夢の中へ


今宵の月は、どこか魔性の色を帯びて、空に在った。
ほの白い光の中に、独特の橙が入り混じる。
お天道様の邪気の無い、熱を孕んだ光とは違い、あれはいつもそうだ。何かを潜ませて、何かを企んでいるようにいつもそこに在る。
怪しげな笑みを湛えて、下界を見下しているように鎮座している。

――忌々しい。

マリーアの邸の一室の、冷たい壁に凭れて床に足を投げ出し、蛮は面白くなさそうに小さく舌を打った。
蒼白の色をしている時はまだいい。
今夜のように橙がかっている月は、どうにも思い出したくもない祖母の顔を、その脳裏に浮かび上がらせてしまうのだ。
幼い記憶の中に、何かその2つを関連づけるような過去の情景があるのだろう。
もっとも、わざわざそれを記憶の中に辿ろうという気は更々ない。
どうせ、不快な記憶に決まっているからだ。思い出したところで、煙草が不味くなるだけだ。
思い、紫紺の両眼をやや伏し目がちにする。

そして、再び睨めつけるように窓越しに月を見上げる蛮の指先で、ふいに長くなった煙草の灰が折れた。


「うおっと」


それが床に落ちる寸前に、目前からやおら現れたアルミの灰皿が間一髪で受け止める。
一瞬で、蛮を取り巻く空気が変わった。
「あ?」
「あ?じゃないでしょー、蛮ちゃん! マリーアさんのおうちの床焦がしちゃったら叱られちゃうよ!」
言って、その灰皿を蛮の傍らの床に置き、蛮の前を通って銀次がその隣に腰を下ろす。
「あー、いいお湯だった!」
タオルを首に巻いて、髪を軽くごしごししつつ、銀次が満足げに笑う。蛮が、髪を拭うのを少々乱暴な手つきで手伝ってやりながら、からかい口調で言った。
「ちったぁ、酔いは覚めたかよ?」
「え? オレ、全然酔ってなかったよ?」
「ったく。テメーは、いっつもそう言うんだよ。足立たねーで、オレに抱えられながら店出て、大声で歌うたいまくって。どう見ても誰が見ても泥酔状態だって時でも、"オレ、酔ってないよー"ってよ。どこがだっての!」
「きょ、今日は違うもん。シャワーも浴びたし。しっかりしてるよ、ほら」
「へいへい」
「信じてないなぁ」
銀次のふてくされたような物言いに、蛮が笑む。
その視線は、先ほどとはうって変わってやさしい。
蛮が、心中で苦笑する。
陰鬱となっていた気配が、嘘のように掻き消されている。
代わりにあるのは、やわらかであたたかい気配だ。
己を包むように、今、隣に在る。
蛮と同じように壁に背を凭れかけさせ、銀次が立てていた膝を落として足を投げ出す。
モスグリーンのパジャマに着替え、くつろいだ風だ。
そのまま、湯上がりのあたたまった身体を、何のてらいもなく蛮に預け傾けてくる。
蛮の目が、また一段とやわらかみを帯びた。



ちなみにそのパジャマだが。蛮のものは、同じデザインで黒だ。
いつのまにかマリーアが用意していたものだが、その用意周到っぷりが蛮には気に入らない。

しかも、揃いってのはどういう了見だっての!

だが思い切り叩き付けるはずの毒づきは、"わーい、蛮ちゃんとお揃い〜!v"と満面の笑顔で大喜びする銀次を前に、溜息に変わった。
やれやれ。まったく。
何が嬉しいんだ、パジャマのデザインがオレと同じぐれぇでよー。
呆れつつ、はしゃぐ銀次を見る蛮の耳元で、魔女マリーアは魅惑的な声で囁いた。


『ああん、アタシも一度でいいから、そーんなとろけそうなやさしい目で、蛮に見つめてもらいたいわぁんv』


『な、な、な、何言ってやがんだ――! このクソババア!』
『あ? どったの蛮ちゃん?』
『うるせえ! シャワー浴びてくる! テメーは部屋で待ってろ、後で話があっからよ! いいか、オレの風呂の間に寝ちまうなよ、わかったな!』
『え? うん。…うん…! わかった。蛮ちゃん』

