2005年に劇場で鑑賞した映画作品と、週1回ペースで開催しているFKM上映会(自宅)で上映された映画作品について、簡単なコメントを掲載しています。鑑賞会は(よ)と(み)が交互に主催しており、作品は主催者の独断で選ばれています

2004年分はこちら

※2005/09/24 「スーパーサイズ・ミー」 を追加しました。


スーパーサイズ・ミー
2004年/アメリカ/98分
※原題: SUPER SIZE ME?
(2005/09/24 第20回FKM上映会/主催=よ)
やっぱり。想像以上に身体に悪いということですよね、ファストフード。食べますけれども。みるみる顔に目に表情がなくなっていくのが一番怖かったです。(み)
要は仮説検証ものということですが、特別意外な結末ではありません(と言うより、意外な結末だったら映画にならない気が・・・)。なので、単に「このオッサン、ようやる・・・」という思いで観る映画。ドキュメンタリーとしては切り込み不足な気もしますが、それなりに楽しめました。(よ)

ドッグヴィル
2003年/デンマーク/177分
※原題: DOGVILLE
(2005/09/17 第19回FKM上映会/主催=み)
設定にぎょっとして、展開にぎょっとして・・・。この監督の作品の「奇跡の海」は、もっとも好きな映画の一つだけれど、やっぱり何度もみれない。「ダンサー・イン・ザ・ダーク」も、好きだけどもう見ないと思う。この映画もそんな感じです。(み)
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」の時もそうでしたが、この監督の作品では、自分が映画に求めるものとは異なるものを見せられている気分になります。個人的な好みの問題かもしれませんが。地上に引かれた線だけの奇妙なセットについては、(理解できなくはないけど)最後まで違和感あり。(よ)

シベリア超特急
1996年/日本
(2005/08/27 FKM上映会/番外編)
ひー。こりゃ大変だ・・・。この映像が商品として世に出たことも含めて、難解すぎます。(よ)

WXIII PATRABOR THE MOVIE 3
2002年/日本/100分
(2005/08/21 FKM上映会/番外編)
CATVで劇場版3作(+ミニパト)を一挙放映していたので、観てみました。コミックス版の1エピソードが題材になっていますが、もともと個人的にあまり好きな話ではないこともあって、どうも盛り上がりに欠けます。暗さは一層際立っているし。結末は原作と異なります。(よ)

デイ・アフター・トゥモロー
2004年/アメリカ/124分
※原題: THE DAY AFTER TOMORROW
(2005/08/13 FKM上映会/番外編)
この監督、「インデペンデンス・デイ」からまったく進歩が見られません。なので、あの映画で感動した人がいれば、そりゃもう必見です。怒りを覚えたキミは避けたが吉。笑えたあなたは・・・念のため、気持ちに余裕があるときに。(よ)

モーターサイクル・ダイアリーズ
2004年/イギリス・アメリカ/127分
※原題: THE MOTORCYCLE DIARIES
(2005/08/06 第18回FKM上映会/主催=み)
エルネストを演じるガエルくんはほんとうに魅力的でした。南米各地の壮大な風景をとらえた映像が素晴らしく、特にマチュ・ピチュ遺跡は息をのむ美しさです。派手ではないけれど好きな映画。観てよかったです。(み)
序盤の大雑把な展開とは打って変わって、後半はそれなりの重みがありました。ゲバラという要素抜きには評価できないドキュメンタリー・タッチの作品。(よ)

アメリカン・ビューティー
1999年/アメリカ/117分
※原題: AMERICAN BEAUTY
(2005/08/02 第17回FKM上映会/主催=よ)
思っていた映画と全然違っていてびっくり。ケビンスペイシーが、気持ち悪さ満点。(み)
ケビン・スペイシーの流れで。うーん・・・よくわからない。少なくとも、もう一度見たいとは思いませんでした。相性の問題かもしれません。(よ)

L.A. コンフィデンシャル
1997年/アメリカ/138分
※原題: L.A. CONFIDENTIAL
(2005/07/23 FKM上映会/番外編)
想像していたほどの謎もスリリングさもなく、ちょっと残念・・・。ただ、主演陣の三者三様ぶりはさすが。やっぱり、ケビン・スペイシーは素晴らしいなあ。(よ)

