたように思えた)
ですか。

とくに、センタリングが、たか〜い山なりボールじゃなく、低い弾道でスピードがあるので、あれをヘディングあわせたりすると、シュートも早くなるんじゃないかなぁと思います。

しかも、ガンバの選手が結構苦手な走りながらのセンタリングができるのはありがたいですね。サイドで止まってしまうと速攻の意味は無くなるところですが、彼ならそのままセンタリングだせるので、あとはそれを走り込んだ山口あたりがボレーシュートを決めてくれると気持ちいいなぁと思います。

とりあえず、中盤からの攻撃の展開が増えたのでこれからは面白くなると思います。

ちなみに今回は今藤も良く効いていたようです。名古屋戦では、右サイド上がった松山が孤立することがありましたが、今回は今藤がよくフォローして効いていました。あとは松山が1対1で勝つ確率を上げれば右サイドからの攻撃力はもっと上がる。

それから、ヘルト監督はハーフタイムにしっかりした指示を出してるんじゃないかと思います。釜本のときは、後半始まってもまったくおんなじで、「なにやっとんじゃ」でしたが、どうも今は後半始まると、おお、さっきとちと違うぞと思わせてくれます。

対セレッソ戦のあとは「ヘルト監督は偽物かもしれない」とか思ってましたが、とりあえず釜本よりはいいぞ。と思うようになりました。

4位です。


95/03/29
第4節 対ベルマーレ ● 5−3 平塚 11540

ベルマーレ 3−2
0−3
ガンバ

ツートップは山口・ヒルハウス。

前半8分、中央でアルイニコフからボールを奪った田坂から岩元が前の名良橋へ、その折り返しを再び岩元が右サイドへ持ち込み中央の野口へセンタリング。野口が島田と競り合ってゴール右へ流れたところから野口がゴール前へセンタリングを入れる。橋本のポジションが少しずれていたため止められず中央からベッチーニョに決められる。

16分、左サイド今藤のサイドチェンジから松山がヒルハウスへスルーパスを出すが、相手の足にあてられる。しかし、そのボールがゴール方向へ転がりそこに突っ込んだヒルハウスがペナルティエリアで渡辺に倒されPKのチャンス。
この同点PKを礒貝がGK小島の手を弾きゴールへ決める。

26分、ベルマーレが左からペナルティエリアへ攻めるが、ガンバはチェックかける気配すらない。楽々名良橋が右サイド切り込みセンタリングを入れる。ゴール前の橋本が頭に当てるが、角度が変わりファーにいた今藤の顔に当ってゴール前野口の前に落ちる。そのごっつあんゴールを決められる。

29分、島田の大きなクリアヘッドでの縦パスからのカウンター、山口がペナルティエリアで小島に倒され再びPKのチャンス。
礒貝が一本目と同じところへ蹴り小島に弾かれるが、前へこぼれたところ再度シュートを決める。

しかし数秒後、センターサークルからのリスタートから左のエジソンが右サイドのベッチーニョへ絶妙なクロスを入れる。これを胸でトラップしシュートが決まる。
PKから一度もガンバがボールに触れることなく、得点される。
全然マークが出来ていない。

後半7分、山口に代えプロタソフを入れる。

17分、左サイドの礒貝からのセンタリングを代わったプロタソフがヘッド決め同点。

23分、右サイド今藤のセンタリングを田坂の胸トラップクリアをカットした礒貝が、ダイレクトに後ろのアレイニコフへ送り、ワンタッチでヒルハウス、ワンタッチでヒルハウスがDFの裏へ抜ける礒貝へ通す。これを礒貝シュートと見せかけGK小島が飛んだところを中央のプロタソフへセンタリング。これを押し込み逆転。

32分、左サイドからプロタソフが放ったシュートのクリアを中央の森岡が拾い、ゴール前で右へドリブル、相手を2人引き連れ切り替えしシュートを打つと見せかけて中央のアレイニコフへセンタリング、ノーマークでアレイニコフが決める。

後半のガンバの攻撃は厚かった。
特にガンバの4点目はすばらしい。


95/04/01
第5節 対マリノス ● 4−0 万博 17749

ガンバ 2−0
2−0
マリノス

!!!奇策で完勝、首位奪取!!!

