■ 愛ノ磁力 ■





ええっとね、オレたちはまたしてもラブホテルに来ています。
この前来た時からは、ちょっとお久しぶりなのです。

だってさ、仕事なかったし、お金もなかったし。
お仕事なくてお金ないと、せっくすも出来ないみたいです。不便ですね?
いや、オレはそんなに不便じゃないんだけど、蛮ちゃんはそう言ってます。
別にオレは、何だったら「てんとう虫くん」の中ででもいいよって言ったんだけど、どうも蛮ちゃんには、ソレに関しては色々ポリシーがあるみたいです。

まあね、前にちょこっと「てんとう虫くん」の中でさわられたりもしたんだけど、オレ、なんかくすぐったくて暴れちゃって、あちこち青痣やら赤痣(これは蛮ちゃんがつけたらしいです。・・・・オレ、噛み付かれたのかな?痛くなかったけど)つけちゃって、蛮ちゃんもフロントガラスで頭ぶつけたりして大変だったので、やっぱりホテルでしようね?ってことになったみたいです。

特にショヤは、落ち着いてヤりたいそうです。
落ち着いたら、どう違うの?
よくわかんないけど、最初は時間がかかるそうです。
その方がテメエもいいだろ?と言われて、うん!と言ったものの、オレ、イマイチよくわかってないんだけど。

まあ、それはともかくとして。

今、蛮ちゃんはシャワー浴びてます。
オレはもう先に大急ぎで済ませました。
急いだ理由?
だって、ここのバスルーム、ガラス張りな上、変な椅子が置いてあるんだもん。
恐ろしくて、ゆっくりなんか入ってられません。

蛮ちゃんも”早ぇな、オイ”とか驚いてたけど、「ま、オレを待ってる間、コレでも読んで勉強しとけや」などと言って雑誌を渡してくれました。
公園のベンチに置いたままになってたのを、いつのまにかゲットしてたらしいです。

ふーん・・・。

「うわあ!!」

パラパラめくってみたオレは、びっくりしました!!!
うわあああ、コレ、女のコの裸ばっかりなんですけど!
しかも、そんなあられもない恰好で・・・!
チチ・・・・ チチが・・・・・ その上、ぱ・・・・パンツも、み、見え・・・・・!!!

ぼたぼたぼた。
思わず鼻を押さえてティッシュを探すオレに、蛮ちゃんがガラスの向こうのバスルームでシャンプーで髪を泡立てながら、ソコソコ!とベッドの頭の方を指さしてます。
こういう時、ガラス張りのお風呂って便利だね。
あ、ほんとだ。
ベッドの上のとこに、さすがにティッシュはいっぱいあるよ。
鼻血拭くのに使うためじゃないだろうけど・・・。

ティッシュで鼻血を拭いて、コンコンという音にバスルームを振り返ると、蛮ちゃんがにやにや笑ってます。

「・・・ばぁんちゃん。何だよぉ、この本・・」
「おう、オレが行くまで、ソレ読んで自習な! ギンギンにコカンおっきくして待ってな。すぐ行ってやっから!」

すぐ来てくれなくていいです・・・。
なんとなく見られてると落ち着かないので、オレはバスルームから見えないように、床の絨毯の上にへたり込むと、ベッドの影に隠れて、もう一回本を開きました。

いや、そりゃ、オレだって男だし、キョーミはあるし。
女の子のハダカとかみたら、やっぱ下半身に血が集まるというかなんというか・・・。
でもさ。
変だよね。
オレ、これから、女のコとするんじゃなくて、男の蛮ちゃんと、しかもだ、だ、だ、抱かれ・・・・。
なんかいまいちピンと来ないけど、抱かれるらしいです、オレ、蛮ちゃんに。
だから、なんかこう、男の人と女の子が絡んでるの見て、興奮してていいものかと・・。
でも、これが男同士の絡んでる写真とかだったら、やっぱちょっとコワイ・・というか、明らかに萎えちゃう気がするし。

・・・やっぱ、コレでいいのかなあ・・?