バスルームに大股で向かう蛮の背中に、銀次がさも嬉しそうに微笑むのをマリーアは見逃さなかった。
そして、ほくそ笑んだ。

蛮――。
銀ちゃんは、あなたには過ぎたパートナーだわよ、と心の中でこちらもまた嬉しげに微笑みを漏らしながら。
畏れることなんか、何もないんだから――と。





もはや、マリーアに言われずとも。
畏れるものは、何もなくなった。
たとえ、この先何が起ころうと、また、過去に何が起きていようと。
――銀次との間にあるものは、決して揺らぐことはない。
それは、もはや事実であり、確信だ。

銀次は、その広く深い懐で易々と蛮の過去も受け止めて、微笑みをくれるだろう。

それでも。
そこに関連付く、己の傷の深さや痛みは、できれば銀次には知らせたくない。
なぜなら、自分が感じたとそれ以上の傷みを、銀次はやさしい心で己のものとしてしまうだろうから。
できれば、そこは。それだけは。



「蛮ちゃん?」



銀次が、ふっと視線を上げて、蛮の横顔を見つめ頬を赤らめた。
自分の足の上にあった手が、ふいに蛮の手の上に掬い取られるようにされたからだ。
蛮の方は一向に気にもとめない風で、左の手にあった残りの煙草を口に運び、ゆっくりと吸い込む。
長めの息で、それを吐き出した。
その蛮の足の上に置かれた右手の上で、銀次の指先は蛮の指に弄ばれる。
軽く弾かれたり、ゆるく絡みつかれたりしながら。
銀次がくすっと、小さく笑みを浮かべた。
実は、これは、いつのまにかついた蛮のクセのようなもので。
何か深い考え事がある時、単に手持ちぶさたな時、それから何か心配ごとや不安な考えがその頭を過ぎっている時。
銀次の指は、よくこうやって使われる。
一種の精神安定剤のようなものだろうか。乳児のおしゃぶりのような?
もっとも、本人は本気で無意識らしいのだ。
それが、銀次には楽しい。
ちょっと、何とも照れくさい気がしないでもないけれど。
蛮の乾いた指先は、大好きだから。
手の甲を軽くノックされるだけでも、自然と笑みがこぼれるほど嬉しい。
そして、思わずその肩に甘えるように、頭をもたげていってしまうほど。
そばに自分がいない時はどうなんだろう。誰か他の人の指をこうするんだろうか。
考えるけれど、どうもそれは違う気がする。
その確信が、自分で持てることがまた嬉しい。

身体を蛮の方にさらに傾けて寄りかかっていくと、小さく"重え"と笑いを含んだ声がした。
普段より、少し低めの。
ベッドで聞く声とは、また違う少々掠れめの。


ふと、この声のまま、彼の十八番(おハコ)が聞きたくなった。
でもリクエストはどうせ却下されるだろう。
思い、自分でそっと口ずさんでみる。
蛮の思考を邪魔しない程度の小声で。




「♪さがしものはなんですか〜 見つけにくいものですか〜
カバンの中も つくえの中も さがしたけれど見つからないのにー」


そこまで歌って、蛮の肩に顎を乗せ、銀次が少々上目使いになる。
腰の位置が少し前にずれているため、銀次の頭の高さは、蛮よりも低い。
いかにも"歌って"と言わんばかりの視線に、それを見下ろし、蛮が驚いたような顔の後、困ったような顔つきになる。
銀次的には、いつも元気いっぱい歌うところを、できうる限り声を潜ませ、呟くように歌ってみたのだが。
場にそぐわなかったかな?
思いつつも、とりあえず自身で続けてみる。


「♪まだまださがす気ですか? それより僕と踊りませんか〜?」


上目使いのまま、台詞を音にのせているといった感じの歌い方に、自分が歌うよりソッチをもっと聞いていたい蛮が"続けろよ"と目で催促する。
銀次が、もうと唇を尖らせた。