とうとう首位奪還。川崎はべッタというおまけつきで。

攻撃は最大の防御なりと、FW5人の3−2−5システムという奇策にでたヘルトの勝ちでした。

前半22分、ガンバ左サイドの森岡のフリースローから折り返しをゴールラインぎりぎりまで持ち込み野田をかわし後方のアレイニコフへ、アレイニコフが井原と競り後方から詰めた今藤へアシスト。今藤が4人のマリノス守備の隙間をシュートし決める。

26分、右サイドアレイニコフのFKからクリアボールが逆サイドへ流れプロタソフがキープ、プロタソフが小泉をかわしセンタリングに今藤が走りこんで豪快にシュート。ボールはGK松永の手をかすめ、ゴール前でガードしていた鈴木正をなぎ倒しゴールへ。

後半9分、左サイド森岡のフリースローから礒貝の折り返しを受けダイレクトで逆サイドに大きくセンタリング、松山がヘッドで合わせヘディングループとなり、GK松永の頭上を越えゴールに入る。

19分、本並のゴールキックをアレイニコフがヘッドで落とし礒貝が左サイドから速攻、逆サイドへのセンタリングにプロタソフがヘッドで決める。

この直後、足を痛めたのかプロタソフは自ら交代を要求し北村と交代する。 攻め続けることが防御となることがわかる試合でした。すこし下がり気味になると逆に攻められてましたが、ガンバが主導権を握っている間は、マリノスに全員守備をさせるほど、怒涛の攻めでした。

礒貝のスタミナがあればあと2点はとれた内容。
後半は、オモリをしょってるとしか思えないほど鈍かったです。切り返ししようにも、慣性の法則にまったくさからえないような動きでした。4点目のアシストできたのが救いです。

試合前のアナウンスで、
「フォワード、6番 … 松山」。あ、まちがってる。
「フォワード、8番 … 森岡」。あれ?
「さらにフォワード、9番 … 平岡」ふむ。
「またまたフォワード、10番 … 礒貝」ええんかいな。
「やっぱりフォワード、11番 … プロタソフ」おいおい。
「今日のガンバはフォワードが5人です!」おお〜!

昨年までのガンバだと、今藤の2点目と松山の3点目はなかったんじゃないかと思います。
今藤の2点目は見てると、間に合うのか!と思えるほどの位置関係だったけど、全力疾走だったので間に合って、シュート!しかも、そのシュートはドライブがかかって、一度バウンドし、ゴール前にいたマリノスの選手をふっとばして(ちょっと大げさ)ゴールしました。気持ち良かったです。

松山の3点目も、いままでだったら見てるだけだったのでは?山なりのボールだったので、またはずした!と思いました。


95/04/05
第6節 対サンフレッチェ  0−3 万博 11332

ガンバ 0−2
0−1
サンフレッチェ

前節同様の5人FWの3−2−5。
サンフレッチェはハシェック・ファンルーン・ハウストラがいないチャンス。
なのに・・・。

前半4分、中央のノから右の小島が折り返した絶妙なスルーパスをノが決め先制。

29分、ノが右のセンターライン付近で橋本をかわし競りながら速いドリブルできりこみ、逆サイドへのセンタリングに、ペナルティエリアでの片野坂への松山のラフプレー(たぶん足の裏を相手に見せてのハイキックがイエロー)でPKを取られる。このPKを一度は弾くがノに決められ2点目。

後半26分、中央路木から左サイドのオープンスペースへの縦1本を、片野坂が持ち込みシュートを決める。

ほんとに昨日まで首位だったの?
4位後退。


95/04/08
第7節 対レイソル ● 4−2 柏 14450

レイソル 2−3
0−1
ガンバ

桜満開の柏、礒貝・アレイニコフがいないガンバ。
レイソルはカレカ・ミューレルのツートップ。

前半10分、右サイドの沢田からのスルーに、ミューレルがダイレクトのヒールパスに中央棚田がJ初ゴールを決め先制される。

20分、ペナルティエリアで島田を背負ったカレカが左足アウトサイドで、ツベイバの裏に入ったミューレルへアシスト。ところがこれをツベイバがハンド?、しかし見逃されて助かった。

