大航海時代2 プレイレポート 6

A「無事、地中海の港をポルトガル領にして、その過程でイスラム艦隊を狩り剣技100になりました……」
F「シャルークは?」
A「見たこともないですー!」
F「とにかく、ナポリで聖騎士の鎧買ってこい。大物相手じゃただのプレートアーマーじゃ話にならん」
A「理解できたけどさァ……。武器や防具は相場下げてもお値段が下がらないのがなぁ」
F「シャルーク倒して青竜偃月刀を奪えるなら、さっさと倒させるンだがなぁ。ジパングまで行ってムラマサ買ってくるか、それともアフリカで聖騎士の剣か」
A「ムラマサ?」
F「妖刀村正、Sランク(攻撃力40)の曲刀だ。刺突剣のSランクが聖騎士の剣で、蛮刀最強が青竜偃月刀。ただし偃月刀はAランク(同30)」
A「Sランクの蛮刀ってないのか?」
F「S+(同45)をレオン・フェレロが隠し持ってる。ピエトロでは手に入らないから、諦めて聖騎士でも買っとけ。まぁ、その前にリスボンの王宮だな。国王から、現在の同盟港リストを見せてもらおう」
A「あいよー。謁見……あー、あんがい多いな」
F「商業値900以上、工業値800以上の港でいちばん近いのは?」
A「えーっと……? ヴェネツィア……いや、バルセロナだな」
F「ならちょうどいいな。えーっと、国王からは資金援助を貰い、フェレロ家には発見物、バルセロナの地図工房には地理を報告。で、バルセロナの造船所で船首像をつける」
A「はいはい。船首像って?」
F「はっきり云えば暴風雨対策だ。マスクデータの運が低いと、一部海域で暴風雨が発生し、船が沈む。旗艦が沈んだらゲームオーバーだから、絶対に避けなければならん」
A「だわな。で、船首像をつけると?」
F「暴風雨の発生率を抑えられるンだ。運100で女神の船首像をつけていれば、暴風雨はほぼ発生しなくなると云っていいが、問題は主人公だけでなく船長に使っている航海士の運も見られることでな」
A「えーっと、船が複数あるなら全部の船に船首像が必要ってことか?」
F「そゆこと。嵐を呼ぶ男と悪名高いアルベロ・スキラッチは航海術68とアロンソ並みなのに、運はゼロだ。コイツを連れていたらたとえ女神像をつけていても暴風雨が寄ってきかねない。レベルが航海5の戦闘5と地味に高いから、そもそもスルーしていい航海士だが」
A「ゼロって……マトモに生活できるのかね?」
F「いま雇ってる中でいちばん低いアントニーでも41だからなぁ。ただし、前にも云ったが略奪すると運は下がる。食糧に困っても原住民の物資には手を出さず、近くの商船隊でも襲うように」
A「戦闘ふっかけても運は下がらんのな」
F「当然だと思うが。ともあれ、女神の船首像はさっき云った商業値かつ工業値で、運が80以上でないと店頭に並ばない。条件を満たして造船所で船首像ちょーだいと話しかけると『今日は掘り出し物があるぜ』と云われる場合がある。ひとつ下の天使像までしか出ないかもしれんが、何度も話しかけ直せばいつかは売ってくれるぞ。お高いが」
A「必要経費だな。3隻全部にだろ?」
F「もちろん。また、念のためアントニーはしばらく船長にしない。雇ってる航海士たちの航海術はどうなってる?」
A「えーっと、アロンソ94、チェザレー91、ジャン90、アル87で、他はカミやん含めて100になってる。カミやんが11レベルで他は10を割ってるくらいだな」
F「順調に伸びてるな。じゃぁ、もう賃上げ詐欺はしなくていいくらいか」
A「そーだな、全員『気遣い無用』って云ってくれるから」
F「これ以上人数を増やす予定はないが、首席航海士という役職があってな。無役や会計士に比べると多少だが経験値が多めに入る役職で、副官の直感が低くてもここに直感の高い航海士を配置しておけば、暴風雨を察知してくれる。アルの航海術は考えなくていいが、直感の初期値が高いアロンソなんかはこれにしてもいい」
A「人材は使いようだなぁ。ともあれ、3隻とも女神像配備したぜ」
F「じゃぁ、ナポリで聖騎士の鎧と……あぁ、バルセロナだったな。道具屋で聖なる香油をいくつか買ってこい」
A「それは?」
F「暴風雨を静めるアイテムだ。嵐の予兆を察知したり、実際に嵐が来てから使うと、即座に暴風雨が治まるもの。使い捨てなので、ヨーロッパを離れるならいくつか常備しておきたい」
A「だわなぁ……。他に、買っておかないといかん物はあるか?」
F「多少の誤差がある六分儀の上位互換、経緯儀。誤差がないから入手しづらく、アムステルダムかメッカでしか売ってないンだが、オランダの首都に出入りするのはちょっと怖いか」
A「貢献度は赤字の74だな」
F「どうせメッカには行かなきゃいかんから、そっちで買うか。これから、ちょっとばかり厄介なイベントになるンだが。ネコイラズとライムジュースは、たぶん使わずに済むからさておこう。航海日数が30日を超えるとネズミ、60日を超えると壊血病が発生する危険性があるが、それぞれを鎮めるアイテムだ」
A「ネコイラズは持っといた方がよくないか?」
F「メッカにはネコそのものも売ってるンだよ。代用品かつ消耗品じゃなくてネコそのものを買った方が経済的なんだ。僕は、猫はあまり好きじゃないんだが」
A「また罪を憎まずって口実か。じゃぁ、鎧買ったら出港だな」