でも、蛮ちゃんのことは、オレにとってはトクベツで。
さわられたりしても、そりゃくすぐったいのが先にきちゃうけど、全然気持ち悪いとかなくて。
むしろ、そうされて嬉しいっていうか。
だからね、オレも、蛮ちゃんとスルのは全然抵抗ないんですよ。
ただね。
そういうの初めてでよくわかんない上、過去に何回か一緒にホテルに来てるのにまだ一回もシてないっていうのは、その・・・・。
オレのちょっと変わった体質のせいで・・。

気持ちイイと・・・・。
出ちゃうんだよねー・・・。

え? フツーですか・・?
あ、でも、たぶん、ソレじゃなくて。
オレの場合、出るもんが違うっていうか・・。
しかも早いらしいし。
あ、だから、ソレの話じゃないですよ?

はあぁ・・・。

いや、ため息ついてる場合じゃない。

今日こそ、そうならないように、せめてあんまり早く出ちゃわないようにしないと。
先にちょっと出しといた方がいいかな・・。
刺激に慣れるのも大事だって、蛮ちゃんも言ってたし。

あ、でもいきなり写真見ると、また鼻血でるから・・。
そうだ、小説のとこ読もうっと。

えーと。
レイプ体験告白・・?

・・・・・れ、れいぷって?
「いやなら、この写真、学校中にバラまくぜ」。
私は25歳の女教師。ある日の放課後、生徒たち3人に呼び出され、教壇の上に押さえつけられてしまいました。
・・・なんか、よくないな。そういうの。脅してるんだよねー。
先生も、そんなのに負けちゃいけないよ・・! 
で? 
えっと・・・・。
服をナイフで引き裂かれ、足下にいた子がいきなり私の・・・・・・パンティを・・・・・り取り・・? 
強引に押し入ってきた指が私の・・・・を・・・・り、乱暴に・・・・・いて・・・・・・? 
ううん・・・なんか難しい漢字ばっかりになってきて読めない・・んですけど・・・・。


「オイ」
「うわ!!」

いきなり、背中から声かけないでよ、びっくりするでしょうが!

「んなに驚くことねーだろが?」
「だって、蛮ちゃん・・! いつ、お風呂から出たの?」
「さっき。んだよ、エロ本に夢中で気がつかなかったのかよ。で、自習はどうよ? ちーとは成果上がったか?」
「うーんとね。この漢字が読めない」
「あ? どれだ?」
「これ」
「毟り」
「ふーん。じゃあ、コレは?」
「襞」
「あ、そうなんだ。じゃあ、コレとコレは?」
「嬲ると蠢く・・・ってなぁ! テメー、誰が漢字の自習をしろって言った!? 」
「のあっ!!」

ゲンコされちゃいましたー。
もう、蛮ちゃん、ホテル来てもゲンコするんだもん、ひどいなー。

「ってことは、そっか! わかったああ」
「あ゛ぁ?」
「”パンティをむしり取り、強引に押し入ってきた指が私のヒダをなぶり、乱暴にうごめいて”だー!!」
「朗読すんじゃねえ!!」
「のわあああ、なんて恥ずかしいことをされてるんですかー! 先生〜っ!」
「あほか、テメエ・・」

思わず真っ赤になってビチビチビチとタレるオレを、ひょいと首ねっこを掴んで、蛮ちゃんがポンとベッドの上に放り上げました。
ベッドに上げる時、タレてると便利ですね?

