大航海時代2 プレイレポート 4

A「オランダの商船隊を潰して、海賊名声が800くらいになったが」
F「500の次は2000だから、それくらいなら実害ないな。同盟港の出港所に行くと、イタリアの総督が呼んでると教えてくれるから、それを聞いてからジェノヴァの王宮に出頭する。爵位がない平民は通常王宮に入れないが、呼ばれている現状なら入れるワケだ」
A「呼ばれても入れなかったら笑いごとだわな。えーっと……謁見?」
F「だ。何しろって?」
A「オスマンの戦艦隊を潰してこいって」
F「まぁ順当だな。オスマン艦隊ならイスタンブール周辺で張っていればいつかは会えるから、それほど難しい勅命じゃない。討伐の勅命なら、戦艦隊だろうが海賊だろうが、ひとつ潰せば達成になる。とりあえずは、トリポリに行ってアル・ファシを雇ってこよう。イタリア半島のつま先から南下」
A「あいよー。……ん? 宿屋にいないぞ」
F「あれ、逃がしたかな。えーっと……酒場には?」
A「酒場にも、うちの航海士しかいないな。どっかに移ったか?」
F「んー……アレキサンドリアに移動してみてくれ」
A「ん。……やっぱり、宿にはいないな」
F「じゃぁ酒場。本人がいなくてもゴメスがいるだろ、アル・ファシの行方を吐くまで『航海士情報』を聞き続けろ」
A「気長もいいところだな!? ……あんがいあっさり『ターナ港にファシがあぶれている』と教えてくれたぞ」
F「まだフリーだな。では、まずイスタンブールに向かう。ターナは黒海のいちばん奥にある港だから、通りすがりのオスマン戦艦隊がいたら叩き潰すし、いなかったらアル・ファシを拾ってからイスタンブール周辺で待つぞ」
A「あいよ。しかし、よくすべての港の名前と位置を覚えてるな?」
F「全部じゃないよ。おや、云ってる傍からイスラムの艦隊が向かってきてる?」
A「動いてるのを見ただけで見分けるな! なんかコツでもあるのか?」
F「船アイコンで使ってる船の種類は判別できるからな。ジーベックを使ってるのはオスマンだけだ。しかし、何だこいつ。やけに船足が遅いが……確認」
A「えーっと、オスマンの戦艦隊でジーベックが10隻、率いているのはザガノス・ベイ……どっかで聞いたな」
F「カイロ在住の会計士じゃないか。何でこんな時期にこんなところで、それも戦艦隊なんて率いてるンだ?」
A「俺に云われてもなぁ。どうする? と聞くまでもないか」
F「仕留めろ。ただし、戦闘レベル1だが剣技は88あるから注意な。なお、航海レベル2の航海術は58」
A「それじゃ船足も遅くなるわな。……ほい、撃退。ジーベック10隻を鹵獲だな」
F「現在、我が艦隊は3隻で動いているが、いち艦隊の最大船数は10隻。よって、7隻を鹵獲できることになる。なので、アロンソとチェザレーで航海術の低い方を副官にして、残り全員が船長になるぞ」
A「壮観だなぁ。借りものの艦隊だが」
F「返す義務はないけどな。今作だと、国を滅ぼすことができないのがなぁ。首都港には投資できないから王宮のある港だけはどーしても残るンだ。それが可能ならオスマン帝国を滅ぼし、イスタンブールを……否、コンスタンティノープルをムスリムの魔の手から解放するンだが」
A「その割には、アフメットとかアルとかのオスマン人は使うんだな」
F「罪を憎んで人を憎まずと云うじゃないか。戦闘しないならジーベックを乗り回すのも選択肢だぞ。……ともあれ、そのままボスポラスを越えて黒海に入り、西岸沿いに川を登ろう」
A「あれ、こんなところに入れるのか……ん? 何だ、セイレーン?」
F「水夫が減る。船足も鈍るが、この川の先に補給港があってな。ヨーロッパ(含北欧)の港は発見しても冒険名声は増えないが、地中海で唯一の補給港なベオグラードは発見すると50増えるんだ。また、川登りした部分の地図も得られるから、川を見かけたら登ってみるようにな」
