Q---これからさらに、どんな選手になっていきたいですか？

 

Q---目標にしている選手、尊敬している選手はいるんですか？

 

.★名古屋グランパスエイトVSレッドスター・ベオグラード

 

思い出深い時を過ごしたユニフォーム・・・・・前半はレッドスター、そして後半はグランパスのユニフォーム。45分間ずつ身にまい、妖精が最後の舞を魅せた。

 

「レッドスターと引退試合を開催してもらえる私は本当に幸せ者です。」とストイコヴィチ。妖精の最後の舞いは、思い出がたっぷり詰まった２チームの対決となった。

 

レッドスターは、ユーゴ１部リーグの強豪。1991年のトヨタカップでクラブ世界一となった。ストイコヴィッチは1986年から４シーズン在籍。今も古巣を「一番思い出深いチーム」と呼ぶ。ストイコヴィッチが、憧れのレッドスターに入団したのは、1986 年、21歳の時だった。サッカーを始めたころからプレーすることを夢見ていたチーム。それがレッドスター！高額の移籍金に加え５人のレギュラー選手と交換という破格の条件だった。

 

1945年に創設された母国の名門クラブ、レッドスターでキャプテンを務めるなど、縦横無尽の活躍。1988、1990年とリーグ制覇。1988.1989,1990年にはユーゴスラヴィアMVPに３年連続で選出された。その後、マルセイユ（フランス）を経て名古屋グランパスにやってきた。

 

「名古屋は第２の故郷。また戻ってきて興奮している」と今回の来日では感慨深そうだった。

 

グランパスに入団（1994年６月）した時は７カ月の契約だった。マルセイユで左膝を故障し、さらに国連によるスポーツ制裁でユーゴスラヴィア代表が国際試合を禁止。極東の日本にやってきたのは、その沈んだ気持ちを切り替えるためだった。

 

入団当初は、チームメイトとのレベルの違い、審判の判定に戸惑いを見せた。（結局、７年間ず〜〜っと！・笑）だが、1994年11 月、ヴェンゲル（現アーセナル監督）の監督就任で契約更新を決断すると、「妖精」は再生した。結局、Jリーグ在籍は７年間に及び一番長く在籍したクラブは名古屋グランパスとなった。

 

「引退試合では、７年間のサポートのお礼を込め、いいプレーを見せたい。」By　Pixy..

 

「ドラガン・ストイコヴィッチのプレーを額装することが出来たら、それはもうMOMA展行きでしょう！」と書かれてある雑誌を目にしたことがありました。

 

正にその通り！すべてに置いて絵になる選手。華麗な数々のプレーは芸術品。それを実際に７年間も日本で見られたことをとても幸せに思います。瑞穂最後のVゴール！そして最終節、ピッチから去っていった瞬間の背番号１0番、一生忘れることのない美しい光景でした。

 

日本の子供達に沢山の夢を与え、また母国ユーゴスラヴィアの人々には沢山の勇気と希望を与え続けてきた「伝説」の人。華麗な妖精が去っていくのは寂しいし又、日本で現役を終えてしまうのかと思うと感慨深いです。これからの人生もサッカーに携わっていって欲しいと思います。

 

★私達もピッチの上に妖精がいたことは生涯忘れることはないでしょう。そして、いつまでもグランパスにはピクシーイズムが生き続ける。....そうあって欲しい....。

 

 

☆LAST DANCE！☆

DRAGAN STOJKOVIC

Hvala Piksi

 

　Data in JAPAN (1994〜2001.6月現在まで）

 

□ 1965年3月3日生まれ

□175cm/73kg　　　　　　　　　　　　

□ 公式戦出場数　......................235試合

□ Jリーグ通算出場数　..........178試合（106勝68敗4分）

□ 通算出場時間　......................1万5927分

□ 通算イエローカード ...............69枚

□ 通算レッドカード .....................3枚

□ 通算ゴール数 ...........................55

□ ゴール決定率 ...........................18.3%

□ 通算アシスト数 .........................95

 

-----------------------------------