「♪夢の中へ 夢の中へ 行ってみたいと思いませんか〜」


「…ねえ」

再びの催促の目線と短いお強請りに、蛮がそれを見返し、やれやれと眉を下げる。
ここから先は、それでも自分的には歌いやすい。
特別気に入りの曲と言うわけではなかったが、奪還屋を始めた頃に何げに口ずさんでいたら銀次が覚えてしまった。
その頃は、二人が唯一一緒に口ずさめる歌がこれだけだったから。

何よりも、自分で驚愕したのは、今までろくに歌など歌うこともなかった自分が、無意識にでも聞き覚えた歌を口ずさんでいたことだった。
それだけ銀次とともに生き始めて、自分は浮かれていたのだ、一人じゃない毎日に。
それを如実に思い出す。
おかげで歌い始めは、仏頂面になってしまった。


「♪休むことも許されず 笑う事は止められて
はいつくばって はいつくばって いったい何を探しているのか」


思った通りの、ややハスキーボイスになる低音に、銀次がうっとりと聞き惚れる。
"あとはテメエだ"と睨まれたので、慌てて続けた。


「♪探すのを止めた時 見つかることもよくある話で
踊りましょう 夢の中へ 行ってみたいと思いませんか〜?」


銀次がそこまで歌って、蛮のパジャマの袖を引っ張る。
蛮の眉が盛大に上がった。
"もう歌わねえぞ"とそう言っている。
ええーと、不服そうな琥珀の瞳が抗議した。
そして最終手段のお強請りは、二人がまだ出会ったばかりの頃、蛮をしょっちゅう赤面させたあの"最強の天使の笑顔"でなされた。
蛮は、未だにこれに勝てた試しがない。
案の定、舌打ちした。
"しゃあねえな"の意味で。
銀次が勝利に、さも嬉しげににっこりする。声を合わせた。


「「♪さがしものはなんですか〜?
まだまださがす気ですか?
夢の中へ 夢の中へ
行ってみたいと思いませんか――?」」


歌い終わった銀次は、頬を染めて満足げに手を叩いた。
「わーい、ぱちぱち〜♪ やっぱり蛮ちゃんって、低い声で静かに歌うとすごいカッコいいっていうか…! いたぁっ!!」
思い切り星が飛ぶほど頭を殴られ、銀次が思わず涙目になる。
「なんで殴んの〜〜!」
「歌う時に、目の前まで顔寄せて見つめんな!って、いつも言ってるだろうが!!」
「だって。デュエットってそうするモンだって、波児さんが言ってたよ?」
「そりゃ、男とオンナの場合だろうが!」
「えー。でも、せっかく一緒に歌うのに、ワケわかんないカラオケの映像見てるよか、蛮ちゃんの顔見てる方がオレは楽しいし!」
「あーのな〜」

真顔で言われて、思わず返す言葉に詰まる。
昔の自分なら、まずここで赤面しているところだ。
まったく、銀次には、いったい幾度そんな顔を見られたことか。
そんな、何一つ包み隠すことない"素"な自分を――。


兄のように慕った邪馬人にさえ、そんな自分を見せることはついになかったのに。


そして、ふと思う。
邪馬人との出会いがもし、銀次との出会いの後だったら。


――救うことが出来たんじゃないだろうか。
   今の自分になら、それが出来たんじゃないだろうか。
   銀次と出会った後の、今の自分になら。


変えることが出来たかもしれない。
運命だとか、そんなものクソ食らえだと余裕で笑いとばしながら。
すべての流れを変えていけたんじゃなかっただろうか。
本来在るべき筈の、正しい時の流れの奔流へと。




いや。
だからこそ。今、卑弥呼を――。





「ねえ、蛮ちゃん?」

ふいに、自分の思考に入ってしまった蛮に耳元で銀次が呼んだ。
「あ?」
「蛮ちゃんのさがしものって、何?」
「…は?」
唐突な問いに、蛮が指に挟まれたまま放置されていた煙草を灰皿に揉み消した。

