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変数(基本)


変数は、プログラムの実行中の値を保存しておく手段です。

変数には普通、その扱いを示す「型」があります。
型の種類は言語によって異なります。
なので型に関してはそれぞれの言語編で行います。


さて、具体的に変数が何なのか?というと、
よく「箱」に例えられたりします。

基本的な変数は「1つの値」を保持します。
その「1つの値」が数値か文字か文字列なのかそれとも別の何かなのかは「型」が決めます。

「1つの値」を保持する=箱の中身
という考え方が馴染みやすいということでしょう。
しかし、私は最初この解説聞いてもよく分かりませんでしたが・・・これ以上の説明が考え付かないのも事実です・・・

「1つの値」が数値なら1や2などの数値を入れることができます。
そしてその数値は加算や減算などに使うことができます。

例として、「val」という名前の変数に5が入っていた場合、
   val+3
等のように書くと(これはC言語の例)「val」はその中身である5に変化して解釈されます。
なので、これは
   5+3
と解釈され、8が答えになります。
この8をまた変数に格納しておけば、次の計算にそれを使うことができます。

ここで、「val」の値をユーザーに入力させると、入力された値に3を足して返すことが出来るようになります。
もちろんこの程度では何の役にも立ちませんが、
計算結果を次の計算に次々と渡していくことで、複雑な計算を行えます。
画像処理も、オーディオ処理も、最終的にはこれの積み重ねによって達成されています。

また、ここで上記の3の方が変数であって構いません。
「vala」が7、「valb」が8の時、
   vala+valb
と書けば、上と同じように「vala」は中身の7、「valb」は中身の8として解釈され、
   7+8
になり、答えは15です。


このように変数はプログラムが入力された値に対して柔軟な処理をするために使用され、
プログラムの規模に伴って変数の数は増えていくことが多いです。

また、今回解説したものを「基本型」(基本データ型)等と呼び、
基本型を複数集めた型も多くの言語で存在します。(これについてはまた今度・・・)


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最終更新 2008/10/17