22分、ガンバ右サイドのフリースローから最終サインからの縦1本に、プロタソフが前の山口にヘッドでおとし、山口が渡辺をかわしシュート、GK加藤が一旦は弾くが詰めたプロタソフが押し込む。

32分、プロタソフにかわりヒルハウスを入れる。

40分、レイソル右SBの沢田が負傷退場。これでDFの連携が悪くなった。

41分、右サイドから、北村・ヒルハウス・松山とつなぎ、山口が右から切り込み大場をかわしシュート、GKが弾いたところを松山が押し込む。

44分、右サイドで大場の不用意なヒールパスミスを山口が奪いセンタリング、中央ヒルハウスがヘッドで決める。

前半ロスタイム、レイソル右サイドのフリースローから木場のマークを外した加藤が切り込みセンタリング、中央のミューレルが橋本に競り勝ちヘッドで決める。

後半、レイソルは大倉を入れ3トップにする。

後半16分、ガンバ左でのレイソルのパスミスをカットし、サイドチェンジ。右サイドで山口がキープし、後方の今藤からのダイレクトのセンタリングに、中央ヒルハウスが豪快なハイジャンプヘッドで決める。

逆転勝ちで2位浮上。


95/04/15
第9節 対アントラーズ  1−3 万博 17769

ガンバ 1−1
0−2
アントラーズ

前節3度目の首位に返り咲いての2位アントラーズとの対戦。
ピッチには『25万博』の文字が浮き出る。

前半26分、右サイドでツベイバのジョルジーニョに対するファウル、FKからレオナルドが20mを本並がポストに激突しながら手に当てるがゴール右上に決まる。

30分、左サイドでヒルハウスが倒されてのPKのチャンス、山口が左隅に決める。

後半礒貝を投入。
しかし、このポジションチェンジによりマークがずれ、直後の後半1分、左サイド切り込んだ相馬のシュートを、ツベイバのヘッドでのクリアボールを相馬がダイレクトに決める。

25分、礒貝のヘディングミスから右サイドを黒崎・長谷川と渡り中央のサントスからレオナルド、その折り返しでツベイバをかわしゴール前に切り込んだサントスが決める。

28分、ガンバの右サイド裏のすかすかのオープンスペースに走り込んだ長谷川に、本並タックルを食らわし退場処分、ヒルハウスに代え岡中を入れる。

対アントラーズ用の戦略が裏目にでて、負けてしまいました。
ポイントは、
ジョルジーニョ、レオナルドのマンツーマンマークによって、DFに空間ができ、そこへのフォローに森岡、スクリーニャが下がり過ぎ、FWとの間に大きく空間ができてしまい、中盤で自由にボールを出させてしまった。

初登場のスクリーニャが、自分の役割がわからないがごとく、あっちへ行ったり、こっちへ行ったり。スクリーニャへの指示は両サイドのジョルジーニョとレオナルドへのマークだったようですが、真ん中にはサントスもいますし、曖昧な役割だったような気がします。

マンツーマンマークで中盤が空いてるにもかかわらず、北村・礒貝が、あまり動かなかった。3失点目は礒貝のパスミス。

マンツーマンマークなどせず、いつもどおりにやってればよかったと思うんですが…。3点とられても4点取ればいいんですよね。
別にアントラーズも、なにもすごいことはしてないんですが…。すごいのはレオナルドのFKぐらいでした。

さて、この試合ではもうひとつポイントがあります。
迷審判、梅本氏です。
試合前から「梅本ってやなやつじゃなかったっけ」と思ってましたが、そのとおり。

「ジョルジーニョ様が転んだ!ファール!」
「ジョルジーニョ様が痛んだ!イエロー!」
「ジョルジーニョ様がバックチャージをした!『いけませんよ、ジョルジーニョ様、次やったらイエローですからね』」