「ホテルで、タレんのはやめろ!」
「はーい」
でも叱られちゃいました。
叱られたオレは、ちゃんとすぐにリアルモードに戻ります。

「ったく、テメーはよ。エロ本読んで、元気に1人でシゴいて待ってんのかと思いきや・・ 漢字でつまってやがるとは・・」
「だって、むずかしいんだもん」
そう言って、ベッドの上で体育坐りをするオレの横にきて、蛮ちゃんがにやりとします。
ぎく・・。

「・・・とかなんとか言ってよ」
「え?」
うわっ!!
な、何、何すんですか、蛮ちゃん!!!!
いきなり、バスローブの下から入り込んできた蛮ちゃんの手が、オレの股間を・・・。
「・・・・あ・・!」
「んだよ、しっかりウォーミングアップできてんじゃねーか」
な、撫で回さないでよ、ちょっと・・・!
ああ、パンツ履いててよかった・・。
いや、そんなことで安心している場合じゃないよね。
蛮ちゃんの手が、下着の上から、オレの、まるで形を確かめるようにさわってます。
なんか、えっと・・・。
「・・・ああ・・・・っ!」
「気持ち、イイだろ・・?」
うん・・・と、恥ずかしくてとても声に出せないオレは、頷くだけです。
そのまま、ゆっくりとベッドに倒されて、オレはシーツの上に投げ出していた素足をぎゅっと引き寄せて、オレの身体の上に乗り上げるような形でくれる蛮ちゃんのキスを受けます。
蛮ちゃんのキスは、慣れてて・・。
ちょっとこのへんは悲しい気がするけど、それはこの際考えないことにして。
とにかくほとんどキスの経験もないオレでも、そうとわかるくらい上手です。
唇をちょっとなめるようにされると、ソレだけで、ぞくぞくとします。
その後、触れるだけのやさしいキスをして、唇を合わせ直してのディープキス。
このへんから、オレ、もうぼうっとしちゃって・・・。
薄く目を開くと、蛮ちゃんの顔が目前です。
邪眼かけようとしてない時でも、蛮ちゃんの瞳は吸い込まれそうにきれいです。
青紫のような瞳で、こんなに近くで見つめられると、もう気を失いそうで。

「コラ、目、開くんじゃねえ」
「ん・・・」
自分だって、開いてるくせに。
舌が絡まる。
ちょっと苦・・・。
あ、いつのまにか、オレに黙ってビール飲んでたんだ・・・。
ズルイなあ、もお。
でも蛮ちゃんの舌のやわらかさに、そんなことどうでもよくって。
舌を絡ませて、すぐ逃がすようにして口の中を丹念に舐めて、また再びオレの舌を掴まえて絡ませる。
すごく、気持ちがイイのです。
夢見心地・・。
たっぷりと長くキスした後、唇が離れて、オレの顎を伝うようにして、蛮ちゃんの唇が喉元に降りていきます。
鎖骨とか、そのへん、くすぐったいです。
バスローブの紐が解かれ、胸がはだけられると同時に、蛮ちゃんの唇も降りてって。
チクビとか、そのへん。
オレ、ちょっと苦手です。
苦手っつうか!
うあ!
だから、気持ちイイかとかって聞かないでよ、オレ・・。
あ、舐めないで・・・。
なんか、変なカンジがして、ちょっと、あ・・・!
「蛮ちゃ・・・・」
「ん?」
「は・・・・ぁ・・・ 蛮ちゃあ・・・ん」
「んだよ?」
「オレ、チチないのに・・」
蛮ちゃん、とびきり大きいの好きでしょう?
ヘブンさんみたく。
オレ、男だから当たり前だけど、ぺったんこだよ?
「あ?」
「男のチチでもいいの・・・?」
「んま。でけぇ方がいいに決まってるけどよ、オメーの、色も形もイイしよ、我慢しといてやらぁ」
「・・・・・・・あ」
言いながら、舌先で転がして、軽く歯を立てます。
うあ、やめて・・・!
ちょっとダメ、それ!
「ば・・・蛮ちゃ・・・・ぁ・・ん・・・ソコ・・・・」
「そのうえ、感度もイイしな、おまえ」
じゃなくて、そうじゃなくて、あ、そうじゃなくてじゃなくて、ソコはそこで合ってるんだけど。
その、おシリさわってる手は、何・・・なの・・・。ちょっと・・!
下着の上から、谷間に沿ってじわじわさわんないで。
くすぐったいよぉ・・・。
その手が前に回って、布ごしに、またオレのにふれて、手の中に軽く握る。
蛮ちゃんの、手の中だ・・・。
やだな、さっきよりずっと熱くて固くなってんの、蛮ちゃんに知られちゃうよ・・。
「や・・・・ああぁ・・・・は・・・・ぁ・・・!」
何度か軽く指を絡めて、ゆるゆると扱いた後、トランクスの裾から手が入ってくる。
どうしてお腹のゴムんとこじゃなくて足のとこからなのか、よくわかんないけど、蛮ちゃんはソッチのが好きらしいです。
ゴムをくぐるのはロマンがないというけれど、どっちも同じじゃないかなあ、という気がするのですが。