「卑弥呼ちゃん? 鏡の中の――。それとも、もっと前に失くしてきたもの?」
「…銀次」

顔を銀次に向ければ、真摯な琥珀が自分を真っ直ぐに映している。
「オレも。オレも、一緒にさがしちゃいけない?」
問いかけてくる、あまりにも真剣な瞳の琥珀の透明度に、蛮が答えるのも忘れてそれに見入る。
「だってさ。ほら。さがしものって、一人で探すより二人で探した方がさ。断然早く見つかるっていうか、結構意外なとこから出てくるっていうか」
「…ああ」
「一人ではいつくばって探してたって、高いところにあるものは絶対に見えないよ?」
あまりにも必死な形相でそういう銀次に、蛮がそれを見、フ…と笑んだ。


「テメー、生意気」


言って、軽く銀次の額を拳でこづく。
茶々を入れられるような形になっても、構わず真剣な瞳のまま、銀次が続ける。

「失くしたもんがあるなら、オレが一緒に探してあげる。奪還だけじゃなくって、蛮ちゃんがもし失ってしまった大事なものがあるんなら。それは、たぶんオレにだって大事なものに違いないんだし――。だって、だってさ。GetBackersのsは…!」
「一人じゃねえって意味だもんな?」


金の髪をくしゃりと撫でて、蛮が続ける。
銀次が、それにコクンと強く頷いた。
それを愛おしげに見つめて、蛮が銀次の額に自分の額を寄せる。
告白は、突然だった。


「一人だなんて、思っちゃいねえよ。もう――」


「蛮ちゃん…」
「テメエがいる――」


額を寄せながら、啄むように、銀次の唇にキスを落とした。
そして、両の手でその金の頭を包むようにしながら、瞳を寄せて囁くように、けれども強く言った。


「オレは、一人じゃねえ」


言って、再び唇を塞いだ。軽く舌を絡ませ、深くなりすぎない内にやんわりと離れる。

「だろ…?」
「うん…!」

「つまんねえ心配するんじゃねえよ。もう、一人で抱え込むようなことはしねぇ。お前とずっと一緒にやってくと決めた時から――。巻き込むことは覚悟してきた。そのために、お前にどれほどの災難が降りかかるか、それも考えたけどよ。そんなことになっても、お前とは離れたかねぇ。離せねえ」


「どうする?」
「え…?」
「一生、離さねぇぜ?」
「蛮、ちゃん…」


「腹、括れや。銀次――」


みたびの口づけは、深かった。
舌が痺れるほど深く吸われ、息が上がるほど呼吸ごと奪われた。




「…どうしよ」
「あ?」
銀次の声が上擦り、震えている。
「どうしよう、蛮ちゃん」
震える琥珀を目の当たりにして、蛮がさすがに心配そうな顔つきになった。
「…あんだよ」
「どうしよう、オレ、すごく嬉しい…」
「…おい」
「なみだ…。出そう…ってか、もう出てるし…」
ぽろぽろと大きな琥珀を瞳を溢れてくる涙に、銀次が戸惑ったような顔で蛮を見つめる。
「…銀次」
「どうしよう、止めらんない…」
「――アホ」
「だって、そんなこと言ってくれると思わなかったから」
涙に濡れる両の頬を、蛮のあたたかな手の平の中に包まれて、銀次がきゅっと唇を噛んで、胸の内を告白する。
「オレはまだ、駄目なのかなって。そう思ってたから…。まだ、蛮ちゃんの過去に関わることは、オレじゃ、駄目なんだって…」
「銀次」
「オレじゃ、力不足…」
言うなり、新たな涙がまたその瞳をこぼれ落ちる。
いったい、あの笑顔の下で、いつの間にそこまで思いつめていたのか。
"力不足はコッチだろうが"と、蛮が心の奥で舌打ちする。
それでも、口をついて出た言葉は、存外に軽かった。