これもんです。
走ってる途中で向きかえてバランス崩して転ぶと、ピー。
もたれかかってる選手によけられて転ぶと、ピー。

アントラーズの選手は、転べばファールが取れるとわかって、転ぶ転ぶ。
そのくせガンバの選手が転んでも流すから、あれではやる気が無くなっても仕方ないです。
まだこれだったら、レッド、イエロー大好きなクレスピのほうがよっぽどいい。わかり易いですから…。

日本人主審はどうもビッグネームに弱い。 3位転落。


95/04/22
第10節 対ヴェルディ  0−1 等々力 12713

ヴェルディ 0−0
1−0
ガンバ

最下位ヴェルディとの対戦。
いつも通り前半のヴェルディは様子見。

後半3分、ゴール前のクリアボールを北沢がダイレクトで武田へ、島田をワントラップでかわしが決める。

19分、アルシンドが2枚目のイエローで退場。

相手10人のチャンスに25分、石井に代え中村くんを投入し攻撃力重視。
直後の27分、右サイド木場のセンタリングを中村がシュートするが、藤川の手に当たり惜しくもクロスバー。
石川がボールを手を出していたのにわずかにふれていなかった。PKだったら・・。

ツベイバ・今藤を前節イエロー3枚の出場停止で欠いた穴は大きかった。
選手層の薄さが問題。
6位転落。


95/04/26
第11節 対フリューゲルス ● 3−2 万博 12236

ガンバ 0−1
2−1
------
0−0
1−0
フリューゲルス

前半2分、フリューゲルス原田の左CKから、ファーポスト吉田をプロタソフがガードしきれずヘッドで落とされ、ゴール前光岡がヘッドで押し込む。

後半27分、右サイド切り込んだ山口からセンタリングに、中央走り込んだ森岡がダイレクトでシュートするがキックミス、しかしこの浮き球をプロタソフがダイレクトボレーで決める。

しかしその2分後、右サイドの服部からのセンタリングにダイレクトシュートで原田が決める。

33分、左サイド木場に代え平岡を入れ攻撃力強化をはかる。

40分、フリューゲルスが吉田を波戸に代えた直後、
左サイド礒貝からのピンポイントのセンタリングに中央平岡がヘッドで決めて追い付く。

延長後半3分、礒貝のスローインからプロタソフが不意をついた20mの芸術的なダイレクトボレーシュートを決めVゴール。

4位浮上。


95/05/03
第13節 対セレッソ  0−1 長居2 13057

セレッソ 0−0
1−0
ガンバ

大阪ダービー。
お互い攻め手にかく内容。

後半9分、左からのマルキーニョスのFKに、橋本がマークしていたバルデスがヘッドで合わせゴール。

カウンター攻撃で勝ち進んだガンバ。
守られるチームに対し、崩して勝つという点が課題。

この1敗は大きい、7位後退。


95/05/06
第14節 対ジュビロ ● 5−1 万博 17815

ガンバ 1−0
4−1
ジュビロ

前半26分、スキラッチのトラップをカットした島田が前線へクロスパス、ヒルハウスが胸でトラップし、左サイド走りこんだ森岡へ左足でパス、ダイレクトのセンタリングに中央詰めた山口がゴールを決める。
奇麗な連携プレーだ。

後半2分、遠藤の処理ミスのこぼれ球から1人で持ち込みヒルハウスが決める。

13分、右の最終ラインのツベイバからの縦1本が、パウスの横をかすめ中央ヒルハウスが再び1人で持ち込み決める。

20分、今藤が勝矢のボールをカットし右サイド切り込みセンタリングは勢いがなくゴール前を転がる、このボールを吉田がクリアするがGKディドの顔に当って跳ね返りゴールへ。ジュビロのオウンゴール。

