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村上 実さん
Mikky先生
私はMikky先生に巡り合ってから、「ホスピタリティーって何?」「これって本当にホスピタリティー???」と感じること&考える事が多くなった。
昨年春、フードコーディネーター協会が主催する学習院大学構内で行われる春講座でホスピタリティーを学んでから、日本のホテルで展開されるホスピタリティーを体験するためいくつか主だったホテルに宿泊する機会に恵まれた。
六本木ヒルズ・スプリングスホテルと東京の再開発に伴い近代的なホテルが建設ラッシュを迎える中でホテルに関しては幅広い情報をお持ちのMIKKY先生のお勧めで勉強になるからと私には背伸び状態ではあるものの両ホテルに宿泊してみた。

そして今回再び先生のご紹介で、ロイヤルパーク汐留めに宿泊してみたのである。
久しぶりのホテルライフを私は楽しみにしていた。
さすがにMikky先生のご紹介だけあってタワーフロアーのアップグレイドの一室を準備して頂いた。窓の外には贅沢すぎるほどの夜景が広がり、革張りの椅子にもたれながらパソコンに向かいこうして原稿を作っている自分の姿が磨かれた鏡に映っている。
確かに設備は整い、パソコン、FAX、プリンターとビジネスライフには事欠かないホテルに宿泊したのは始めてではある。

にしても、使ってみるとパソコン環境はいまひとつだよな。
夕飯は、原稿に追われていた事もありデリバリーですませた。
パソコンから入力して時間内に運ばれてきた食事はすべて使い捨てのパック詰めだった。
システムはさすがに一流ホテルである。料金はホテル食としては低価格でびっくりだが、コンビに弁当の5倍はしている。合理化が進んでいるというのが実感だった。
コンビニエンスストアーが隣接して存在しているのに、この形態ではデリバリーの意味がない。味わってみて、食事内容はホテル食として通用するのにもったいないというのが実感だった。
<心の中のもやもや>
○設備の充実だけでホスピタリティー???
○食事もホテルライフの楽しみよね…
○ルームサービスで食空間は楽しめないの???

翌朝、パソコンの中に準備されていた「ゲストコメント」に自分の気持ちを入力し始めた時、私を見透かしているかのタイミングでMikky先生からお電話を頂戴した。私は心のもやもやを晴らそうと試み始めた瞬間、先生の特徴ともいえる早口でホテル経営の現状を説明頂いた。「私は、まだ気持ちを伝えてないのに」と思いながらお話を聞いていると心の中を全て言い当てられた。
さすがにマーケティングのプロで、利用者のウオンツを心得ている。
そういえば、仙台の一流ホテルの料理人さんがコンビニ動向をリサーチに行けといわれてこぼしていたのを思い出した。
そして又、レストランオーナーが一流ホテルでは満足できないホスピタリティーを自店で展開していると自慢げにセミナーしていたのを思い出した。
日本のホテルは、合理化とホスピタリティーの両立はできないのだろうか。
次回、Mikky先生のセミナーに出席する機会に恵まれたら、質問してみたいと思っている。

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