ロスト・イン・トランスレーション
2003年/アメリカ/104分
※原題: LOST IN TRANSLATION
(2005/05/22 第16回FKM上映会/主催=み)
新宿の高層ホテルの部屋から、外の景色をみながら、イヤホンで音楽を聴いている主人公が一番印象的でした。一人で、言葉も通じないし、行きたいところなくて。なんだか、なんでもどうでもよくて。何もあまり考えたくない。前が見えているようで見えていない。ぐるぐるとそういう時間を過ごすことってあったかもしれないな〜と。外国から来た人達は東京をみて何を思うんだろう。でも、この映画はとても好きでした。東京も好き。(み)
解釈しようと思えばできないことはないんですが、こんな安易な理解でいいのかしら、と思わせる作品。登場人物の心の動きが今ひとつ掴みきれませんでした・・・。最後の囁きの内容をどう解釈するかですが、そこを観る人任せにしているってことは、自由に解釈せいってことなのかな。(よ)

海を飛ぶ夢
2004年/スペイン/125分
※原題: MAR ADENTRO
(2005/05/14 新宿武蔵野館)
ある生と死、人の心の中の「自由」について。真っ正面から描かれています。真摯に。(み)
周囲の人間の暖かい眼と対照的に、主人公ラモンの眼の冷たさが、最後までとても印象的でした。重いテーマですが、視点はわりとニュートラル。押し付けがましいところがなく、自然に、丁寧につくられています。(よ)

バッド・エデュケーション
2005年/スペイン/105分
※原題: LA MALA EDUCACION
(2005/05/12 テアトルタイムズスクエア)
美しくて、怪しい、愛のお話。アルモドバル監督の映画は、本当に美しくてためいきがでるほど。女の魅力ってなんだったっけ?というくらい男祭りですが。(み)

歌え!フィッシャーマン
2001年/ノルウェー/105分
※原題: HEFTIG OG BEGEISTRET
(2005/05/05 第15回FKM上映会/主催=み)
北のはずれの漁村のおじいちゃん達も、おでかけするときは、髪に櫛を入れ、一張羅を着る。靴をみがき、たっぷりシェービングをつけて髭をそる。歌うことと、生活することが同じ。かっこいい。(み)
まったり、淡々と進むドキュメンタリー。ちょっぴりコーラスをやってみたくなりました。 (よ)

さよなら、さよならハリウッド
2002年/アメリカ/113分
※原題: HOLLYWOOD ENDING
(2005/05/03 恵比寿ガーデンシネマ)
毒も、笑いも、ハッピーも。ウディ・アレンってやっぱりすごい人です。70歳万歳。(み)
始め、かなりしつこく感じるウディ・アレンの演技なのですが、いつの間にか慣れてしまうんですよね。毎度のことながら不思議です。テンポの良さはさすが。肩の力を抜いて観られる楽しい映画です。(よ)

お熱いのがお好き
1959年/アメリカ/121分
※原題: SOME LIKE IT HOT
(2005/05 FKM上映会/番外編)
おはずかしながら、今さら初めてみました。マリリンってこんなに可愛らしかったんだ・・・あまりに眩しくてドキドキしました。トニー・カーチスやジャック・レモンもキュート。隅々まで作り込まれ、練り上げられた作品でした。まさに「映画」!(み)

サウスパーク 無修正映画版
1999年/アメリカ/81分
※原題: SOUTH PARK: BIGGER, LONGER & UNCUT
(2005/05/01 FKM上映会/番外編)
ケニーを横から見た姿がかわいい。不死身ですし。こんな映画が上映になり、しかもDVDが製品化されているなんて・・・。ぜひテレビ版を見たいと思います。 (み)
・・・のけぞってしまった。ミュージカルっぽい雰囲気とのギャップは悪くないと思いますが。ちなみにこの作品が初サウスパークなのですが、TVシリーズはどんな感じなんでしょう? (よ)