23分、ヒルハウスに代えプロタソフを入れる。

38分、ジュビロ右サイド藤田のFK、速いリスタートから右サイド切り込んだ古賀へ、センタリングに中央のゴンがヘッドで決める。

40分、ゴン・名波・ゴンの落としたボールにスキラッチがシュートのチャンス、しかしハンド。スキラッチの絶好の得点パターンだった。

43分、中央木場からの縦パスが古賀の頭上を越え、左サイドのプロタソフが持ち込みゴール右に決める。

チェアマン観戦のこの試合、アレイニコフがいなくてもあれだけやれる、とほめた。 4位再浮上。


95/05/10
第15節 対レッズ  2−4 大宮 9589

レッズ 1−1
3−1
ガンバ

前半10分、左サイドバインのスルーにツベイバがかわされ、杉山のカウンターからセンタリングに中央福田が決め先制される。

32分、左サイド礒貝のFKに山口がダイレクトボレーをねらうが空振り、しかしそのボールが田口の足に跳ね返り、横に居たブッフバルトをかわし中央スペースに落ちる。これを山口が決めて同点。

後半13分、レッズ自陣でボールを奪ったバインにツベイバがここまでチェックにくる。しかし、クリアボールは福田にとられ中央からのカウンター、最後は右に走り込んだバインが決める。

この直後ゴールを決めガッツポーズをするバインにツベイバが体当たりをくらわして退場処分となる。のこりのCB橋本・島田ではレッズのツートップは止められない、これで勝負あり。ツベイバのポジションには今藤が入る。

30分、レッズ自陣でパスカットからのカウンターに中央バインから左福田が礒貝を振り切りシュート、ボールは本並の手に当たりゴール左上隅に決まる。

32分、木場に代えプロタソフを入れ捨て身の攻撃に出る。

44分、レッズはバインに代え山田を入れる。

そして長いロスタイムが始まる。
土橋が右サイドから長いスルーパスを送り池田伸が右サイド切り込んで、ペナルティエリア付近の山田に戻す。山田の失敗シュートのようなキックに山口がクリアしきれず土橋に決められる。

ガンバFKのチャンスに、レッズは池田伸に代え池田太を入れ時間稼ぎをする。
しかし、まだ試合は終わらない。

ロスタイム5分経過、オフサイドの長い笛に誰もが試合終了かと感違い、依然試合は続く。
その直後、GK土田が投げたボールが山口のところへいってしまう。
山口のシュートをGKが弾くがヒルハウスが決める。最後は緊張の糸がきれたかのようになんなく1点返す。

ツベイバの退場が痛い。バインが先にやったと言うが。
2列目のバインマークにツベイバをあてる事自体、無理があったのでは。
6位後退。


95/05/13
第16節 対ベルマーレ  2−4 西京極 15119

ガンバ 0−1
2−3
ベルマーレ

開始からガンバペース、中盤を支配しチャンスを作るがゴールが決まらない。

前半13分、最終ラインの和田からの縦パスにDFの裏ゴール前に走りこんだ山口がGKと1対1のチャンス、左足でシュートするが小島に阻止される。

前半35分、ベルマーレ右サイドから岩元がベッチーニョとのワンツーで、礒貝とアレイニコフをかわしサイドからセンタリング、ゴール中央の野口がさわり、逆サイドのアウミールが押し込む。

後半3分、左サイドのアレイニコフから森岡がエジソンをかわし山口とワンツー、しかし山口からの折り返しのボールが名塚の手に当る。ペレス主審はこれを流し再度山口のところへ跳ね返ったボールを逆サイドノーマークのプロタソフへ送り決める。

14分に高田、26分に反町を入れる。

33分、ベルマーレの左CKを橋本がヘッドでクリアするが、押し上げが遅くスローモーションのような高田のシュートがガンバDFの隙間を縫い22mを決める。

34分、左サイドのエジソンから中央フリーの反町が23mを決める。 ベルマーレの選手交代がずばり当たり一気に2点差。

36分、島田を下げヒルハウスを入れる。

38分、中央和田から礒貝がダイレクトにゴール前に入れるが、ゴール前の混戦で山口が倒されPKのチャンス。PKは礒貝が決める。

ロスタイム、ペナルティエリアに入った反町が橋本と和田の間を強引に割り込みPKをもぎ取る。PKにベッチーニョが決める。

前半戦7位で折り返す。


95/06/17
第17節 対マリノス  1−3 三ッ沢 13145

マリノス 0−0
3−1
ガンバ

首位マリノスとの対戦。

後半4分、左サイドからの森岡のセンタリングが井原の手に当たりハンドでPKのチャンス、しかし山口のPKを川口に止められる。

後半5分、マリノス右サイド鈴木正のフリースローからビスコンティがシュート、本並と森岡の足がぶつかり前にこぼれたところ、橋本の強引なクリアボールが神野に当って入る。

