9月22日(水)
本当なら今日はさらに東へ進み、ニュルンベルクへ日帰り観光をする予定だったのだけれど、昨日はローテンブルクの観光がほとんどできなかったので、時間的なことや体力的なことも考えて、ニュルンベルクは諦めて今日は一日ローテンブルクで過ごすことにした。
朝早く移動する必要がないので、ゆっくり起きて朝食をとる。
ホテルにいた他のゲストはみんな食事が済んだようで、レストランには私たちと、従業員しかいなかった。
朝食は、普通。っていうかたぶん、この旅の中ではgucci的には最下位。まずいわけじゃないけどね。
うーん、全体的にまあまあなホテルだったなー。60点。安いからこんなもんか。
チェックアウトして、車を取りにガレージへ。
ガレージ開けて、というと、中からおじいさんが出てきて、ドイツ語でなんだかんだ話しながら連れてってくれる。
こっちが理解しようとしまいとお構いなしだ(笑)
「どこへ行くんだ?」というようなことを聞かれたので(autoとかwoとかいう単語が聞こえたから)、英語よりさらに拙いドイツ語でミュンヘンへ行く、オクトーバーフェストでビールを飲むの(イッヒトリンケビア!イムオクトーバーフェスト!)、と言うと、このガレージを出て、○○門を出て、いいか、○○門だぞ、こっちはだめだ、その道をずーっと行くと、ミュンヘンだよ、というようなことを丁寧に教えてくれた。
おじいさんは英語を全然喋れないし、こっちもドイツ語は全然喋れなくて、意思を通じさせることなんてできなそうなんだけど、それでも相手が言いたいこととか、親切にしてくれていることは分かるんだよねえ。不思議…
車に乗り込んで出発。
おじいさんがあまりに親切なので言えなかったんだけど、実は今日の宿もローテンブルクにとってある。
同じところに泊まるのはつまらないので、一泊ずつわけてみたのだ。
ニュルンベルクに行くのをやめたので、すぐ街外れの次のホテルに行って、荷物だけ置いていくことにする。
今日のホテルは、
Burghotel。
ローテンブルクの城壁沿いにあるホテルだ。

チェックインして荷物を置かせてもらい、歩いて街を散策に出る。
ローテンブルクは日本人観光客にとても人気がある街らしい。
第二次世界大戦で破壊されたそうだけど、世界中のいろんな国からの援助で見事元通りに復興された。
城壁に囲まれた街は、伝統的な木組みの家が並び、石畳を馬車が走っている。
あまりに完璧な中世の街並みなので、ディズニーランドかと思うくらいだ(笑)
両脇に並んだお店でぶらぶらと買い物しながら歩く。
なんなんが甥っ子への土産を探している間、店の外で待っていると、すごく大きな犬が鼻をすり寄せてきた。
うわっ、と驚くと、犬のリードを持ったおじさんが『おっとごめんね!』とにこにこして立っている。
すごく大きい犬ですね!と拙いドイツ語(というか単語)で言って犬の頭を撫でてやると、おじさんがドイツ語で話しかけてきた。
この犬の名前は「バーオウ」(?)だよ、とか,どこからきたの?とかいつまでいるの?とか。
おじさんは休暇でローテンブルクに来ているんだといい、シュバルツバルトに行くんだよと言っていた。
記念におじさんと犬の写真を撮らせてもらい(おじさんは犬に「ほら、写真に写るよ!と言っていた)、またね!と別れた。

本当に、ドイツ人はフレンドリーで優しいのだ!
さらにローテンブルクを歩く。
私はママにクッションカバーを、なんなんはシュタイフでローテンブルク限定テディベア。
すっごいかわいくて、私も欲しくなったけど、私の部屋には到底似合わないのでやめておく。
第一、テディの持ってる槍が痛そうで抱いては寝られなそうだし…(笑)
*注:gucciにぬいぐるみを抱いて寝る趣味はありません
そうこうするうちに早くも14時。
おなかがすいてきたのでお昼兼お茶にしようと、街の中心にある、観光客に人気のありそうなカフェに入る。
日本人観光客も結構見かけた。
ニュルンベルクソーセージとアップルパイ、ローテンブルク名物「シュネーバル(スノーボール)」を注文した。

