1992プレシーズンマッチ
初めて見たガンバ、目当ての永島・礒貝は出場せずで、試合内容はまったく印象なし。
バックスタンドには恥ずかしそうに1人ガンバ大旗をふるファンがいた。しかし、その旗も途中で竿が折れた、不吉だ。代わりに危なそうなブラジル人らしい少年がブラジル国旗を振り回しながら、『インテ〜ル・インテ〜ル』と叫びスタンドを走り回る。
サッカーとはインターナショナルなスポーツだと実感した。
神戸中央でのガンバ初の公式戦。
観客は4728人だったが、開始直前に到着しメインスタンド中央部はいっぱいだったので、金網に囲まれたお立ち見バックスタンドで観戦。
目当ての礒貝は開始早々負傷退場。
松山のスピードが光っていた。
帰り際、駐車場から車を出した時に丁度マリノスのバスが前に入る。そのまま、神戸駅付近まで伴走。車から手を振るとマリノス選手が手を振り返してくれた。
これでマリノスにも好感がもてるようになった、単純ものだ。
今度はメインスタンドで観戦。チアホーンの軽快なリズムの応援が鳴り響く。
4連チアホーンを持参していたので、恥ずかながら合せて吹いた。
久々にサッカーらしい観戦を体験出来た。
初めてこの目で見た生ジーコ。よく曲がるCKにはさすが驚いた。
ジーコしか見てないので何も覚えていない。
久々登場の礒貝、でもFWだった。
この日はチビッ子サッカー選手が多く、皆ジーコを見に来ていたようだ。
ファンクラブからもらった招待券で観戦。
開始前、本並がスタンドの目の前でアップを始める。
本並を目の前にし、一緒に見ていた連れは本並のファンとなる。
そして、この日見たランジェがガンバ最後の姿となる。隠れファンだったのだが。
忘れもしない雨の万博、エジバウド加入により生まれ変わったガンバ。
ヴェルディ相手にPKまで持ち込む。
その興奮度は観客が皆雨の中で立って見ていた事からわかる。
ヴェルディは北澤、ラモス欠場のためか攻撃に迫力がなく、ガンバが押していた様に見えた。試合終了直前のヴェルディDFが雨ですべってゴール前にいた永島の前でこけるという、絶好の得点チャンスを永島は逃してしまった。 あれには、皆ブーブーもの。永島にはもっと貪欲さがほしい。
しかし生まれ変わったガンバを見たのはこれが最初で最後、この日見たエジバウド選手はこの試合後帰省したブラジルで交通事故、今後二度と見ることはなかった。
この不幸な出来事により、ガンバのチーム作りは振り出しに戻る。