26分、山口自ら交代を要求、平岡が入る。

28分、左ビスコンティから中央ちょっとした隙に橋本がマークを外されるミスで、メディナベージョにスルーがつながり決められる。

41分、右サイドを切り込んだ松山から中央でワンバウンドのセンタリング、ヒルハウスがヘッドで合わせ決める。

ロスタイム、中央メディナベージョがボールを島田と競りボールキープ、しかしガンバ選手は上がっており誰も戻ってこない。ペナルティエリアでも島田・橋本の2人対3人、ようやく今藤が戻ってくるが、右サイドの山田へ一旦出し、折り返しメディナベージョが胸でワントラップしシュートを決める。

ガンバはツベイバが出場停止。
礒貝が骨折中で、中盤はまったく作れず。


95/06/21
第18節 対サンフレッチェ  0−1 広島 8667

サンフレッチェ 1−0
0−0
ガンバ

山口・ヒルハウスのツートップ。

前半36分、サンフレッチェ左サイドから路木がハシェックとのワンツーで島田・ツベイバ・今藤をかわしシュート、本並が体で止めるがはじいたところ、回りでガンバ選手5人が誰も詰めずにいる中をガンバゴール前に詰めたハシェックが決める。

以降サンフレッチェペース。
外国人3人に振り回される。

終了間際にガンバ自陣今藤からの縦パスにサンフレッチェ選手がクリアミス、ヒルハウスがGKと1対1のチャンスとなる。しかし、この絶好のチャンスにシュートはGKに阻止される。

4連敗。


95/06/24
第19節 対レイソル  1−3 神戸ユニバ 14811

ガンバ 0−0
1−3
レイソル

礒貝が松葉杖をついて観戦。

後半12分、森岡の左CKのクリアボールを北村が拾い再度森岡へ、逆サイドの平岡の頭へ合わせたセンタリングに平岡がヘッド、おしくもGK郷司に弾かれる。
さらに、そのCKのチャンスに再びゴール前の平岡がヘッドで合わせる。ボールはおしくもクロスバーの上。

13分、中央カレカからツベイバをかわした左酒井へのパス、酒井が本並の位置を確認しループ気味のシュート、本並が弾いたところを詰めたカレカが決める。
誰もカレカにチェックにいかず伴走しているだけ。

15分、左の北村のサイドチェンジから右の木場がドリブルから中央へパス。ヒルハウスがスルーし平岡が決める。

レイソルは29分、草野に代え菅野を入れる。ガンバは平岡に代え松山を入れる。
この直後の30分、左の菅野がボールキープ後から左のネルシーニョがミドルを決める。

39分、左の菅野がツベイバをドリブルでかわし本並の前から中央棚田が決める。

9番平岡1人が絶好調だった。
最下位のレイソルの4失点の無得点負け。
いつの間にか5連敗で11位の定位置。


95/06/28
第20節 対エスパルス  4−5 万博 15752

ガンバ 2−1
2−3
------
0−0
0−1
エスパルス

前半16分、ショートコーナーから右今藤が中央へセンタリング、プロタソフがヘッドで決め先制。

37分、トニーニョが北村とぶつかって得たFKをトニーニョが5枚の壁の右からまわりこんだ華麗なFKを直接ゴール右隅に決め同点。

38分、エスパルス右サイドからツベイバと競りながら長谷川が切り込む。ゴールライン上で長谷川が戻し、ツベイバが『あっ』と叫ぶがオンラインの判定で長谷川がさらにペナルティエリア内に切り込む。そこで北村が倒しPKのピンチ。
キッカーはジアス、しかし本並がコースを読み押さえツベイバが抱きつく。

