■MS−DOSコマンド

・よく使うコマンド(太字はオプション有り)

コマンド 使用例 意味
基本 a: a: 標準ドライブをAドライブにする
cd (chdir) cd sample 現在のディレクトリの下のsampleというディレクトリに移動する
cd \ ルートディレクトリに移動する
cd 現在の位置(ディレクトリ)を表示
cls cls 画面の消去を行なう
dir dir a:sample Aドライブのsampleというディレクトリ にあるファイルの一覧を表示する
dir 現在のディレクトリにあるファイルを表示する
dir /w ファイル名のみ表示する
exit exit command.comプログラムを終了する(MS-DOSプロンプトを終了する時にも使う)
ファイル、ディレクトリ操作 attrib attrib -R c:\win\*.dat *datの読み取り専用属性を解除
copy copy file1 file2 file1の内容をfile2にコピーする
xcopy xcopy dir1 dir2 /s/e ディレクトリdir1下のファイルをツリー構造ごと dir2にコピーする
del(erase) del file1 file1を削除する
deltree deltree c:\windows CドライブのWindowsフォルダ以下を削除する
md (mkdir) md sample 現在のディレクトリ下に新たにsampleという ディレクトリを作成する
ren (rename) ren file1 file2 file1というファイル名をfile2と変更する
ディスク関連 diskcopy diskcopy a: a: フロッピーディスクの内容を他のフロッピーにコピーする。(1台のFDの場合)
chkdsk chkdsk/F ディスクをチェックして(エラー修復)状態を表示する。
fdisk fdisk ハードディスクのパーテーションを操作する。
format format a: Aドライブの初期化を行なう
scandisk scandisk ドライブのエラーをチェックし修正する。(WinMe,Win2000は無し)
sys io.sys + msdos.sys + command.com をコピーし起動ディスクを作成する(WinMe,Win2000は無し)
xcopy xcopy dir1 dir2 /s/e ディレクトリdir1下のファイルをツリー構造ごと dir2にコピーする
ネットワーク関連 ping 接続しようとするマシンから応答があるか確認する
tracert tracert www.yahoo.co.jp 自分のマシンからYahoo!までのネットワーク経路を調べる
netstat 自分のマシンのTCP/IPの状態を表示する
ipconfig ipconfig イーサネットカードに割り当てられたIPアドレスやDNSサーバの情報などの表示
その他 path path 現在設定されているコマンド探索のパスの表示
chev chev us    chev jp 英語モードにする     日本語モードにする
type type file1 file1の内容を画面に表示する
find find "DAT" file1 file1から``DAT''という文字列がある行を捜し 表示する
edit edit config.sys MS-DOSのエディタを起動する。config.sysを編集する。
more more < file1 file1の内容を1画面ごとに区切って表示する
(type file1 | more) (括弧内も同じ結果となる)

 dir のオプション
 /A   隠しファイルもすべて表示させる
 /P  一画面ごとに停止して表示
 /W  ワイド一覧形式で表示
 /S  ディレクトリのサブディレクトリ中のファイルもすべて表示
 /B  ディレクトリ名とファイル名だけを表示
 /L 小文字で表示
 /V  詳細情報を表示

 attrib のオプション
 + 属性を設定
 −  属性を解除
 R 読み取り専用
 A アーカイブ
 H 隠しファイル属性
 /S 指定されたパスのすべてのディレクトリのファイルを処理


 copy のオプション
送り側
 /A  ASCIIテキストファイルとして扱う
 /B  バイナリファイルとして扱う
受け側
 /V 正しくコピーされたかどうか照合する
 /Y 受け側のファイルを上書きするか確認しない
 /-Y 受け側のファイルを上書きするか確認する


 del のオプション
 /P 削除する前に確認メッセージを表示


 deltree のオプション
 /Y 削除確認のプロンプトを表示しない


 diskcopy のオプション
 /1  ディスクの最初の面だけをコピーする
 /V 正しくコピーされたかどうか照合する
 /M メモリだけを使ってマルチパスコピーする


 chkdsk のオプション
 ファイル名 チェックするファイルを指定
 /F ディスクのエラーを修復
 /V  ディスクの全ファイルのフルパスと名前を表示する


 fdisk のオプション
 /MBR  ブートセクタの修復を行う
 /STATUS パーティション情報だけを表示
 /X 拡張ディスクアクセスサポートを無効にする