う・・・!

直にさわられると・・・。
や、なんか、ナマナマしいカンジが・・・!
先の方とか、指でイタズラしないで。
うあん、すごい、イイ気持ち・・・!

あ、でもでも蛮ちゃん。
脇腹はダメー。
ああうう、内腿のその辺りとかも、あ、ちょっと、本当にその辺ダメだし・・!
お願いだから、さわんないで・・!
その辺、本当にちょっとマズ・・・・!


「ぐがう・・・・っ」

「・・・・・・あ゛あ゛!?」

「ば・・・蛮ちゃん・・っ! オレ、ソコ、すごいダメ・・! んごお・・・・」
「あのなぁ・・!」
「はい・・」

言いたいことはわかってます!
ダメなのです。
なんで、そんな声出すのかって、確か前にも注意された気がします。
だけどね、くすぐったいの!!
くすぐったいの我慢してて、笑っちゃいけないとイキを殺して我慢してると、喘いだ途端にそんな声が出ちゃうの!
オレのせいじゃないよ〜

「オメエなあ!」
「だって、くすぐったいんだもん!」
「それはわかってっけど! しかも、前みてぇに爆笑しねえだけでもマシだけどな!」
そういや、爆笑したこと、ありました・・・。
その節は・・。大変申し訳なかったと。
「だからってなあ。もうちょっと色っぽく鳴けねえかっての!」

色っぽく・・?
鳴くの・・・?
鳴く???

「わーったか??」
「ハイ・・」

っとかよー・・とか舌打ちしつつ、蛮ちゃん、行為再開です。
あ、ちょっと待って。
一応、聞いておこ。

「あの・・・鳴くってのは、どう・・・?」
「まんまでいいんだよ」
「ふうん?」

あ、蛮ちゃんの指が、今度は背中をなぞってます。
気持ちいいです。
でも脇の方にズレると、少しやっぱくすぐったいのです。
ああ、また変な声、出そう。
どうしよう。
あ、鳴くんだね、鳴く、鳴く。
まんまで。





「・・・・・・・・・・・・・・・・・・ワン」





「・・・・・・・・・・・・・」






どごぉっ!!!




ゲンコされちゃいました・・。

・・・あれっ?





「そおおゆうう、鳴くじゃねえええええ〜〜〜〜っっ!!!!!!」







タンコブできちゃった。
2つも。
「だって、まんまでいいって言ったじゃないか〜」
「オレは、感じたまんまでいいって言ったんだ!」
「あ、そうなの、まんま犬とかネコとかじゃないんだね!?」
「ったりめーだ!! アホかぁ! おのれはぁぁ!!」
「だって、だって」

思わずタレそうになるオレを、蛮ちゃんがギロッと恐ろしい目で制して、タレを阻止しました。

「ああもう、んっとに、ムードもへったくれもねえヤローだ! わーった、テメエがそう来るなら!」
いえ、オレは別に、そう行こうと決めたわけではなく・・・。
「もう前戯省略、こうなったら一気にブチこんでやらぁ!」

・・・なんとなく、蛮ちゃんって、最終的にはいつもこんな事言ってる気がします・・・。
所詮、ムーディーなのって、向いてないんじゃあ。
いや、オレが言うことじゃないケド。