僕はラジオ
2003年/アメリカ/109分
※原題: RADIO
(2005/04/17 第14回FKM上映会/主催=よ)
出来すぎているお話なだけに、最後に本人たちの映像が流れ、実話をもとにしていることが改めて感じられたときに、ほろりと・・・。主役もがんばっていたけれど、エド・ハリスの真剣さと、デブラ・ウインガーの存在感が素晴らしかったです。(み)
正しいから、やるべきことをする。ただそれだけ。変に格好をつけようしたり、言い訳がましかったりしないのが良かった。実話である点が、深みを加えています。演じる役者も、みなエクセレント。(よ)

ビッグフィッシュ
2003年/アメリカ/125分
※原題: BIG FISH
(2005/03/21 第13回FKM上映会/主催=み)
終わりかたがとてもよかったです。(み)
特に胸躍る場面があるわけではなく、わりと淡々と進行するのですが、とにかく最後が良かった。今までで一番心に残るお葬式シーンかもしれません。(よ)

フォーリング・ダウン
1993年/アメリカ/118分
※原題: FALLING DOWN
(2005/03/08 FKM上映会/番外編)
考えなしに次々とキレていくさまが、いかにもキレていく感じで良かった(良かないけど)。一部のまっとうなキャラがいなかったら、観ているこちらがおかしくなりそう。ぎりぎりでバランスがとれていますが、爽快感は全くありません。(よ)

スクールウォーズ HERO
2004年/日本/118分
(2005/03/06 第12回FKM上映会/主催=よ)
(よ)の微に入り細に入る解説付き。最後は泣きました。その後、「プロジェクトX」と、テレビ版「スクールウォーズ」も見ました。もちろん、(よ)のマイDVD。(み)
2時間にうまくまとめていると思いました。照英、似てます。泣きっぷりもよいです。 (よ)

バーバー吉野
2003年/日本/96分
(2005/02/10 FKM上映会/番外編)
いくつかの価値観が対峙する映画なんですが、たぶん勝ち負けで決着する話じゃないのです。その意味では、なんとなく曖昧なままで終わっているのは良かったような。もたいまさこが何かと怖かったです。(よ)

トイ・ストーリー
1995年/アメリカ/81分
※原題: TOY STORY
(2005/02/06 FKM上映会/番外編)
一方、ピクサー作品は比較的すんなり受け入れることができます。「らしい表現」がそうさせるのか、「こういうのもアリなんじゃない?」と思えるわけです。細かな起伏で繋がれるので、全体的には一本調子の感。子供にはインパクト大でしょう・・・おもちゃは大切にネ。(よ)

ライオンキング
1994年/アメリカ/87分
※原題: THE LION KING
(2005/02/06 FKM上映会/番外編)
職場の同僚に借りる機会があったので、今更かもしれませんが、観てみました。・・・ああなるほど、こりゃ似てますね。ディック&ボウまで・・・。(よ)

下妻物語
2004年/日本/102分
(2005/02/05 第11回FKM上映会/主催=み)
やっばい映画でした。笑った〜。細かいギャグ(茨城のレディース描写とか、シベ超とか、タカ○ユリとか)と、濃い俳優陣。私は茨城出身なので、あらゆる意味で!実家近くの牛久大仏まで出てくるし。すげー。最初の5分で、もっていかれました。(み)
勢いです。そしてテンポの良さ。なんかアッという間に終わってしまいました。ま、いっか。(よ)

トロイ
2004年/アメリカ/163分
※原題: TROY
(2005/01/30 FKM上映会/番外編)
いわゆる「イリアス」以後から突然駆け足になるのが惜しい(アキレスが木馬に・・・?)のですが、しっかり作られていると思います。ほとんど戦場ですが、題材が題材だけに止むを得んでしょう。中学生の時分に「イリアス」「オデュッセイア」を読んで以来、自分の中では、いまだに王子のあるべき姿はヘクトルだし、智将といえばオデュッセウス。そのイメージは裏切られませんでした。(よ)

冬のライオン(前編)
2003年/イギリス/80分
※原題: THE LION IN WINTER
(2005/01/29 FKM上映会/番外編)
全体的に演出が舞台っぽいんですが、「父と暮らせば」と違ってそれが良い方に出ている気がします。どの役者も善戦。「え、これで終わり?」と思って、よく見たら前編でした。後編はもちろん、機会があれば舞台版や、ピーター・オトゥール版も観てみたいです。(よ)
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