F「そうだな。とりあえずはマディラ……いや、あそこはポルトガル領か。えーっと、マディラの次に近いアフリカの港、サンタ・クルスに向かおう。アフリカの海岸線沿いに南下していけば見つかる」
A「クリスマスに発見された港かね? ……はい、手間取らずに発見。寄港するか?」
F「んー、入港前にセーブして、ポルトガルの同盟港なら寄らなくていい」
A「こっちの港も手当たり次第同盟港にする気かい」
F「もともとトルデシリャス条約でこの辺はポルトガル領だ。ために、ポルトガルへの友好度が高いんだが、ヨーロッパから近いだけあって入植も盛んでな」
A「油断ならんのな。えーっと、サンタ・クルスは同盟港だな」
F「じゃぁロードしてスルーしていい。ちなみに、暴風雨はここから南で起こるからな。通りかかった商船隊を襲う場合は、アントニーの処遇と陸地およびいちばん近い港の位置に注意すること」
A「襲わなきゃいンじゃねェか?」
F「集落で掠奪せずに食糧を確保できるンだぞ。長期航海には必須の手段だ」
A「効率だけでそこまで追求するなよ!」
F「敵に食めと孫子も云ってるじゃないか。ともあれ、同盟港でない港には現金をバラまき、同盟港ならスルーしていい。この辺りはポルトガルへの支持率がそもそも高いが」
A「えーっと……あんがい多いな、同盟港」
F「主人公が頑張れば自国の商船隊も活発に動くからなぁ。もともとこの辺はポルトガルのホームだし」
A「あ、ビソウ港が違うな。寄港するぜ」
F「投資したら酒場に寄ってくれ。金貨1万枚以上を持ってヨーロッパではない港の酒場に入ると、イベントが起こって黄金のメダルの地図を買わされるんだ。断っても値下がりするだけだから、いくらで買うかは判断だな」
A「云い値で買っといていいか。どーすんだ、これ?」
F「所持品で使うと世界中のどこかが表示されるンだよ。現地に行ってバツ印の地点に上陸し、探索すると見つかる」
A「雲をつかむような話だな!?」
F「当時の冒険家ってそういう稼業だと思うよ。ちなみに、ピエトロでゲームを始めるたびに場所は変わる。見せて」
A「あいよ。……コレどこや」
F「……まずいなぁ、アマゾン川の支流だ。ラテンアメリカまで行かなきゃいかんぞ」
A「ひと目で見分けられるお前が怖いよ!」
F「場所が判らない場合は、契約してなくてもいいから地図工房に持ち込めば経緯度は教えてくれるよ。有料で」
A「すべては金かよ。どうする? 大西洋横断するか?」
F「いや、やることがあるからこのまま南進。陸地伝いに進んで、サン・ジョルジェを越えた先にあるニジェール川まで行けば暴風圏からは抜けられるから、とりあえずはその辺まで」
A「おぅ。……何度か寄港しつつ、ニジェール川? に入ったぞ」
F「ここをさかのぼっていけば、聖騎士の剣を売ってるトンブクトゥなんだが……あそこ、銀行ないんだよな。金貨38万枚持ち歩いてるか?」
A「600万枚持ち歩いてるよ、戦闘しまくったおかげで。銀行には80万枚預けて、気がついたときに利子だけ下ろしてる。100万枚までしか預金できないけど、100万になると利子がつかなくなるからな」
F「なるほど、いい判断だ。じゃぁニジェール川をさかのぼるが、途中で火の鳥が突っ込んでくるから」
A「何事だー!?」
F「強制アクシデントのひとつ。最後尾の船がダメージを受けるが、そのために資材を持ち歩いてるんだ。すぐに上陸して修理しておくこと」
A「逃げ場のない川だからなぁ……ラ・レアルの機動力でもよけられんか」
F「そこを越えればトンブクトゥは目の前だから、日付が変わったくらいに入ってくれ。例によって午前2時からのタイムセールス品だから」
A「こんだけお高い獲物なんだから、ちゃんと効果はあるんだろうな?」
F「……試し斬りできそうだぞ。ニジェール川を抜けたらどっかの商船隊を発見」
A「キャラックみたいだな。あぁ、以前倒した覚えのある顔だ、オランダのアンブロース」
F「アンブロース・エーインガー? セイロンからこっちまで……いや、この進路はヨーロッパからアフリカを下ってるな? ザガノスといい、何で遠方在住の連中がうろついてるんだ。ザガノスはともかくコイツが地中海で手に入るなら、チェザレーは鍛えずに済んだのに」
A「航海レベル1で航海術77か、なるほど使える。ともあれ、襲って倒すぜ」
F「倒すのはいいが、船を売りに暴風圏に戻るんじゃなくて、先の港に売りに行けよ。少し遠いがルアンダまで行けば、暴風雨は発生しないから。アフリカ中央を横たうコンゴ川の探索は身軽になってからでいい」
A「あいよー。お、すげェ。いくら戦闘レベル差があるとはいえ『突き』7で一撃だ」
F「相手が格下の『受ける』なら倒せるみたいだな。金額に見合った価値があるかは、使いこんで決めてくれ」
A「よしよし、アンブロース艦隊撃破……で、ルアンダ到着っと」
F「ここから南にはケープタウンまで港はないし、ケープタウンは補給港だから、水夫の補充はここを最後にしばらくできないから気をつけてくれ。戦闘や探索で人数が減ったときに備えて、ルアンダは確実に同盟港にすること」
A「だわな。とはいえ……コンゴ川? 流域原住民の集落に、水夫は残らずに済んだな」
F「おぅ、重畳。では、喜望峰を越えて東アフリカに、その先の中近東に向かうぞ」



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