44分、左サイドから森岡がプロタソフとのワンツーで裏に抜けた森岡が奇麗なゴールを決める。

後半沢登を投入。
後半10分、三浦の縦パスを左の沢登から逆サイドフリーのジアスが決めまたもや同点。

12分、左サイド切り込んだ伊藤から中央のジアスがヘッドで決める。
しかし直後の13分、北村のクリアボールをセンターサークル付近でプロタソフがかっさらい1人で持ち込み決め、再度同点。

31分、左のジアスから中央の三浦が決める。

41分に負傷した山口に代わり平岡が入る。
44分、木場のサイドチェンジを松山が中央へ落とし、中央平岡が戻しプロタソフが決めハットトリックで追いつく。

延長前半13分、2枚目のイエローでツベイバが退場。

延長後半3分、ゴール前の混戦でボールがアレイニコフの手に当たりハンド、PKをトニーニョが決め The End。

6連敗。


95/07/01
第21節 対アントラーズ  1−2 西部緑地 18764

アントラーズ 2−1
0−0
ガンバ

開始早々から緊張感のないガンバ。

前半3分、3番の右からのセンタリングに長谷川が落とし、中央のサントスがDFを背負った黒崎からの折り返しを決める。

24分、中央からサントスが右の内藤へロングパス、ノーマークのセンタリングに中央の長谷川が豪快なヘッドで決める。

32分、和田からの縦1本にセンターサークル付近でプロタソフが前へ落とし、突っ込んだヒルハウスが追いかける相手DFを振り切りGKと1対1を決める。

しかし、本田のしつこいマークにガンバは和田からの縦1本に終始。

7連敗。


95/07/08
第22節 対ヴェルディ  0−1 万博 19486

ガンバ 0−0
0−1
ヴェルディ

前半ガンバは善戦するが、ヴェルディの詰めが弱いだけ。

後半13分、アルシンドの右からのFKに柱谷が本並の前ヘ出てヘディングを決め先制。

これ以降、弱気になったガンバが守備的になり、攻撃はまったくだめ。
シュートは後半森岡の1本だけ。
前半得点出来ていれば、と考えてしまう。

8連敗。


95/07/15
第24節 対ジェフ  0−5 万博 17883

ガンバ 0−1
0−4
ジェフ

2位ジェフとの対戦。

前半43分、中央のパシリエビッチからゴール前の新村へ、これをヘッドで決める。

後半に入るとジェフのワンサイドゲーム。

後半4分、左サイドマスロバルから中央ルーファへ、ルーファがドリブルからシュートを決める。
ガンバのDFはまったくチェックにいかず、突っ立ってるだけ。

16分、ジェフのCKのクリアをジェフがミドルからシュート、これをルーファのトラップミスのようなDF裏へポテンと落ちたパスから、GKと1対1の新村が決める。
あっけにとられてしまう。

26分、マスロバルからDFの間を新村が決めハットトリック。
本並は反応の出来ず。まったく詰めが甘すぎる。

35分、右サイドからのFKをマスロバルが直接決める。
もう完全にやる気なし。

5失点にガンバサポーターはブーイングの嵐。


95/07/19
第25節 対セレッソ ● 1−0 万博 17565

ガンバ 0−0
1−0
セレッソ

ルーキー森下・實好が登場

終始ガンバペース。
しかし、なかなか決定力不足で得点出来ず。

後半28分、右サイド山口の鋭い切り返しのスルーパスから中央突っ込んだアレイニコフが決めて、やっと得点。

大阪ダービー2戦目はガンバが制する。


95/07/22
第26節 対グランパス  0−3 瑞穂 21826

グランパス 1−0
2−0
ガンバ

中盤は完全にグランパスが支配。

前半32分、中央でストイコビッチがドリブルで攪乱、後方へのヒールパスから平野が20mを決める。

後半38分、グランパス陣内でボールをカットされ、センターサークル付近の森山とのワンツーから中西が独走40mのドリブルシュートを決める。

さらに40分、左のデュリックスから一旦ストイコビッチへ戻し、鋭いスルーが再びデュリックスへ通り、中央岡山へのセンタリングからヘッドで決める。

後半戦へたへたの11位でシーズン終了。


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