 format のオプション
 /V:ラベル ボリュームラベルを設定
 /Q クイックフォーマットを実行
 /F:サイズ フォーマットサイズを指定(160 180 320 360 720 1.2 1.44 2.88のいずれか)
 /T:トラック数 ディスクの片面あたりのトラック数を指定
 /N:セクタ数 トラックあたりのセクタ数を指定
 /1 フロッピーディスクの最初の面だけフォーマット
 /4 5.25インチ360Kバイトのフロッピーディスクをフォーマット
 /8 トラックあたり8セクタでフォーマット
 /C 不良クラスタをテスト
 /S システムファイルを転送する(Meと2000では利用不可)
 /U ディスクを無条件でフォーマットする


 scandisk のオプション
 /ALL すべてのローカルドライブを対象にチェックと修復を行う
 /AUTOFIX メッセージを表示せずに、損傷の修復を行う
 /CHECKONLY ドライブのエラーだけをチェックし、修復は行わない
 /CUSTOM scandisk.iniの[custom]セクションに記述されている独自の設定を使ってスキャンディスクを実行する
 /MONO モノクロディスプレイ用に設定する
 /NOSAVE 検出された破損クラスタを削除する
 /NOSUMMARY チェックが終了したあと、チェック概要を表示させない


 xcopy のオプション
 /A  アーカイブ属性のファイルを属性を変更せずコピー
 /M アーカイブ属性のファイルを属性を解除してコピー
 /D:日付 指定された日付以降に変更されたファイルをコピーする
 /P 受け側のファイルを作成する前に確認を表示する
 /S 空のディレクトリを除き、サブディレクトリもコピーする
 /E 空のディレクトリも含め、すべてのサブディレクトリをコピーする
 /W コピーする前にキー入力する画面を表示
 /C エラーが起きてもコピーを続ける
 /I 受け側がなく、複数ファイルをコピーする場合、受け側をディレクトリとしてコピーする
 /Q コピー中にファイル名を表示しない
 /F コピー中に受け側と送り側のパスおよびファイル名を表示
 /L コピーするファイルを表示
 /H 隠しおよびシステムファイルもコピー
 /R 書込み禁止ファイルも上書き
 /T ディレクトリだけ作成してファイルはコピーしない
 /U 受け側にあるファイルを更新する
 /K 属性をコピーする。書込み禁止属性は解除される
 /Y 確認せずにファイルを上書きする
 /-Y ファイルを上書きするか確認する
 /N 短いファイル名を使ってコピーする


 ping のオプション
 -t  Ctrl + C キーを押すまで続ける
 -a ホストネームを解決する
 -nX X(任意の数字)回繰り返す
 -lY Yバイトのバッファサイズにする(デフォルトは32バイト)
 -f 断片化されていないパケットを送信する


 ipconfig のオプション
 /All 詳細な情報を表示する
 /renew all すべての情報を更新
 /release all すべての情報を解放する


 edit のオプション
 /B モノクロ画面で表示
 /R 読み取り専用でファイルを開く
 /S ロングファイル名の使用を禁止する
 /<nnn> バイナリファイルを開く。1行の桁数を<nnn>で指定する
 /? ヘルプ画面を表示


            


■ config.sys の記述例               

               

files=10 開くことの出来るファイル数
buffers=10 ディスクバッファの容量
device=c:\windows\himem.sys XMSメモリ管理ドライバ
device=c:\windows\emm386.exe ram EMSメモリ管理ドライバ
dos=high,umb MS-DOSシステムの一部をハイメモリに置く
device=c:\windows\biling.sys 日本語表示用ドライバ
device=c:\windows\jfont.sys /p=c:\windows
device=c:\windows\jdisp.sys
device=c:\windows\jkeyb.sys /106 c:\windows\jkeybrd.sys
device=oakcdrom.sys /d:mscd001 CD−ROM用ドライバ
lastdrive=z OSがアクセスできるドライブの最大数


■ autoexec.bat (CD−ROMドライブ対応)の記述例

               

path=c:\:c:\windows:c:\windows\command パスの設定
lh c:\windows\command\mscdex.exe d:mscd001 /l:d CD−ROMエクステンション