「でででででも、一気に入れると痛いからって、前に言ってたくせに〜」
「ウルセエ! どっちにしたって最初は痛いモンだ。我慢しやがれ!」
「だって、すごく痛いって・・」
「テメエの事だ、食や、すぐに治るだろ。まあ、あんま、ひどく出血したりしねえようには気ぃつけるけどよ」

え・・? そんなに血が出んの・・?
さすがにちょっとコワイような。

あ、でも気持ち良くなる前に痛かったら、アレも出ないし、ちょうどいいかな・・。
オレ、痛みには強い方だし。
蛮ちゃんだって、その方が安全かもしれない。
そうだね、いっそ・・。

痛いのの方が我慢できそうだし。
アレ出すより。
気持ちいいと、アレ出すのは途中で我慢出来ないんだから。

「うん。わかった」
「・・・・あ?」
「思いきり、痛くして」
「・・・・・・・・」

蛮ちゃんのためなら、我慢できるよ。
痛いの、平気。
後は・・・。
深呼吸、深呼吸・・・。


無言になった蛮ちゃんに一抹の不安を覚えつつも、きゅっと目を閉じ、来るべき衝撃に対処すべく精神を落ち着かせる。
力抜いてたら、きっとちょっとは楽だよね。
なんせ、あんな狭いとこに、蛮ちゃんの、あんなおっきなの入れるっていうんだから。
そりゃ、ちょっとやそっとの痛さじゃないと思うけど。

オレだって、アレさえ出ないんなら安心して蛮ちゃんと一線越えられるし。

だから、蛮ちゃん。
どうぞ、オレを好きなようにして・・。


「・・・・・・・・・・」


なんか、チッとか短く舌打ちする声が聞こえたけど。
でも、もう目開くと怖くなるだけだから、じっと目を閉じて待っておくことにしました。
バスローブの前が開かれ、パンツに蛮ちゃんの手がかかり、一気に引き下ろされ足から抜かれたカンジが・・・。

うわ・・・。
なんか、すーすーするよ。

膝の裏に手が掛けられ、足が持ち上がって大きく開かされました。
なんか、視線感じるよ・・。

・・・・・・コワイ。
も、いいから、早く・・。
早く、蛮ちゃん。

思ったところに予想外の衝撃が来ました・・・!
熱い息と一緒に。

「・・・・・・え!?」

慌ててばっと目を開き上体を起こそうとするオレに、蛮ちゃんが大きく開いたその足の間に入り込み、腰を押さえながら勃ち上がってたオレのモノをやおら自分の口に含んだのです。

「イ・・・・・ヤあああぁぁぁ・・・・!!」

あまりなオレの叫びに『オレはゴーカン魔かよ・・・』という蛮ちゃんのツブヤキが聞こえた気もしたけれど、オレはもうそれどころではありません!

だって、ソレ、嫌なんだってば!!
本当に本当に、嫌なんです!
ねえ、蛮ちゃあん。
前にそう言ったじゃない・・!
オレ、蛮ちゃんのにしたげるのは大好きだけど、されんのヤなんです、本当です!
だって、恥ずかしいもん!!
蛮ちゃんのクチんなかに、オレのソレ・・・!
うああああ・・!
だめだ、考えただけで錯乱しそうです!
というか、もうしてるし!
しかも、されてるし!!
やめて、やめて!!
蛮ちゃん!!
オレ、本当に恥ずかしいんだったら!!

舌が絡みつくようにして、オレを愛撫してくれます。
生温かい粘膜に包まれ、唇と舌で絞られる、なんともいえない心地よさと強烈な快感に気が変になりそうです・・!