「ばーか」


「んなこた、あるわけねぇだろが? オレはただ、考えてただけだ」
「考えてた?」
「テメーのアホなおつむでもちゃんと理解できるよう、どう説明してやったらいいかってな。魔術や呪術に関わることは、いちいち根が深えからよ」
「うん」
「さらに呪いとなりゃ、一筋縄じゃいかねえ。マリーアの説明でもわかったろ?」
「うん」
「今までの敵とは違う、えれぇ厄介なものを相手にすんだぜ? 覚悟出来てんのかよ?」
「――うん!」
力強く頷いてくる銀次に、蛮が満足げに笑む。
この真っ直ぐな瞳が、いつも蛮を間違わせない。
必ず、全てを正しい方向に導く。
自分で気づいてはいないのだろうが、無限城の外に置いても、それは銀次の揺るぎ無い力となっているのだ。
銀次の両手を、自分の手の平の中に包んで蛮が言う。


「いいのか? 離さねぇぞ、この手は」
「――オレも、離さない」
「何があってもだ」
「うん! 何があっても」















「つーわけで」
「はい…? うわっ!?」

手に手を取り合って見つめ合っていたはずが、やおらその腕の中に横抱きに抱き上げられて、銀次が驚いたようにその首にしがみつく。


「ちょ、ちょ、ちょっと蛮ちゃん! なんでこうなんの?! なんか、オレ気がつけば、いっつもこういうコトになっているような…!」


喚く銀次を、さも当然のようにベッドに下ろすと、その上にのしかかりながら蛮がにやりとする。
「夢の中につれてってくれんだろ? いっしょに踊ってくれって、言ったじゃねえかよ」
「そ、そ、それとこれとは…! って、しかもあれ、そういう歌詞で! あ、お話は!? 話あるって言わなかった!? ねえ、それはどうなんの!? ちょっとねえ、蛮ちゃん!」
パジャマのボタンを外されながら、銀次が藻掻くように足をばたつかせる。
「ああ、うるせえ! それはまた、夢の途中の道すがら、よ――」
「ええ!? また道すがらなの―! って、あ、もうっ! ちょっと蛮ちゃん、やめ…! 
――あ…」
開かれた胸に唇が寄せられ、同時にするりとズボンの上から中心を撫でられ、銀次がカッと頬を染める。
蛮が、嬉しげに言った。


「すっかりその気なクセしやがってよー」


その言葉に、抗議のように頬を赤らめ唇が尖る。
「だって、あんな声で耳元で歌われちゃったら」
「オメーこそ、あんな目で、誘うように歌いやがってよ」
「えー、オレは普通に歌ってだけっしょ」
「嘘言うんじゃねえ。しかも、久しぶりのベッドのある部屋に、さっきから落ち着かなかったくせによー」
胸の上に朱を落とされながら、布越しに中心を煽られ、銀次の両膝がベッドの上で跳ねた。
「もう…っ、蛮ちゃん。マリーアさんに聞こえちゃ…。あ…!」
「おーう聞かせてやれ。あと100年は、煩悩のままに長生き出来らぁ」
「もおー」







――果たして。

約束は、それでも違えることなく、しっかりと成された。
蛮は言葉の通り、夢の途中で寄り道するように、銀次に、過去を話して聞かせた。
何一つ、包み隠すことなく。
すべて。


ただ、自分の痛みや心に受けた傷の部分の説明に関しては――。
快楽のままに甘い悲鳴を上げていた銀次の耳に、しっかり全部が届いたかどうかは、まったくもって定かではないが。








END





マガジン38号の妄想が、こんなところまで(笑)
これは私と一日違いのお誕生日の基さんへ、プレゼントとして捧げまーす。
お誕生日おめでとう、基さん。…ついでに私(笑)

自分の誕生日には、その時一番書きたいものを書くぞ、と決めていたので。
ラブラブ&蛮ちゃんプロポーズ&蛮銀デュエット(小説では、わかりづらいけどー/笑)が書けて、大変楽しかったです。

よかったら感想など、おきかせくださいませー。

あ、小説中の歌は「夢の中へ/井上陽水」です。さすが陽水さんだ。
よくよく聞いたら、深い歌詞だった。








novelニモドル