A「うーん、動きにくい……ともあれ、ターナに到着」
F「じゃぁ、アル・ファシを雇ったら会計士に任命。また、分捕ったジーベックの乗組員を減った人数にあてるが、それでも足りなかったら酒場で雇うこと。物資をガレアスほかに移動させたら、ジーベックそのものは売り払っていい」
A「けっこうな儲けになるなぁ」
F「高い部類だからね、ジーベックは。ガレアスやガレオンの次に高値だけど、その2種と違って乗員が少なめだから倒しやすいし。売り払ったら、黒海の沿岸を回ってからコンス……イスタンブールに寄ろう」
A「夜に入るンだな」
F「で、造船所見てくれ。ラ・レアルかガレアス売ってないか」
A「えーっと、ガレアスなら売ってるな」
F「おーらい、軽ガレー手放してガレアスを買おう。船員は最少人数でいいし大砲もいらない。完全な輸送船だ」
A「3隻にとどめる理由は?」
F「機能の都合だな。旗艦は一騎討ち狙いの戦闘用で、一隻は物資運搬と視認のための船、もう一隻も物資運搬だが、こちらには資材を積む。視認用の人員と資財を同じ船に乗せてもいいんだが、航海士のレベル上げのためにも2隻はあった方がいい。4隻以上で艦隊を組むと、鹵獲できる船が減って不経済だし」
A「数字に根拠もあったワケか」
F「まぁ、増やしたいなら増やしていいけど、その場合ラ・レアルはリスボンの出港所にでも預けておけよ。首都港には5隻まで船を預かってもらえるから、預けるなら引き出しやすいリスボンで」
A「そんな機能もあるのか。まぁ、いずれな。じゃぁ、ガレアス買ったからジェノヴァに帰るか」
F「あぁ、戻ろう。王宮に出頭すれば爵位はもらえるが、さっきも云ったように名声が2000あるとすぐに違う勅命のために呼び出しを受ける。それは避けたいところだが?」
A「1742かな。もう少しだけ余裕があったぜ」
F「じゃぁ、リスボンに帰ろう。最低のとはいえ爵位を得たから、リスボンの王宮にも入れるようになっている」
A「何するんだ?」
F「亡命。使いにくいジェノヴァを捨ててリスボンに引っ越す」
A「待たんかい!?」
F「云っただろう、ピエトロには救済措置があると。外伝の2人もダメだが、ピエトロとエルネストだけは国籍が変わってもイベントには何の影響もないンだ。それなら、わざわざ地中海の中まで入らなきゃならないのに国力が低すぎて何のうまみもないイタリアは捨て、スポンサーのいるリスボンに引っ越すのが手段だ」
A「な、何という真似を……! ポルトガルの王様も『本当にいいのか?』って云ってるぞ!?」
F「可! ピエトロは、ポルトガル人になった。てってっててれてー」
A「このゲームの楽しみ方とやらはどこに行ったか!?」
F「冒険家が国籍に左右されてどうするか!」
A「んっ……むぅ」
F「ということで、今後はレベル上げ兼冒険名声の向上に努める。といっても、他国の艦隊を襲撃し続けるだけなんだが。狙いめはイギリス・オランダの戦闘レベルが低い商船隊と、鈍足のイタリア艦隊な。ある程度レベルが上がったらイスパニア・オスマンの連中も潰していくが。とりあえず王様から私掠許可証もらってこい」
A「それは?」
F「単純に云えば海賊免許だ。海賊名声がいちばん高いときに発行してもらえて、戦闘後に自国への貢献度が上がる。いままでも上がってた気がするが」
A「何だかなぁ」
F「お墨付きが得られたところで海賊稼業に戻るが、海戦に勝つとプレゼント用のアイテムがもらえる、ことがある。これを各地の酒場にいる酒場女にプレゼントすると、好感度が上がって情報を集めてくれるようになってな」
A「何の情報だ?」
F「こっちから指定できる。例えば『イギリス・商船隊』とか『オスマン・警備艦隊』という具合でな。どこの何、という具合に指定するが、外洋艦隊は商船隊の護衛で、警備艦隊は港の周辺をうろついてる。このふたつが勅命で指定される『戦艦隊』にあたるもの。海賊については出没する港で呼び方が変わるが、スルーしていい」