「ああ・・・・はあぁ・・・・う・・・・・・・・・ンン・・・・・・っ! や・・・! イヤ・・・ぁ・・っ!・・・おねが・・・・・・・ば・・・・んちゃ・・・・! あああ!」
「イイかよ・・?」
「蛮ちゃ・・・・・! どして・・・! すぐ、イレって言・・・・・っ! ふぁ・・・っ!」
「思いきり痛くして、なーんて言われて、はい、そうですかってのもつまんねーだろ? どうせだったら、イヤがるのを無理矢理って方のが面白しれぇ」

そうなのです、蛮ちゃんというのは、そういうヒトです。
うっかりしてました。オレ。
だいたいにして、天の邪鬼だし・・!
イジメッ子なのです。
うう・・・。

「・・・・・・サド・・・」
「大当たりィー。んじゃま、後はたっぷり・・・」
「あああ・・・・・! もう・・・っ」

だめだよ、もうマジで出ちゃうよ・・!
気持ちよくなっちゃ、イケナイんだから!
ああ、でも身体がじーんと痺れたカンジになってきて、シーツを掴んで引き寄せてる指の先から、もうピシピシ聞こえてます。
身体中に、電気が満たされてく感覚が・・・。
どうしよう。
めちゃくちゃ気持ちイイけど、このままじゃあ・・・。
かなり、大きな波が来ちゃいそうな予感がします・・・。
あ、波っていうか、雷が・・・。
これでは蛮ちゃんが、黒焦げになっちゃうのです・・!

あ。
そうだ・・・。
赤屍さんの身体から、メスを引き出した時みたいに。
身体を電磁石みたいに磁化すれば・・・!
蛮ちゃん、灼きコロさずにすむ・・・かも。
よおし。

「んあっ!」
「お、ココ結構好きだな、テメー」
「蛮ちゃん! ヒトが意識を集中してる時に、オシリの穴さわんないでっ!!」
「血ィ見るの、イヤなんだろ? ちっと慣らしておいてやらぁ」

だ、だから慣らさなくても、いいってバ!
もう、お願い放ってお・・・・!

「あう・・・!」

身体中が、一瞬にして緊張しました。
だって、蛮ちゃん、オレの先走りでトロトロになってる股間からそれを指に拭い取って、その指・・・。
オレん中に・・・。

「痛ぇか・・?」
「あ・・・!」
ぐうっと一気に深くまで入れて、蛮ちゃんが身体ごとせり上がってきて、オレの耳に囁きます。

スゲエ熱い、オマエん中・・。
しかも、めちゃくちゃキツイ、ぜ?

ちょ、ちょっとやめてよ、オレ・・・!
変なこと言わないでよ、もお。
指、一本だけだと思うのですが、やっぱり何とも言えない異物感がしっかりあって・・・。
でも、その指で、蛮ちゃんってば、オレの中をまさぐるようにするんです・・。
あ、なんかさっき読んだヤラシイ本の、せんせーみたいに、されて、んだ。オレ・・・・。

「や・・・・・! やあ・・・・! あぁ・・・・・!」

指の抜き差しに合わせて声が出ちゃうじゃない、もお。
やめてよー。
なんか探してるみたいに、指の位置変えるのも、やめて。
オレ、もうダメです、限界です。
そんなトコに指入れられて、もう片方の手でアソコ握られて、もう蛮ちゃんは死を覚悟したとしか思えません・・!
オレも、もう頭ヘンです。
ところで、オレの中にある指は、今いったい何本なの??

「あああっ!!」

ある一点を刺激された途端、思わずひときわ大きい声が上がると、蛮ちゃんが満足そうに言いました。

「ココかよ?」

わかんないです、何かココなの・・??
もう、オレ泣いてるし。
完全泣きべそ状態です・・。
気持ちよくってもう・・・!!

「蛮ちゃん・・・っ!!! アア・・・・ッ・・・!! オレ、もう・・・っ!」
「ああ、いいぜ? イけよ・・・ 今、イレてやっから」
「ダメぇ・・っ! 早く・・・!! もう・・・・ッ!!」
「わかったって。・・イレっぜ?」
「じゃなくて・・・・早く・・・・!」






「・・・・・・・あ? じゃなくて・・・・・?」








「早く・・・・・・・に、逃げ・・・・・」












「・・・・・・・・・・・・あ? 逃げろ・・・だ?」







「あ」






「のわああああああぁぁぁあ〜〜〜〜〜〜!!!!!!」





どか!
かきぃーん!
がちゃがちゃ!! 
がちぃ・・ん!!
どご!!
ぼぐっ!!!



