<DATA No.1810> 京セラHONEY BEE4(WX350K)(code=476)← 京セラBAUM(WX341K)
前機種の使用期間:1年6ヶ月〜2年
新機種の使用期間:4日
良い点
◎システム全般 今回はCPU含めたプラットフォームが刷新されたそうで、340K/341Kと同等のNetFrontブラウザ、Flash壁紙と混在可能になったガジェットまで抱え込んだにもかかわらず「もっさり」感はほとんど無く、従来のHONEYBEEシリーズ同様に軽快に使えます。電波感度や通話音質も良好です。
◎デザイン 初代HB以来ほぼ一貫しているサイズと重量が嬉しいです。今回はスマートフォンと合わせて二台持ちなので、複数のうち一台がここまでコンパクトというのはかなり助かります。 外装表面やキーの透明部分がアクセントになって、トイ的なイメージは薄れましたね。キーに刻印された文字フォントも意外にシックなもので、ホワイトやブラックといった一般的なカラーだといままでのHONEYBEEとはまた違った印象を感じます。こういう普通のカラーの選択肢がもう少し多ければ、と思いました。
◎キー周り HBやBAUMには暗い場所ではバックライトが光っても英字記号など細かい刻印が視認しづらい難点がありましたが、今回は見事に改善されました。透明なキーの下地に刻印するというのはデザイン的にも特徴が感じられて良いと思います。クリアボタンでガジェットへアクセスできるようになる等、BAUMで少々まわりくどいと感じていた部分も良い感じに整理されました。 シートキーのBAUMは別として、HB1と比べるとキー形状の変化もあって操作感覚も良好です。手応えはもう少し固くてもいいかな?と思いましたが。
◎着信音&スピーカー MP3ファイルをそのまま着信音にできるのは手軽でいいですね。似非着うたもそのまま鳴ります。スピーカーも着信音向けに調整されているのか、サイズの割によく響きます。
◎すぐ文字 漢字チェックがいいですね。調べたいときに端末を開く手間かけずサッと使えるあたり、小型ストレートのHONEYBEEに似合う機能だと思いました。
◎内蔵メモリ 過去に初代HB1を使っていたので内蔵メモリ増量にはありがたみを感じます。限られた領域だけはいえUSBストレージとしてPCから直接アクセスできるのも便利です。個人的にはメールだけで100MBも占有するのは多過ぎるので、データ領域やPCフォルダと容量配分を変更できたら更によかったのですが。
◎Flash壁紙&ガジェット BAUMではどちらかの排他使用でガジェット自体も重たいものでしたが。今回はFlash壁紙と同時にガジェットを配置でき、常駐を意識させないほど軽快なのでカスタマイズの幅が広がりました。追加アプリのリリースを期待したいですね。BAUMの前例からすると望み薄かもしれませんが…。 ガジェットのちょこっとニュースは見出しの取得だけならパケット料金無料なのが嬉しいサービスですが、ニュースのジャンルがもう少し増えるといいんですけど(現在はほぼ芸能ニュース、若者向け?)。
◎電池持ち 良好です、Flash壁紙やガジェットを常用していますが極端に電力消費が増えるという事もないようです。 今回はWebブラウザを多用してないので、BAUMで顕著だったNetFront使用時の電力消費については未検証です。
悪い点
■Webブラウザ(NetFront) とうとうHONEYBEEからもOperaが撤廃されましたが、今回はデータ通信はスマートフォン任せなので重視はしませんでした。 BAUMに組み込まれたものとほぼ同一らしく、難儀なメニュー構成もそのままです。ただCPU強化の恩恵か起動やメニュー動作も別物のように機敏になりましたね。
■メール もう慣れた、と言えばそれまでですが。Webブラウザと共に長く手が加わっていない部分ですね。 340K/341Kの頃に着信通知の不備(待受以外で音&バイブ無し)は改善されて致命的な欠点があるわけではありませんが。アカウント別の自動振り分けなど、過去の機種にあった機能はまた実装して欲しいですね。
■カメラ 二択の都合で悪い方に分類しましたが、この端末サイズに押し込んだカメラとしては十分と感じました。デジカメ代わりにはなりませんが、色合い等は良好で撮れる画そのものは悪くはないです。動画撮影は未検証です。
■京セラユーティリティ(廃止?) 京セラ端末とPCの連携では初期から重宝していたのですが、今回は無いのでしょうか? CD-ROMも付属しておらずメーカーHPでも配布されていませんね。対応バージョンのリリースを期待したいところですが、PCフォルダやバックアップ機能が違う形で用意されているのでこの辺りの仕様は別物になってしまったのかもしれません。
■充電台(廃止) 充電台は欲しかったですね。初代HB1の端末を寝かせるタイプが安定感あって好きでした。
まとめ
初代HB1→BAUM→HB4とストレート続きで感想文も三本目です。BAUMとHybrid W-ZERO3の二台持ちになり、通話とメール主体(おサイフ未使用)ならHBに戻りたいと考えていたところにHB4が発表され、店頭で現物を見て即決しました。BAUMが高機能HB的な位置づけになると思っていたので、本家HBがこのような方向へ進化したのは予想外でしたがよくまとまっている端末だと感じました。 全部入りのハイエンド機種を望む人にはOperaが撤廃されたこともあって物足りないと思いますが、まだウィルコムの需要があるであろうサービスや機能を突き詰めた端末としては、かなり完成度が高いのではないでしょうか。
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お名前:じゅん
満足度
90%
価格(場所)
7200(WVS)円(ビックカメラ札幌店)
最終記事修正日時2010/12/12
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