美味しかったのだけれど、ここは店員がなかなかオーダーを取ってくれず、イマイチな印象。
凍えるような寒さの中、カフェを出てみると、残念なことに雨が降っている。
ドイツの雨は日本の雨と似ていて、傘をささないとずぶぬれになってしまう(アメリカの雨は霧のように降ってた記憶がある)。
ぶらぶらとホテルのほうに向かい、ホテルで傘を借りると再び外へ。
教会を見学し、リーメンシュナイダーという中世の有名な彫刻家が彫った彫刻を見る。

うーん、よくわからないな…。
昨日のフランス人も言っていたけど、ドイツの教会や城はとても質素だ。
ほとんど装飾らしい装飾はなく、石の壁がむき出しになっている。

フランスは行ったことがないけど、確かにイタリアやイギリスと比べるとちょっとシンプルすぎるくらい。
でも、私はこの質素さが好きだと思った。
まあ自分が結婚式を挙げるなら、もう少しステンドグラスやなんかがあるほうが素敵かなとは思うけど、ドイツのお城の実用的なかんじ、質実剛健なかんじがすごく萌える。ロマンを感じさせるというか。
街外れに武器マニアの店?があり、面白そうなので寄ってみる。
中世の鎧のレプリカや剣、弓、ボーガンなどを売っていた。
ショーウインドウにはロードオブザリングのファラミアの兜やアラゴルンやフロドの剣のレプリカ、ロードオブザリングのチェスがあって、gucciの購買意欲をめちゃくちゃにそそったけど、すんでのところで踏みとどまった(笑)
どこに置くっつーのよ…
ローテンブルクの見所のひとつである犯罪博物館に行ってみたが、入館時間を過ぎており、仕方がないのでここの見学は明日に回すことに。
ローテンブルクで一番美しい場所としてガイドブックの表紙にもなっている「プレーンライン」(ただの街角。でも一番ドイツらしい風景らしい)をカメラにおさめつつ、ガイドブックに載っていたレストラン「グロッケ」へ。
私はローテンブルクの名物、淡水魚のソテー、なんなんはソーセージ。
つけあわせはあいかわらずポテトだけど、私はふと思いついて茹でポテトじゃなくマッシュポテトにして、と頼んでみた。
これが、大正解!
う、うまー!!
久しぶりの魚、しかもドイツにはめずらしいアッサリ味。マッシュポテトもクリーミーででらうま!!
文句なしにドイツ旅行で一番美味しいレストランに認定!!
なんなんは5種類のワインを飲み比べてご満悦(笑)
酔いも回り、レストランの雰囲気もよかったせいか、なんなんといろんなことを語り合った。
すごーく楽しい夕べだった。
途中、隣のテーブルに座っていたアメリカ人の老夫婦が退席するとき、私たちの広げていたガイドブック(るるぶ、地球の歩き方)を見て、「写真がいっぱいだ!こんなの見たことない」としきりに感心していた。
その夫婦の持っているガイドブックを見せてもらうと、確かに文章ばっかり。
アメリカじゃこういう写真ばっかりのガイドブックはないのかな。
夜のローテンブルクをホテルまで帰る。
ひとけが少なく、雨もしとしと降っていて、なんだかちょっと不気味。
こういうときに見回り番人がいてくれたら、たしかに心強いかも。
ホテルに帰り、部屋(なんと、ハネムーンスイート(笑))へ。
このホテルは部屋数が少ないかわりに、部屋がとても広い。
私たちの部屋も、ソファのある部屋、天蓋付きベッドの部屋と二間ある。

リッチな気分で眠りについた。
明日は朝「中世犯罪博物館」を見学してから、フュッセンへ向かう。
この旅行の中で、一番長い距離の移動だ。
早く寝なければ。
おやすみ…
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