A「どこぞの戦艦隊を倒してこい、と云われたら酒場女に頼むのか」
F「ただし、年齢を聞いたら教えてくれるくらいでないと頼んでも断られるし、プレゼントをあげたらキスしてくれるくらいでないと年齢は教えてくれないが。ある程度の数が溜まったら残らず貢ぐ、というスタイルでもいいんだが、売るとけっこうなお値段になるのも事実だ」
A「あぁ、ガレアス買える金額のアイテムもあるんだっけ」
F「えげつない手段としては、例えばリスボンの酒場女ルチアにプレゼントしまくり、『オスマン・商船隊』の情報を頼む。4日後くらいになるわよ、と云われたら、4日後くらいにセーブして酒場に戻る」
A「待て、貢いでからセーブするのか? 聞いてからじゃなくて」
F「それくらいじゃえげつないとは云わんよ。セーブして、ルチアから情報を聞いたらロードするンだ。以後、オスマンの商船隊を襲いたくなったらリスボンに来ればいい。初期投資とリロード作業だけで、商船隊の位置を常に引き出せるようになるワケだ」
A「……なるほど、えげつない」
F「セウタのアンナ、ボルドーのエレヌ他、他の港の酒場女にはそれぞれ別の艦隊を頼んでおくと、どこの艦隊の討伐を命令されるか判ったモンじゃない勅命にもすぐに対応できるな。ただし、プレゼント用アイテムは財宝と服飾品とがあり、酒場女ごとに趣味が分かれる。あるいは、発見物の自慢話を聞くのが好きだという酒場女もいる」
A「どうやって見分ける?」
F「リアクションで確認してくれ。財宝好きなら『キラキラしてるわね〜』と服飾品よりいい反応をしてくれるし、話好きならブッシュマンの話をすると『どんな服着てたの?』と喰いついてくる」
A「着てないよな?」
F「厄介なのは、プレゼントにも自慢話にも興味がなくて『何度も来てくれないとデレないんだからねっ』というタイプだ。アテネやアントワープの酒場女には通い詰めるしか、好感度を上げる有効な手段がない。そういうタイプは避けておくのが無難かもしれんが」
A「それぞれに合わせた対策をすべき、と」
F「さて勅命だが、海賊名声が高い場合はどっかの艦隊を討伐してこいというのが主流になる。先に触れた『発見物よこせ』は論外だし、交易名声での『同盟港を増やせ』『××(交易品の銘柄)を買ってこい』は遠方まで行かされる場合があって手間がかかる。エルネストやアルの場合でも、爵位は海賊名声で成り上がるのが望ましい」
A「とはいえ、勝てない相手には手を出さないようにしないとな」
F「前にも触れたが、水夫が300人乗っていればガレアスやガレオンでも一騎打ちには持ち込めるから、勝てない相手というのはそう多くないな。が、問題は他国への使者になれという勅命。カモにしているイギリスやオランダの王様に会ってこい、とか云われると困るンだ」
A「捕まるよな!?」
F「王宮に入る目の前でセーブしておき、捕まらずに謁見できるまでロードを繰り返すしかないな。というか、使者になれという勅命が来ないのを願うしかない。海賊名声・戦闘経験・ついでに金になる討伐命令のが実入りはいいし」
A「自国の王宮前でもセーブ必須かなぁ」
F「あとはー……あぁ、船だな。寄った港にラ・レアルが売ってたら買って、リスボンの出港所に預けておいてくれ。3隻あれば充分だ。あと、2番艦もガレアスに変更」
A「高いんだよなぁ」
F「ガレアスに乗ってる戦艦隊もいなくはないが、海賊だからなぁ。まぁ、海賊稼業にいそしんでいれば金には困らん。前にも云ったが次に勅命が下るのは名声値2000。命令を達成するとひとつ上の爵位がもらえるから、最高位の公爵まで上げておいてくれ。僕、ちょっと休んでるから」



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