「うおおお!???」
























「だから、逃げてって言ったのに・・・・」
「・・・・・・・オメエ・・・なぁ・・・」


「でも、まあ、電撃じゃなかったから、蛮ちゃんが黒コゲになんなくてよかったー」
「よかねえわ!!! オイ! どーすんだよ、コレ!!」
「どーすんだよ、と言われても・・・」


オレは、蛮ちゃんの上にのっかっている物を寝そべったまま見上げました。
どういう状況かというとですね。
オレの上に蛮ちゃんがいましてね、その上に、えーっと電磁石で引き寄せられた・・・。
カラオケセットのマイクスタンドとか、照明だとか、あと栓抜きカミソリの小さいものから、大きいとこで言うと、ああ、冷蔵庫が一番大きいかな?
なんかね、ごちゃごちゃっとのっかってるもんで、オレ、寝たままだし、よくわかんないんだけど!
とにかくいっぱいくっついてま〜す。


「ったく、電撃されずにすんで、ちったぁテメーの身体も慣れてきたみてぇだし、今日こそはマジでイケルかと思いきや・・」
「ごめ〜ん・・。でも、電気出さずに乗り切れたし! ええっとほらほら、今度はそんなに弁償するもんもなさそうだし! ちょ・・ちょっとテレビが割れてたり、お風呂のガラス突き破って、タオルかけが飛んできたりしただけで・・・・あは。あははは・・・・」
「・・・・・ったく・・・。ああ、重ぇ!」


ひきつり笑いをするオレに、蛮ちゃんはそれをぎろっと睨み付けると、『でも、まー、今回はソレなりに収穫もあったしな。よしとすっか・・』と、すぐ怒った顔を戻してくれたので、ちょっとホッとしました。
でも、収穫って何だろう。

聞かなきゃいいのについ聞いてしまい、蛮ちゃんのコトバにオレは真っ赤になったのでした・・。


「初めて指イレられた瞬間、テメー、すんげえヤラシイ顔したんだぜ・・・? や、今思い出してもコーフンするよなぁ。なんとも言えない切なそうな、あ、ヤラレちゃったみてーな。よぉ」
「な、な、な・・・・!!!」


ガチャガチャガチャ!!


ほら、またなんか飛んできてくっついた・・・。
蛮ちゃんが変なこと言うからじゃん・・・。






・・・・え?
ところで、これ、いつになったら取れるんだって?
いや、オレ、電撃はともかく、磁気化ってまだうまくコントロールできなくて。
うーん。そのうち、弱まると思うんだけど。
うん、そのうち!


え? じゃあ、金もったいないからもっかいヤる?
このままで??
そんなことしてまた気持ちよくなったら、また何かくっついてきちゃうじゃない!
ねえ、ちょっと蛮ちゃんたら!!!
もうーー!!!








End











・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「愛のイナズマ」シリーズ、第3弾です。
なんか、いいのかしら、こんなエロで・・。
書いてる私は楽しかったですけれども!
銀ちゃん口調でエロ書くと、なんか、とてもヤラシイ気がします。
いや、まあ、どうせこの続きをしても、蛮ちゃん、このシリーズの間はイレられないのですが(笑)
最近、オクチでする事を覚えた銀ちゃんは、結構喜んでやってあげてるみたいなので、
まあ、蛮ちゃんが欲求不満になることはなさそうです。
第4弾は、そんなオクチで頑張る銀ちゃんをv

エロは感想書きにくいかしら・・。
というか、エロは皆さん、苦手ですか?
そうでなかったら、ゼヒ感想よろしくお願いします〜vv




モドル